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2006年4月29日

テスト情報・フィオラノ[4/28]

マッサもフィオラノテストを打ち上げ(4/28)
新しいコンポーネンツとエレクトロニクス、そしてマシンのセットアップに取り組んだマッサだったが、残念ながら雨に見舞われてしまった。

フェラーリが単独でテストを行っていたフィオラノテストも28日が最終日。この日も新パーツなどのテストを行っていたようだが、あいにくの雨模様でレコードタイムを出すことはできなかった。ただ、そのような状況の中でも124周もの周回を重ねており、データを十分とることができたようだ。

尚、マッサは3日にもテストを行うとのこと。週末に控えたニュルブルクリンクで新たに導入するマシンのシェイクダウンテストを行うとのことで、休む間もないようだ。

テスト情報・ポールリカール[4/28]

ポールリカール最終日はトヨタのラルフが最速(4/28)
フェラーリ、ポールリカールテストを打ち上げ
シューマッハはもっぱらブリヂストンのタイヤ開発を行いながらこの日トータル156ラップを周回、ベストタイム0'59.087を記録。
トヨタ ポールリカールテスト・ニュース(4/28)
ゲルト・プファイファー/テスト・チーム・マネージャー:新パッケージの“TF106B”は良いポテンシャルを示しており、モナコGPにはこの“TF106B”を投入できるだろう トヨタ、改良型車『TF106B』の投入はモナコGP

ブリヂストン陣営のフェラーリ&トヨタが行っていた、ポールリカールテストが最終日を迎えた。この日は、ミハエルを抑え、ラルフがトップタイムを記録したが、昨日のミハエルのタイムからは0.5秒遅れ。ただ、このポールリカールでのテストはタイヤテストが中心であり、ラップタイム自体はそれほど重要なものではないだろう。

尚、このトヨタのニューシャシーTF106BはモナコGPから導入予定とのこと。

ヴルツはモントーヤのことを心配している余裕はないはずだが

ブルツ「モントーヤの未来は厳しい」
正直に言って彼がF1に残ること自体難しいだろうね。ここ1年半の彼はそれほど活躍していないから。マクラーレンはもとより、新しいチームを探すことも簡単には行かないだろう

 ヴルツが思っているほど、モントーヤの来年のシートは厳しくないと思うがどうだろうか? マクラーレンとの関係は最悪の状態となっているようで、マクラーレンの離脱は必至の模様だが、トップチームでなければ十分モントーヤを欲しがるチームはあるだろう。その筆頭核がレッドブルとなるが、レッドブルは惜しみなくF1に予算を割いており、トップチーム化するのは時間の問題かもしれない。

 そんなモントーヤのことより今回の発言をしたヴルツの方が心配だと言わざるを得ない。マクラーレンのテストドライバーからウィリアムズのテストドライバーへ。来年、ウィリアムズがロズベルグを他チームに手放しかつ新たなドライバーが加入してこない状況なら、ヴルツのレギュラードライバーの可能性は十分にあるが、結局のところ自らの力ではレギュラードライバーの獲得は極めて困難な状態なのだ。モントーヤのことを心配する暇があるのなら、自分のシートのことを真剣に考えてもらいたいものだ。

2008年度参戦枠の拡大は可能だ

チーム数、さらに増える可能性も
FIAのマックス・モズレー会長は、今回の記者会見でこれまでの説明通りF1参戦チームの総数を12までとしたが、その主な理由はサーキットのピットなど施設の問題にあると説明した。これは逆に言えば、施設面の拡充が図られた場合には総枠が拡げられる可能性があるということのようだ。

 今回、ディレクシブのF1新規参入が確定し、その他の多くの申請チームが落胆する結果となった。しかし、今回のディレクシブ確定に当たって記者会見をしたモズレーは新規参入が1チームに限られた理由は、サーキットの施設の問題にあると説明している。確かに、現時点で見る限り、サーキットによっては12チームが限界だと言うのもわからなくは無い。F1開催サーキット全てでそれらの施設の拡充を望むことは難しいかもしれないが、実現できないと言い切ることもできないだろう。モズレーやバーニーの動き次第では、さらなる新規参入も十分可能と考えてよさそうだ。

2006年4月28日

テスト情報・ポールリカール[4/27]

ポールリカールはシューマッハ登場・最速!!(4/27)
トヨタ ポールリカールテスト・ニュース(4/27)
ディーター・ガス/チーフ・エンジニア:“TF106B”は大きな問題もなく順調に走行をこなし、非常に良い感触を得ている。
シューマッハはブリヂストンのタイヤ開発
フェラーリ・チームは前日のルカ・バドエルに代わり、エースのミハエル・シューマッハを登場させた。

 ポールリカールでのテスト2日目、フェラーリはミハエルがタイヤテストに登場した。ミハエルをタイヤテストにまわしていることからも、いかに今年はタイヤの開発が重要なポイントになっているかが伺える。ただ、トヨタ勢を抑えてのトップタイムを出したが、その差はそれほど開いていないことからも、タイムを出すためのテストと言うよりは、じっくりとタイヤの開発を行うテストとなっているようだ。

プロドライブF1参戦決定!

2008年新規F1参戦チームは「プロドライブ」(FIA公式プレスリリース)
2008 FIA FORMULA ONE WORLD CHAMPIONSHIP ENTRY LIST
2008 FIA FORMULA ONE WORLD CHAMPIONSHIP ENTRY LIST Q & A WITH FIA PRESIDENT MAX MOSLEY
2008年、12番目のチームは『プロドライブ』に
「プロドライブの選択、問題ない」と、FIA会長
D.リチャーズ氏、「エントリーは最初の一歩」

 2008年からの新規F1参入チームがプロドライブに決定した。11チームが新規参入を目論んでいたが、参戦枠を増やすことも無くプロドライブ1チームの参入が発表された。また、ディレクシブが来年度からの参戦により、新規参入を目論んでいるがそちらの参戦確定は発表されていない。

2007年鈴鹿F1開催決定か?

来春鈴鹿F1「パシフィックGP」開催へ
鈴鹿サーキットのF1開催が来年4月に「パシフィックGP」として再スタートを切る可能性が27日、強まった

 まだ、確定ではないようだが、ニュースとして出てきたことからほぼ決定なのだろう。どちらにしても、日本で2戦F1観戦できるということ自体、ファンにとって歓迎すべきニュースだろう。鈴鹿は春の時期になってしまうようだが、それはそれでドライバーや海外のF1スタッフにすばらしい日本の桜風景を体験してもらえより深く日本が印象付けられるかもしれない。

フィリップモリスのメリットはあるのか?

マルボロ、シューマッハ&ライコネンなら資金出す
マルボロの母体であるフィリップモリス社は、ライコネンの加入を同社の世界的販売促進の面から歓迎するものの、シューマッハが残留した場合には契約金が大幅にアップすることから、現行のものよりもさらにスポンサー・フィーを増額する用意があることをチームに示したという。

 ヨーロッパではタバコ広告を出すことが一切禁じられているのだが、それでも追加フィーを払うメリットはあるのだろうか? ただ、ブランド名を出すことはできないが、既にフェラーリの赤とマールボロの赤は一体化していることもあり、それだけで十分なメリットがあると考えているのかもしれない。既に、多くのタバコマネーはF1から流出してしまったこともあり、F1=マールボロ(フィリップ・モリス)というイメージ付けることが最終目標なのだろうか? また、ミハエルとライコネンと言うスタードライバーをCMなどに使うことができれば、十分と考えている可能性もあるだろう。

やはり、黙っていなかったか

ホンダ首脳、「フェラーリは可変ウィングだ」
ジェフリー・ウィリス/テクニカル・ディレクター:あらゆる空力不可物は可動してはならないことになっているのに、フェラーリのリヤウィングは明らかにスピードが増すと変形するものだ。そのためストレートエンドでのフェラーリのスピードは信じがたいものになる。

 これはFIAの裁定に対する反応だが、当然の抗議だといえるだろう。ただ、FIAが一度シロ判定を出してしまったのだから、それはそれでフェラーリの真似を同等とすればよいと思うのだがどうだろう?
 ただ、ウィリスがF1の秩序の為の発言だとしたら、FIAは真剣に検討すべきだ。その為には、フェラーリ以外の全チームが抗議するくらいの勢いが必要であり、簡単にできることでは無さそうだが...。

F1の危険性は高まっているのか

ブルツ、「F1はより危険を増している」
コーナリング中のGは明らかにこれまでよりも大きくなっているんだ。それでも僕たちドライバーは体調に問題はないけれど、でももしコーナリング中に何かが起きたなら、筋肉が緊張している分危険度は増していると言えるんじゃないかな

 ウィリアムズのテストドライバーを勤めているヴルツが、F1の危険性に対する興味深いコメントをしている。FIAが年々実施している安全対策やF1の魅力を増すための施策により、F1の危険性は増しているのではないかというコメントだ。こと、コーナリングについてエンジン排気量の低減(パワーを減らす)及びタイヤ交換によってそのスピードが増し、コーナーリング時にドライバーにかかるGが高まっているという点。そしてその結果、コーナーリング時のトラブル・事故などが発生した際にはドライバーにふりかかる危険性が高まっているとのことだ。

 FIAももちろん危険性を高めるためにルール改正を行っているわけではないと思う。結局、ルール改正をした結果どうなるかと言うことを100%シミュレーションすることは難しいだろうし、実際ルール改正によって生じる変化を一番推測可能なのはF1に参加しているチームたちなのだろう。2008年からのルールを、チームを交えて討論しているとのことで、今後はルールについても後から明らかに問題が生じるような事態は減ってくるだろう。また、問題のあるルールについては早急に改正を行う仕組みづくりが何よりも重要だ。

2006年4月27日

テスト情報・フィオラノ[4/26]

フェラーリはフィオラノでもテスト(4/26)
こちらはフェリッペ・マッサが担当、非公式ながらいきなり今季のテスト最速タイムを記録するパフォーマンスをみせた。
マッサ(フェラーリ)、フィオラノでレコードタイム
これはシーズン前にミハエル・シューマッハが同じ『248F1』で記録したベストタイム0'57.602を上廻るもので、非公式ながらここのコースレコードとなるもの。マシンの熟成ぶりを窺わせた。

 ポールリカールでのテストがタイヤ中心のテストなら、レギュラードライバーのマッサが参加しているフェラーリの地元フィオラノでのテストは純粋にマシン熟成に関するテストなのだろう。今季ミハエルが記録していた最速タイムを上回るタイムを叩きだしていることもあり、ニュルブルクリンクでもルノーとの接戦を演じることが出来そうだ。

テスト情報・ポールリカール[4/26]

フェラーリ&トヨタはポールリカールでテスト(4/26)
シルバーストーンでの合同テストに不参加のフェラーリ&トヨタの両ブリヂストン・ユーザー・チームは、26日(水)そろってフランスのポールリカール・サーキットでテストをスタートさせた
トヨタ ポールリカールテスト・ニュース(4/26)
ディーター・ガス/チーフ・エンジニア:新パッケージは、フロントサスペンションが明らかに異なっている。この新たな変更により、空力特性とフロントサスペンションの機能をより活かすことが可能になっている。

 フェラーリ・トヨタのブリヂストン勢がわざわざシルバーストンではなくポールリカールでテストを行っていることから、どうやらブリヂストン勢はミシュランに見られたくない何かをテストしているのだろう。それ以前に、フェラーリとしてもルノーに見られたくないパーツのテストをしているのかもしれない。ただ、ミハエル自体が参加していないことからも、単純にブリヂストンのタイヤテストに集中していると考えるべきなのだろう。その、フェラーリはフィオラノでも同時にテストを実施している。
 また、トヨタはニューマシンを導入していることもあり、これも他チームが居ない環境でのテストを望んでいたのだろう。まだ、走り始めて一日目ということもありパフォーマンス云々を語るのは早いが、フロン祖サスペンション周りを改良しているとのことで、よりいっそうブリヂストンタイヤとのマッチングによる効果が期待される。

ミハエルの移籍問題は終結か?

ウェバー氏、「シューマッハ フェラーリ以外で走らない」
これは独『DPA』通信に語ったもので、その中でこの60歳のドイツ人は「シューマッハがもし今季を超えて現役を続けるのであれば、それはこのフェラーリ以外にはあり得ないということだ」と、この話題に収れんを図っている。

ミハエルのマネージャーを長年務めていたウェバーの発言だけに、ほぼ確実な情報でミハエルの移籍問題は終結を迎えたと考えてもよさそうだ。もし、ミハエルがフェラーリ以外に移籍したとしたら、それはマネージャーでさえ関与していなかったと言うことになるはずだが、ミハエルがこの段階でウェバーとのマネージメント契約を破棄するとは考えにくく、総合的に考えてもミハエルはフェラーリで決まりということを意味しているだろう。

もちろん、ウェバーもぐるになって移籍問題を煙に巻くためにこのような発言を行っているというのなら話は別のなのだが...。

テスト情報・シルバーストン[4/26]

シルバーストーン2日目はルノー勢が席巻!(4/26)
トップタイムを記録したのは大本命のアロンソ、そして2番手にも同僚のフィジケーラが僅差で続き、結局この2台だけが1分18秒台に入れるなど、ルノーの速さが際だつ1日となった。
ホンダ・チーム、バリチェッロがテストに参加
ホンダ・チームによるシルバーストーン・テストは、第2日目の26日(水)、前日のデビッドソンに代わりバリチェッロが参加、バトンと共に『RA106』を走らせた。

 8チーム15台が参加するシルバーストンテスト2日目、晴れの天候となりトップに躍り出たのはルノー勢。ホンダのバトンやマクラーレン勢を0.7sec近く離すタイムを見る限り、ルノーのアドバンテージは全く失われていないと考えるべきだろう。いや、それどころか差を広げているのではないかと思われるようなタイム差だ。

モンターニュは賢明な選択だろう

スーパー・アグリ、再び第3ドライバーにモンターニュ
26日(水)『スーパー・アグリ・F1チーム』は再び前ルノー・チームのテストドライバー、フランク・モンターニュを第3ドライバー&リザーブ・ドライバーとして契約したことを明らかにした。

 次戦ニュルブルクリンクからアグリチームが3rdカーを走らせるとのニュースが合ったが、大方の予想通りそのマシンを走らせるのは、開幕戦でリザーブドライバーを務めていた、フランク・モンターニュとなった。既にチームとのコミュニケーションは十分可能だろうし、マシンについてもある程度は把握しているだろうから最善の選択肢だと言えよう。また、モンターニュはルノーのテストドライバーを務めており、その開発能力はフィジケラも認めるほど(モンターニュ、フィジケーラGP2チームのテストへ)だけにアグリチームとしては心強いドライバーを得たと言えるだろう。

トヨタ改良型シャシー投入

トヨタ、改良型シャシー『TF106B』をテスト
トヨタ・チームは、同じブリヂストンタイヤを使うフェラーリと共に26日(水)からホームコースであるフランスのポールリカール・サーキットでテストを開始させたが、ここで早くも改良型の『B』シャシーをテストしている模様だ。

 まだ、開幕して4戦しかしていないのにもかかわらずトヨタは改良型シャシーをテストにて導入したとのこと。開幕から上位進出を期待されていたのに対し結果が散々であったこともあり、惜しみなく改良パーツなどを導入してくるとは考えていたが、この段階でニューシャシーを出してくるとは思っていなかった。この改良型シャシーにガスコインがどれだけ関わっていたかわからないが、早々にブリヂストンタイヤとのマッチングを進め、フェラーリと同様レースでの上位進出をしてもらいたいものだ。

ハイドフェルトが痛みでテストをキャンセル

ハイドフェルド(BMW)、体調不良でダウン
シルバーストーン合同テストに参加していた『BMWザウバーF1』のニック・ハイドフェルド(28歳:ドイツ)は、26日(水)午前のセッションでセットアップに取り組んでいた際中、背中の痛みを訴えて走行を取り止めた。

 気分的な問題なのかもしれないが、今年に入ってこの手のドライバーの体の痛みが多発しているように感じられる。病気やドライバーの不注意による負傷などではなく、体の痛みと言う表現からもしかしたら今年のF1マシンに特有の不具合があるのかもしれない。マシン自体は安全になった引き換えに、ドライバーの身体に負担がかかるようなことがあれば、それはそれで問題だろうから解決する必要があるだろう。

 今回のハイドフェルドの件のみでそれを断定することは出来ないが、そのようなドライバーに身体的な負担がかかっていないことを祈る。

リウッツィがシルバーストン合同テストでクラッシュ!

