F1GP 2006 開幕戦 バーレーンGP Race Result
[F1GP 2006 第 1戦 バーレンGP]1 1:29'46.205 0.0 F.ALONSO Renault
2 1:29'47.451 1.2 M.SCHUMACHER
Ferrari
3 1:30'05.565 19.3 K.RAIKKONEN McLaren
4 1:30'06.197 19.9 J.BUTTON
Honda
5 1:30'23.253 37.0 J.MONTOYA McLaren
6 1:30'28.137 41.9 M.WEBBER
Williams
7 1:30'49.248 63.0 N.ROSBERG Williams
8 1:30'52.976 66.7 C.KLIEN
RedBull
9 1:30'56.112 69.9 F.MASSA Ferrari
10 1:31'01.746 75.5 D.COULTHARD
RedBull
11 1:31'12.202 85.9 V.LIUZZI ToroRosso
12 1:29'56.330 1L
N.HEIDFELD BMW
13 1:30'01.841 1L S.SPEED ToroRosso
14 1:30'24.528 1L
R.SCHUMACHER Toyota
15 1:30'42.588 1L R.BARRICHELLO Honda
16 1:30'51.466
1L J.TRULLI Toyota
17 1:30'15.643 2L T.MONTEIRO MF1
18 1'31'13.629 4L
T.SATO Aguri
- DNF 35L Y.IDE Aguri
- DNF 29L J.VILLENEUVE BMW
- DNF 21L
G.FISICHELLA Renault
- DNF 0L C.ALBERS
MF1
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スタートでフェラーリ2台が前に出た瞬間、フェラーリ独走をイメージしてしまった。2年前までのフェラーリ全盛期復活か? しかし、そう簡単にことは運ばなかった。
バーレーンにしては低めの気温、路面温度。雨の心配はもちろん無いのだが、少し拍子抜けな天候でバーレーンGPの決勝を迎えた。ポールはミハエル、2番手はマッサでフェラーリの1-2、3番手にはホンダのバトン、4番手にはアロンソが入った。スタートは大きな混乱も無く、1コーナーに各車がなだれ込む。バトンが遅れ、フェラーリ勢に襲い掛かるアロンソをマッサが食い止める。しかし、マッサの健闘もむなしく、アロンソが前に出てミハエル追撃体制に入る。一方バトンは予選6番手チームメートのバリチェロに抜かれ6番手まで順位を下げてしまう。
2周目以降ミハエルは順調にファーステストラップを刻みトップを快走するが、アロンソも大きく離されることは無くミハエルの様子を伺う。7周目、アロンソに追いつきつつあったマッサが1コーナーでスピン! ぎりぎりのところでアロンソは避けるが、マッサは大きく遅れることになる。その後、ピットインしたマッサに更なる悲劇が襲い掛かる。ピットインしたマッサの右リアタイヤのエアガンが壊れてしまいピットストップに46.8秒もロスしてしまう。これで、ミハエルvsアロンソの構図が決定的となった。
ミハエルとアロンソの差は4~5秒の差で推移。レースが動いたのは16周目、ミハエルが先にピットストップを行い、8.2秒のストップタイムでコースに復帰する。アロンソは何とかミハエルとの差を広げようとするが、なかなかタイムがあがらない。そして、ミハエルから遅れること4周後の20周目にピットイン、8.0秒のストップでコースに復帰するが、ミハエルの前に出ることはできない。この時点で、トップはモントーヤでまだピットストップは行っていず、チームメートのライコネンは最後尾から6番手まで順位を上げていた。
22周目、アロンソが1'32.534でファーステストラップをたたき出すが、チームメイトのフィジケラがスローダウン。スタート直後から何らかのトラブルを抱えていたフィジケラだったが、ついにマシンをガレージに入れてしまいそのままリタイヤとなった。一方、ミハエルとアロンソの差は1秒を切り、テールトゥノーズの状態に。一方、27周目、ピットイン直前にウィリアムズの新人ロズベルグがファーステストラップ1'32.521を記録する。また、ライコネンも1'32.993の自己ベストをたたき出し、3番手まで順位を上げてきた。ライコネンはどうやら1ストップ作戦のようだ。そのライコネンは31周目にピットイン、11.0秒のストップタイムでコースに復帰。ライコネンは1ストップ作戦で、このままチェッカーを目指す。
