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2006年08月31日

ブリアトーレの引退はルノーにどのような影響を及ぼすか

独紙は「ブリアトーレ(ルノー代表)引退」の見方 [FMortorsports.nifty]
今シーズンでルノー・チームとの契約が満了するフラビオ・ブリアトーレ氏については、イギリスの『ガーディアン』紙が「残留の見通し」を伝えた一方で、ドイツの『『ビルド・ツァイトゥング』紙は正反対となる「引退の見通し」を報じて完全に対立している。

 ミハエル・シューマッハ、そしてフェルナンド・アロンソ。全く異なる二人のチャンピオンを育てたブリアトーレは本当にF1でやり残したことは無いのだろうか? いや、もちろんやりたいことは幾らでもあるだろうが、ルノー側がブリアトーレを使い続けることに難色を示しているのではないだろうか。

 ブリアトーレは自動車メーカーに雇われているマネージャーの身としては破格の報酬を得ていることは事実であり、予てからF1チーム運営のコスト削減に注目しているルノー本社からしてみれば、既にブリアトーレ抜きでのチーム運営の可否の判断はついているのではないだろうか。ブリアトーレからしてみれば、報酬の大幅減額を受け入れるのなら他にやることは幾らでもあると考えているのではないだろうか。

 チームマネージメントの面でブリアトーレのルノーに対する功績は多大なものであることは事実だ。しかし、レースマネージメントの面で考えればブリアトーレの存在はそれほど大きなものでは無いといえる。チームマネージメントの面でブリアトーレの持つものをルノーが既に得たと考えればブリアトーレの離脱はむしろ自然な流れだということも出来そうだ。

マッサが今後成すべき事

「マッサ 2勝目望むべきでない」、フェラーリ監督 [FMortorsports.nifty]
ジャン・トッド:マッサの優勝は喜ぶべきことだが、今後彼はさらにチームに対し貢献的であるべきだろう

 レース中にチームオーダーを出すことができず、マッサを勝利させるしか手段の無かったフェラーリ陣営だが、トッドはレース終了後のコメントでマッサの取るべき行動について意味深なコメントをしている。そもそも、予選でミハエルを上回ってしまったこと(ミハエルがミスをしてしまったこと)が全ての始まりだったといえる。チーム内では再三決勝レースでの戦略について練ったのだろうが、予想外のセーフティーカーの導入や、ミハエルの決定的なミスが重ねて発生するとは考えてもいなかったのだろう。

 もし、これがマッサではなくバリチェロだったらどうだっただろうか。言うまでも無く、チャンピオン争いをしているミハエルを前に行かせるために思案をめぐらせていたはずだ。チームとしてもマッサを勝たせたいのは山々だが、現在の状況を少しは考えてくれ、そう言いたいかの発言だと取れるだろう。

ルノー&フェラーリの二重契約は、ライコネンだからこそ出来る選択肢だ

ライコネン、ルノーとフェラーリ二重契約? [FMortorsports.nifty]
フェラーリとの契約はミハエル・シューマッハが引退というのが条件になっていて、もしシューマッハが現役続行であればライコネンはルノー・チームへ移籍することになっているのだという。

 先ほど触れたフェラーリのドライバーラインナップについて、スペインのAS紙がライコネンのルノーとフェラーリとの二重契約の可能性を指摘している。ルノーからしてみればたまったものではないが、ライコネンからしてみれば最も望むべく選択肢だといえるだろう。ルノーからしてみれば、ミハエルの現役続行を望むばかりといったところか。

 それにしても、このような豪華な二重契約の噂が出るということからも、ライコネンのF1界での評価は極めて高いということの証明にもなるだろう。

ライコネンはミハエルと組む可能性を受け入れたのか?

モンツァでフェラーリはドライバー3人発表か [FMortorsports.nifty]
ミハエル・シューマッハ、フェリッペ・マッサ、そして噂のキミ・ライコネンということになる。そして、最終結論はシーズン終了後に出されるということで、これであればシューマッハが望む『時間の余裕』が確保できる訳だが、その場合チームメイトが確定しないライコネンにとっても不安であるし、またとりわけ自身のレギュラーシートが最後まで保証されないとみられるマッサの場合にはさらに深刻な状態が続くことだろう。

 予てからイタリアGPで来期の体制を発表するとコメントしていたフェラーリだが、イギリスのガーディアン誌がその場では3名のドライバーラインナップを発表するとのことだ。ミハエル、マッサ、そしてライコネンノ3名のドライバーラインナップを発表し、最終的なミハエルの結論はシーズン後に出すとのことだが、これはライコネンからしたら面白いとはいえない状況だろう。

 ライコネンからしてみれば選択肢はいくつもあるのだが、その中でもミハエル後のフェラーリのシートが最も魅力的だという認識だと思うが、果たして本当にそうであろうか? ミハエルと組まざるを得ない可能性がありながらフェラーリラインナップに含まれるということは、ライコネンとしては絶対に避けたい状況だといえるだろう。

 いや、もしかしたらチャンピオンシップ云々を抜きにして、既にミハエルは引退の決意をしているのではないだろうか。ただ、その可能性は0%では無く、あくまで発表のタイミングをずらしたいだけということなのかもしれない。チャンピオンシップの結論は、このままの接戦で行けば最終戦にも連れ込む可能性は十分ありえる。そのような状況で戦い抜き、チャンピオンを獲得したとしても敗れたとしてもミハエルは引退するというシナリオは、7度の(8度になるかもしれないが)ワールドチャンピオンの引退には十分な花道だといえるだろう。そう考えれば、ライコネンがフェラーリラインナップにこの時点で加えられるという展開は十分に考えられるといえるだろう。

モンツァ・テスト [8/30]

モンツァ合同テスト2日目はロズベルグ!(8/30) [FMortorsports.nifty]
この日はウィリアムズのロズベルグが前日のマッサのタイムを上回る1'22.038のタイムでトップに。しかし、以下9番手のバリチェッロ(ホンダ)までが同じ1分22秒台に並ぶという熾烈さをみせた。

 全11チーム、総勢20人に及ぶドライバーがステアリングを握り、実戦さながらの状況下で行われたモンツァテスト2日目。トップタイムは、ウィリアムズのロズベルグで昨日のマッサのトップタイムを上回るタイムをマークした。2番手にはクビサ、3番手にフィジケラ、4番手にはマッサと並び、この3名は0.05秒以内に入るという熾烈なタイム合戦となった。以下、9番手のバリチェロまでがトップから1秒以内にひしめく結果となった。

山本左近/スーパー・アグリは67ラップを周回 [FMortorsports.nifty]
テストを総括するマーク・プレストン/テクニカル・オフィサーによれば、左近は次戦イタリアGPのためのタイヤ開発、モンツァ仕様のエアロダイナミックスなどのテスト・プログラムを消化したという。左近にとっては初めての新フロント・サスペンション装着の『SA06』本格テストということになった。