トロ・ロッソのリウッツィ、ヘビークラッシュ
リウッツィは高速のベケッツ・コーナーを約270キロの速度で通過中、突然マシンコントロールを失ってコースアウト。バリアにクラッシュしたとのこと。

ドライバーは大事に至っていないとのことで一安心だが、原因は不明ということもあり。原因の究明が急がれる。現在のマシンは非常に頑強なモノコックによってドライバーは守られているとはいえ、270kmでのコースアウトから、バリアへのクラッシュは全くイメージできない。

どうも、井出たたきの流れがあるようだ

S.モス氏、F1ドライバーのレベルダウン嘆く
FIAはもっと下手なドライビングについて出場停止など厳しい処分を行うべきだ

 これまでも多くのドライバーに対して「F1のレベルではない」といった議論がなされてきた。しかし、引退したスタードライバーがここまでドライバーのドライビングに対して触れてきたことは無かったような気がする。誰もが、F1に乗るべきではないと考えるドライバーはこれまで何人も居たはずだ。
 もちろん、彼らのいうことはもちろんわかる、F1が最高のモータースポーツであるのなら、それに参加するドライバーのレベルは頂点を極めるのにふさわしいもので無ければならない。実際、FIAが課しているスーパーライセンス発給基準は、各国でのトップクラスのカテゴリーで上位成績を収める必要があり、井出もその基準を満たしているのだ。

 井出についてもF1に参戦する前まで、日本でその能力に疑問を投げかけるものはいなかったはずだ。しかし、海外のメディアや、偉大な引退したドライバー達は井出の日本での活躍を知る由も無い。彼らは井出のことをF1の結果でしか知らないのだ。

 なぜそのような流れになっているのか、どうもヨーロッパを中心としたF1界の中で井出というか日本たたきのような流れがあるのかもしれない。それは、巨額をつぎ込んだのにもかかわらず、いまだ頂点を極めることが出来ていないメーカーに対してであるかもしれないし、そのメーカーの庇護の下で走っているのにもかかわらず結果を出せていない日本人ドライバーに対してかもしれない。
 もしかしたら、彼らはヨーロッパ中心であったF1の流れが全世界に拡散、とりわけアジアが第二の拠点となることに対する不安があるのかもしれない。このところ、F1文化発祥の地であるヨーロッパではF1に対する風当たりが厳しくなってきている。タバコ広告禁止に始まり、サーキットの騒音問題や、サーキットのF1撤退、そもそもF1に流れ込むお金自体がヨーロッパから減り始めているのだ。それらに呼応する形で、日本や中国、マレーシアなどのアジア圏や中東バーレーンでのF1開催等により、ヨーロッパからF1が流出している。その危機感が根底にあるから、その最もわかりやすく標的にしやすい日本人ドライバーがターゲットになっているのかもしれない。彼らが守りたいのはF1なのではなく、『ヨーロッパのF1文化』なのだ。

 どちらにしても、F1を引退したドライバー達が何を言おうと井出はマシンを走らせればよい。彼らの提言でFIAが動くことはありえないだろう、いや、あってはならない。井出はそのような外圧は一切気にせず、結果を出すことだけに専念すればいい。アグリやオーデッドなどチーム首脳陣を納得させることが先決だろう。

2006年4月26日

ミハエルはチャンピオンを取らずに引退できないだろう

M.シューマッハ「本当に特別な気持ちだった」
きのうはポディウムに上がれ、ティフォジがどれだけ満足してくれているかを知ることができて良かったよ。本当に特別な気持ちだった

 このコメントが意味するところは、ミハエルはチャンピオンを再び取る以外の選択肢がないという表れなのだろう。最後に残っていたセナのポールポジション記録も抜き去り、もはや記録と言う記録はすべてミハエルが獲得したかのように思える。それだけに、ここからは完全に自分との戦いになる。もちろん、事実としてはアロンソとの熾烈なチャンピオン争いと言う形になるが、実際は自分との戦いだ。なんとしてもアロンソを負かさねばならない、新たに出てくるチャンピオン候補にキツイ一発を食らわさねばならない。長年、一人横綱としてF1に君臨していたミハエルの最後の挑戦が始まったと言えるだろう。

アグリ、SA06及び3rdカーの話題

スーパーアグリ、フランスで新車投入か? ヨーロッパではサードカー走行計画も
ウエイン・ハンフリー/ファイナンシャルディレクター:現在はいくつかのギヤボックスコンポーネントの入手可能性についてホンダの確認を待っている段階で、私たちの目標に間に合わせられるかどうかは、これらの部品の到着時期にかかっている。クルマのその他の部分は、すべてスケジュールどおりに進んでいる。そっちは十分に間に合うはずだ
スーパー・アグリ、『SA06』の投入はフランスGP

 なぜ、ファイナンシャルディレクターが発言しているのかわからないが、ホンダのギヤボックス+αの到着次第でSA06はフランスGPのデビューに間に合うとのこと。ホンダ頼りになってしまっているのは致し方ないが、これくらいは援助してもらっても問題ないだろう。

 そして、3rdカーについてだが、

チームが5月7日のヨーロッパGPのプラクティスでサードカーを走らせる計画を進めていると付け加えた。これによってテスト不足をコスト効率のいい形で補えると、彼らは考えているのだ。そのクルマを誰がドライブするかについては、まだ明らかにされていないが、今週中のどこかの時点で発表されるものとみられる。

マシンとドライバーのどちらも未定のようだが、メディアに語っていると言うことからニュルで3台目のアグリをみることはほぼ確実だろう。そうなると、ドライバーが誰になるかが問題なのだが、現時点で決まっていないことから既にシーズンインしてしまっているカテゴリーに参戦している日本人ドライバーの可能性は低いだろう。そうなると、シーズン開幕直後に3rdドライバーとして名前が上がった(マシンが無く走らせるチャンスは無かったが)モンターニュの可能性が高いだろう。

 とは言ったものの、個人的には日本人ドライバーで確実に開発が出来そうなドライバーの参戦を望みたい。フォーミュラニッポンの本山か虎之助が適任だと思うのだが、どうだろうか?

ミハエル、引退の美学

ミハエルの新契約は“タイトルを取ればやめられる”早期終了オプション付き?
ドイツのビルト紙によると、ミハエルに提示されたサラリーは現状と同レベルの年間およそ3500万ユーロ(約50億円)ながら、彼が再びタイトルを勝ち取った場合には、契約を早期終了できるオプションが与えられているという。

 ミハエルの来年の去就問題は昨年から引き続き騒がれているが、サンマリノでのフェラーリの復活優勝を見る限りやはり来年も引退は無いのではと考えられる。唯一、ミハエルが今年フェラーリでチャンピオンを獲得した場合は、今年限りでの引退も十分考えられるだろうが、今年チャンピオンを獲得できずかつ最後までアロンソとチャンピオン争いをしたとすれば、ミハエルがフェラーリに残る可能性は一気に高まることになるだろう。

 その理由として、この記事では契約の中に“ワールドチャンピオン条項”なるものが含まれており、ワールドチャンピオンを獲得することで、その翌日にでもチームを離脱できる条項とのこと。しかも、これは今年チャンピオンを獲得した場合にも効力があるため、今年チャンピオンを獲得した場合にも有効になる。結局のところ、ミハエルはチャンピオンを獲得し引退と言う道を選ぶのだと、思わされる内容だといえよう。そして、それがミハエルなりの引退の美学なのだろう。

SA06もアロウズベース、そして井出は

東奔西走するSUPER AGURI
しかし、マシンの基礎は類似しているものの、「アロウズとは認識できないほどの仕上がりになっている」とも述べている。

 このあたりが最近噂になっているホンダの関わり方の問題のことにつながるのだろう。結局のところ、SA06は完全なるニューマシンではなくA23ベースのマシンとなってしまうようだ。ただ、もちろんニューマシーンとしてリリースするからにはSA05とは異なるマシンになるのだろう。ただ、SA05よりは速くなることは確実だろうから、十分ミッドランドとは戦うことが出来ると期待される。

 そして、もうひとつ気になる話題の井出のシートの件だが、

ニュルブルクリンクではおそらく出走のチャンスを与えられると思われる31歳の井出だが、GP2参戦中の吉本大樹(ひろき)と交代するのではないかといううわさもある。

とのこと。ただ、次戦より3rdカーを走らせることもあり、最悪でも3rdドライバーと比較の上で2番目のシートを誰にすべきかを議論すべきだろう。

ブリアトーレはあえてミハエルを気にしないようにしているのでは

シューマッハ優勝に余裕のブリアトーレ
ルノーにとってイモラでの結果はかなりの上出来だ。もともとそれほど合ったサーキットではなかったにも関わらず、2位でレースを終えることができたのだから

 もちろん、そう考えれば2番手でレースを終えることは悪くない。優勝と2番手とのポイント差は2ポイントしかなく、既にミハエルから15ポイントのアドバンテージを持つアロンソからしてみれば無理に優勝する必要性は全く無いのだから。ただ、このブリアトーレの発言の中で、彼がミハエルに全く触れていない点はとても気になる。

さらにライコネンより多くのポイントを獲得できたしね。チャンピオンシップ争いのライバルはシューマッハではなくライコネンだと私は確信しているんだ

ここまでミハエルを無視した発言をブリアトーレが行うのは不思議だ。ミハエルの能力は誰よりもわかっているだろうに...。

バトンの勝利は誰も疑わない

マンセル氏、「バトン 近いうちに優勝する」
そして将来的にはバトンが次の英国人チャンピオンになると期待している。 バトンにはチャンピオンになるだけの資質があるよ

 バトンの勝利は疑わないが、いかんせんホンダチームのバトンとして考えると困難はいくつもあると思われる。優勝を知っているチームと知らないチーム、その差は歴然としているだけに、とにかく1勝をあげることが何よりも重要だ。

 バトンは今シーズンウィリアムズ移籍でホンダとは大いにもめた。ただ、それだけにホンダ陣営にかける期待も並々ならないものがあるようだ。前戦でのホンダチームのごたごたを目の当たりにしたバトンは、自分がホンダを勝たせなければいけないのだ、そういった気持ちにならざるを得なかったに違いない。ホンダ中心ではなく、バトン中心のチーム作り、もはやバトンは自分の勝利のみならずホンダの勝利を背負って走ることとなったのだ。

テスト情報・シルバーストン [4/25]

シルバーストーン合同テストがスタート(4/25)
参加したのはルノー、マクラーレン、ウィリアムズ、レッドブル、BMW、ミッドランド、そしてトロ・ロッソの7チーム。残念ながら朝がた強風と雨に見舞われて、スリッピーな難しいコンディションからのスタートとなった。

メルセデス、新エンジン効果かテストでトップタイム
このエンジンはさっそく今週始められたシルバーストーン・サーキットでの合同テストに投入、その効果がさっそく現れたかファン・モントーヤが初日トップタイムをマークしている

 2週間の短いインターバルでも、イギリスのシルバーストンでテストが行われている。アグリチームも当初は参加する予定だったが、ニューマシンSA06の開発を先行させるため直前でキャンセルしたとのこと。

 初日トップタイムはマクラーレンのモントーヤで、2番手にはバトン、3・4番手にはコバライネン・アロンソのルノー勢が入り、この4台の差はわずか0.3秒とのこと。マクラーレンはニューエンジンの効果絶大ということだろうか? また、ホンダもバトンのチームを奮い立たせた効果の一貫か、相変わらず決勝レース以外では光っているようだ。

ウィリアムズからデザイナーが離脱

ウィリアムズのチーフ・デザイナー、BMWへ
テクニカル・ディレクターのサム・マイケル氏と共に『FW28』の開発にも関わったとされるが、このところ不穏な噂が伝えられていて、ウィリアムズ離脱は必至とみられていた。

 チームはこれまでに比べ上昇ムードにある中、チーフ・デザイナーの離脱はあまりうれしくない知らせだ。ただ、その移籍先がBMWと言うことを考えると、やはりBMWとウィリアムズの関係は良好だったとはいえないのかもしれない。

F1チームの収入源とは?

フェラーリ・チーム、2005年収支はさらに向上
それによれば、2005年の同チームの総収入はなんと16億ドル(約1,840億円)にも達する巨額なものということで、これは2004年に比べてさらに9.7%もの増収になっているということだ。

 F1チームの収入源は大きく分けて、スポンサードフィーとFOM(FOH?FOA?SLEC?)から支払われる分配金からなっているのだが、どちらも公に公開されているものではなくチームの予算もなぞめいているものが多い。そんな中、フェラーリチームが公開した収支の総収入が約1,840億円(!!!!!)との報道がなされた。莫大なチーム予算や、ミハエルへの高額なフィーもこれなら十分まかなえると言うことだろう。

 それにしても、F1でのお金の流れはわからない点が多い。各グランプリでの賞金なども不明であるし、そのあたりで常にいざこざが起きているのも事実。ただ、現状では全チームがバーニーに従わざるを得ない状態で、それらを知るのは彼らのみと言うことでもあり、我々が細部を知ることは難しいことなのだろう。

アルバースは猛烈にいい奴なのか?

大人だ! アルバース、井出有治を擁護
確かに井出は今回の行為について反省すべきだけれど、これでスーパーライセンスを取り上げるとかいう議論は間違っていると思うな。どんな新人だってミスをすることはあるんだ。でも若い能力にはもう一度チャンスが与えられるべき。井出だってもちろんそれに値するよ

 このアルバースの発言には驚いた、そりゃぶつかってから数日は怒り心頭なはずなのだが、すっかり気持ちを切り替えて冷静に客観的な発言をしている。自己中心的で傲慢なF1ドライバーが多い中(ひどい表現恐縮)、このようにF1全体のことを考えての発言は驚くべきキャラクターだということなのかもしれない。

 ただ、あの事故で騒ぎが極めて大きくなってしまい、ニキ・ラウダのスパーライセンス発言や、アグリチームでの井出のシート問題などに飛び火し、アルバース自体も驚いてしまいそれを収めるための発言なのだろう。

 どちらにしても、今回はアルバースを非難するファンは少なく(というか、ほとんど存在しない)、それだけにアルバースは日本のF1ファンの多くの心をつかんだかもしれない。

V10エンジンとフェラーリ可変ウィングがシロ判定

トロ・ロッソのV10エンジン問題は確定へ
独『モータースポーツ・アクチュエル』誌によれば、『スクーデリア・トロ・ロッソ』が使用する『V10-3.0リッター』エンジンの問題、そしてフェラーリ・チームが使用する『可変ウィング』について、FIAの見解はいずれももう問題にしないということで確定したという。

 まずはトロロッソが使用するV10エンジンの話題。ミッドランドとアグリから出されていた異議は却下された模様。どう考えても、規制V10エンジンのメリットは大きいのだが、このまま今年度は使用に対して講義は出来ないようだ。そもそも、シーズン前にFIAがOKを出したエンジンだけに、今更NGになる可能性は限りなく低かったのだが、それでも直近で順位を争う2チームからしてみれば、わずかな可能性にかけたということだろう。しかし、ミッドランドはトヨタ、アグリはホンダエンジンを搭載しているだけに、いかにこのV10エンジンが有利に働いているか思い知らされる。いやいや、それ以前に2チームのシャーシがいかに問題を抱えているのかと言うことだろうか...。

 そして、フェラーリの可変ウィングだが、これは意外な結果なのかもしれない。そもそも、これで可変ウィングに対するグレーラインが限りなく広がってしまったことにもなるのだ。ただ、フェラーリが明確な空力要素としてこれを導入したのかどうかがわからないので、今回の判断となったのかもしれないが、空力要素として可変パーツの導入は明確にレギュレーションで禁止されているので、その部分の矛盾がどのように解釈されているのかが知りたいところだ。

現時点でトヨタの判断の評価は難しい

トヨタ、ガスコイン氏の後任置かず
ジョン・ハウェットTMG社長:全体的には、パスカル・バセロンがガスコインの仕事を引き継ぐことになるが、彼がその後任のポジションという訳ではない。すでにわがチームはそうした『顕著な名前』なしに、組織全体で作業が進むようなシステムになっているからね。

 ガスコインを解雇し最初のサンマリノグランプリも大きなトラブル無く(ポイント獲得も無かったが)終えたトヨタチーム。最初トヨタが、ガスコインを採用したときに、トヨタのようなチームでもエースエンジニアが必要なのか、と思ったわけだが結果としてそのような形でのカンフル剤には頼らない決断をした。

 ただ、このハウェット氏の発言のなかで、『顕著な名前』なしに組織全体で作業が...というくだりがあるのだが、今回のガスコインの件は『顕著な名前』であったガスコインだったが為におきた問題なのだろう。これに懲りて、トヨタは二度とこのようなエンジニアの獲得など行わず、自社の力で頂点を目指すことになるだろう。

2006年4月25日

マクラーレンはルノーに勝てる要素はあるのか?

マクラーレン代表、「ブリヂストンに負けただけ」
今回は予選においても、またレースにおいてもブリヂストンのほうがミシュランよりもいいタイヤを用意した。だからわれわれはブリヂストンに負けたのであって、フェラーリに負けたとは思っていないよ。

 負けたと言う対象が、自チームのマクラーレンのマシンに対してか、トップを争ったルノーのアロンソに対してのものかが全くわからない。そして、だれもアロンソはタイヤのためだけに負けたとは思っていないし、それ以前にマクラーレン勢はアロンソに遠く及ばない場所で3番手フィニッシュを迎えたのだが、そのことのほうが問題じゃないのだろうか?