再びレースが動いたのは37周目、ミハエルが直前に自己ベストタイムの1'32.588をたたき出し2回目のピットイン。8.7秒のストップタイムでコースに復帰、この時点でアロンソとミハエルの差は24秒あまり。当然、アロンソがタイム差を伸ばすところだが、ミハエルはピットイン直後にもかかわらず1'32.523の自己ベストタイムでその差を開けないようにアタックする。一方のアロンソは周回遅れに阻まれ、なかなかペースを上げられない。そのアロンソは40周目に2回目のピットストップ、7.7秒のストップタイムで猛然とコースに戻る。同時に、ミハエルはコントロールラインを通過! コースに戻るアロンソにミハエルが並び、そのままの状態で1コーナーになだれ込む!! お互い、ぎりぎりのスペースでコーナリング、アロンソがぎりぎりのところでミハエルの前に出ることに成功する! しかし、ミハエルも猛然と襲い掛かり、気が抜けない展開となる。
42周目、最後尾スタートのライコネンはひたすらゴールを目指しまずまずのラップタイムで走行。前を走行するドライバーは、アロンソ、ミハエルを除き2回目のピットストップがあるドライバーで、なんと表彰台圏内まで登りつめて来た。また、1回目のピットストップ直前にファーステストラップをたたき出したロズベルグが、再び2回目のピットストップ直前に1'32.408のファーステストラップをたたき出し、44周目にピットストップ。コースに戻ると、すさまじい勢いで8番手を走行するクルサードを追い始める。
一方、トップのアロンソ-ミハエルは1.2秒差で不気味なほど等間隔で走行、また2回目のピットストップを行ったバトンはライコネンの直後でコースに復帰。表彰台を賭け、テールトゥーノーズの状態でライコネンとバトンのバトルが始まった。
48周目、先ほどファーステストラップをたたき出したロズベルグはクルサードまで1.2秒差まで接近。クルサードも必至に守るが、もはや勢いが違った。新人ロズベルグは8位入賞圏内へと順位を上げた。そのころ、トップ争いと3番手争いは1秒差前後で推移。53周目に0.4秒差と迫ったミハエルはアロンソとテールトゥーノーズになるが、アロンソはなんとかそれをしのぎチェッカーに向かう。
一方、先ほどクルサードを抜いたロズベルグの勢いは止まらない。7秒差あった7番手のクリエンに瞬く間に追いつき、ファイナルラップ直前一気にパス。スタート直後のスピンで最下位まで順位を落としたロズベルグは、なんと、7番手まで順位を上げたのだ!
トップ争いは途中でミハエルが追撃を諦め、アロンソがトップでチェッカー! 通算9勝目、昨シーズン最終戦から2連勝を飾った。3番手はライコネンが守りきり、ライコネンは最後尾からの表彰台獲得。バトンは4番手に入った。以下、5番手以降はモントーヤ・ウェバー・ロズベルグ・クリエンとここまでが入賞となった。
尚、初参戦のアグリはルーキーチームらしいミスが続出。井出はピットスルーペナルティの上に、琢磨と同時にピットインしてしまうピットストップミス、そしてマシントラブルで結局リタイヤ。琢磨は6回もピットインすることになったが粘りのある走りで4周遅れながらチェッカーを受けることができた。まだまだ、やることはたくさんあることを再認識した決勝レースだったといえる。
アロンソの好調は予想通りだが、2番手にフェラーリが入ってきたことは驚きだった。また、予選トラブルで最下位通過だったマクラーレンのライコネンも見事3番手表彰台に入り、今年はルノーvsマクラーレンvsフェラーリという構図がはっきりとしてきた。一方、若干期待はずれだったのはホンダとトヨタ。ホンダは予選は速いが、決勝ではずるずると遅れてしまうという2年前と全く同じ状況だ。なにかひとつブレイクスルーするきっかけがほしい。トヨタに至っては、決勝でも全くいいところを見せることができず、優勝には程遠い結果となってしまった。
次戦、マレーシアグランプリは1週間後。今年のバーレーンは予想外の涼しい天候となったが、マレーシアは熱帯特有の天候でドライバーにとってはきつい展開。また、昨年と同様1エンジンを2レースで使用するため、耐久性に不安のあるチームは心配だ。開幕2戦を終えれば、今年の勢力図はさらにはっきりするだろう。ホンダ、トヨタの日本勢の巻き返しに期待がかかる。
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