 尚、初日ほとんど走行することが出来なかったアグリはこの日も左近がドライブ。左近は初めてとなる新サスペンションを搭載し65周を周回、積極的にセッティングを行ったがタイムは最下位の20番手に沈んだ。3日目の最終日は琢磨がドライブする予定だ。

トロ・ロッソのラインナップは今年同様か

トロ・ロッソ来季もリウッツィ&スコットの模様 [FMortorsports.nifty]
オーストリアの『APA通信』は、同チームの共同オーナーであるゲルハルト・ベルガー氏が、すでに現在のビタントニオ・リウッツィ&スコット・スピードのままで継続する方針を決めたと伝えている。

 それがベルガーの方針なのかどうか疑問ではあるのだが、今のところトロ・ロッソのラインナップは今年同様のリウッツィとスピードのコンビになると考えられている。制限V10を使用して今年なかなか結果を出すことができていない状況ではあるが、それでもチーム首脳やレッドブル首脳は現行のラインナップを評価しているようだ。

 ただ、レッドブルがベテランコンビになったこともあり、トロ・ロッソは名実共にレッドブルジュニアチームとして若手育成の役割を果たす形になったと考えてよさそうだ。トロ・ロッソのドライバーに経験を積んでもらい、将来のレッドブルのエースとして投入する目論見があるのだろう。そういう意味では、レッドブルのベテランの二人もうかうかしていられないということでもありそうだ。

2006年08月30日

モンツァ・テスト [8/29]

【F1】モンツァテスト初日、F.マッサがトップタイム [AUTO SPORT via Yahoo!Japan]
イタリア・ミラノ郊外のアウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァ(1周5.793km)では、現地時間(以下、現地時間)29日からF1合同テストがスタートした。この日はマクラーレン・メルセデス、RBRフェラーリの2チームを除く、9チーム、計15台のマシンが走行。先のトルコGPでF1初優勝を飾ったフェラーリのフェリペ・マッサが好調な走りを見せた。

 シーズン終盤に向けて最後の追い込み、各チームはイタリアのモンツァサーキットでのテストを開始している。レース直前に同じサーキットで開催されるテストだけに、各チーム様々なシミュレーションを行っているようだ。この日参加していない、マクラーレンとレッドブルについても明日から参加するとのこと。

 この日、トップタイムをマークしたのは初ポール&初優勝で勢いに乗るフェラーリのマッサ、テストドライバーのバドエルと共に1-2のタイムを記録している。そのバドエルから0.1秒遅れの3番手のタイムを記録したのはウィリアムズのウェバー。以下、ルノーのフィジケラ、ホンダのデビッドソン、ルノーのコバライネンと続いている。トルコGPで初参戦ながら初日トップタイムを記録したBMWのベッテルは8番手のタイムを記録しレギュラードライバーのハイドフェルトを上回るタイムを叩きだしている。また、初の合同テスト参加となったアグリの左近はマシントラブルでタイム計測を行うことは出来なかった。

ハミルトンのデビューはまだ先か?

ハミルトン、今季F1登場はなし。デニス「ドライバー育成が仕事ではない」 [AUTO SPORT via Yahoo!Japan]
ロン・デニス:我々はF1ドライバーを育成するという仕事をしているわけではない。レースに勝つというビジネスを行っているのだ。マシンには常に、できる限りベストなドライバーを乗せるようにしている。若手ドライバーの育成は、F1レースのプレッシャーの下で行うものではない

 これまで、GP2シリーズ終了と共に2006年シーズンの終盤をレギュラードライバーとして参戦すると思われていたルイス・ハミルトンだが、マクラーレンの代表であるデニスが起用しない旨のコメントをしている。これまでの噂とは異なり、どうやら今期のF1レースデビューは無いものと考えてよいだろう。もちろん、このようなことになった背景にはデ・ラ・ロサの予想外の働きがあってのこととも言える。また、デニスはこのようなコメントもしている。

ルイスのようなドライバーたちには、何千kmというテストを経験してほしいと思っているし、我々としては、そのドライバーが全てのルールや流れを完全に理解しているという安心感を持ちたいのだ。そのドライバーに、その時頑張っていることから気持ちをそらしてほしくもないしね

 来シーズンまでにハミルトンが膨大な距離のテストを終え、真の意味で自信を持っていなければレギュラードライバーとしての起用は無いとでも言いたげなコメントだ。実際、来シーズンアロンソにチャンピオン獲得を目指させるのならば、十分な経験とスピードを併せ持つデ・ラ・ロサがチームメイトのほうが都合が良いといえるだろう。そのような展開を予想してか、デ・ラ・ロサはルノーへの移籍話について「考えていない」とコメントしている。この展開を見ている限り、来期のマクラーレンのラインナップはしばらく決まらないのではないと考えてもよさそうだ。

ベルギーGPは2010年まで開催

ベルギーGP、2010年まで開催契約 [FMortorsports.nifty]
これまでのベルギーGPのオーガナイザーはすでに破産申請をしていて、今回は地元ワロン県政府が新たな組織を構築して契約を更新したとされるが、同政府の高官は、「エクレストン氏は2010年までの開催を約束した」と語っている。

 先日発表になった来期のF1カレンダーにて正式にベルギーGPの復活が決定したが、ベルギーGPのオーガナイザーは2010年までの開催をエクレストンと約束したとコメントをしている。ドライバーからも評判の良いスパフランコルシャンで開催されるベルギーGPが復活し、F1ファンにとっても朗報であるが、興行的には厳しい面があることは否めず、地元政府(自治体?)がオーガナイズするとは言え、興行的な面で再度開催できない事態にならないことを祈るばかりだ。

 ベルギーはオランダの隣国にあることもあり、先に取り上げたスパイカーのミッドランド買収が実現すればオランダでのF1人気が高まり隣国で開催されるベルギーGPへ足を運ぶF1ファンが増える可能性は十分あるだろう。ただ、その場合スパイカーはオランダでのF1開催を目論むことは間違いなく、オランダでのGP開催が決定してしまえば再びベルギーGPの立場は危ういものとなるかもしれない。尚、オランダでは1948年から1985年にかけて断続的にF1が開催された歴史がある(参考:オランダグランプリ[Wikipedia])。また、F1が開催されていたサーキットであるザンドフルートでは現在はDTMが開催されている(参考:Circuit Park Zandvoort[DTM])。