ただ確かに今回ブリヂストンはいい仕事をしたけれど、これまではミシュランがずっと優れていたんだ。別に心配はしていないがね

それじゃあ、フェラーリに勝つことよりルノーに勝つことを考えねばならないだろう。ところで、マクラーレンはルノーに勝てる要素はあるのか? 我々としてはそこが一番知りたいところなのだが、どうだろう。

若いな、アロンソも

アロンソ、「メディアは正確じゃない」
ジャーナリストというものは、僕らが何か言うとそれを分析し、そしてそれが何を意味したものかを解釈して記事を書く。でも実際には、そのほとんどが恣意的なもので、正確じゃない。

 ジャーナリストがなぜ解釈をして書かねばならないか、それは本人が伝えていない事実があると考えた上での行為(解釈)なのだろう。ただ、その解釈が真実と異なるから書かれた本人は怒っても文句は言えない。メディアは真実を伝えるべきなのだろうが、どうしても期待的な内容を織り込んでしまうことは事実だ。それに対して、取材される側は一つ一つ丁寧にそれらを説明(否定)していくか、はじめから無視を決め込んでしまえばよいだろう。それでも、腹の虫が収まらないのなら、法的手段に訴え出るしかないのかもしれない。

 これはドライバーだけでなく有名人特有の解決しようの無い難点だろう、有名税として捉えるしかないと思うのだが...。そういう意味では、ミハエルはメディアに対して達観していると考えられる。いや、むしろメディアの妄想を楽しんでいるくらいなのだ。アロンソもミハエルぐらいメディアの妄想を楽しむ余裕が必要なのかもしれない。

マクラーレンの苦悩は続く

マクラーレン首脳、「予選グリッドの改善が不可欠」
マーティン・ウィットマーシュCEO:この予選結果なら、このレース結果は何も問題ないよ」と、吐き捨てた。逆に言えば、レースに勝つつもりならもっと予選グリッドを改善しなければ話にならないということだ。

 もはや、ライコネンもモントーヤもマクラーレンでのチャンピオンは諦めているだろう。2台して、予選では中盤に沈み込んでしまい、決勝でもなかなか結果を出すことが出来ない。もちろん、ライコネン・モントーヤの表彰台はあるのだが、ルノーには遠く及ばず、フェラーリにも差をつけられてしまった。「予選グリッドの改善」と述べているのだが、それはマシンに対してか、それともドライバーに対してか? それは来年、アロンソがマクラーレンのマシンを走らせればわかることだろう。

ラウダの言葉は重い

N.ラウダ氏、「井出はF1を格好悪くしている」
ラウダ氏が指摘する『格好悪さ』とはほんとうの見た目のことではなく『エラーを認めない姿勢』という精神論であるようだ。

 これまで井出が戦ってきたカテゴリーとF1というカテゴリーは全てが違う、特に文化や歴史の重みが違うと言えるだろう。そういう意味で、井出の発言に対してラウダは重い言葉を投げかけたのだろう。そういう意味では、井出を指導する立場に居るチームに対する発言でもある。もちろん、ラウダはアグリチームが最下位を走行し続けていることに対して発言しているわけではない。当然と言えば当然であるフェア精神に対して疑問を投げかけているのだろう。

 もちろん今の井出に出来ることはあまりに限られている。結果を出すことが出来るマシンでないことは誰もが知っていることであるし、それ以外の面でもパフォーマンスを見せることが出来ない。井出に出来ることは、今の自分の思いや考えを伝えること、それだけだろう。

かつてのミハエルが帰ってきた

シューマッハ、「この勝利はただの『味見』」
でも、昨日の勝利はまだホンの始まり。序章にしか過ぎないもの。われわれにはまだまだ多くのやるべき仕事が待ちかまえているし、そのためにチームの全員が同じ意識でまとまっている。そう、この勝利はまだホンの味見にしか過ぎないんだからね、戦いはこれからだよ

 スピードのみならず、自信も元に戻ったかの発言、やっとかつてのミハエルが帰ってきた。アロンソの自信過剰な発言も、アロンソだけではある意味いやみにしか聞こえなかったが、ミハエルとの対決の構図が深まれば深まるほど、お互いの発言は我々にとって刺激的なものになるだろう。

 ただ、この発言は我々ファンやアロンソに向けたものと言うことよりは、チームに向けて引き締めの意味の発言だろう。1戦の勝利で浮かれている場合ではない、あいてはアロンソなのだから、ことしは思う存分ミハエルとアロンソとの死闘を見ることが出来そうだ。

困難なのは亜久里代表のほうかもしれない

井出有治、再び困難な状況に
鈴木亜久里代表:井出は開幕前にほとんどテストをすることができず、F1のシステムそのものに慣れる機会がなかったのが事実。僕は今後も井出を使い続けたいと思っているが、しかし決定は自分だけで下されるものではない

【スーパーアグリF1】井出に戒告処分、ニュルブルクリンクは欠場か?

 チームを現場で指揮するオーデットは井出の更迭を求めているようだ、それは現場で戦うチームからしてみれば当然のこと。亜久里としてみれば井出をかばい続けるのも限界があるし、現場が試しに他のドライバーを乗せて比べさせてくれ、といわれれば拒むのも難しいだろう。ただ、この状況の中でチームとして井出をバックアップして行くのは難しいだろう。

 アグリは未だ3rdカーを走らせていない、次戦から走らせるという噂もあるのだが、3rdカーが登場すればそれをドライブするドライバーと井出を比べてしまえば結果は容易にわかる。ただ、その余裕さえなければ、井出の努力(能力)不足なのか、チームの努力(能力)不足なのか、それらの判断はチーム首脳陣がなすべきであって、我々ファンはそれを見守るしか出来ない。

シームレストシフトの真価やいかに

フェラーリ首脳、「シームレス・シフト、不可欠ではない」
ロス・ブラウン/テクニカル・ディレクター:ウチもルノーもこれを使っていないが、しかし現実問題マクラーレンやホンダらよりも速いのだからね。人々が言うほどシームレス・シフトが大きなメリットを持つというものではないんだよ

 ロス・ブラウンがずばり指摘しているが、確かにシームレストシフトを搭載しているマシンが今期優勝しているわけでも圧倒的に有利にあるというわけでは無さそうだ。結局のところ、その仕組みの完成度などを考えると、現時点の完成度ではルノーを軽々とぶち抜いてしまうほどのものではないのだろう。ただ、90年台前半のウィリアムズのハイテクシステムのように熟成しきってしまえば、その効果は絶大なものになると思われるだけに、捨て置くわけにもいかないのだろう。ただ、今シーズンについてはそれほど急がなくても、というロス・ブラウンの考えには賛成だといえそうだ。

ミハエルとアロンソの一騎打ちの構図となるのか

アロンソ、「やっぱりライバルはシューマッハ」
レース後、2人の新旧F1チャンピオンは、互いの健闘を讃え合っていたのが印象的だ。

 レース中盤、ミハエルに猛然と迫ってきたアロンソ。あのときのミハエルのペースについては諸説あるようだが、どちらにしてもアロンソもまともなマシンのミハエルとは本気でやりあえると認識し、ミハエルもまともなマシンになったとしてもアロンソは難敵だと認識しているだろう。

 アロンソがさっさとチャンピオンを取ってしまうシーズンをイメージしていたが、どうやらそれは回避されそうだ。

2006年4月24日

す、すみません、、、

 ありえないことなんですが、諸事情でサンマリノGP決勝を見ることが出来ませんでした、、、ライブを楽しみにされていた皆様本当に申し訳ございませんでした。レースレビューは後日決勝観戦後掲載いたします。

* ただ、F1より優先させないといけないものもある、と久々に認識した次第です

2006年4月22日

F1GP 2006 第4戦 サンマリノGP Qualifying Live

// 今、INDY JAPANから帰ってきました~
// 途中からですが、ライブやります
---
21:06
// ロズベルグ、リウッツィ、ラルフ、スピード、トゥルーリ、クリエン、モンティロ、琢磨、井出
ライコネン 1'24.259 // TOP
21:07
バトン 1'24.480 // 2nd
21:09
モントーヤ 1'24.960 // 3rd
リウッツィ 1'24.879 // 3rd
21:10
バリチェロ 1'24.727 // 3rd
マッサ 1'24.993 // 6th
アロンソ 1'23.536 // TOP
21:11
フィジケラ 1'24.434 // 3rd
ミハエル 1'24.788 // 6th
21:12
トゥルーリ 1'24.656 // 6th
ラルフ 1'24.370 // 3rd
21:13
ロズベルグ 1'24.495 // 6th
クルサード 1'24.849 // 10th
トゥルーリ 1'24.446 // 5th
--- P1 END ---
// アロンソ、ライコネン、ラルフ、フィジコ、トゥルーリ、バトン、ロズベルグ、ミハエル、バリチェロ、クルサード、リウッツィ、マッサ、モントーヤ、ウェバー、ヴィルヌーヴ、ハイドフェルド
// ノックアウト:クリエン、スピード、モンテイロ、アルバース、琢磨、井出
// 琢磨とアルバースの差は0.6sec よくやってるなぁ
// 一方、井出は琢磨から遅れること1.7sec
21:20
--- P2 START ---
// BMW勢、リウッツィがコースイン
21:23
ヴィルヌーヴ 1'24.423 // TOP
ハイドフェルド 1'33.597 // 2nd
リウッツィ 1'28.187 // 2nd
21:24
ラルフ 1'24.343 // TOP
トゥルーリ 1'23.727 // TOP
ハイドフェルド 1'25.013 // 4th
リウッツィ 1'25.108 // 5th
21:26
// ミハエル出ました、アロンソも続けざまに
クルサード 1'24.650 // 4th
21:28
モントーヤ 1'24.014 // 2nd
ライコネン 1'23.190 // TOP
バトン 1'23.749 // 3rd
バリチェロ 1'23.760 // 4th
ミハエル 1'22.579 // TOP!!!!
21:29
アロンソ 1'23.743 // 4th
フィジケラ 1'23.771 // 7th
21:30
マッサ 1'23.595 // 3rd
ロズベルグ 1'23.966 // 9th
21:32
ハイドフェルド 1'24.129 // 11th
ヴィルヌーヴ 1'23.887 // 9th
モントーヤ 1'23.760 // 9th
21:33
ラルフ 1'23.565 // 3rd
// フィジケラ脱落!
// ハイドフェルド、スピン! ぷちクラッシュ。
--- P2 END ---
// ミハエル、ライコネン、ラルフ、マッサ、ウェバー、トゥルーリ、アロンソ、バトン、バリチェロ、モントーヤ
// ノックアウト:フィジケラ、ヴィルヌーヴ、ロズベルグ、クルサード、ハイドフェルド、リウッツィ
// 1'23.7台に7台が入る、そして、その一番最後だったフィジケラが脱落...不運だ
21:40
--- P3 START ---
// 各車一斉にコースイン
21:43
マッサ 1'27.275
ミハエル 1'27.945
モントーヤ 1'29.126 //3rd
ライコネン 1'28.825 // 3rd
ラルフ 1'27.851 // 2nd
21:44
マッサ 1'26.997 // TOP
ミハエル 1'27.063
// まっさ、みはえる、らるふ、モントーヤ、アロンソ、バリチェロ、バトン、ライコネン、トゥルーリ、ウェバー
21:46
ミハエル 1'26.751 // TOP
21:48
マッサ 1'26.238 // TOP
モントーヤ 1'27.789 // 3rd
21:50
マッサ 1'25.856 // TOP
// バトンピットイン!
21:51
// マッサ、ミハエルピットイン
ライコネン 1'27.089 // 3rd
21:54
バトン 1'24.159 // TOP
ライコネン 1'25.699 // 2nd
21:55
ミハエル 1'23.471 // TOP
// アロンソピットイン!
バリチェロ 1'23.667 // 2nd
21:56
// ライコネン、マッサ、ミハエルピットイン
21:57
// ミハエル、バリチェロ、バトン、ライコネン、マッサ、モントーヤ、ラルフ、アロンソ、ウェバー、トゥルーリ
21:58
アロンソ 1'23.996 // 3rd
21:59
ラルフ 1'23.772 // 3rd
// ミハエル渾身のあたっく!
22:00
ミハエル 1'22.795 // TOP!!!!!!
バトン 1'22.988 // 2nd
--- P3 END ---
// ミハエル、バトン、バリチェロ、マッサ、アロンソ、ラルフ、モントーヤ、ライコネン、トゥルーリ、ウェバー
---
 ミハエルがここでポールを取ったことは極めて重要な意味がある。単にフェラーリがルノーに反撃をのろしを上げただけではない。セナが旅立ったこの地で、セナがもつ最多ポールポジション記録を抜いたのだ。ミハエルに残された大きな記録、それを塗り替えマシンを降りたミハエルは神妙な雰囲気を漂わせていた。フェラーリの地元サンマリノのコースマーシャルや、フェラーリスタッフがミハエルを称えるがやはりミハエルは神妙だ。予選後の記者会見でも、ミハエルは丁寧に一つ一つの言葉を発している。目は気持ち潤んでいるようにも見える。会見でも、記録やフェラーリ復活などよりも、自分が何を成し得たかをゆっくりと理解してゆくようかのように見える。言葉では冷静にレースの戦略を語っているが、やはり何か上の空のような表情を見せている。あまりに多くのことを一度に達成した。
 フェラーリの地元サンマリノでの復活、今年のシーズンの展開、まだF1で成し得なくてはならないことがあること、もちろん最多ポールポジション記録の達成、セナが旅立ったこの地でセナが持つ最後の記録を塗り替えたこと。今日はミハエルにゆっくりとそれらをかみ締めて貰いたい。明日には、復活を確実のものとするために必要な勝利を得なくてはならないのだから...。

 2番手にはバトン、そして3番手には今シーズン苦しみぬいていたバリチェロが入った。記者会見では、チームへの感謝の気持ちを包み隠さずに語った。ブレーキへの慣れ、タイヤへの慣れ、マシンへの慣れ、いろいろな意味でバリチェロはここにたどり着くまでに多くの苦労を味わい、そしてそれらを克服したのだ。明日の決勝も、これまでの鬱憤を晴らすかのようなすばらしい走りを見せてくれることだろう。

 4番手にはマッサが入り、5番手にアロンソが来た。アロンソはP3でのアタックは、明らかにポールを狙う走りではなかった。ただ、これまでの展開を考えれば、アロンソは予選を走りながら明日の決勝の戦略を考えていたのだろう。予選で上位に入らなくとも決勝では勝てる。アロンソの明日の戦略から、目が離せないだろう。
 6番手には復活のトヨタ、ラルフが入った。トゥルーリも9番手に入り、こちらも攻めの状況にはいたといっても過言ではないだろう。7・8番手にはマクラーレンのモントーヤ、ライコネンが入ったが、こちらもアロンソと同様に決勝戦略を見据えた予選だったと考えられる。そして、P3の最後尾はウェバーとなった。

2006年4月21日

F1GP 2006 第4戦 サンマリノGP Friday Practice 2 Result

PosTimeGapLapsDriver
11'25.0430.00015F.ALONSO(Ren)
21'25.3710.32813M.SCHUMACHER(Fer)
31'25.4210.37831R.KUBICA(BMW)
41'25.6990.65631A.DAVIDSON(Hon)
51'25.8790.83616F.MASSA(Fer)
61'25.9910.94815G.FISICHELLA(Ren)
71'26.0290.98624J.TRULLI(Toy)
81'26.3281.28531A.WURZ(Wil)
91'26.3341.29115J.MONTOYA(McL)
101'26.3871.3447N.HEIDFELD(BMW)
111'26.4271.38412J.BUTTON(Hon)
121'26.5001.45716K.RAIKKONEN(McL)
131'26.6531.61019R.BARRICHELLO(Hon)
141'26.7831.74024C.ALBERS(Mid)
151'26.7971.75413J.VILLENEUVE(BMW)
161'26.9171.87427R.DOORNBOS(Red)
171'26.9891.94610N.ROSBERS(Wil)
181'27.1282.08524V.LIUZZI(Tor)
191'27.1572.1146M.WEBBER(Wil)
201'27.5032.46012D.COULTHARD(Red)
211'27.5442.50120T.MONTEIRO(Mid)
221'27.6392.5965R.SCHUMACHER(Toy)
231'27.7192.67625S.SPEED(Tor)
241'27.9902.94712C.KLIEN(Red)
251'28.3613.31821N.JANI(Tor)
261'28.8333.79027G.MONDINI(Mid)
271'29.8704.82723T.SATO(Agr)
281'31.0425.99920Y.IDE(Agr)
---
 若きチャンピオン・アロンソvs皇帝ミハエルの一騎打ち、そのような御題にふさわしい金曜セカンドセッションとなった。
 ミハエルが、開始21分後に1'25.470でトップに立つと、直後にアロンソは1'26.583で2番手につけ、続けざまに1'26.364でその差を0.894にまで迫った。続けて、2番手のタイムを出したのはモントーヤで1'26.639でわずかにアロンソを上回り、ミハエルとは0.864秒差。そして、そのタイムもヴルツがわずかに上回り、ミハエルまで0.858差となる。

 そして、セッション開始37分後、再びアタックを開始したアロンソが1'25.732でミハエルまで0.262秒差にまで迫ってきた。しかし、そのタイムをデビッドソンがわずかに上回る0.229秒差。そしてセッション終盤の57分後にアロンソが0.004秒差にまで迫り、クビカが1'25.421でトップに立つものの翌周にアロンソが1'25.043のタイムを叩きだし、トップとなった。その後、ミハエルも果敢にアタックを行うが、1'25.371でアロンソに遅れること0.328秒で2番手となった。ミハエルの最終アタックはS2でファステストを出すものの、S3では後れを取ったことからトラフィックに引っかかったと考えられる。このタイムロスが無ければ、ミハエルがアロンソを上回った可能性は十分にあっただろう。
 一方、アグリチームは琢磨がミッドランドに迫る勢いを見せていたが、中盤以降タイムが伸びず井出と共に最後尾に沈んだ。

