2005 European Grand Prix Sunday Race Result
決勝レーススタート直後に発生したウェーバーによる一コーナーの混乱、それに目を取られている隙にライコネンはトップに立っていた、ニュルブルクリンクのレースはこの時点で決まってしまったと誰もが思っていたはずだ。しかし、レース終盤我々が予想だにしなかった事態がライコネンのマシンに発生する。
レース終盤、ライコネンは3勝目を目前に、何かの拍子に右フロントタイヤにフラットスポットを作ってしまう。このフラットスポットは、我々素人目にもわかるほどの大きな影響をライコネンのマシンに及ぼしていた。マシンに取り付けられたカメラからは、尋常ではないバイブレーションが発生している。それでも、いつの間にか2番手に浮上していたアロンソが徐々にライコネンとの差を詰めはじめていたため、ライコネンはペースを落とすことができなかった。そして迎えたファイナルラップ、何とかトップでコントロールラインを通過したライコネンのマシンは、1コーナー進入直前で右フロントサスペンションが瞬間的に破壊、そしてスピン! バトンのマシンをかすめながら、グラベルにマシンは突っ込んでしまった。
アロンソ4勝目、完全に失速してしまったと思われていたルノーのアロンソだったが、常に勝てる位置にいるそれが重要だということをまざまざと見せつけられた1戦だった。この1勝は本当に大きな1勝だと、他ならない本人が一番わかっていることは、チェッカーを受けた直後のアロンソの喜びようから一目瞭然であろう。単なるライコネンのリタイヤによる勝利ではなく、ライコネンをプッシュしたことによりライコネンのマシンが限界を超え、リタイヤしたのだから。レースに、「たら・れば」は不要だが、レース終盤に映し出された祈るようなマクラーレン陣営が、アロンソにトップを譲っていればライコネンは2番手でレースをフィニッシュすることができたかもしれない。また、もしかしたらあのままライコネンがトップでチェッカーを迎えられたのかもしれない。レースでは何が起きるかわからない、そんなことをまざまざと見せつけられた一戦だと言えそうだ。
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2005 European Grand Prix Sunday Race Result
Pos No Driver Team Laps Time/Retired Grid Points
1 5 Fernando Alonso Renault 59 1:31:46.648 6 10
2 8 Nick Heidfeld Williams-BMW 59 +16.5 secs 1 8
3 2 Rubens Barrichello Ferrari 59 +18.5 secs 7 6
4 14 David Coulthard Red Bull Racing 59 +31.5 secs 12 5
5 1 Michael Schumacher Ferrari 59 +50.4 secs 10 4
6 6 Giancarlo Fisichella Renault 59 +51.9 secs 9 3
7 10 Juan Pablo Montoya McLaren-Mercedes 59 +58.1 secs 5 2
8 16 Jarno Trulli Toyota 59 +71.0 secs 4 1
9 15 Vitantonio Liuzzi Red Bull Racing 59 +71.5 secs 14
10 3 Jenson Button BAR-Honda 59 +95.7 secs 13
11 9 Kimi Räikkönen McLaren-Mercedes 58 +1 Lap 2
12 4 Takuma Sato BAR-Honda 58 +1 Lap 16
13 11 Jacques Villeneuve Sauber-Petronas 58 +1 Lap 15
14 12 Felipe Massa Sauber-Petronas 58 +1 Lap 11
15 18 Tiago Monteiro Jordan-Toyota 58 +1 Lap 17
16 19 Narain Karthikeyan Jordan-Toyota 58 +1 Lap 19
17 21 Christijan Albers Minardi-Cosworth 57 +2 Laps 20
18 20 Patrick Friesacher Minardi-Cosworth 56 +3 Laps 18
Ret 17 Ralf Schumacher Toyota 33 Spin 8
Ret 7 Mark Webber Williams-BMW 0 Accident 3
Fastest Lap: Fernando Alonso 1:30.711
・【F1ヨーロッパGP】ファイナルラップで、あああっ@Response
・アロンソが最終周で劇的逆転、4勝目=佐藤12位―F1欧州GP@AFP=時事
・ライコネン耐え切れず、アロンソが執念の勝利@livedoor スポーツ