トルコでのGP開催が微妙な情勢に

トルコGP、来季FIAから開催不許可の危機 [FMortorsports.nifty]
この表彰式でマッサへのプレゼンテーターはキプロス系トルコ人のリーダーであるメフメト・アリ・タラート氏が務めたが、この際テレビのテロップには北キプロス・トルコ共和国首相と紹介されたという。同氏はキプロス再統一支持派として知られるが、これを承認しているのはトルコ政府だけで国際的にはかなり論争を呼ぶ部分であって、場合によってはテロリストの反発を招く可能性すらあるということだ。

 来年のF1のカレンダーが発表されたばかりではあるが、そのカレンダーにも掲載されているトルコGPの来期の開催が微妙な情勢にあるようだ。理由として、トルコGPでの表彰式でのプレゼンターの紹介のされ方が問題であるとのことだが、FIAの禁止するF1の舞台で政治的な行為を行ったということもあり、FIAでは来期のトルコGPの開催自体を取り消す可能性もあるとのことだ。

 来年のカレンダーが発表されたばかりでもあり、今後の展開が気になるところだといえるだろう。また、先に述べた来期消滅する予定となっているグランプリにも影響が及ぶ可能性も十分ありえるだろう。

モンタニーはトヨタにとって貴重な戦力となるだろう

F.モンタニー、来季トヨタ・チーム入りか [FMortorsports.nifty]
ドイツの『モータースポーツ・アクチュエル』誌が報じるところによれば、現『スーパー・アグリ・F1』のテストドライバーであるフランク・モンタニー(28歳:フランス)が、来季はトヨタ・チームに移籍するのではないかということだ。

 トヨタのテストドライバーであるリカルド・ゾンタがルノーへ移籍する情報があることから、モンタニーのトヨタ入りの噂が出たようだ。ルノーでテストドライバーを務め、ホンダエンジンを搭載するアグリチームでレースドライブ&テストを重ねているモンタニーだけに、トヨタからしてみれば得るものは十分あるとのことだろう。また、今期の堅実な結果を見ていればテストドライバーとしては十分だとアピールできた結果でもあるだろう。

 ホンダからしてみれば、頭の痛い問題になるかもしれない。来期以降、エンジンの開発が凍結されるため、エンジン自体に関するノウハウの流出は問題ないだろうが、それでもエンジンのセッティングなどの細かい情報などがトヨタ側に流れてしまうことは否めない。モンタニーとしてみれば、アグリチームでのテストドライバーよりは、トヨタのそれのほうが魅力的に映ることは間違いないだろう。ましてや、来期からは金曜日に開催される3rdカーは導入されなくなり、アグリチームのようにテスト日数が極めて限られるチームでのテストドライバーは辛い立場であることに違いない。

 アグリとしてもホンダとしてもモンタニーを手放したくは無いだろうが、現時点ではテストドライバーとしての残留以外の選択肢を見出すことは難しいとも言えるだろう。

ミハエルの去就、周りがにぎやかになってきた

M.シューマッハ、まだ去就決まっていない? [FMortorsports.nifty]
ウィリ・ウェバー/ミハエル・シューマッハ・マネージャ:いまは今季のタイトル争いに集中すべき時。来年の去就はシーズンが終わってからでも遅くないではないか。チーム側が一方的にモンツァというタイムリミットを設けるのは、シューマッハに対する無用なプレッシャーを与えるものだ
フェラーリ・チーム・スポークスウーマン:われわれは予定通りモンツァにおいて2007年の体制について発表します

 本人もチームもイタリアGPで明らかにするとコメントしてきたが、ここに来てミハエルのマネージャがミハエルの去就についてシーズン後での発表を薦めるコメントを行った。それでも、フェラーリとしてはイタリアGPにて発表するとしており、ミハエルの去就というビックニュースの発表に対して緊張感が高まってきた。

 現在の状況から考えれば、アロンソがチャンピオンになる可能性が高いともいえるが、イタリアGPではチャンピオンシップの行方は定まらない。そのような状況で、ミハエルがどのような発表を行うか全く予想できない状況だといえるだろう。また、ウェバーがコメントしているようにイタリアGPではミハエルの去就は発表されないかもしれない。たとえ、フェラーリが発表するとは言っても、本人が希望しないのなら変更する可能性は十分ありえるだろう。

 どちらにしても、次戦イタリアGPは今年度のチャンピオンシップにとっても、来期以降のF1にとっても極めて重要な戦いになるようだ。

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本当に鈴鹿での開催は消滅してしまったのか?

2007年暫定F1カレンダー発表される(8/29) [FMortorsports.nifty]
今回は日程と開催国のみの発表だが、すべてが1国1グランプリとなっていて、ホッケンハイムのドイツGP、イモラのサンマリノGPが脱落した。(ドイツGPはホッケンハイムからニュルブルクリンクに変更とみられる)また日本GPについては、すでにエクレストン氏が富士スピードウェイでの開催を明らかにしていることから、20年間続いた鈴鹿サーキットでの開催はなくなった。

 毎年、F1のカレンダーはシーズン開幕直前まで入れ替わりが数多く見られるが、今年は日本での開催が鈴鹿から富士に移ることもあり、とりわけ日本国内でも関心が尽きない話題となっている。そんな最中FIAが来期の開催カレンダーを発表した。カレンダーの中には開催国と日程のみで開催サーキットは明記されていないが、既に日本GPの富士での開催は決定事項でもあり、鈴鹿での開催は消滅したと受け取らざるを得ないだろう。

 本当に、鈴鹿での開催は消滅してしまったのだろうか? 先日もこの話題に触れたのだが、やはり開幕戦のオーストラリアGPからマレーシアGPまでの3週間のインターバルが気にならざるを得ない。3月31日から開催されたオーストラリアGPもあわせれば、今期3月に3戦あったグランプリが1戦に減ってしまうというのは尋常ではない。また、バーレンGPとスペインGPのインターバルも4週間あり、シーズン序盤での開催数は極端に減ることとなってしまう。5月末までで、今期は7グランプリが開催されたが、このカレンダーを信じれば来期は5グランプリとなってしまう。非常に不自然なカレンダーだといわざるを得ないだろう。

 このカレンダーからは既に消滅することが確実視されていたヨーロッパGPに加え、サンマリノGPも消滅している。サンマリノGPはこれまでも騒音問題などで多くの問題を抱えていたのだが、1国1開催の原則に基づきカレンダーからは外されてしまったようだ(サンマリノと銘打っており、イタリアとは別国での開催の印象を受けるが、イモラサーキットはイタリアにある)。