F1GP 2006 第4戦 サンマリノGP Friday Practice 2 Live
F1 第4戦サンマリノGPフリー走行2回目

F1GP 2006 第4戦 サンマリノGP Friday Practice 2 Live

DRY
TRACK TEMP 30℃
AIR TEMP 25℃
WIND SPEED 3.0 mps
HUMIDITY 35%
PRESSURE 1012.4mBar
// 予想より気温が上がってますねー
// アグリチームがどこまでミッドランドに迫れるか見ものです
// ミハエルの好調は持続しますかねー?
// そんな感じで、金曜日2回目のプラクティスをライブでお伝えいたします
---
21:00 SESSION START
// 井出、クビカ、アルバース、琢磨、デビッドソン、モンディーニがコースイン
21:02
// リウッツィ、スピード、モンテイロコースイン
21:03
デビッドソン 1'31.080
モンディーニ 1'31.080
モンティロ 1'31.601
アルバース 1'33.937
琢磨 1'34.080 // 6th TOP GAP 4.175
井出 1'40.749 // 7th TOP GAP 10.844
21:04
リウッツィ 1'29.905 // TOP
21:05
デビッドソン 1'28.509 // TOP
モンディーニ 1'29.740 // 2nd GAP 1.231
琢磨 1'31.187 // 6th GAP 2.678
井出 1'33.179 // 9th GAP 4.670
21:06
ヴルツ 1'29.141 // 2nd GAP 0.632
アルバース 1'29.087 // 2nd GAP 0.578
琢磨 1'30.779 // 7th GAP 2.270
// 琢磨一回目のタイムを上回る
21:07
ヴルツ 1'28.378 // TOP
デビッドソン 1'28.401 // 2nd GAP 0.023
21:09
ヴルツ 1'27.945 // TOP
クビカ 1'27.998 // 2nd GAP 0.053
// ライコネン、トゥルーリがコースイン
21:10
トゥルーリ 1'28.511 // 4th GAP 0.566
// モントーヤ、コースイン
21:11
ライコネン 1'27.325 // TOP
トゥルーリ 1'27.698 // 2nd GAP 0.373
// バリチェロ、コースイン
21:13
ライコネン 1'26.782 // TOP ,2nd GAP 0.916
21:14
モントーヤ 1'27.658 // 2nd GAP 0.876
21:15
ヴルツ 1'27.433 // 2nd GAP 0.651
バリチェロ 1'29.282 // 12th GAP 2.500
// マッサ、コースイン
21:16
モントーヤ 1'27.065 // 2nd GAP 0.283
21:17
バリチェロ 1'27.875 // 5th GAP 1.093
21:18
マッサ 1'26.913 // 2nd GAP 0.131
// フィジコ、ミハエル、アロンソ、コースイン
21:19
フィジケラ 1'29.283 // 14th GAP 2.501
ミハエル 1'26.933 // 3rd GAP 0.151
21:20
アロンソ 1'29.954 // 17th GAP 3.172
フィジケラ 1'27.292 // 5th
21:21
ミハエル 1'25.470 // TOP
// 井出も一回目のタイムを上回りました
21:22
アロンソ 1'26.583 // 2nd GAP 1.113
フィジケラ 1'27.170 // 6th GAP 1.700
21:23
アロンソ 1'26.364 // 2nd GAP 0.894
琢磨 1'29.870 // 18th GAP 4.400
// 琢磨、モンティロを喰う
21:25
フィジケラ 1'26.828 // 4th GAP 1.358
// ウィリアムズ勢、レッドブル、BMW、バトンがまだコースインせず
21:26
リウッツィ 1'27.773 // 10th GAP 2.303
モンティロ 1'29.763 // 18th GAP 4.293
// 琢磨、モンティロに喰われる、差は0.107sec
// DC、JV、CKコースイン
21:29
クルサード 1'27.914 // 12th GAP 2.444
ヴィルヌーヴ 1'29.957 // 21th
クリエン 1'29.202 // 19th
21:30
ヴィルヌーヴ 1'28.576 // 16th GAP 3.106
バリチェロ 1'26.653 // 3rd GAP 1.183
21:31
モントーヤ 1'26.645 // 3rd GAP 1.175
21:32
ヴルツ 1'26.822 // 6th GAP 1.352
21:33
モントーヤ 1'26.334 // 2nd GAP 0.864
デビッドソン 1'26.639 // 4th GAP 1.169
ヴルツ 1'26.328 // 2nd GAP 0.858
21:35
ラルフ 1'28.419 // 19th GAP 2.949
アルバース 1'28.415 // 19th GAP 2.945
// バトン、コースイン
21:36
バトン 1'28.273 // 16th GAP 2.803
// ミハエル、コースイン
21:37
アロンソ 1'25.732 // 2nd GAP 0.262
バトン 1'26.569 // 5th GAP 1.099
21:39
// ミハエルS1をファーステストで通過
// しかし、そのまま、ピットに戻る...
21:42
// やっと、ロズベルグがコースイン
// 琢磨が自己ベストでS1通過
21:43
// 琢磨タイム更新ならず
ロズベルグ 1'29.946 // 25th GAP 4.476
トゥルーリ 1'26.029 // 3rd GAP 0.559
21:45
ロズベルグ 1'28.178 // 17th GAP 2.708
21:46
フィジケラ 1'26.498 // 7th GAP 1.028
// ハイドフェルドがコースイン
21:47
フィジケラ 1'26.424 // 6th GAP 0.954
デビッドソン 1'25.699 // 2nd GAP 0.229
クビカ 1'25.770 // 4th GAP 0.300
ロズベルグ 1'27.481 // 14th GAP 2.011
21:48
ハイドフェルド 1'27.561 // 18th GAP 2.091
21:52
// 井出がコースイン
// 上位のドライバーが一斉にコースイン
// ウェバー、やっとコースイン
21:53
ハイドフェルド 1'26.387 // 8th GAP 0.917
21:54
モンティロ 1'27.544 // 18th GAP 2.074
21:55
ウェバー 1'27.767 // 22th GAP 2.297
21:56
ドーンボス 1'26.917 // 15th GAP 1.447
21:57
アロンソ 1'25.474 // 2nd GAP 0.004!!!
マッサ 1'25.910 // 5th GAP 0.489
// アロンソがファステストで S1通過
21:58
クビカ 1'25.421 // TOP !!
21:59
アロンソ 1'25.043 // TOP !!!!
// 井出もじりじりと自己ベストを更新
// ミハエルがS2でファステスト!
22:00
ミハエル 1'25.371 // 2nd GAP 0.328
// ミハエル、惜しい! S3が遅かったのでトラフィックに引っかかったか
22:01
フィジケラ 1'25.991 // 6th GAP 0.948
---
 若きチャンピオン・アロンソvs皇帝ミハエルの一騎打ち、そのような御題にふさわしい金曜セカンドセッションとなった。
 ミハエルが、開始21分後に1'25.470でトップに立つと、直後にアロンソは1'26.583で2番手につけ、続けざまに1'26.364でその差を0.894にまで迫った。続けて、2番手のタイムを出したのはモントーヤで1'26.639でわずかにアロンソを上回り、ミハエルとは0.864秒差。そして、そのタイムもヴルツがわずかに上回り、ミハエルまで0.858差となる。
 そして、セッション開始37分後、再びアタックを開始したアロンソが1'25.732でミハエルまで0.262秒差にまで迫ってきた。しかし、そのタイムをデビッドソンがわずかに上回る0.229秒差。そしてセッション終盤の57分後にアロンソが0.004秒差にまで迫り、クビカが1'25.421でトップに立つものの翌周にアロンソが1'25.043のタイムを叩きだし、トップとなった。その後、ミハエルも果敢にアタックを行うが、1'25.371でアロンソに遅れること0.328秒で2番手となった。ミハエルの最終アタックはS2でファステストを出すものの、S3では後れを取ったことからトラフィックに引っかかったと考えられる。このタイムロスが無ければ、ミハエルがアロンソを上回った可能性は十分にあっただろう。
 一方、アグリチームは琢磨がミッドランドに迫る勢いを見せていたが、中盤以降タイムが伸びず井出と共に最後尾に沈んだ。

F1GP 2006 第4戦 サンマリノGP Friday Practice 2 Result
F1 第4戦サンマリノGPフリー走行2回目

F1GP 2006 第4戦 サンマリノGP Friday Practice 1 Result

PosTimeGapLapsDriver
11'24.7510.0004M.SCHUMACHER(Fer)
21'25.1320.38119A.WURZ(Wil)
31'25.9421.19124R.KUBICA(BMW)
41'26.0121.26127A.DAVIDSON(Hon)
51'26.4171.6667J.TRULLI(Toy)
61'26.4981.74718R.DOORNBOS(Red)
71'26.5961.8454F.MASSA(Fer)
81'26.6781.9277D.COULTHARD(Red)
91'26.9382.1875K.RAIKKONEN(McL)
101'28.0483.29713C.ALBERS(Mid)
111'28.4983.7476S.SPEED(Tor)
121'28.9694.21820G.MONDINI(Mid)
131'29.1064.35513C.KLIEN(Red)
141'29.6954.94413N.JANI(Tor)
151'29.6974.94613T.MONTEIRO(Mid)
161'30.3485.5976V.LIUZZI(Tor)
171'31.2176.46617T.SATO(Agr)
181'31.4826.73117Y.IDE(Agr)
 セッション終盤、颯爽とコースインしたミハエルが1'24.751のタイムを叩きだし、3rdドライバーがひしめくトップタイム集団の一番上に現れた。金曜日のファーストセッションとはいえ、トップタイムを出しルノーへの反撃ののろしを上げる形となった。

 セッションのほとんどは3rdドライバーと、下位集団のドライバーがコースを占めた。一時、ミッドランド集団の真後ろにつけていた、アグリの琢磨だったが、最終的にはモンティロから1.5sec差の17番手に終わった。セッション終盤、琢磨に0.265sec差に詰め寄った井出。セッション最後のアタックで自己ベストを更新していたが、タイミングモニターにSTOPの表示。攻めすぎて、コースアウトでもしたのだろうか? それでも、これまでのセッションでも最も琢磨に迫った0.265sec差は見事だと言えよう。

 尚、ウェバー、ロズベルグ、バトンはコースインせず。ルノー、BMW、ラルフ、モントーヤ、バリチェロはインスタレーションラップのみの走行となった。

F1GP 2006 第4戦 サンマリノGP Friday Practice 1 Live
F1 第4戦サンマリノGPフリー走行1回目
M.シューマッハ、いきなりトップタイム!

F1GP 2006 第4戦 サンマリノGP Friday Practice 1 Live

DRY
TRACK TEMP 26℃
AIR TEMP 22℃
WIND SPEED 1.1 mps
HUMIDITY 48%
PRESSURE 1013.1mBar
// はい、本日もライブいたします
// ちなみに、明日はINDY JAPAN観戦のため、ライブは出来ない確率が高いです
// INDY JAPANは雨で予選が出来ず、ポイントランキングの順番で決勝スタートとのこと
// 松浦6番手です、がんばれー!
---
18:00 SESSION START
// デビッドソン、ヴルツ、琢磨、井出、ドーンボス in
18:01
// モンディーニ、クビカ in
// 大変!琢磨にSTOP表示が!!!
// あれ、消えた? ガレージに戻れたのかな?
18:03
デビッドソン 1'34.163
18:04
デビッドソン 1'31.990
18:06
デビッドソン 1'30.182
// コースはデビッドソンとリウッツィのみ
18:09
// お、ライコネンがコースイン
18:11
ヴルツ 1'30.521 // 2nd
18:12
ドーンボス 1'31.189 // 3rd
ヴルツ 1'28.962 // TOP
18:14
井出 1'42.546 // 4th
// 琢磨、再度コースイン、1周で戻りましたが、どうやら大丈夫そうです
18:15
ヴルツ 1'28.055 // TOP
ドーンボス 1'28.888 // 2nd
井出 1'37.608 // 4th TOP GAP 10.257sec
18:16
デビッドソン 1'27.351 // TOP
18:18
井出 1'34.469 // 4th TOP GAP 7.118sec
18:20
井出 1'34.355 // 4th TOP GAP 7.004sec
18:23
佐藤 1'34.996 // 5th TOP GAP 7.645sec
18:25
佐藤 1'33.224 // 4th TOP GAP 5.873sec
クビカ 1'30.315 // 4th
18:26
佐藤 1'32.396 // 5th TOP GAP 5.045sec
クビカ 1'28.437 // 3rd
// あれ? アロンソが走ってます
18:28
クビカ 1'27.414 // 2nd TOP GAP 0.063sec
// さらにクビカはS1をファーステストで通過!
18:30
クビカ 1'26.979 // TOP
琢磨 1'31.680 // 5th TOP GAP 4.701
モンディーニ 1'34.130 // 6th
18:33
デビッドソン 1'26.906 // TOP ,2nd GAP 0.073sec
ヴルツ 1'27.144 // 3rd ,TOP GAP 0.238sec
// デビクル(DC)、クリクリがコースイン
18:36
モンディーニ 1'30.931 // 5th
18:38
クビカ 1'26.784 // TOP ,2nd GAP 0.110sec
18:39
アルバース 1'30.582 // 6th
18:41
ジャニ 1'30.984 // 7th
18:42
クビカ 1'26.675 // TOP, 2nd GAP 0.219sec
18:43
モンティロ 1'31.905 // 9th
18:44
クビカ 1'26.189 // TOP , 2nd GAP 0.705sec
琢磨 1'31.217 // 8th TOP GAP 5.028sec
モンティロ 1'31.146 // 8th
18:45
井出 1'33.620 // 10th TOP GAP 7.431sec
18:47
ドーンボス 1'27.197 // 4th TOP GAP 1.008sec
18:49
ヴルツ 1'25.132 // TOP ,2nd GAP 1.057sec!!
18:52
デビッドソン 1'26.012 // 2nd TOP GAP 0.880sec
// 終盤になって一気に、スピード、リウッツィ、アロンソ、トゥルーリ、デビクル(DC)、クリクリ、ヴィルヌーヴ、バリチェロがコースイン
18:53
クビカ 1'25.942 // 2nd TOP GAP 0.810sec
モンディーニ 1'29.351 // 6th
18:55
スピード 1'29.421 // 8th TOP GAP 4.289sec
ドーンボス 1'26.498 // 4th TOP GAP 1.366sec
18:56
トゥルーリ 1'27.166 // 5th TOP GAP 2.034sec
クルサード 1'29.126 // 9th TOP GAP 3.994sec
18:57
クルサード 1'27.582 // 6th TOP GAP 2.450sec
トゥルーリ 1'26.558 // 5th TOP GAP 1.426sec
ライコネン 1'27.686 // 7th TOP GAP 2.554sec
18:58
井出 1'32.239 // 17th TOP GAP 7.107sec
ミハエル 1'26.244 // 4th TOP GAP 1.112sec
18:59
トゥルーリ 1'26.417 // 5th TOP GAP 1.285sec
// ミハエルがファーステストでS2通過!
マッサ 1'26.596 // 7th
井出 1'31.482 // 18th TOP GAP 6.731sec
19:00
ミハエル 1'24.751 // TOP , 2nd GAP 0.381sec!!!!!
// 井出ぇ~、いいペースで走ってたのに、STOP!!!!
// エンジンでないことを祈る
// ありゃ、ジャニもSTOPです!
---
 セッション終盤、颯爽とコースインしたミハエルが1'24.751のタイムを叩きだし、3rdドライバーがひしめくトップタイム集団の一番上に現れた。金曜日のファーストセッションとはいえ、トップタイムを出しルノーへの反撃ののろしを上げる形となった。

 セッションのほとんどは3rdドライバーと、下位集団のドライバーがコースを占めた。一時、ミッドランド集団の真後ろにつけていた、アグリの琢磨だったが、最終的にはモンティロから1.5sec差の17番手に終わった。セッション終盤、琢磨に0.265sec差に詰め寄った井出。セッション最後のアタックで自己ベストを更新していたが、タイミングモニターにSTOPの表示。攻めすぎて、コースアウトでもしたのだろうか? それでも、これまでのセッションでも最も琢磨に迫った0.265sec差は見事だと言えよう。

 尚、ウェバー、ロズベルグ、バトンはコースインせず。ルノー、BMW、ラルフ、モントーヤ、バリチェロはインスタレーションラップのみの走行となった。

F1GP 2006 第4戦 サンマリノGP Friday Practice 1 Result
F1 第4戦サンマリノGPフリー走行1回目
M.シューマッハ、いきなりトップタイム!

F1GP 2006 第4戦 サンマリノGP Information

F1GP 2006 第3戦 オーストラリアGP Time
Date Local Time Japan Time Program
4/21(Fri) 11:00~12:00 18:00~19:00 Friday Practice 1
14:00~15:00 21:00~22:00 Friday Practice 2
4/22(Sat) 11:00~12:00 18:00~19:00 Saturday Practice
14:00~ 21:00~ Qualifying
4/23(Sun) 14:00~ 21:00~ Race

Interactive Circuit Map - San Marino
Yahoo! Japan サン・マリノGP: データ
Fuji TV CS F1 Page
 4/22(土)17:50~19:10 Saturday Practice   #10 スタジオ解説:森脇基恭 実況:長谷川豊
 4/22(土)20:50~22:30 Qualifying   #11 現地解説:川井一仁 今宮純 スタジオ解説:森脇基恭 実況:長谷川豊
 4/23(日)20:50~13:10 Race   #12 現地解説:川井一仁 今宮純 スタジオ解説:森脇基恭 実況:長谷川豊
Fuji TV 地上波 F1 Page
 4/22(土)25:45~26:45 Qualifying *一部地域
 4/23(日)23:50~25:40 Race
2006年Rd.4:サンマリノGPスケジュール@nifty

イモラではフィジケラに新スペックエンジン

ルノー、フィジケラのみにBスペックエンジン投入
ルノーのエンジン責任者デュニ・シュブリエによると新エンジンは予選で10分の数秒は速いだろうとのこと。

 エンジン交換のタイミングにあったフィジケラに、ルノーの新スペックエンジンが投入されるとのこと。「予選で10分の数秒速い」というメリットは計り知れないのだが、実質の新エンジンだけにトラブルが出ないことを祈るばかりだ。トラブルが出なければ、もちろんフィジケラが有利ということになるはずだ。フィジケラからしてみれば地元で勝利を収め、一気にアロンソに追いすがりたいところだろう。

十分怒ってるじゃないか、クルサード

クルサード、「別にスピードとは問題ない」 われわれは共に同じ会社のために働いているというだけで、だからといってお互いを良く承知しているという訳じゃないんだから。ま、彼はF1が3戦目のGP2ドライバーというだけだろう。

 なんというか、やはり怒ってるんだろうね、クルサード...。

一方スピードのほうはかなり厳しい口調でクルサードを非難していたが、果たしてこちらの腹の虫は治まったか。

 スピードはかなりやばい発言をして5000ドルの罰金になったそうだが...。ただ、久々に登場したナイスキャラクターのドライバーの登場を歓迎すべきかもしれない。

さすがにルノーは無いだろう、ミハエルは

アロンソ、「シューマッハがルノー来る訳ない」 いいかい、シューマッハは年に4,000万ドル(約47億円!)ものサラリーをもらっているんだ。そんな大金、フェラーリ以外に払える所はないよ。

 ミハエルがF1を戦うモチベーションとしてギャラが重要な位置を占めていることは事実だろう。実際、既に7回もチャンピオンを取ったミハエルが、確実にチャンピオンに近いポジションのためにギャラを大幅にダウンさせることはありえない。そして、ルノーはただでさえコスト削減に拍車をかけようとしている段階で、(ミハエルからしてみれば大幅減額なのだが)高額のサラリーを払うことは考えにくいだろう。

 ただ、ミハエルがルノーチームを買い取るといった選択肢があるのなら話は別なのだが...。

タイヤ競争はあってしかるべきだ

【ADVAN航空機タイヤ】F1参入を意図か
桜林秀明事業部長:もちろんF1をやってみたいという気持ちはつねにあります。技術的には、F1用タイヤを開発するために何をやっていくべきかというロードマップはすでに見えています

