BAR、バリチェロと正式契約!!
[]琢磨危うし! BAR、バリチェロとの契約を正式発表
バリチェロ、来季はBARホンダへ=F1
バリチェロがB・A・R Hondaに移籍
B・A・R Honda、R.バリチェッロとのドライバー契約を発表
F1=バリチェロがBARホンダに移籍
ついに発表になってしまいました。正直、バリチェロはシューマッハのサポート役で終わってしまうドライバーじゃないし、その力を十分に発揮できるであろうBAR移籍はまたとないチャンス。そして、BARからしてもヴィルヌーヴ以降圧倒的な経験を持ったドライバーの獲得でそれもチャンスだと考えられる。
ただ、残る一人のドライバーのことを考えると気が重い。私がチームオーナーなら間違いなくバトン確保を優先する。もちろん、ニック・フライ(BAR HONDA CEO)もバトンと琢磨のどっちかといわれれば、そりゃバトンを選ぶとおもう。現時点での経験・可能性・ポテンシャル、何をとってもバトンは琢磨を上回っているとしか言いようがない。ただ、バトンにはウィリアムズとの契約がありそれがBARとの契約の足かせになっているのは確実だ。
昨年から今年のシーズンインにかけて、バトンはウィリアムズ移籍を目論みそれをBARが許さなかった経緯がある。バトンは今期はBARから参戦するが、来期はウィリアムズ移籍を目標としていた。しかし、今期ウィリアムズは予想以上の苦戦ぶり、その上BMWエンジンも失ってしまい、シーズン前とは状況が180°変わってしまった。今現在、バトンはBAR残留を目指しているが、ウィリアムズはバトンとの契約の存在を明らかにし、契約上はバトンは来期ウィリアムズ移籍は確実だと考えられる。
この手の契約は金銭で解決するのがこの世界の常、今回の件もBAR側がウィリアムズに違約金を支払うことでBARはバトンを確保できるはずなのだが、ことはそう簡単に運ばない。BARチームにエンジンを供給し、BARの40%の株式を持つHONDAとしてみれば、日本人でありこれまでの日本人ドライバーと比べて圧倒的にF1チャンピオンに近いといえる琢磨を残留させたいだろう。HONDAはF1参戦第二期にエンジンサプライヤーとしてチャンピオンを獲得している。次にHONDAが目指すのはチームとしてのチャンピオン獲得と、日本人チャンピオンを誕生させることに他ならない。TOYOTAが参戦4年目にしてチームコンストラクター及びエンジンサプライヤーとしてHONDAを上回る成績を残してきた。現時点では日本人ドライバーが乗る予定はないが、下位カテゴリーでは着実に日本人選手を育ててきている。第二・第三の琢磨はすぐそばに来ているのだ。この状況をHONDA静観し続けるわけにはいかないだろう。「初の日本人チャンピオンを生み出したチーム・エンジン」、国外はともかく国内でのそのインパクトは計り知れない。
ただ、先にも述べたとおりバトンとの力の差ははっきりとしており、その点から考えるとHONDAもそこまで無理強いはできない。ただ、バリチェロの獲得でチームに金銭的な負担が発生しているのも事実。その上、バトン確保のためにウィリアムズへの莫大な金銭負担が難しいことはBARもHONDAも承知の上だ。バトン確保の為の金銭負担が一定の範囲内ならバトン、もしバトン確保ができなければ琢磨。すでに、BARが取るべき行動は決定しているのだろう。
しかし、最後に希望を書きたい。正直、今年の琢磨の結果にはため息が出るばかりだ。本人のミスより圧倒的にチームの問題(出場停止、ミシュランタイヤ・アメリカGPの件)が出ていることは確かだ。ただ、その結果を事実として単に受け入れるのではなく、そのマイナスの事実を上回るプラスの事実を作り出すことが琢磨には必要だ。残り6戦で、チームに結果を見せ付ければいい、それだけのことだ。ニック・フライが言った「残り全戦ポイント」それは当然のことだ。ポイントを獲得できるポテンシャルを持ったマシンであることは事実なので、マシントラブル以外のポイント獲得は絶対命題であるし、表彰台の獲得だって狙わなくてはいけない。チームが琢磨を選ぶような状況を彼自身が作り出さねばならないのだ。
今、日本のF1界に必要なのは日本人のF1チャンピオン、そこに一番近いのは琢磨なのだ。