 ただ、開催数が17戦と1戦減る結果になっており、また、FIAはこのカレンダーからの変更の可能性を示唆していることからも、さらに1戦追加となる可能性は十分ありそうだ。新規開催は流石に無いと考えられ、サンマリノGPのイモラか今期まで日本GPを開催している鈴鹿かのどちらかがカレンダーに復活するのではと考えることができそうだ。どちらも、1国1開催の原則に引っかかってしまうが、完全に日本での開催となる鈴鹿よりはイモラのほうが開催の可能性は高いとも考えられる。チーム側としてもヨーロッパ外への遠征よりは負担が少ないイモラでの開催を望むことは間違いないだろう。鈴鹿がどのようにアピールしているか詳細を知ることは出来ないが、相当な苦戦を強いられていることは想像に難くない。ただ、100%開催の可能性が無くなってしまったわけではなく、また鈴鹿サーキットも継続交渉を行っているとのコメントをしており(鈴鹿側は「まだ交渉中」=F1 [時事通信社])、可能性を信じて積極的にアピールをしてもらいたいものだ。

スパイカー、ミッドランド買収宣言とVW/Audiグループの関係

『スパイカー』ミッドランド買収の意志認める [FMortorsports.nifty]
スパイカーは現在FIA-GT選手権やル・マンシリーズにC8スポーツカーで参加中のオランダの小自動車メーカーだが、買収が成功した場合には、自身がシャシーを作る本物のコンストラクターズを目指しているとみられる。

 予てから話題になっているミッドランド買収の話だが、ここに来てオランダのスパイカーという自動車メーカーが買収に動いているとのことだ。このスパイカーというメーカー、19世紀後半に設立されたスポーツカーメーカーであり、経営難で一度消滅した後に1999年に再度スポーツカーメーカーとして復活、高級スポーツカーを製造しFIA-GT選手権などにも参戦している。いわゆる、トヨタやメルセデスのような大自動車メーカーとは一線を画し、フェラーリのようなスポーツカーメーカーに近いようだ相当小規模な自動車メーカーのようだ。
2006.9.14 追記:MotorsportsFlashbackさんからのご指摘で気付きましたが、フェラーリとスパイカーとを同列のメーカーとして扱うのは不適切だったようです。やー、全くもってして勉強が足りませんな、、、。

 そのスパイカーがミッドランドを買収するメリットは少なくない。スポーツカーでもかなり高級の部類に入るスポーツカーを販売しており、F1に参戦しアピールすることで本業に対する効果は計り知れないだろう。また、興味深い話としてスパイカーにエンジンを供給するのはVW/Audiグループであり、先日伝えたアウディスポーツ社長のコメントとの関連性が気になるところだ。

デ・ラ・ロサの判断やいかに

デ・ラ・ロサ、「ルノー移籍 考えてない」 [FMortorsports.nifty]
フェルナンド・アロンソの史上最年少チャンピオン獲得によりF1人気の高まるスペインでは、現在同国の大手通信会社『テレフォニカ』がルノー・チームの大口スポンサーとなっている。しかし来年はそのアロンソがマクラーレン・チームに移籍することで、ルノー・チームでは期待のスペイン人ドライバーが不在となる見通しとなっている。そこで白羽の矢が立っているのが同じスペイン人ドライバーであるデ・ラ・ロサという訳だが、本人はルノー移籍よりも現在のマクラーレンでのポジションを最優先させていることを認めたものだ。

 モントーヤに変わりレースに出場しているデ・ラ・ロサが堅実にポイントを重ねていることを受け、デ・ラ・ロサの評価は一気に高まったようだ。その流れを受け、一番最初に動いたのがスペインのテレフォニカをスポンサーとして持つルノーだが、デ・ラ・ロサがそのオファーに対して「全く考えていない」と発言したのには驚かされた。ここまでの走りが評価され、シーズン終盤までドライブする見通しとなっているデ・ラ・ロサだが、来期のマクラーレンでのシートはかなり厳しい状況だ。

 デ・ラ・ロサとしてはマクラーレンでのレギュラードライバー継続が最も望ましい展開だと考えているだろうが、来期もテストドライバーとなってしまえば再度レースの場に復帰するのは難しい状況だろう。また、今年チャンピオン争いをしているルノーでドライブできるチャンスともなれば、移籍するのは当然だと思われた。そこまでの条件を捨て、現時点でマクラーレン継続の道を考えるということは、まだまだ来期のマクラーレンのレギュラーシートを得るチャンスがあるとデ・ラ・ロサは考えているのかもしれない。または、ルノーに対する究極の交渉術が始まっているということなのかもしれない...。