 ミシュランが今年限りで撤退することに伴い、来年からF1は再びブリヂストンのワンメイクとなる。2008年以降はレギュレーションによってシングルサプライヤーの状態となる。そうなってしまえば、今回のADVANのF1参入の話は夢のまた夢の話となってしまうのだが、このレギュレーションが確定するとは限らない。ワンメイクになったために、レースに及ぼす影響などが明らかになってくれば、再びタイヤによる競争が復活するだろう。個人的には3メーカー以上のマルチサプライヤーで、タイヤがF1にとってより重要な状況を望むのだが...。

マッサが来年フェラーリをレースで走らせる可能性は無いだろう

厳しい状況の中でサンマリノに挑むマッサ
1年契約のフェリペ・マッサにとっては来季の残留の可能性はかなり低くなっている。さらにポイント獲得はマレーシアGPの5位入賞だけという成績に、チーム代表のジャン・トッドからも「現時点では期待はずれ」と宣告される

 1年契約ということからもわかるが、現時点ではマッサが来年のフェラーリを走らせる可能性は0%だろう。ただ、トッドはマッサの首をシーズン中に切ることはありえない、確かに現時点でマッサから別のドライバーに変えたところで状況が好転する可能性は限りなく低いだろうから。どちらにしても、もはやミハエルを上回るほどの結果を残さない限り、マッサがフェラーリを走らせることは不可能だろう。

トヨタにとってガスコインは既に過去の存在なのか

トゥルーリ、「ガスコイン離脱の影響ない」
ガスコインの後任にはまだ誰も就いていないけれど、でも特にその影響はないと思う。 彼はただ一人で仕事をしていた訳ではなく、多くの人と一緒にやっていた訳だから、今もシステムとしてはきちんと継続されているよ。

 ガスコインの存在を明確に否定しているわけではないが、ガスコイン離脱は取るに足らない話だと思わされる発言だ。トゥルーリにとってみれば、ディレクターのわがままでタイヤテストが出来ない状況は満足できるわけが無い。実際、ここイモラで明確な結果を出すことが出来れば、トヨタにとってガスコインは過去の存在、いや障害だったと認識されるだろう。

ミハエルは確実に勝ちに来るだろう

すべてを納得させるためにシューマッハ勝利欲しい
もしここでフェラーリ&シューマッハが好成績、できれば優勝を遂げることができるならば、噂されるフェラーリ・チーム残留についてチームとこれを取り巻く周囲を納得させることができる。いやそれ以上に自分自身を納得させることができるからだ。

 フェラーリの復活、それを表明するにはこれ以上の舞台は無い。ルノーの圧倒的優位のムードを一気に振り払うことだって可能だろう。イモラはフェラーリにとってはそれほど特別な場所なのだ。そして、ミハエルにとってもいろいろな意味で重要な場所でもある。
 12年前、セナがこの世を旅立った地。ミハエルはセナに戦いを挑み、実力で打ち破りチャンピオンとなる。セナが生きていたら2004年のチャンピオン争いは歴史に残る熾烈なものになっただろう。今、ミハエルはその当時のセナの年齢も超え、そして新たに現れた若きチャンピオンに戦いを挑まなくてはならないのだ。

 ミハエルは記録には十分残った。そして、確実に記憶に残る伝説のドライバーとなるためにも、ここでアロンソを打ち負かさねばならないのだ。

アロンソにとって、予選の順位はそれほど意味が無い

アロンソ、「予選最終ピリオドは退屈」
いっそ燃料に関する規則を撤廃して、最後のピリオドでも純粋なアタックができるようにすればいいんだ。

 結局のところ、この燃料レギュレーションは上位10台に対するハンデのようなものなのかもしれない。上位10台に入ることができるマシンに対して、ポールポジションを取るためにはエンジンの走行距離を伸ばしてでも燃料を減らした上でアタックを行わねばならない。これは、実質上のハンデのようなものと考えることが出来るだろう。ただ、アロンソが指摘している通りで、そのハンデのためにドライバーもチームも観客も20分もの時間を無駄に(敢えてそう書かせてもらう)費やすことになっているのだ。確かに、この部分は改めて欲しい。やはり、最初から最後まで全力のアタックで1000分の1秒を争って欲しい。

 さて、このアロンソの発言には単に予選方式に対する提案に加え、別の意味も含んでいるのではなかろうか? 

ちなみに今季ここまで3戦、アロンソはまだポールポジションを獲得していない。

そうなのだ、アロンソはポールを獲得していないにもかかわらず今期2勝に加え、唯一勝っていないマレーシアでも2番手に入っている。もはや、アロンソにとってポールポジションを争う予選は意味が無いのかもしれない。つくづく、この若きチャンピオンには驚かされる。そう、セナ無き後の若きミハエル・シューマッハを彷彿とさせるかのような圧倒的な強さに...。

ルノーが日産ブランドになったとしたら

* これはあくまで私見である

ルノーF1、将来については6月に決断

 このニュースを読み、エントリを書いていてふと気づいたのだが、

あるいはどのような利益でチームが売却できるのか

この部分がどうにも引っかかったのだ。ルノーがチームを売却すると言う選択肢は十分に考えられるだろう。チャンピオンを取ったばかりのマシンとチーム、そしてことしチャンピオンを取るかもしれないドライバー1名がセットでついてくるのだから、その価値はかなりのものだろう。
 F1に参戦することは、自動車メーカーにとって極めて大きな宣伝効果を持っている。それだけに、売却先を誤ると、大きな影響が出ないとも限らない。そう考えると、売却先として一番最初に検討されるのは、ルノーという企業に近い会社からということになるだろう。

 そこで出てきたのは、ルノーから日産へのブランド変更だ。日産はかつての危機的な状況を脱し、多くの新車を出し販売も好調、トヨタに並び好業績をあげ始めている。ただ、国内トップのトヨタとの隔たりは大きく、ちょっとやそっとでは抜くどころか追いつくことも難しいだろう。その圧倒的な差に対して、大きなインパクトを与える手段として、日産のF1参戦がありえるのではないだろうか?
 トヨタやホンダが5年近くかかっても取れないチャンピオンを、それぞれのメーカーに比べれば圧倒的に優位な状態で獲得することが可能なのだ。あの巨人トヨタでも、レースでは圧倒的なブランドイメージを持っているホンダでも獲得できなかったチャンピオンをたった1年で獲得することが出来るかもしれないのだ。最低でも、国内における日産のイメージは根本的に改められるだろう。そして、そのことが日産やルノーにとってどの程度のマーケティング効果があるか、その点を真剣に検討していないとは考えにくいのだ。

 もちろん、ルノーから日産ブランドに替わり確実にチャンピオンが取れるわけではないし、実質中身はルノーのままなので日産ブランドに対するイメージが確実に変わるとも思えない。ただ、ブランドイメージと言うものは実績のみから作られるものではなく、創り出されるものでもある。モータースポーツに興味が無い自動車購入層にとっては、チームの中身がルノーである等は理解していなくても、「日産が参戦初年度でチャンピオンを取ったのだ、トヨタでもホンダでも出来ないことをやってのけた」というイメージはつくのだ。

 個人的にはトヨタvsホンダの構図に日産が殴りこんでくるというのは、極めて面白い状況だと考えられる。そして、鈴鹿・富士と年間2開催が確定するのなら相乗的に日本でのF1市場は飛躍的に拡大するだろう。バーニー・エクレストンが積極的に動いているとは思えないが、もしこのような展開になったとすればF1と日本はより密接な状態となるだろう。ヨーロッパとアジア、F1の将来は2大拠点に転換する可能性は低くないだろう。

 かなり論理が飛躍してしまったが、ゴーン氏なら十分考えられる展開だろう。ゴーン氏の決断やいかに。

ゴーン氏の要求は厳しい

ルノーF1、将来については6月に決断
アラン・ダサス/ルノー・スポール代表:カルロス・ゴーン(ルノー社長)はただF1が受容できる範囲の資金でもって成功を収めることを望んでいる。われわれはどの程度経費の削減が見込まれるのか、あるいはどのような利益でチームが売却できるのか、あらゆる可能性を検討しなければならない。

 ルノーチームがどの程度の予算でF1を戦っているのかわからないのだが、フェラーリやトヨタなどに比べれば限られた予算であるイメージが強い。そして、ゴーン氏はその予算をさらに抑えてF1に参戦できなければ撤退を選ぶとの要求が出ているようだ。ゴーン氏からしてみれば、ルノーにとってのF1参戦は宣伝・マーケティング的な効果のためだと言い切れるのだろう。そう考えれば、費用対効果を最大のポイントに置くのは企業としては当然の考えだ。そして、ルノーブランドでチャンピオンを1度ないしは2度獲得してしまえば、もはやF1に参戦する役割は終わったと判断するのだろう。

アロンソのことをもう忘れたのか?

メルセデス首脳、「今週ライコネンの発表ない」
ノルベルト・ハウグ/メルセデス・モータースポーツ・ディレクター:今週のサンマリノGP時にもフェラーリ移籍が発表されるとか言われているが、そんなことはないだろう。なぜなら、われわれに何の話もないからね。そのような決定が、まるですべて陰で行われるとは想像できないよ。したがって今週は何もない筈だ。

 アロンソのマクラーレン移籍発表の際、本当に限られた関係者にしかその情報はいきわたっていなかったことを私達は忘れていない。ライコネンからしてみれば、移籍してしまうのなら手の内を明らかにする必要は無いだろう。ただ、このハウグの発言を真に受けるとするのなら、ライコネンの移籍は確実だと考えざるを得ないだろう。

2006年4月20日

ルノーは回転数を抑えても勝てるマシンなのか

ルノー、2006年は余裕なシーズン?
前回のオーストラリアGPで優勝したアロンソは、途中からエンジンをセーブし、600回転ほど回転数を下げ、余裕を持って走行していたというのだ。しかもその状態で、ほかのマシンより毎周1秒も速かったのだから、今年のルノーの走りはまさに圧巻と言えるだろう。

 これは、驚愕の事実だ。回転数を抑えていてもアロンソは余裕で勝ってしまった。エンジンがすばらしいのか、マシン自体がすばらしいのか。どちらにしても、それは、アロンソを脅かすライバルが不在であることも意味している。今週末のサンマリノではアロンソを全力で走らせるような展開になることを祈るばかりだ。

もはや、ミハエルの引退はありえないだろう

シューマッハ、ヨーロッパGP時に残留発表か
ヨーロッパGPはシューマッハのホームグランプリの一つであるドイツ・ニュルブルクリンクでの開催になる。またこれは上司であるロス・ブラウン/テクニカル・ディレクターが先に語った「遅くとも6月、おそらくは5月中に発表」という見込みとも符合するものだ。
シューマッハ、やはりフェラーリ残留濃厚
このところ来季の行方にまつわる噂が一気にヒートアップしているミハエル・シューマッハ。英『タイムズ』紙のインタビューに答え、フェラーリとの契約更新の可能性が高いことを認めた。

 レッドブルが獲得に名乗りを上げたことが影響しているのか、ミハエルのフェラーリ残留交渉が大詰めになっているようだ。これまでのニュースソースと異なり、こちらはドイツの通信社スポーツ・インフォメーション・サービスによる報道であり、ある程度信憑性が高い情報と考えられる。

 すでに、ミハエルが引退するということを口にする人はいなくなってしまったようだ。今週末のサンマリノでフェラーリが戦闘力を発揮することがあれば、それは確信と替わるだろう。

レッドブルは、モントヤとミハエルになるのか?

「モントーヤ、レッドブル移籍の可能性」地元紙報じる
ディートリッヒ・マテシス:以前から言っているように、われわれは勝利のために2人のトップドライバーを必要としているんだ。そのためわれわれの候補者リストには、あらゆるドライバーがノミネートされているよ。とはいえ、シューマッハやライコネン、アロンソらは難しそうだがね。ま少なくともモントーヤはそのリストの筆頭に挙げられるだろう

 今レッドブルとトロロッソのステアリングを握っている4人にとっては衝撃的な発言だ。少なくとも、現時点で満足しているようなドライバーには無用だと宣言しているようなものであり、開幕3戦のままの状況の場合、ドライバー総入れ替えすら無いとはいえない状況だろう。こうなってくると、モントーヤの加入はほぼ確実なのかもしれない。自分自身のブランドがメインスポンサーだけに、持ち込みドライバーや、ドライバーの国籍なども一切問わないだろう。これまでのF1チームでの慣例のようなものは一切無視した展開だけに、実力のあるドライバーにとってみればチャンスなのかもしれない。

新規参入チームは、書類の段階でどの程度絞られるのだろうか?

早くも却下チームに『サクラチル』通知
英『ピットパス』が伝えたところによれば、19日(水)FIAは2008年F1シリーズにエントリーした22のチームのうち、まず書類の段階で不合格とされたチームに対しその旨通知を行なったということだ。

 いわゆる書類選考落ちになるチームがいくつかあるということなのだが、実態が無いチームや計画がずさんなものなど、検討に値しないチームがここには含まれていると思われる。現時点で参戦している11チームはもちろん書類選考で落ちることは無い(はず)なので、最終的に新規参戦できるチームは1チームに絞られることになるのだが、この書類の段階でいきなり1チームになることは無く、半数以上は書類を通過すると思われる。

 次に、実際の審査に進むと思われるのだが、この段階で新規参入枠が広がるのではと考えられる。もしくは、発表まで1チームと言う形で進め、最終的に複数チームの参入が発表=枠の拡大、と予想しているがどうだろうか? 

来期はボーダフォン・マクラーレンか

『エミレーツ航空』、視線はサッカーに
現在マクラーレン・チームのスポンサーを務める中東の雄『エミレーツ航空』(アラブ首長国連邦ドバイ)が、FIFA(国際サッカー連盟)に対し巨額契約を結んだことがわかった。

 マクラーレンは来期のボーダフォンとの契約の狭間で、今年のメインスポンサーがぽっかりと穴が開いてしまった形となっていた。そこに、入ってきたエミレーツ航空がメインに次ぐスポンサーに定着するのかと思われていたが、どうやらその方向には進まないようだ。

 今年、このエミレーツ航空のスポンサードのため、シルバーに赤が入ったカラーリングとなったが、ボーダフォンも赤を基調とするカラーなので、来期のマクラーレンは今年と同様もしくはより赤に近いマシンカラーになることが予想される。

レッドブルはミハエルまで得ようとしているのか?

レッドブル、「シューマッハとコンタクト取る」
ディートリッヒ・マテシス/オーナー:私がシューマッハと話したことがあるかって?あるさ、『ハロー』って言っただけだがね。しかし6月か7月には彼と連絡を取るつもりだ

 とどまるところを知らないレッドブルの勢いは、ついこの前モントーヤの話題が上がったのにもかかわらず、今度はミハエル獲得のニュースが飛び交った。ただ、フェラーリでもう一度チャンピオンを取らない限り、他チームへの流出は確実にチャンピオンを狙えるチームでしか考えられないと思うのだが...。

これが実現すればシューマッハ&クルサードという、F1界の『長老コンビ』が実現する!

ミハエルと得たのなら、クルサードの必要性は限りなく低くなると思うのだが...。

レッドブル、モーターホーム事情

レッドブル、超大型モーターホームで度肝!
昨年はとりわけ新規参入したレッドブル・レーシングのものが目を引いたが、レッドブルは今年さらにミナルディを傘下に収め、なんと2チーム分のスペースを連結するという大技に出た。

1チーム分のスペースにつくるより、2チーム分のスペースにモーターホームを作ったほうが、より快適な空間を得ることができるだろうし、効率だと言えるだろう。

それにしても、誰がどう考えてもレッドブルとトロロッソは同一チームだと考えざるを得ないだろう。そうなると、トロロッソがコスワースV10エンジンを使い続けることに対して疑問を投げかけられても致し方ないと思うのだが...。それにしても、あの飲み物(レッドブル)を販売するだけで、ここまでの資金を得ることができるとは、本当に不思議な話だ。

* 本日付の東京中日スポーツ(会員オンリーですがWebサイトにも)にモーターホームの写真がずらりと掲載されています。レッドブル、でかすぎ...っていうか、ミッドランドは製作中なのですが、ミッドランドの隠された事情が笑えました。そして、アグリは古き良き時代のF1チックでこれは逆にナイスですって!

2006年4月19日

ヨーロッパラウンドでアグリはどこまで通用するか?

佐藤琢磨、「真新しいモーターホーム楽しみ」
レースでは縁石を多く使うので、クルマのセットアップが非常に重要だ。天気はとても寒いことが多いので、シーズン序盤のレースとはドライビングコンディションが異なることになる。ぼくたちのクルマはストレートのスピードはいいんだけれど、シケインや高速コーナーが今回のレースの試練になるだろうね

 第四戦を迎え、F1もヨーロッパラウンドに突入。琢磨が指摘しているように、ヨーロッパのサーキットでSA5がどこまで通用するかが見物だ。もともと、このあたりにニューマシンSA06が投入される予定だったが、SA06の投入は未だ予定が立っていない。ヨーロッパラウンドに入り各チーム体制を整えてレースを戦うことになるのだが、全てが始めてのアグリにとってはモーターホームの準備でさえ大変だろう。そんなアグリチームだが、ここから新モーターホームが導入されるようで琢磨は期待しているようだ。モーターホームはドライバーがリラックスできる場所でもあるだけに、重要なポイントなのだろう。

エンジンだけで、レースが決まるとは思えないが

フィジケーラ(ルノー)、サンマリノGP大本命か
開幕のバーレーンGPでトラブルからリタイヤしたフィジケーラは続く第2戦のマレーシアGPではフレッシュ・エンジンでみごと優勝、逆に第3戦のオーストラリアGPでは同じくフレッシュ・エンジンを得たアロンソが勝利を収めている。今回、フィジケーラが新しいエンジンを搭載するのに対し、アロンソのほうはオーストラリアで使ったものをもう一度使わなくてはならないことになっているからだ。

 エンジンのみが勝利のファクターだとは到底思えないのだが、今年はフレッシュエンジンのほうが有利であることは間違いない。ましてやサンマリノはフィジケラの地元にも近く、それこそ多くのファンがフィジケラを後押しするだろう。フィジケラとしても、このままアロンソにずるずると差をつけられていくことだけは避けたいだろうし、その為には勝利が一番の選択肢だろう。今のところ、ルノーを脅かす存在は居ないに等しく、とりあえずはチームメイトのみ気にかければよい。その為にも、予選はなんとしてもでもアロンソの前に出ることが必須だ。

トヨタはガスコイン離脱の影響が無いかが試される

トヨタ サンマリノGP事前ニュース
ヨーロッパラウンド初戦 サンマリノGPへ低温対策も念頭に体制整う
初優勝経験を持つR.シューマッハーとホームGPに燃えるJ.トゥルーリの活躍に期待

 チームからのリリースのため、ガスコイン離脱云々については述べられていないが、ガスコイン離脱後初のグランプリと言うこともあり、トヨタはガスコイン離脱の影響が無いかが試されるレースとなりそうだ。ブリヂストンタイヤのマッチングに苦しんでいたトヨタだったが、オーストラリアグランプリに次いでテストでの積極的な走りこみの結果もあり、タイヤ問題は解決したと考えられる。トゥルーリの地元であることもあり、ここサンマリノから一気に上位を目指すきっかけになることを祈る。

ホンダはイモラでルノーに迫ることが出来るか?

