* これはあくまで私見である
ルノーF1、将来については6月に決断
このニュースを読み、エントリを書いていてふと気づいたのだが、
あるいはどのような利益でチームが売却できるのか
この部分がどうにも引っかかったのだ。ルノーがチームを売却すると言う選択肢は十分に考えられるだろう。チャンピオンを取ったばかりのマシンとチーム、そしてことしチャンピオンを取るかもしれないドライバー1名がセットでついてくるのだから、その価値はかなりのものだろう。
F1に参戦することは、自動車メーカーにとって極めて大きな宣伝効果を持っている。それだけに、売却先を誤ると、大きな影響が出ないとも限らない。そう考えると、売却先として一番最初に検討されるのは、ルノーという企業に近い会社からということになるだろう。
そこで出てきたのは、ルノーから日産へのブランド変更だ。日産はかつての危機的な状況を脱し、多くの新車を出し販売も好調、トヨタに並び好業績をあげ始めている。ただ、国内トップのトヨタとの隔たりは大きく、ちょっとやそっとでは抜くどころか追いつくことも難しいだろう。その圧倒的な差に対して、大きなインパクトを与える手段として、日産のF1参戦がありえるのではないだろうか?
トヨタやホンダが5年近くかかっても取れないチャンピオンを、それぞれのメーカーに比べれば圧倒的に優位な状態で獲得することが可能なのだ。あの巨人トヨタでも、レースでは圧倒的なブランドイメージを持っているホンダでも獲得できなかったチャンピオンをたった1年で獲得することが出来るかもしれないのだ。最低でも、国内における日産のイメージは根本的に改められるだろう。そして、そのことが日産やルノーにとってどの程度のマーケティング効果があるか、その点を真剣に検討していないとは考えにくいのだ。
もちろん、ルノーから日産ブランドに替わり確実にチャンピオンが取れるわけではないし、実質中身はルノーのままなので日産ブランドに対するイメージが確実に変わるとも思えない。ただ、ブランドイメージと言うものは実績のみから作られるものではなく、創り出されるものでもある。モータースポーツに興味が無い自動車購入層にとっては、チームの中身がルノーである等は理解していなくても、「日産が参戦初年度でチャンピオンを取ったのだ、トヨタでもホンダでも出来ないことをやってのけた」というイメージはつくのだ。
個人的にはトヨタvsホンダの構図に日産が殴りこんでくるというのは、極めて面白い状況だと考えられる。そして、鈴鹿・富士と年間2開催が確定するのなら相乗的に日本でのF1市場は飛躍的に拡大するだろう。バーニー・エクレストンが積極的に動いているとは思えないが、もしこのような展開になったとすればF1と日本はより密接な状態となるだろう。ヨーロッパとアジア、F1の将来は2大拠点に転換する可能性は低くないだろう。
かなり論理が飛躍してしまったが、ゴーン氏なら十分考えられる展開だろう。ゴーン氏の決断やいかに。