2006年08月27日

F1GP 2006 第14戦 トルコGP Race Live

// 確かに、マッサの初勝利は素晴らしい出来事だ。しかし、それはミハエルのチャンピオンへのチャンスを極端に減らしてまで得た勝利でもある。初回のピットストップ、ミハエルを待たせた判断を見て、ハンガリーでのタイヤ戦略のミスを思い出さざるを得ない。フェラーリはともかく、ミハエルとしてこの結果をどのように受け入れることができるのだろうか?
// もちろん、マッサの勝利は当然喜ぶべき結果だ、ミハエルでさえ笑顔でマッサを祝福する。マッサは当然のチャンスをものにし、初勝利を自らの手で得た。今はただ、おめでとうと言いたい。
// チャンピオンシップ的には、言うまでもなくアロンソが優位に立つことになった。残り4戦で12ポイント差、この時点でポイント差が開いてしまったのだ、ミハエルとしてはピンチに他ならない。ただ、マッサを祝福するミハエルの笑顔が印象的だ。まだまだ、十分やれる、そんな余裕すら感じさせる。このミハエルの笑顔を見る限り、まだまだ今年のチャンピオンシップの行方はわからないといえるのではないだろうか? 次戦、モンツァは言うまでもなくフェラーリの地元。様々な面で、フェラーリが優位にレースを進めることは十分可能だろう。
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// マッサ、アロンソ、ミハエル、バトン、デラロサ、フィジケラ、ラルフ、バリチェロ
// トゥルーリ、ウェバー、クリエン、クビサ、スピード、ハイドフェルド、クルサード
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マッサ-9.5-アロンソ-0.9-ミハエル-6.2-バトン
1'28.005 ミハエル Firstest
LAP55
マッサ-12.2-アロンソ-0.4-ミハエル-6.4-バトン
LAP53
マッサ-12.6-アロンソ-0.4-ミハエル-7.9-バトン
LAP51
マッサ-13.0-アロンソ-0.7-ミハエル-8.2-バトン
LAP50
マッサ-11.2-アロンソ-0.5-ミハエル-10.1-バトン
LAP49
マッサ-11.5-アロンソ-0.5-ミハエル-10.6-バトン
LAP48
マッサ-11.2-アロンソ-0.3-ミハエル
LAP47
マッサ-10.8-アロンソ-0.4-ミハエル
LAP46
マッサ-10.8-アロンソ-0.4-ミハエル
LAP45
マッサ-10.8-アロンソ-0.9-ミハエル-12.0-バトン
LAP44
// アロンソ前!!
// ミハエルピットイン
LAP43
ミハエル-6.9-マッサ-9.1-アロンソ-13.9-バトン
LAP42
ミハエル-6.2-マッサ-9.1-アロンソ-14.0-バトン
1'28.106 ミハエル Firstest
LAP40
// マッサ、アロンソ、バトンぴっといん!
LAP39
マッサ-9.0-アロンソ-7.2-ミハエル-6.5-バトン
1'28.123 マッサ Firstest
LAP38
マッサ-8.8-アロンソ-7.1-ミハエル-6.3-バトン
1'28.192 マッサ Firstest
LAP37
マッサ-8.3-アロンソ-7.5-ミハエル-5.9-バトン
LAP36
マッサ-7.4-アロンソ-8.1-ミハエル-5.5-バトン
1'28.193 ミハエル Firstest
LAP35
マッサ-7.6-アロンソ-8.2-ミハエル-4.8-バトン
1'28.458 ミハエル Firstest
LAP34
マッサ-7.8-アロンソ-8.6-ミハエル-4.2-バトン
LAP33
マッサ-7.6-アロンソ-8.5-ミハエル-4.1-バトン
LAP32
マッサ-7.6-アロンソ-8.5-ミハエル-3.7-バトン
LAP31
// デラロサ、フィジコピットイン
マッサ-7.1-アロンソ-8.4-ミハエル-2.3-バトン-3.0-デ・ラ・ロサ
LAP29
// ミハエルちょっとコースアウト
マッサ-6.7-アロンソ-8.3-ミハエル-1.8-バトン-3.1-デ・ラ・ロサ
1'28.459 マッサ Firstest
LAP28
// バリチェロピットイン
マッサ-6.2-アロンソ-3.6-ミハエル-5.8-バトン-3.5-デ・ラ・ロサ
LAP27
マッサ-5.6-アロンソ-3.5-ミハエル-5.7-バトン-4.0-デ・ラ・ロサ
LAP26
// うわー、ロズベルグぅ、マシントラブルでリタイヤです
1'28.687 マッサ Firstest
LAP25
// 左近、ストップ
マッサ-4.2-アロンソ-2.8-ミハエル-4.1-バトン-2.3-ロズベルグ
LAP23
マッサ-3.8-アロンソ-2.8-ミハエル-3.3-バトン-2.4-ロズベルグ
LAP22
マッサ-3.2-アロンソ-2.9-ミハエル-2.8-バトン-1.4-ロズベルグ
LAP21
マッサ-2.4-アロンソ-2.3-ミハエル-1.6-バトン-1.9-ロズベルグ
LAP19
マッサ-1.7-アロンソ-2.2-ミハエル-1.3-バトン
LAP18
// 復活です、直したんだ~、まぁ、少しでもデータを集めたいところだから、十分意味はあるでしょう
// あれ? 琢磨復帰?
マッサ-1.2-アロンソ-1.9-ミハエル-0.5-バトン
LAP17
// レース再開
LAP16
// SC この周でアウトです
LAP15
// うーん、でもさー、マッサは1周後にするのが規定だと思うんだけど、、、まだまだ二兎を得ようとしているのか? フェラーリは。
// うわー、ミハエル、アロンソにかわされた、、、どうすんのよ?
// えー、まっさとミハエル同時? で、マッサが先か、、、
// SC in!!!
// リウッツィ、ストップ、
LAP13
マッサ-2.2-ミハエル-7.7-アロンソ-5.5-バトン
1'28.791 ミハエル Firstest
LAP12
マッサ-2.5-ミハエル-7.3-アロンソ-5.2-バトン
1'29.117 ミハエル Firstest
LAP11
マッサ-2.8-ミハエル-7.0-アロンソ-4.3-バトン-12.0-ウェバー-2.1-クビサ-1.9-ロズベルグ
1'29.326 ミハエル Firstest
LAP10
マッサ-3.2-ミハエル-6.3-アロンソ-4.2-バトン-10.6-ウェバー-2.0-クビサ-1.5-ロズベルグ
1'29.356 ミハエル Firstest
LAP9
マッサ-3.4-ミハエル-6.0-アロンソ-3.6-バトン-9.3-ウェバー-0.5-クビサ-2.7-ロズベルグ
LAP8
マッサ-3.6-ミハエル-5.4-アロンソ-3.1-バトン-8.1-ウェバー-0.3-クビサ-2.5-ロズベルグ
1'29.663 マッサ Firstest
LAP7
マッサ-3.2-ミハエル-5.4-アロンソ-2.2-バトン-6.9-ウェバー-0.5-クビサ-2.4-ロズベルグ
LAP6
マッサ-3.1-ミハエル-5.0-アロンソ-1.4-バトン-5.3-ウェバー-0.9-クビサ-1.8-ロズベルグ
LAP5
マッサ-2.9-ミハエル-4.5-アロンソ-1.0-バトン-4.1-ウェバー
LAP4
// ライコネン、ピットアウト後にマシントラブルでリタイヤ!
マッサ-3.2-ミハエル-3.2-アロンソ-0.9-バトン-2.5-ウェバー
LAP3
// 大混乱、
// ライコネン、止まってます?
// フィジケラがこけたのが全てのきっかけか
// おいおい、レースを止めろよ!
マッサ-0.8-ミハエル-0.4-アロンソ-2.6
LAP 1
// 琢磨、巻き込まれたか? ライコネン、左リアタイヤバースト、ラルフ、フィジケラピット!
// 後ろのほうでは接触もあるようです、ハイドフェルドフロントウィングがない
// ミハエルがぎりぎり! でも2番手キープ!
--- RACE START ---
[21:03]
// というわけで、レーススタートです
// まぁ、マッサは超軽タンだと考えれば、とりあえずすっ飛ばしていってピットのタイミングでアロンソを妨害する戦略ですかねぇ。まぁ、どちらにしても、前に出ていれば戦略は幾らでも立てられるからね
// とりあえず、マッサがどういった戦略に出るかが楽しみだ
// アルバースが、エンジン交換で最下位ですね
// タイヤが心配だぁ、コメントにもありますがミシュランが怖いなぁ
// また、暑いねぇ
---
TRACK TEMP 52℃
AIR TEMP 35℃
WIND SPEED 3.5mps
HUMIDITY 23%
PRESSURE 994.0mBar
---
// 相当ヘロヘロですが、ライブやります
// 富士で開催されていたFNとF3から無事帰ってこれましたー