ホンダ サンマリノGP事前ニュース
合計6日間のテスト期間中、チームは3500km以上を走行。新たな空力パッケージを試したほか、メルボルンで問題となったタイヤの温まりに関しても、いくつかの解決策を見出した。その結果チームは、RA106が持つ予選での速さを、決勝レースでも継続して発揮できると自信をのぞかせている。

 正直、ここまでのホンダの結果には満足していない。特に、気づけばルノーに置いていかれ下位に沈んでしまうという展開を見ていると、ルノーとの圧倒的な差を感じてしまう。しかし、このヨーロッパラウンド直前のテストでホンダは積極的に走りこみを行い、問題点の解決に至ったようだ。その結果、どこまでルノーに迫ることが出来るか、予選のみならず決勝でも安定したスピードで結果を出すことが出来るかが鍵だろう。ルノーの独走をなんとしてでもとめて欲しいものだ。

ウェバーも着実に結果を出しつつある

マーク・ウェバー、今週はおお忙しだ
さらにそのあとウェバーはイタリアに飛んで、先に受賞が明らかとなった『ロレンツォ・バンディーニ賞』の授賞式に出席することになっている。こちらは近年、ミハエル・シューマッハやキミ・ライコネン、そしてフェルナンド・アロンソらそうそうたる顔ぶれに続くものだ。

 ウィリアムズチームではロズベルグにばかり目が行きがちだが、やはりチームのメインはウェバーであり、チームの様々なプロモーションにも駆りだされている様だ。また、トップドライバーばかりが受賞している『ロレンツォ・バンディーニ賞』を受賞したこともあり、今後もチームの中心として活躍してゆくことだろう。

井出は限られた条件下で結果を出さねばならない

井出有治、またぶっつけ本番
逆に結果的に、当面これで佐藤琢磨&井出有治という体制でいくことは動かないとみられるものの、いまだに専用シートでなく4年前にフレンツェンが使ったものでの走行を余儀なくされていると伝えられる井出。早くチーム体制が整うことを心から期待している

 琢磨が予想以上の働きをしているだけに、井出との差が際立ってしまっている。もちろん、チームは井出に十分なテストをさせるべきだし、専用シートだって準備するべきだ。それが、井出に対する仕打ちとして与えられないものなら考え直すべきだが、もちろんそんな馬鹿げた事をしているわけではなく単純に現在のチーム状況では与えることが出来ないのだろう。チームにしても、つらい状況には変わりないのだ。

 ただ、井出は今与えられている条件下で結果を出さねばならないのだ。このようなつらい状況になることは十分予想していただろうし、また、この状況でやるしかないのだ。

 井出や琢磨のドライバーは当然のことながら、現場のエンジニア陣はそれこそ不眠不休の頑張りでチームを作り上げようとしている。亜久里代表にしてももちろん頑張り続けているのだろうが、チームに出来ることはとにかく大口のスポンサーを見つけ資金的安定を用意することだ。資金があれば何でも出来るわけではないが、今のアグリチームにとって出来ることの幅は広がるだろう。アグリチームにより多くのスポンサーを、せっかく出来た日本のチームなのだ、日本の多くの企業が彼らをバックアップして欲しいものだ。我々、F1ファンとしても出来ることは何でもしたいところなのだが...。

ミハエルは現役を続行するだろう

ミハエル・シューマッハ、フェラーリ残留を示唆
F1以外にもたくさんの趣味を持っているけれど、でもこのスポーツから去ることを決断させるほどの熱情を持つものではない。

イギリスのThe Times誌での記事『Schumacher turns off indicators that signalled road to retirement』がニュースソースだ。まだ、何も公式的に決定していないのだが、ミハエルは確実に現役続行に気持ちが傾いていると思われる。フェラーリの復調が確実になったわけではないが、ミハエルはF1でまだ自分がやらなければならないことがあると考えているのだろう。

リタイヤの唯一のメリットが明確になった

ウィリアムズはいずれもフレッシュ・エンジンで
コスワースのF1レース・エンジニアリング責任者であるサイモン・コービン氏は「ウェバーもロズベルグも共にリタイヤ扱いとなっているので、エンジン交換によるペナルティを受けることはない筈だ。」

 チェッカーフラッグを受けるか受けないかで、エンジン交換に対するペナルティの違いが明確になり、リタイヤした際の唯一のメリットとしてエンジン交換を行うことが出来るようになった。今年、ウィリアムズの得たコスワースエンジンの活躍は目覚しく、フレッシュエンジンで望むことが出来るのはこれ以上無いメリットだろう。イモラでもウィリアムズの活躍を見ることが出来そうだ。

2006年4月18日

トッドはマッサを擁護しているわけではない

フェラーリ監督、マッサを擁護
いま3戦を終えて、もちろん私はもっとマッサが良い成績を残していることを予想していたよ。その意味では残念だ。しかし、彼は決してこのまま終わりはしない。彼には間違いなくF1のトップに立てる才能があるのだし、それはこのイモラから発揮されてくる筈だと考えている

 トッドのこの発言を読む限り、トッドはマッサを擁護しているとは思えないのだが。擁護しているしていないと言うよりは、当然のように結果を残さなければならない、ということを言いたいだけなのだと思う。フェラーリは他のチームと異なり、シーズン中に首を挿げ替えるかのような行為は行わないのだろう。そして、シーズン終了時点で結果が出ていなければ来年以降のシートが無くなる、それを指摘しているだけなのだと思われる。マッサに今必要なのは結果だけなのだ。

IRLのトップドライバーにテストドライバー契約しか用意できなかったのか?

D.ウェルドン、「BMWのオファー断った」
僕は始めからまずF1のテストドライバーになるつもりでいたんだ。で、そこで十分にいい仕事を成し遂げたなら、レギュラー・ドライバーへのステップアップを約束して欲しかった。でもBMWはレースシートの保証はできないということだったから……。

 IRLの2005年のチャンピオンに対して、テストドライバー契約しか提示できなかったと言うのは驚くべき内容だ。いくらなんでも、レギュラードライバー契約を提示すべきだろう。それにしても、ウェルドンのコメントの中で「はじめからテストドライバーになるつもりでいた」という発言は驚きだ。今年も開幕戦で優勝して、イケイケ状態のトップドライバーなのにテストドライバーからとは、極めて謙虚な姿勢に驚きを隠すことは出来ない。

 それにしても、IRLでトップドライバーとして走る方が圧倒的にギャラの面で有利だと思うのだが、それを引き換えにしてでもF1に来たがるドライバーがいると言うことは、F1にとって非常に名誉なことだ。2008年からの新規参入枠を増やし、多くのトップドライバーが参戦できるチャンスを作ってもらいたいものだ。

デル・モンテ?

ミッドランドF1、デル・モンテとテストドライバー契約
フォーミュラ・ルノーで優勝経験を持つデル・モンテは2004年のユーロ・シリーズでランキング2位。昨年はアメリカのチャンプカー・シリーズに参戦、12月にもミッドランドでテストをした。なお2003年にもジャンカルロ・ミナルディ氏に認められて当時のミナルディ・チームでF1テストをした経験がある。

 全く耳にしたことが無かったドライバー、デル・モンテがミッドランドのテストドライバー(金曜日の3rdドライバーとは違う?)契約を結んだとのこと。昨年はアメリカのチャンプカーに参戦していたようだが、目だった実績は無いようだ。というより、チャンプカー自体がシリーズとしては微妙なものになりつつあるのだが...。

 このところ、GP2チームからの買収騒ぎなどで揺れているミッドランドだが、この時期に実績の薄いテストドライバーを乗せていることから、スポンサー的ドライバーと考えてよさそうだろう。

その音が、モータースポーツの魅力でもあるのだが...

F1イタリアGPの騒音は130デシベル!
あるデータでは、騒音で名高いコンコルド機でも120デシベル以下。130デシベルというのは宇宙ロケットの打ち上げ時に相当するものという。

 宇宙ロケットの打ち上げ時に相当...それは気づかなかった。私自身、F1をはじめとするモータースポーツの魅力はこの音にもあると考えているので、騒音と感じはしないのだが、そこまでの音を出しているとは全く思わなかった。

 初めて鈴鹿サーキットでF1を見た際、鈴鹿サーキット稲生の駅に降り立った瞬間にF1のエンジン音が聞こえてきて、その瞬間にF1の魅力の虜になったのだが、よくよく考えればあれだけの距離であのような音が聞こえてくると言うのは、確かに騒音以外の何物でもないのだろう。

 防音壁などの新設など、モンツァでは根本的な騒音問題の解決を行うようだが、完全に騒音を防ぐことは難しいだろう。もちろん、そのような形の解決に加え、住民にきっちりと理解してもらうことがなによりも重要であることは言うまでも無い。とは言っても、モータースポーツに全く興味が無い人たちにとって見れば、理解をもつこと自体が困難であるのだろうが...。

2007年以降の鈴鹿開催は実現するのか?

2008年に向けて新規グランプリ候補地も列をなす
これまで名前が挙がっているところでは、過去にグランプリ開催の歴史があるメキシコ、南アフリカの他に新規開催を目論むロシア、インド、ギリシャ、シンガポール、そしてスペインのバレンシアなど。さらに復活を目指すグループではスパ、A1リンク、ポールリカールなどもある。

 全世界でF1開催を目指しているサーキットがいかに多いかがわかる。今回のニュースには含まれて居ないが、鈴鹿もその筆頭候補であることは言うまでも無いだろう。とは言っても、新規開催のサーキットに比べて鈴鹿の実績は圧倒的であり、たとえ富士と併せて日本年間2開催だとしても興行的には十分成立するだろう。もちろん、バーニーもそのことはわかっているのだが、かつて日本で2開催だったときの苦々しい思い出があることも事実だ。ただ、その苦々しい思い出のような展開となるのは、日本GPの冠が外れた鈴鹿ではなく、新たに日本GPの冠をつけることになった富士SWと予想される。

 旧サーキット時代の富士SWには何度と無く足を運んだことがあるのだが、鈴鹿以上にアクセスは悪い。東京から近いと言う点は十分評価できる点なのだが、鈴鹿のように3方向からサーキットにアクセスできるのに対し、富士SWは山を背にしており実質2方向からのアクセスのみとなる。GTなどのレース開催でさえ激しい渋滞が発生しており、このあたりをどのように解決できるかに富士でのF1の成功がかかっているだろう。
 ただ、富士SWは一山越えれば山中湖や河口湖、また逆方面に行けば箱根や熱海などの観光地も近く、また御殿場アウトレットモールなどの商業施設もあり、F1観戦に加えて観光やショッピングが出来る新たな可能性もある。トヨタや御殿場市や近隣自治体などが中心となり、これらを有機的に結びつけることが出来れば、鈴鹿でのF1開催以上の成功が見込めるだろう。

 私自身は鈴鹿に10年以上通い続けており、鈴鹿でのF1開催に愛着があることは事実だ。だからと言って、富士でのF1開催を否定したいとは思わない。鈴鹿でのあの集客力に加え、今年のF1界における日本の状況を鑑みれば日本での年間2開催は十分現実的なプランだと考えられる。その為には今年、20回目のグランプリとなった鈴鹿を大いに盛り上げること、それが我々が出来る唯一のことになるだろう。

2006年4月17日

来期のフェラーリはライコネン-ミハエルのラインナップとなるのか?

フェラーリ、サンマリノGPでライコネン加入発表か
これはオーストリアの『クローネン・ツァイトゥング』紙が報じたもので、それによれば今週イモラ・サーキットで行われる地元サンマリノGPの会場で、フェラーリ・チームが正式に2007年シーズンからのライコネン加入を発表するだろうというもの。

 先ほどのミハエルの話題に続き、今度はライコネンのフェラーリ入りが決定したとの報が入ってきた。が、こちらの『クローネン・ツァイトゥング』もタブロイド誌の模様。こちらもWebサイトでは特に触れられていない情報のようだ(2006/04/17 17:56、というかドイツ語はnot understand)。フィンランドのタブロイド紙というのならわかるのだが、なぜかオーストリアのタブロイド紙の報道と言うこともあり、信憑性には疑問符をつけざるを得ないだろう。

バリチェロは自らの力で乗り越えねばならない

バリチェッロ、困難な状況認める
はっきり言って僕に秘策なんかはない。いまはただ一刻も早く与えられたマシンに自分自身を慣れ親しませることしかないんだよ

 今年は、2ndドライバーに対する風当たりが厳しいシーズンとなっているが、そもそも2ndドライバーと言う印象は無かったバリチェロがかなり厳しい状態に置かれているようだ。実際、バトンとのタイム差も決勝でのフィニッシュ順位においても芳しいとは言いがたいようだ。

 昨年までの琢磨とバトンとのタイム差と、今年のバリチェロとバトンのタイム差を見る限り、もしかしたらホンダの今の力では二人のドライバーに合ったマシンを準備することは難しいのかもしれない。どちらか一人のドライバーに合わせたほうがマシン開発は容易だろう、どのチームにしてもそのような問題は出ているはずだ。バリチェロがフェラーリで受けていた状況とはまた異なるのだが、ホンダでも結局はバトン中心にチームが回っているのかもしれない。

 ただ、バリチェロはここで泣き言を言っている場合ではない、何が何でもホンダのマシンに慣れバトンに迫る走りを見せなければならないのだ。本人も、敢えてフェラーリを出て選んだチームであり、ある意味ラストチャンスでもあるのだ。

ミハエル、フェラーリと延長契約か?

シューマッハ、フェラーリと2年契約と英紙報道
これは英『ニュース・オブ・ザ・ワールド』紙が伝えたもので、それによればシューマッハは2007-8年の2年間、総額6千万ドル(約70億8千万円)もの契約金で合意したというもの。ただしまだチームからの正式発表はなく、タブロイド紙のことゆえ契約金額などもあまり信憑性があるとは認められないのが実情だ。

 ミハエルのフェラーリ延長契約ニュースが出てきたが、タブロイド紙が情報の出元であるので信憑性は低いと言わざるを得ない。ただ、具体的な金額が出ている点など気になる点がなくも無い。ちなみに、情報元のNEWS of THE WORLDのサイトには特に情報は掲載されていないようだ(2006/04/17 12:02現在)。

 今年のミハエルの活躍を見る限り、まだまだ引退は早い気もするだけに、来年もサーキットに残りアロンソをはじめとする若手とトップ争いをして欲しいものだ。

タイヤ問題は、ガスコインが原因だったのか?

トヨタ、「タイヤ問題解決、反転攻勢だ!」
ディーター・ガス/チーフ・エンジニア:チームはこれまでのタイヤに関して抱えていた問題点について、これを解決したと宣言することができる

 ガスコインがシーズン中に離脱し、トヨタの行く手に暗雲が立ち込めているかと危惧していたが、どうやらその考えは間違っていたようだ。このところ、複数のメディアでトヨタのマシンがブリヂストンタイヤをうまく使いこなせなかった原因はガスコインにある、と伝えられている。ブリヂストンタイヤの導入に反対だったガスコインは、ブリヂストンタイヤの使用を強制的に決定してしまった首脳陣に対抗する意味合いで、ブリヂストンタイヤとのマッチングテストに於いて、全力を尽くしていたとは言いがたかったようだ。今回のテストでガスコインが去ったことから、ブリヂストンタイヤの行うべきテストをした結果、見事にマシンとタイヤをマッチングさせることに成功したようだ。こうなってしまうと、トヨタが開幕戦から苦しんでいた原因は、ガスコンだったと言わざるを得ないのかもしれない。

 F1遅報ではガスコイン擁護を中心に展開していたが(私のトヨタ嫌いが原因ではない、と信じたい;-) )、その考えは間違っていたのかもしれない。それも、今週末のサンマリノGPで全てが明らかになるだろう。

ニューエイは今でも謙虚だ

A.ニューイ氏、「RB3はマクラーレンのクローンじゃない」
私がレッドブルに来て、ここのデザイン・チームがすでに特定の問題についてこれを解決していることを確認できた。それを採らないのは愚かというものだろう。

もちろん、これまでのマクラーレンの流れを汲んだデザインになることは致し方ないだろう。致し方ないというよりは、当然なのだが、このニューエイのコメントには驚かされた。レッドブルにはもちろんデザインチームが居るわけで、そのチームのアイデアもよいものならば当然取り込むとのコメントだ。チャンピオンマシンを何台も世に出しているデザイナー(厳密にはデザイナーではなくエアロダイナミスト)なのだから、これまでのデザイン陣営は無視してしまうのかと思いきや、いいものは取り入れるという姿勢なのだ。我が強いF1の世界の中では極めて異例のキャラクターだと言うことを、ここに来て知ることになった気がした。

そんなニューエイのマシンの本格投入は来年からだが、今年も細かい部分のモディファイはニューエイが行っている模様。シーズンが進むにつれ、レッドブルのマシンが上位に進出してくる可能性は十分あるだろう。

2006年4月16日

本当に2008年からの新規参入枠は1チームのみなのか?