2006年08月25日

F1GP 2006 第14戦 トルコGP Free 1 Result

P. No Driver Team - Engine Tyres Times Ave/Gaps
1. 3 RAIKKONEN McLaren Mercedes M 1'28"381 217.431 Km/h
2. 5 M.SCHUMACHER Ferrari B 1'28"781 + 0'00"400
3. 12 BUTTON Honda M 1'28"789 + 0'00"408
4. 35 WURZ Williams Cosworth B 1'28"984 + 0'00"603
5. 36 DAVIDSON Honda M 1'29"185 + 0'00"804
6. 4 DE LA ROSA McLaren Mercedes M 1'29"359 + 0'00"978
7. 16 HEIDFELD BMW Sauber M 1'29"703 + 0'01"322
8. 38 VETTEL BMW Sauber M 1'29"921 + 0'01"540
9. 37 DOORNBOS RedBull Ferrari M 1'30"422 + 0'02"041
10. 40 JANI Toro Rosso Cosw. M 1'30"547 + 0'02"166
11. 11 BARRICHELLO Honda M 1'30"677 + 0'02"296
12. 39 MONDINI Midland Toyota B 1'30"843 + 0'02"462
13. 21 SPEED Toro Rosso Cosw. M 1'31"438 + 0'03"057
14. 19 ALBERS Midland Toyota B 1'31"468 + 0'03"087
15. 18 MONTEIRO Midland Toyota B 1'31"547 + 0'03"166
16. 41 MONTAGNY S. Aguri F1 Honda B 1'31"844 + 0'03"463
17. 6 MASSA Ferrari B 1'31"875 + 0'03"494
18. 23 YAMAMOTO S. Aguri F1 Honda B 1'32"218 + 0'03"837
19. 20 LIUZZI Toro Rosso Cosw. M 1'33"343 + 0'04"962

残り5分のところで、、、

# うわー、残り5分のところでタイミングモニターが落ちた!!! もー、一番肝心なところだったのにぃ~。
# という魂の叫びをたまにはエントリー。残念ながら本日は業務の為、ライブは出来ません。

ミハエルを後押しするマス・ダンパー禁止

シューマッハ、タイトル奪還に自信みせる [FMortorsports.nifty]
ルノーのマス・ダンパーが禁止になったというのは、とりあえず彼らのマシンを遅くすることだろうね。だって、速くなるとみたからこそ、これを彼らは使っていたんだろうから。でもF1というのは日々進化しているものだから、そんなことはすぐに問題じゃなくなるよ

 シーズン前半で、マス・ダンパーが禁止となっていたのならルノーは代替手段でそのディスアドバンテージを取り返していたのかもしれない。しかし、シーズンも残すところ5戦。しかも、3週間のインターバルの最終週に言い渡された禁止の判断。ルノーが全く混乱しないとはいえない状況に違いない。そして、そのことはミハエルにとって最大の後押しとなるだろう。

 ミハエルが、接戦でチャンピオン争いをする年にはどうしても厄介な事件が発生してしまっている。今年も、ここに来てマス・ダンパー禁止という一方的に不利益を被るチームが発生する事態がシーズン中に起きてしまった。もう、これ以上ごたごたは見たくない。決着はサーキットでつけてもらおうではないか。ただ、そう祈るばかりだ。

アロンソのクビサ評が表すこと

「クビサは未来のF1スター」と、アロンソ評価 [FMortorsports.nifty]
ビッグネームが去って代わりに若者が加入する、これはフォーミュラワンの習いというものなんだ。こうしたことはいつの時代にだって起こること。われわれはビルニューブを失ったけれど、今度はクビサという新人が入ってきたじゃないか。彼はとてもいいドライバーで、僕が思うに、彼はいつかF1のスターにもなれると考えているね

 アロンソがクビサの何を見てF1スターになれるとコメントしているのかわからない。むしろ、クビサのことよりも、結果として引退させられる形となったヴィルヌーヴ、ひいてはミハエルのようなベテランドライバーに対するコメントの意味合いが強い気がしてならない。もちろん、アロンソが表立ってそのようなことをコメントしているわけではないので、あくまで推測の域は出ないのだが、アロンソはいつまでもベテランドライバー達がF1のシートに固執することを嫌っているのではないだろうか?

 しかし、それはアロンソがまだ若く先の長いドライバーであるからこそともいえる。ただ、アロンソはデビュー以来、既にベテランドライバーとなり速さも持ち合わせているミハエルの姿を見続けている。アロンソは自身の10年後について語ったことはないと思うが、アロンソのスタンスとして30代半ばになってまでF1をドライブしたいとは考えていないのかもしれない。

 どちらにしても、今のアロンソは今年のチャンピオンシップのことだけに集中しており、そのようなことは頭の片隅にもなく、今回のコメントにしてもそれほど深い意味合いは無いだろう。いや、片隅にはあるのだがそのようなことに時間を費やす余裕は無いということだろう。

2006年08月24日

マス・ダンパーを欠きルノーはどのような戦略をとるのか

マス・ダンパー禁止でルノーはピンチか [FMortorsports.nifty]
ルノー・チームの関係者が語ったところによれば、コースにもよるがマス・ダンパーがないと『R26』は1周あたり約0.3秒程度遅くなると試算されているということだ。それはとりわけ高速コースと言われるところで効果が顕著ということで、残り5戦のうち特にイタリアGPのモンツァ、日本GPの鈴鹿、そしてブラジルGPのインテルラゴスでも影響が出るだろうと言われている。

 既に別エントリーで触れている通り、マスダンパー使用禁止裁定が下された。0.3秒の遅れ、聞いた限りではそれほどの差には聞こえないのだが、トップを争う上で0.3秒のハンデは実に大きい。シーズン序盤ではポールポジションを取る必要などないと思うくらいレース戦略で群を抜いていたルノー陣営だが、予選はともかく決勝レースで、50周に及ぶレースでは15秒もの差になってしまい、致命的ともいえるかもしれない。

 3週間の夏休みの間に、マスダンパーに変わるエレクトロニクスの開発、もしくはそれ以外の手段で対応が出来ていれば問題ないが容易でないことは事実だ。戦略でカバーしたいところだが、マス・ダンパーで稼いでいたタイムがあって立てる事が出来た戦略は使うことが出来ない。ルノーは一気に苦境に立たされる結果となってしまったようだ。

ライコネン、酒はポディウムで飲め!(笑)

ライコネン、飲酒運転で罰金だった? [FMortorsports.nifty]
当初のニュースでは、ハンガリーGP後にレッドブルが主催したパーティに出席した時にライコネンが飲み過ぎ、現金(7,500ドル:約86万円)や運転免許証、身分証明書、さらにはパスポートも入った財布を紛失したというもの。ところがこれについて伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙などは、実はライコネンが飲酒運転しているところを警察当局に検挙され、罰金7,500ドルを科せられたというのが真相なのだという。

 ライコネンの酒好きはよく聞くのだが、飲酒運転はダメだ。特に、ライコネンの泥酔振りを聞く限り本当にしゃれにならないような事故を起こしてしまう可能性だって否定できない。とはいえ、多分にゴシップ的な要素を含んでいる記事であることも考えられ、簡単に流す程度にしておこう。

 ただ、一言だけ言わせてくれ。

 ライコネン、酒はポディウムで飲め!

 そんな最中、パーティーに参加したといわれている、レッドブルからコメントが出た。

レッドブル、「ライコネンの財布はホテルに置き忘れ」 [FMortorsports.nifty]
ハンガリーGPのあとレッドブルが催したドナウ川での船上パーティに、ライコネンが参加したという事実はない。彼は単にホテルに財布を置き忘れたもので、そしてそれはすでに彼の手元に戻っている

 これで、この話は収束するのか? そもそも、なぜマクラーレンのライコネンがレッドブルのパーティーに参加しているか、そのこと自体疑問といえば疑問だったのだ。ただ、財布の件をなぜレッドブルがわざわざコメントしているのか、やはり疑問は深まるかもしれない。

* マス・ダンパー云々のシリアスな話題を書いた直後に、このネタが飛び込んでくるとは、、、

 とは言っても、聞き流せないなぁ。自分も無類の酒好き(趣味:F1・焼酎・三国志なので...)だけにあまりつつけないのだが、それでもライコネンのようなトップドライバーは色々注意しなくてはいけない。ましてや、シーズン中なのだから下手な事故や事件に巻き込まれてレースに出られない状況になったらたまったもんじゃない。御願いだからポディウムに上がって飲んでください、、、あ、トルコってシャンパンが出ないんだっけ?

 それにしても、飲酒運転で86万円の罰金って、、、日本の30万円より高いのか? ホントなのか? それとも、もみ消し費用? 

* 暴言連続

マス・ダンパー使用禁止決定

国際控訴審、マス・ダンパーは違法判断 [FMortorsports.nifty]
控訴審には、他の全チーム関係者も出席し、技術部門の責任者らがそれぞれの意見を申し述べたという。その結果、このシステムはレギュレーションで禁止されたエアロダイナミックスに関与する動的装置と判断され、違法ということになった。

 予想されていたとはいえ、やはりマス・ダンパーの使用が出来ないとの判断が下されてしまった。ルノーとしてはそれを想定した開発を既に始めていたとは思うが、やはり序盤の勢いを維持できない可能性も高く、シーズン終盤のチャンピオン争いで予想外の足枷となってしまった。

 既に何度も触れているが、この問題はマス・ダンパー自体の違法性の点がポイントではなく、シーズン中盤のドイツGPのタイミングでFIAが突如マス・ダンパーの使用を禁じたことにある。もし、ルノー-アロンソがあそこまでシーズンをリードしていなければ、このような判断は下されなかったのかもしれない。シーズン中盤、アメリカGP・フランスGPとフェラーリが連勝を重ね勢いが着き始めたそのタイミングに、マス・ダンパーの使用禁止は突然告げられた。
 もし、フェラーリ-ミハエルがここまで復調していなければ、マス・ダンパー禁止も告げられなかったかもしれない。どちらにしても、禁止を告げたタイミングを考える限り、フェラーリに有利な状況を創り出したといわざるを得ないのだ。禁止とするのなら、なぜもっと早い段階で禁止を告げなかったのだろうか? いや、それ以前に昨シーズンにルノーがFIAに確認を取った段階で使用不可と通知しなかったのだろうか?

 どちらにしても、この裁定は覆ることはないだろう、そしてこの状況でルノーとアロンソは戦わなければならないのだ。そして、ミハエルを打ち負かしルノーとアロンソはチャンピオンを獲得しなくてはならないのだ。ミハエル引退の花道をルノーとアロンソがお膳立てする必要はないのだ。

トヨタ、フロント改良したTF106Bを投入

トヨタ『TF106B』フロントウィング廻り改良 [FMortorsports.nifty]
パスカル・バセロン/車両部門ゼネラル・マネージャー:これはわれわれにとってシーズンにおける非常に興味深いエアロダイナミックスの進化ということになるだろう。まだその詳細については明らかにできないが、これまで行った風洞設備での結果は励まされるものだ。これが果たしてイスタンブールの実車走行でどのような進化をみせるのか、今からとても楽しみにしているよ

 テスト禁止期間で大きな動きを見ることは出来なかったが、多くのチームは改良パーツを投入しトルコGPに挑むようだ。その中で、トヨタもTF106Bに改良型フロントウィングを投入するとのことだ。バセロンが「非常に興味深いエアロダイナミックスの進化」と語るだけに、その効果に期待したいところだ。

 タイヤとのマッチングに苦労していたトヨタだけに、ガスコイン離脱以降のマシンに対するアプローチの変更は極めて大変な作業だっただろう。それらの苦労が報われるような結果になることを祈るばかりだ。ホンダが運がよかったとはいえ勝利を得た今、トヨタが成すべき事は一つだけだ。日本GPの鈴鹿で、ホンダを上回る結果を残す、まずそれだけを果たすことに全力をかけていることだろう。

ピケJrのF1デビューは間近か?

ピケ・ジュニア、すでにルノーと契約済みか [FMortorsports.nifty]
フランスのテレビ局『TF1』は、ネルソン・アンジェロ・ピケ(21歳:ブラジル)がすでにルノー・チームと契約済みではないか、と報じている。それによればアンジェロ・ピケは2007年シーズン、ルノー・チームのテストドライバーとして契約書にサインしたというもの。ルノーでは現在のテストドライバー、ヘイキ・コバライネンの来季レギュラードライバー昇格が見込まれていることから、そうなればピケはいきなりこのチャンピオン・チームの筆頭リザーブ&テストドライバーのポジションに就くことになる。

 言わずと知れたF1チャンピオン、ネルソン・ピケの息子、ネルソン・アンジェロ・ピケがルノーと契約との情報が出ている。Niftyの記事でも触れられているように、来期コバライネンがレギュラードライバーに昇格することになれば、ピケJrが3rdドライバーとなることになる可能性が高いだろう。また、来期は無理としても再来年のフィジケラの去就は未定であり、2008年にF1デビューという道筋が見えてくる。とはいえ、これはコバライネンが来期からレギュラーに昇格するという条件付でもあり、ライコネン、いやミハエルの去就にもかかっているといえるだろう。

 ピケJrは現在GP2で、マクラーレン子飼いのハミルトンに次ぐ2番手にランキングされている。今期GP2チャンピオンを獲得したロズベルグがウィリアムズで活躍しており、GP2から次々と次世代のチャンピオン候補、しかもF1チャンピオンを獲得した2世ドライバーがF1に参入を果たすことになりそうだ。

BMWは3rdにベッテルを起用

S.ベッテル、BMWザウバー第3ドライバー確定 [FMortorsports.nifty]
ベッテルは2004年のフォーミュラBMW-ADACシリーズ・チャンピオン。一昨年BMW・ウィリアムズで、また今年7月にはBMWザウバーでヘレス合同テストに参加した経験があり、今回はこれらでの走行距離がを総計300キロを上廻ることでFIAからスーパーライセンスが発給された模様だ。