プロドライブ社のF1進出計画に難題発生か
同社はすでにイギリスのグリーベルトと呼ばれる地域に大規模な新ファクトリーの建設を明らかにしていたが、これが地元の反対にあって建築計画が宙に浮いていると『バーミンガム・ポスト』紙が報じたもの。
...
2008年に新規参入が認められるチームの枠はただ一つともみられ、FIAが査定する際にはその資金力や運営力、そして実際のファクトリーも大きな要素とみられているだけに、これはリチャーズ氏にとって大きな誤算となりかねない。

 参入が決定する前からファクトリー建設でもめるとはどういうことかと思っていたのだが、このような要因があったということか。しかし、実際のファクトリーまで審査要素となると言うことは、すでにレースに参加しているレーシングチーム・コンストラクターで無ければ難しいと言うことでもあろう。FIAがどのようなポリシーをもって審査しているのかわからないのだが、新規参入に対する障壁は相変わらずある程度あるということなのだろう。ただ、この障壁については本気でF1に参戦をするという意思を明確にするためには必要なものであり、F1参戦にファクトリーは当然必要なものであると言うごく当たり前の基準だと考えることも出来るだろう。

 リチャーズにとってはとんだ計算違いになってしまったようだが、やはりファクトリー建設を地元から反対されているようなチームはF1に参戦できないと言うことになりそうだ。

確かに、スペインでのF1熱は高まっていると思うのだが

「GP2チーム、ミッドランド買収図る」とスペイン紙
そしてこのチームの強みはオルレアンズ代表がスペイン国王の親戚であるということで、スペイン政府の支援が見込まれることか。

この手のスポンサー見込みというのは、多くの場合期待通りに行かないことが多いのだが...。ただ、スペインはアロンソのチャンピオン獲得もあり、空前のF1ブーム。スペインチームの誕生は、そのブームをさらに加速させることになるだけに、あながち無いと言い切れないのだがどうだろうか。

しかし、ミッドランドはシーズン中にこのような話が出ているようでは本当に危機的状況なのかもしれない...。

2006年4月15日

まだ、井出のシート喪失が確定したわけではない


スーパー・アグリ首脳、「井出を失望せる週だった」

マーク・プレストン/テクニカル・オフィサー:来るべきレースのためには、今回こうしてトラブルが出たことは良かったと言えるが、しかしこの信頼性のなさはユウジ(井出有治)を失望させるには十分な週だったね

今回のテストの結果次第では、といった形で噂が広がっていた井出のシートについてですが、今回のテスト結果だけではどう考えても評価のしようが無いだろう。また、今の段階で井出から別のドライバーにチェンジしたとしても、結果が出せる可能性は限りなく低い。とりあえず、ヨーロッパラウンドの数戦は井出で様子を見るのではないかと私は考える。ただでさえ走らせにくいマシンなのだ、井出にもう数戦チャンスを与えても問題は無いだろう。

レッドブルの狙いと野望

クリエン、現在のポジションに「不安なし」
事実、アクシデントでリタイヤしたオーストラリアGPを除けば、バーレーン、マレーシアの両レース共に決勝でのファステストラップタイムではクリエンがクルサードを上回っているのだが、どうやら首脳陣の評価はただ数字だけのことではないようだ。

 確かに、タイムを見ていればクリエンがそれほど気にしていないのも理解できる。しかし、レッドブルがクリエンに求めているものは、圧倒的な速さ、そうロズベルグのような速さなのだろう。そもそも、クルサードとは求めるものが違っているのだから、タイムの単純比較で優劣を語ってはいけないのだ。

 そして、クリエンが最も考え違いをしている事がある。レッドブルはもちろんチャンピオンを狙っているだろう。そして、チャンピオンを取ることが出来るチーム作りの要となるドライバーを選定中なのだ。想定の範囲内の速さしか出すことが出来ないドライバーは必要ないのだろう。クリエンは首脳陣が驚くような結果を出さねばならないのだ。どちらにしても、来年レッドブルは現在のトップチームからドライバーを得るだろう。そのとき、クリエンが残留できるかどうかは、今年どれだけチームが評価できる材料を揃えているかどうかだ。クルサードとのタイム差は、材料のうちのひとつでしかないのだ。

テスト情報・バルセロナ[4/14]

バルセロナ合同テスト最終日 再びコバライネン(4/14)
注目された井出有治(スーパー・アグリ)の『テスト』だったが、マシンはこの日もハイドロ系のトラブルでわずか13周しか走れず。
ウェバー、アクシデントに見舞われる
原因は不明だが、ウェバーはこの日早々にコースアウトしてクラッシュ。ドライバーの身体に問題はなかったが、マシンはダメージを負ってしまったため、ブルツのものに乗り換えることとなった。
コスワース、改良型エンジンをテスト
ウィリアムズ・チームにエンジンを供給するコスワースでは、今回のテストに改良された新型エンジンをテストしたことを明らかにした。

バルセロナでの合同テストが最終日を迎えた。トップタイムはテストでは必ず上位に名を連ねるルノーのコバライネン。二番手にもルノーのフィジケラが入り、ルノーの好調は持続しているようだ。3番手から7番手には一秒前後に多くのチームがひしめいた。トヨタのトゥルーリは久々の上位タイムで3番手、続いてホンダのバトン、フェラーリのミハエル、マクラーレンのライコネンにモントーヤが続いた。

一方、シートについての噂が絶えないアグリチームの井出はマシントラブルでほとんど走行できなかったようだ。

コスワースエンジンの活躍は今年のF1を面白くしてくれるファクターだ

コスワース、改良型エンジンをテスト
サイモン・コービン:今回のテストではレース仕様の『シリーズ2』だけでなく、より改良された開発バージョンである『シリーズ3』と呼ばれる進化型のテストも行った。

 コスワースエンジンの活躍は、ウィリアムズやロズベルグが注目されている大きな要因でもあり、もはやウィリアムズチームの来年のエンジンについて議論する余地は無くなってきただろう。それだけに、コスワース単体のみならず、ウィリアムズも積極的にこのエンジンの開発に取り組んで欲しいものだ。

 限られた予算にも関わらず、どんどん新エンジンの開発を進めてゆく状態は非常に心強い。是非ともメーカーチーム勢を引っ掻き回して、今年のF1をより面白いものにして欲しいもだ。

2006年4月14日

テスト情報・シルバーストーン[4/12-13]

ミッドランドはシルバーストーンで単独テスト
今回のテストを総括したチーフ・レース・エンジニアのドミニク・ハーロウ氏は、「いくら優れたコントロール・システムを持っていても、天気まではコントロールできん」と、空を見上げて語った。

多くのチームがバルセロナでテストをする中、ミッドランドはシルバーストーンでテストをした上に結局雨にたたられテストプログラムを終えることが出来なかったとのこと。ミッドランドのファクトリーがイギリスにあるため、コスト削減的な観点でシルバーストーンでテストを行ったのかもしれないが、イギリスの転向を考えれば、コントロール以前にこうなることは十分予測可能だった思うのだが...。

BMWは積極的開発で上位を狙う

ハイドフェルド、次戦大幅ステップアップを予言
今度の『F1.06』には新しいフロントウィング、それに修正されたリヤ・サスペンションが装着されている。前回のオーストラリアGPで投入された新しいエアロダイナミックスもすぐにその効果を発揮したし、今回の改良もきっとパフォーマンスのアップにつながることだろう。

BMWチームの前進であったザウバーは、開幕直後はある程度の成績を残すのにシーズン中盤に差し掛かるにつれ、他チームの追撃を許していたが、今年BMWにチームが買収されこれまでとは異なりシーズン中にも積極的に開発を進めることが出来そうだ。そのことにより、シーズン中盤に向けて更なる速さを発揮することは間違いないだろう。BMWやウィリアムズ、トヨタなどの中堅チームは本当に狭い範囲でひしめき合い、どのチームも一歩抜け出すことを目標としているだけに、彼らの争いというのも面白くなりそうだ。

テストでトラブルが出きって欲しい

スーパー・アグリのテストはマシントラブル
佐藤は『SA05-01』号車を駆ってコースに出たが、マシンはハイドロリック系のトラブルに見舞われ、この日わずか23ラップを周回するに留まり、もちろん予定したブリヂストンのタイヤ・プログラムにも支障をきたすこととなった。

決勝レースで琢磨が3戦連続完走していることはある意味驚きなのであり、テストでこの手のトラブルが出ると言うことは、やはりまだまだマシン的な信頼性が高いとはいえない証拠なのだろう(それだけに決勝レースで完走していることは驚きなのだが)。テストでトラブルが出るのは決勝で出なかっただけましなのだが、アグリのようにそもそものテスト日数が少ないことを考えると、開発熟成を進めることが出来ず問題だ。最低限のテストを行うことが出来るように、体制を整えてもらいたいものだ。その為には、大口のスポンサーの獲得が必至であろう。亜久里代表には是非ともフィールドの外でも頑張ってもらいたいものだ。

ブリアトーレがミハエルを走らせたいとは思えないのだが

M.シューマッハ、今度は「ルノーに復帰」?
彼が『もしシューマッハが現役を続ける意志を決めたなら、その時はフェラーリと話をする前に自分に教えてくれよ』というものだった。ブリアトーレはシューマッハが初めてタイトルを獲ったときの上司だしね、もう一度一花咲かせたいんだろう。でも、本人にその気はないだろうがね

ミハエルはもちろんのことだが、ブリアトーレからしても今更ミハエルでチャンピオンを取ることにモチベーションがあるとは思えないのだがどうだろう。ベネトン時代、ミハエルでチャンピオンを奪取し、アロンソで再びチャンピオンを獲得。次にブリアトーレが狙うのは、フィジケラでのチャンピオンか若きコバライネンでのチャンピオン奪取だろう。それには、親会社ルノーの意思が見え隠れしている。

ルノー・スポール新社長「コスト削減されればF1に残留」
「私の仕事はただコストを削減するだけではない。好ましい増収効果が望めるのであれば、それを推進するとの当然のこと。ただし現状では何もまだ決まってはいない」

チャンピオンになったドライバーのサラリーは高騰する、これは当然と言えば当然だろう。ただ、ルノーの社長のゴーン氏の考え方を思えば、チャンピオンを取り続けるからといって無尽蔵にコストをかけ続けることにGOは出さないだろう。また、自動車メーカーからしてみれば、ドライバーでチャンピオンを取ったと言う印象から、ルノーの車だったからこそチャンピオンを取ったと言う印象をつけたいのではないだろうか?

これらのことを考えると、ブリアトーレの選択肢としてミハエルを選択する余地など全く無く、今回の発言についても単なるリップサービスと考えるべきだろう。それにしても、このような話がミハエルのマネージャーのウィリー・ウェバーから出たと言うことは、ミハエルがフェラーリを離れて現役を続行する選択肢に対する提示なのかもしれない。

ミッドランドはもっとアピールするべきだ

ミッドランドF1、資金難の噂を全面否定
われわれのチームが資金難だなんて、根も葉もない悪質なデマだ。活動する資金は十分に手当てできているし、マシンの開発も予定通りに進められている。

資金難ではないのにもかかわらず、AGURIチームを除けば最下位争いを続けるミッドランド。もちろん、資金があれば上位を狙えると言うわけでないことは事実だが、ミッドランドが積極的に上位を狙っているとはやはり感じられない。その大きな要因として、このチームは積極的な広報活動があるわけでもなければ、メインスポンサーとして誰もが知っている企業がついているわけでもない。本人達は真剣にF1を戦っているのだろうが、ファンの多くがその頑張りを知ることが出来ないのが一番の問題点だろう。

ジョーダンを買収して出来たチームとはいえ、実質上の参戦初年度なのだから、ルーキーチームらしく積極的に広報活動をしてもらいたいものだ。

2006年4月13日

オーストラリアGP開催ピンチに

『フォスター』撤退、オーストラリアGPに打撃
これについてオーストラリアのビクトリア州では、「フォスターの撤退はオーストラリアGPの運営に深刻な影響を及ぼす」と、衝撃を隠しきれないでいる。
豪GP主催者、『フォスター』からの支援諦めず
ただし、体制が大きく変わったフォスター社首脳は「すでにF1での成功は終わった」とし、依然厳しい姿勢に変わりはないようだ。

 F1界で最も有名なビールブランドとして全世界に認知されていたFOSTERSが撤退するようだ。かなり前から噂は出ていたのだが、それが決定的になりオーストラリアGPに重大な影響が出そうだ。オーストラリアと言えば、ウィリアムズのウェバーや元ミナルディのオーナーで2008年からのF1参戦を表明しているポール・ストッタード等が思い浮かぶのだが、どうやら今回はオーストラリア国内云々と言う話ではなく、FOSTERSのヨーロッパ向け戦略の転換(と言うよりブランド売却による、撤退)によるもののようだ。そういえば、オーストラリアGPのみならず各国のGPでFOSTERSの看板を見ていたが、それがなくなってしまうということになりそうだ。

 ただ、オーストラリア国内に目を向けても、状況は悪化するだけなのかもしれない。

オーストラリアGPの地元視聴者数、最低だった
オーストラリアの調査会社『ロイ・モーガン・スポーツ・モニター』社がこのほど発表した数字によれば、今年のオーストラリアGPの視聴者数は最低のものだったことが判明したということだ。

もはや、スポンサー問題のみならずオーストラリアGPの開催に暗雲が立ち込めているようだ。もちろん、来年はこのような大きなイベントに当たらず開幕戦に復帰すれば、元の状況に戻る可能性は十分あるのだが。

もはやレッドブルの力はとどまる所を知らない

レッドブル、「フェラーリのモルモットじゃない」
マテシス:よく言われるような、最新のものがまずシューマッハとマッサのクルマに、そして次は彼らのスペアカーに優先して投入される、なんていうのはほんとうのことじゃないよ

レッドブルからしてみれば、今年結果を残すことが出来なければ来年以降のフェラーリエンジンの搭載をしないだけだろう。それだけに、フェラーリとしてはレッドブルに実験台的なエンジン供給などしている場合ではないし、むしろ逆に手を抜くことは出来ないだろう。フェラーリにとって、レッドブルへのエンジン供給によって自チームの開発費が抑制されていることは確実だ。それだけに、なんとしても来期以降レッドブルやトロロッソへのエンジン供給を行いたいところだろう。

2006年4月12日

テスト情報・ポールリカール [4/6]

ポールリカール合同テストではドーンボス光る(4/06)
トップタイムをマークしたのはマクラーレンのデ・ラ・ロサだったが、なんといっても光ったのはこれにわずか0.031秒差に迫ったレッドブルのロバート・ドーンボスだった

 レースでも光った走りを見せるリウッツィをも上回るタイムを叩きだしたドーンボス。今年、テストドライバーに落ち着いたドーンボスだったが、テストドライバーとして他の3rdドライバーと比べても十分な活躍を見せている。昨年のミナルディでは全く活躍することが出来なかっただけに、テストドライバーとしての活躍は彼を再評価させるきっかけとしては十分だろう。

 テストでのタイムはマクラーレン、レッドブル、ルノーの3チームが0.1秒以内にひしめき、ヨーロッパラウンドでルノーの速さへのストップをかける展開が期待される。

テスト情報・ポールリカール [4/7]

ポールリカール合同テスト最終日はトヨタ!(4/07)
この日トップタイムをマークしたのはテクニカル・ディレクター離脱に揺れるトヨタ・チームのリカルド・ゾンタだった。トヨタ ポールリカールテスト・ニュース(4/07)
パスカル・バセロン/車両デザイン及び開発ゼネラル・マネージャー:この先、われわれがどのレベルにいるのかを予測するのは難しいが、今回のテストにおける進歩は、前回のテストと比較しても非常に有意義なものとなった。

 ポールリカールで開催されていたテスト最終日、ルノーのフィジケラやマクラーレンのデラロサ、BMWのクビカなどを抑えて、トヨタのゾンタがトップタイムをマークした。同じテストドライバーのパニスは最下位に終わったものの、マシン開発が進んでいることは確実だろう。ガスコイン離脱直後のテストではあったが、その影響は全く感じられないようだ。

ロズベルグに賞賛の声が集まる

バトン、「ロズベルグのデビュー、自分より上」
バトン:同じ20歳でのF1デビューとはいえ、彼は僕の時よりもずっと経験豊富でレベルが上だよ。残念ながらマシントラブルとアクシデントによってこの2レースを失っているけれど、彼に類い希なスピードがあることはもうここまでで証明されているからね。僕は彼の将来を大いに買っているよ

 ロズベルグを賞賛する声は至るところから聞こえてくるが、ホンダのバトンまでロズベルグを賞賛するコメントを出している。思えば、バトンも同じウィリアムズから20歳でデビューしているだけに、自分の過去とオーバーラップしているのかもしれない。

 ただ、今のバトンにとってはロズベルグは賞賛する対象ではなく、争うべきライバルに十分なりうるだろう。トップを目指す立場ではあるが、ロズベルグのウィリアムズや復調してきたトヨタなど、バトンは上だけを見ればよいわけでは無くなってきている。一刻も早く、ルノーと並ぶべくチームと共にマシン熟成や戦略面での進歩が必須だろう。

ミッドランドの環境で、ガスコインが活躍できるとは思えないのだが...

トヨタ離脱のガスコイン氏にミッドランドが触手?
トヨタで得たような高収入は望むべくもないが、まだ高いモチベーションを保持しているならば新鮮なチャレンジにはなるだろう。

 それこそ有り余るほどの予算を使うことが出来たトヨタに在籍していただけに、自身のギャラの問題以前に現在のミッドランドのF1運営に対する姿勢において、ガスコインが活躍できるとは到底考えられないのだが。レッドブルなら可能性としては十分ありえるが、それこそ勤務地の問題やすでに加入しているニューウェイとの関係を考えると、これも難しい選択肢となるだろう。

亜久里の選択は間違っていたのか?