 ヴィルヌーヴがBMWを離脱して以来、空いていた3rdのシートに予てから噂されていたセバスチャン・ベッテルが座ることになった。ベッテルでほぼ決まりだったこのシートだが、レース経験の少なさ(19際という年を考えれば当然だが)からスーパーライセンス発給が最大の壁となっていたが、昨年のウィリアムズと今期のBMWザウバーでのテストでの走行距離を評価され、スーパーライセンス発給にこぎつけたようだ。

 また、BMWザウバーからF1デビューを果たすことになったベッテルはこのようにコメントしている。

「BMWザウバーの信頼に感謝」と、S.ベッテル [FMortorsports.nifty]
ベッテル:もちろん僕のF1マシンでの経験はまだ少ないものだから、これが大変なチャレンジになることは自覚しているよ。けれども、僕は与えられた仕事に100%集中して、たくさんの情報をチームにもたらしその期待に応えたいと思っている。ハイドフェルドやクビサ、そしてエンジニアのために役に立てたらいいね

 多分、ベッテルが出来ることはとにかくマシンを無事走らせることだけだといえるだろう。テストを行ったことがあるとはいえ、積極的に走り込みが出来た状況ではなく、シーズン終盤になれば同じマシンであっても彼がテストの際に使用したマシンとはもはや全く異なるマシンといえることが出来る。本人も十分その点は理解しているようであり、無茶なことはしないだろう。また、ドイツ出身ということもあり、母国語でスタッフとコミュニケーションをとることが出来るのも彼にとっては非常に有利に働くだろう。まずは、金曜日の周回数に注目だ。

ミッドランドは3rdにモンディーニを起用

ミッドランドは再び第3ドライバーにモンディーニ [FMortorsports.nifty]
モンディーニ:イスタンブール・サーキットは初めてのコースだし、おまけにF1カーのドライブもアメリカGP以来ということになるから僕にとってタフなものになるだろうけれど、やはりコクピットに戻るのはうれしいよ。金曜日の役割はさらに重要なものになっていると思うから、チームのために貢献できるよう頑張りたいね

 今期、3rdカーをドライブするドライバーが何度も変更され、モンテイロにもその方針の批判を受けていたミッドランドだが、トルコGPではまたもやドライバーを代え、モンディーニがステアリングを握ることになった。確かに、彼のコメントを見る限りモンテイロが期待するような働きを果たすのは難しいと受けざるを得ないようだ。タダでさえ、データの少ないイスタンブールなのだから、マシンのことを十分把握したドライバーにデータ収集をさせたいという意見はわからなくもない。

 ミッドランドがどのような方針でこの3rdドライバーを決定しているのかはわからないが、私が見る限りは彼らの能力云々という領域でドライバーを選定しているわけではないだろう。モンディーニが13戦中8戦ステアリングを握っていることからも、これは持ち込みスポンサーの金額の違いではないかと推測される。ミッドランドのような資金難にあえぐ(?)チームにとっては、今期の3rdカーのシートは資金確保の為にあったと考えざるを得ないだろう。

2006年08月23日

バセロンの発言は的を得ている

バセロン氏(トヨタ)「マス・ダンパー、FIAの姿勢に問題」 [FMortorsports.nifty]
パスカル・バセロン/トヨタ・チーム・車両部門ゼネラル・マネージャー:個人的な判断を聞かれれば、私はこれは違法なものだと思っているよ。バラストを動かすということ自体はメカニカルなものだが、しかし結果的にこれによってマシンの姿勢に影響を及ぼすというのは、レギュレーションで禁じられたエアロダイナミックスへの動的な装置と考えられるからだ。しかし、それよりもむしろ問題なのは、FIAの姿勢にあるね。ほぼ1年も前にルノーに対していったんは許しを与えておきながら、今年になってそれもシーズン途中に突然駄目だと言うのだから……」

 この、バセロンのコメントを読み、全くその通りだとうなずいた。違反かどうかが問題なのではなく、シーズン前にOKが出されていたシステムに対し、シーズン途中で使用禁止を言い渡すFIAの姿勢は全く理解できない。いや、理解は出来るが絶対に行ってはならないものなのだ。

 ルノーが独走でチャンピオン争いをしていただけに、チャンピオンシップをより面白いもの(あえて魅力的とは書かない)にするためのFIAの演出とも取ることができ、FIAの行為はF1という世界最高峰のモータースポーツの名を汚す行為だとも言えるだろう。

 本日、マスダンパー使用の可否は出るといわれている。どちらに転んでも、ルノーは多くの時間と労力をこの問題に裂かざるを得ず、そのマイナス部分をフェラーリ-ミハエルはメリットとして享受した。メリットとして享受したのはフェラーリ-ミハエル以外にも、FIAやFIMなどF1を取り巻く団体にも大きな影響を与えただろう。しかし、そのメリットは麻薬のようなものだ。手を出してはいけないものに手を出しているように映らざるを得ないのだ。

 ルノーは、この可否に動揺する必要はない。10ポイント差を生かす戦略をとることだけに集中すべきだろう。FIAにこのような馬鹿げた行為をとらせないためにも、チャンピオンを取る必要があるといえるだろう。

ミハエルは本当に有利なのか?

チーム代表らのタイトル予想は「シューマッハ有利」 [FMortorsports.nifty]
シューマッハが8度目のタイトルを獲得するだろうと予想したのは、ホンダのニック・フライ、レッドブルのクリスチャン・ホーナー、BMWザウバーのマリオ・タイセン、ミッドランドのコリン・コルズ、トロ・ロッソのフランツ・トスト、スーパー・アグリの鈴木亜久里、そしてもちろんフェラーリのジャン・トッドの7氏らだったという。 一方、アロンソが2年連続のチャンピオンと予想したのはマクラーレンのロン・デニス、トヨタのジョン・ハウェット、そしてルノーのフラビオ・ブリアトーレの3氏で、唯一ウィリアムズのフランク・ウィリアムズ氏は回答を保留したとのことだ。

 残り5戦で10ポイント差、この状況でミハエルがチャンピオンとなる可能性が50%以上になったのは非常に不思議な事実だ。もちろん、マスダンパーを巡る問題やここに来て不安定要素ともなっているミシュランタイヤなど(これは単にマッチングの問題ともいえるが)、アロンソ-ルノーはシーズン前半に比べれば死角が多い状況になっていることは確かだ。ただ、それでも10ポイントの差があることは事実なのだ。

 アロンソがチャンピオンとなると考えているチームの中で、ルノーのブリアトーレは当然の反応であることに加え、マクラーレンのデニスも同様に考えるのはチャンピオンドライバーを迎え入れることができる場