スーパー・アグリに本山哲の名前が浮上!?
ダニエル・オーデット:「マシンにいろいろと問題があることも事実だが、われわれは井出有治が佐藤琢磨のペースより1周で2秒も遅いということに関心を持たざるを得ない」

確かに、井出のペースの遅さをみていれば、チェンジを考えざるを得ないことも理解できる。ただ、オーデットがなんと言おうと、亜久里代表の決断で全ては決まるはずだ。そもそも、亜久里が井出を選んだ理由はなんだったのだろう? 今更、本山にチェンジすると言うのなら、なぜ最初から本山を選ばなかったのだろうか? マシン開発にしても速さにしても、井出には劣らないと十分考えられたのだが...。どちらにしても、亜久里代表は厳しい決断を下さなければならないのかもしれない。

2006年4月10日

ホンダもタイヤ問題で苦しむのか

ホンダ・チーム、「タイヤの問題解決する」
マーク・エリス/チーフ・テスト・エンジニア:先週のバレルンガのテストでも多くのポジティブなデータが得られた。いまチームではこれらを分析した上で、今週行われるバルセロナ・テストでさらに進歩させたいと思っている。

 オーストラリアでのバトンのアロンソによる抜かれ様は、本当に惨めな姿だった。バトン自身に問題が全く無かったわけではないが(ライン取り、ペースコントロール等できることはあったはずだが、我々はバトンのそのような動作を確認できない)、やはり主要な問題はタイヤの発熱問題のようだ。同じミシュランを使うルノーやマクラーレンの結果を見る限り、ホンダのマシン固有の問題なのだろう。これまでも、ピットアウト時のペースの伸び悩みのため、ピットインごとに順位を落とすことが何度と無くあった。ヨーロッパラウンドで改善されることを望むばかりだ。

ガスコインを飛ばしたけじめはつけねばならない

トヨタ、「モナコまでは現行の『TF106』で戦う」
鳴り物入りで迎え入れたマイク・ガスコイン氏をシーズン早々に更迭した以上、結果を出さなければチーム首脳陣もその責を問われることになりかねない状況だ。

 もはや、一刻の猶予も無い。ガスコインを飛ばしたけじめは自分達でつけなければならないだろう。ニューマシンの投入で劣勢を挽回できればよいのだが、より状況が悪化しないことを祈るばかりだ。すでに、ところどころでトヨタのF1撤退の噂が出ているが、それが現実にならないためにもチームには頑張ってほしいものだ。今、F1がトヨタを失うわけにはいかないのだ。

2006年4月 8日

FIAが12チーム枠を再考していることは事実だろう

FIA、4月10日の2008年参戦チーム会議をキャンセル
表向きは、この日の招集に対して不都合(チームの休暇予定)を示したチームがあったためということだが、FIAの真意は明らかでない。

今回の会議のキャンセルとは直接関係があるわけではないのだが、22チームものエントリーに対し頑なに12チームが上限と主張続ける可能性は低そうだ。当然のことながら、チーム数が多いほどF1は盛り上がる。しかし、現在のセッションを考えると、22チームが同時にフリー走行を走り、予選を行い44台のマシンが決勝を戦うことは現実的ではないだろう。かつての予備予選や予選落ちなどは必須となるだろう。

このことについて、FIAがどう判断をするのか現時点では明らかではないのだが、今後のF1人気を盛り上げるためにも、魅力的な提案がなされることに期待する。

フェラーリの不振はミハエルのせいなのか?

フェラーリ社長、「いまでもシューマッハが最高」
モンテツェモロ:シューマッハについて、いつもああだこうだ言われるが、彼はいまでも勝利への飽くなき執念を持ち続けているし、そのモチベーションは決して失われていない。彼は間違いなく最高のドライバーだよ。

 ミハエルが最高のドライバーであることは否定の仕様が無い。もちろん、年齢を考えればピークを過ぎてしまったことは事実だが、まだまだ十分戦えることはレースを見ていればわかる。多くの人間がミハエルがフェラーリの不振の原因かのごとく語るが、それは真実だろうか? ミハエルでもどうしようもない状態、それが今のフェラーリなのではないか? もし、ミハエルのせいでフェラーリが遅いのだとすれば、アロンソがフェラーリではなくマクラーレンを選んだ理由を教えてほしいものだ。

 フェラーリが出来ることはただ一つ。ルノーに並ぶ最高のマシンをミハエルに準備してあげることだけではないだろうか?

オーデット、大いに吼える

スーパー・アグリ首脳、トロ・ロッソのエンジン非難
トロ・ロッソが今季使用するコスワース・エンジンは、回転数を16,700rpmに制限、インテークにはリストリクターが取り付けられ吸気量も制限されているが、V8よりトルクフルとされ、オーストラリアGPではシューマッハのフェラーリをオーバーテイクしてしまうという衝撃的なシーンを演じた。

これまでミッドランドが声高に批判を繰り広げていた、トロロッソの制限付きコスワースV10エンジン。当然のことながらアグリにとってもこのトロロッソは抜くべき対象であり、またこの制限付きコスワースV10エンジンに対する批判を強めている。実際、FIAの制限が弱かったと言うことがわかったのはシーズンに入ってから。ただ、フェラーリのミハエルを抜いたシーンはあまりに衝撃的であり、このような抗議を行うのは当然だろう。

エンジンの使用自体を辞めさせることは現実問題難しい。今回、オーデットが提案しているコンストラクターズポイントの剥奪はそれ自体はインパクトが大きいのだが、現実問題トロロッソが得ている利益を考えてみればあながち無茶な条件ではないかもしれない。どちらにしても、今のままの条件で戦い続けるのはアグリにとってもミッドランドにとっても不利益この上ない。FIAが何らかの対処に動くことを望むばかりだが...。

テスト情報・ポールリカール [4/5]

ポールリカールでも合同テストがスタート(4/05)
トヨタ ポールリカールテスト・ニュース(4/05)

ポールリカールではルノー・マクラーレン・BMW・トヨタの4チームがテストを実施。トップタイムは相変わらず、ルノーのコバライネン。まるで、アロンソが抜けてもノープロブレムと言いたいかのごとく、コバライネンは好タイムを記録し続けている。

また、BMWはレギュラードライバーのヴィルヌーヴも参加。タイムは伸び悩んでいるが、93周を走行し積極的にマシン熟成に勤めているようだ。

さらに、ガスコイン離脱が発表されたトヨタも何事も無かったの様にテストを行っている。

テスト情報・バレルンガ [4/5]

バレルンガ合同テスト、シューマッハ最速!(4/05)
ホンダのバレルンガ・テストにはバトン初登場
シューマッハは改良エンジンでバレルンガ最速タイム

三週間のインターバルの間、多くのチームがテストを実施しているが、フェラーリはなんとミハエルがテストを行っているようだ。また、フェラーリと同じくバレルンガでテストを実施しているホンダはバトンが登場。三週間のインターバルとはいえ、ドライバーはシーズン中はゆっくりと休む余裕も無いようだ。

トヨタはこの後どうするつもりだ?

独紙は「ガスコインT/Dのトヨタ離脱を歓迎」
その中で、いつもながら辛辣な論調のこの新聞は「余りに高額なこのデザイナーの獲得はトヨタにとって大きな失敗だった。しかし今回彼が離脱することにより、やっとラルフにとって勝利への道が拓けた」と書き立てている。

 高額かどうかが問題なのではない、結果が出たか出ないかが問題だ。これまで、ガスコインのみを批判する内容の記事ばかりを目にするのだが、トヨタチームはガスコインひとりが動かしていたのか? 答えはNOだろう。確かに、ガスコインのギャラが高すぎたり、気難しさは問題のうちのひとつかもしれない。ただ、それだけ、そう【ガスコイン】だけを理由にトヨタの不振を片付けてしまうのはあまりに短絡的ではないか? 実際、今後のチームの結果を見ればわかることなのだが、ガスコイン無きトヨタが突然好成績を挙げ始めるとは到底思えない。そして、ガスコインは盛大にトヨタ批判を始めるだろう、トヨタが正しいかガスコインが正しかったか近々わかるはずだ。どちらにしても、ガスコインの首を飛ばしただけで、ラルフの勝利の道が開けたと言うのは、あまりに無責任な見解だろう。

バドエルのキャリアは終わりに向かっている

フェラーリ、ブリヂストン&バドエルの進言を無視?
チームに従順なルカ・バドエルが公然とチームとのこうした行き違いについて主張したことは、跳ね馬チームにとって新たな動きか。

 フェラーリのテストドライバーとして何年も開発を行っていたバドエル、彼がフェラーリ批判をした事実はこれまで聞いた事が無い。バドエルはかつてはレースにも出ていたドライバーだったが、ここ数年はフェラーリの裏方に徹している。これまでブリヂストンに対する辛辣なコメントは何度と無く聞いていたのだが、フェラーリに対して批判をするといったことは驚きに値する。かつて、フェラーリを批判したフェラーリドライバーは切られ続けている。

 Niftyの指摘の通り、これはフェラーリにとって新たな動きなのかもしれない。フェラーリチームの現体制は終焉に向かっているのだろうか? どちらにしても、バドエルのキャリアは終わりに向かうことは確実だろう。

2006年4月 5日

出来れば、ミハエルには自身に関わらない面でも発言をしてもらいたいものだ

シューマッハの一言、豪GP主催者を動かす
レース後シューマッハは、「なんであんなところにバンプ(こぶ)が必要なのか、理解できないよ」と、語ったそうだが、これを受けてさっそく主催者は、道路作業者に指摘されたグリーン端にあるバンプ部分をコンクリート・ドリルで削るよう指示したと豪『ヘラルドサン』紙は伝えている。

ミハエルの発言だったからこそと言うべきだろう。ただ、今回は本人が関わっているからこそ出た発言なのだろうが、是非とも自身が関わらない点でも発言をしてほしい。これまでサーキットでの問題はいくつもあったのだが、なかなか改善されない点も多い。自身のチャンピオン争いも重要だが、F1を発展させるためにもミハエルのようなチャンピオンドライバーが発言することは重要だろう。

フェラーリテスト情報 [4/4]

ホンダ&フェラーリ、バレルンガでテスト開始(4/04)
フェラーリ、イモラでの挽回に向けてテスト開始
チームでは「課題となっているエンジン、タイヤ双方を改良し、サンマリノGPでは再びトップに君臨する」と息巻いている。

この手のテストではタイムだけではなんとも言えないのだが、エンジン・タイヤ共に問題があることはわかった。旧マシンを出してきてまでタイヤテストを行っているのだが、それほど(タイヤの評価に影響が出るほど)今年のマシンに問題が多いと言うことなのだろうか? ルノーの独走を止めるためにもフェラーリには頑張ってほしいものだ。

フィジケラは最終的にF1チームを作りたいのだろうか?

モンターニュ、フィジケーラGP2チームのテストへ
それによれば、モンターニュは5日(水)スペインのバレンシア・サーキットで新チーム『フィジケーラ・モータースポーツ・インターナショナル』のGP2マシンをテストする予定という。
...
フィジケーラはすでにイタリアF3000選手権に参戦するチームを昨年設立しており、こちらの名称は『フィジケーラ・モータースポーツ』。

モンターニュの話題より、フィジケラがGP2(以前のヨーロッパF3000)やイタリアF3000にチームを持っていることを聞いて驚いた。自身はもちろんF1でチャンピオンを狙える位置におり、それが十分可能なルノーチームに所属している。にもかかわらず、現時点でF1に次ぐクラスにチームを持つ狙いとは何なのだろうか? レースでは微妙な役回りが多いフィジケラだが、実は将来のF1ドライバーを育成するつもりなのだろうか? それとも、最終的には自身のチームでF1参戦を達成させるのだろうか? それともブリアトーレを見習い(?)、多額のマネージメントフィーを得ることを目指しているのだろうか? そのあたりのフィジケラの考えをぜひ聞いてみたいものだ。

ロズベルグの移籍の可能性は高い

F.ウィリアムズ代表、ロズベルグの契約売却を否定
とはいえ、同じように20歳で同チームからF1デビューをさせたジェンソン・バトンについて、昨年結局はホンダに同選手との契約を売却して多額の資金を手にしたというのも事実。

 昨年のバトンと今年のロズベルグとでは全く状況が違うが、ウィリアムズがロズベルグを移籍させる可能性は十分あるだろう。どちらにしても、シーズン終了後のロズベルグの結果次第だろう。ウェバーを差し置いて、久々の勝利をウィリアムズにもたらす様なことがあれば手放さないだろうが、そこまでずば抜けていなければ手放す可能性は十分にありえるかもしれない。どちらにしても、ドライバーにあまり執着しないフランク・ウィリアムズだけに、高額な移籍金が伴うのなら移籍の可能性は高いだろう。

ホンダテスト情報 [4/4]

ホンダ&フェラーリ、バレルンガでテスト開始(4/04)
イタリアのバレルンガ・サーキットを舞台に、フェラーリ(ブリヂストン)とホンダ(ミシュラン)2チームによる合同テストが開始された。
ホンダ、バレルンガでテスト開始(4/04)
ホンダがここでテストをするのは先月に続くものだが、前回とは異なり気温もかなり上昇しているため、次戦サンマリノGPを想定したプログラムが有効に行えるものと期待されている。

このところホンダはバレルンガでのテストを続けているが、今回もデビッドソンとロシターがテストを担当している。しかも、明日はレギュラードライバーのバトンも参加するとのことで、レースの合間も休むこと無くマシン開発は続行されているようだ。バレルンガはサンマリノにも近く、次戦のサンマリノGPと同様の気候でテストできることから、サンマリノGPでの戦略を練ることも出来そうだ。今年はブリヂストン・ミシュラン問わず、レース中でのタイヤの使い方に焦点が当てられているだけに(前戦でのバトンの抜かれざまを繰り返すわけにはいけない)、ぜひとも有効なデータを取ってもらいたいものだ。

トヨタよ、ガスコインを挿げ替えれば何とかなるとでも思っているのか

M.ガスコイン氏、トヨタ・チーム離脱か
ガスコイン氏は現在のルノーの成功の基礎を作った立役者で、2003年12月にトヨタへ加入、チーム体制を改善すると共に2005年の『TF105』、2006年の『TF106』と開発を行ったがトヨタが期待したほどの成果は挙げられないでいたもの。

 確かにトヨタの今年の成績は予想をはるかに下回るものだと言わざるを得ない。ただ、その原因がガスコインだけにあるわけではないだろう。もちろんチームマネージャーとして責任はあるのだが、最低でもシーズン中にガスコインがトヨタから離れてしまう状況だけは生んではならない。ガスコインを挿げ替えて何とかなるほど今のF1は簡単でないことは十分承知しているはずなのだが...。

2006年4月 4日

金曜セッションを無くさない方法を考えるべきだ

ルノー首脳、「金曜セッションは不要」
エンジンを走らせたい距離を制限されるのだから、誰もコンディションの悪い金曜日になんか走りたくない。もしも第3ドライバーというものがなければ、相当悲惨な状況になっているよ。いまわれわれはこの金曜日のセッションがほんとうに必要なのか考えなければならない時に来ている。

 パット・シモンズの言っていることはもっともだ。彼のみならず多くのチームやドライバーが同様の考えを持っていることも事実だろう。実際、3rdカーを走らせないチームにとっては、無意味に近いセッションと考えられても仕方が無い。ただ、3rdカーを走らせているチーム、つまりトップ4以外のにとってみれば、これは貴重なセッションだとも言える。エンジン耐久性のことを考えると、レギュラードライバーが走ることが出来る距離は限られてしまうのだが、エンジンの耐久性を考える必要が無い3rdカーについてその走行がチームにとって貴重な情報源となるだろう。そして、それはトップチームへのチャレンジのために必要な情報なのではないだろうか。

 もちろん、トップチームも含めた全チームが走行するセッションのほうがいいに決まってる。ただ、トップチームが走らないからといってセッションがいらないと言う意見について、下位チームはもちろん観客全てが同意するとは思えないのだがどうだろうか?

そんなことでは、チャンピオンを取ることは出来ないぞフィジケラ

フィジケーラ、エンジニアの鼓舞に釈明
最初テレメトリーがトラブっていて、マシンの状況がつかめなかったんだ。さらに途中、クラッチにもトラブルが出たしね。チームからはもっとプッシュしろって言われ続けたけれど、あの時の状況ではあれが限界だったよ。でもバトンがブローしたのだって、僕が後方からあおり続けた結果なんだけどね

もちろん、ピットスタートからのレースなのだから、5位入賞は価値があるかもしれない。ただ、開幕戦でライコネンが3位に食い込んだことに比べると、どうしても見劣りせざるを得ない。あれだけ混乱したレースなのだから、戦略でもっと上位に出ることは可能だっただろう。バトンの件にしてもコース上で抜けなかったことを悔しむ気持ちが必要だ。フィジケラにはもっとアグレッシブなレース運びを期待したいものだ。

さすがと言うべきか、A.ニューエイ

A.ニューイ氏、すでに『RB2』改良で実績
シーズン前のテストでは『RB2』の冷却系に問題があることが露呈。一時はその流麗なカウリングに無様な冷却口を開けるという応急措置がみられたが、この解決に今季マクラーレン・チームから移籍したばかりのエイドリアン・ニューイ氏がさっそく尽力したことが明かされた。

 ウィリアムズ、マクラーレンとF1界のトップクラスのチームを渡り歩いた後にレッドブルに加入したニューエイ。レッドブルでの仕事は来年のマシンからと思われていたが、今年のマシンでもその手腕を遺憾なく発揮しているようだ。

 シーズン前はある程度の評価を得ていたRB2だったが、レースではなかなか結果が残せず、Jrチームのトロロッソにも迫られてしまう始末。今回は緊急対応となったニューエイだが、RB2の本格的改良に着手する日は近いかもしれない。

2006年4月 3日

障害のお知らせ

 いつもF1遅報をご覧頂きましてまことにありがとうございます。

 3月31日にF1遅報を公開しているWEBサーバがクラッシュしてしまい、3月9日以降のデータが全て消えてしまいました...。データの修復を行いたいところですが、現実問題修復は難しそうです。今後このようなことが起きないよう、バックアップ体制を整えて参ります。

 今後ともF1遅報をよろしくお願い申し上げます。

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