F1日本GP、交互開催の可能性はあるのか?
[鈴鹿]和田康裕/HRD社長、「日本GP交互開催望む」 [FMortorsports.nifty]
和田康裕/HRD社長:もちろん富士スピードウェイでのF1GP開催を望んだトヨタを非難することはできない。しかしながら、スパ、モンツァと並びドライバーにも人気のある鈴鹿でのレースがなくなるのは悲しむべきことだ。われわれはいま、なんとか富士と鈴鹿との交互開催の道を探っているのだが……
パシフィックGPでの単独開催が困難な状況にある中、来期から日本GPに昇格した富士との隔年交互開催の道をホンダ(鈴鹿)は探っているようだが、やはり状況は芳しくないようだ。それもそのはず、トヨタ(富士)としては継続開催のつもりで準備を進めており、それが隔年開催になることによって様々な面で不利益を被ることは確実だからだ。
地元での協力にしても、施設の面にしても、効率の面から考えても毎年開催と、隔年開催では全く意味が違う。トヨタが富士スピードウェイの改修にどの程度の費用を掛けたかはわからないが、下手をすると予算的に不可能であることも十分考えられるだろう。それだけに、トヨタとしても何とかしたいが、隔年開催の要望を呑むことはありえないだろう。
だからといって、日本での年間2開催を積極的に進めたいかといえば、それも進めたくない意向だろう。タダでさえ、開催初年度でどの程度チケットが出るのかわからないのだ、富士だけならこれまで鈴鹿に通っていたファンのうちある程度は観戦してくれるだろうが、鈴鹿も時期を春に移して開催という事になれば、富士での観客の数が全く読めなくなってしまう。トヨタとしては、静観し続けるのが一番得策なのだ。
FOAのエクレストンからしてみれば、トヨタがOKを出すのなら隔年開催は問題ないだろう。いや、それ以上に確実に観客数が確保でき興行的に成功が確実に鈴鹿が隔年で残れば、富士で問題が出た場合の保険にもなりむしろエクレストンからしてみれば望む展開かもしれない。ただ、トヨタがOKを出すのならという実現不可能な条件の下であることには変わらない。
先日も、当サイト鈴鹿でF1開催の目は無くなってしまったのか?で触れた日程の不可思議さも、この記事では触れている。
ただし、これまで明らかになったスケジュールで、3月18日の開幕オーストラリアGPから第2戦マレーシアGPの4月8日までに微妙なインターバルのあるのが気に掛かるところだ。
エクレストンはまだ鈴鹿での開催をどこか頭の隅に入れているのかもしれない。これまでも、F1開催カレンダーや開催サーキットはぎりぎりまで動くこともあり、このオーストラリアGP直後に鈴鹿での開催の可能性をかけるしかないだろう。
鈴鹿での開催の最大の障壁はエクレストンなどのF1の興行の面ではなく、レース数が増えることによって費用的にもスケジュール的にも様々な面で労力が必要とされる他チームと言われている。ホンダとしては、エクレストンに加え他のチームへの説得も必要であるといえるだろう。また、鈴鹿のサーキットは多くのドライバーやチームから賞賛されているが、ピットエリアの設備の老朽化及び狭さもネックになると考えられる。ホンダは少しでもこの点で他チームへの説得がしやすいよう、サーキット設備の面での向上を今すぐにでも始めるべきだろう。





コメント
また、新たな展開を検討している感じがしますが、それぞれのサーキット開催でのメリット、デメリットがあるわけで、それを如何に克服して、いいレースを開催することが出来るかが重要となるでしょうね。現在の富士でも、周辺の交通状況ならびに宿泊施設などの不足など、鈴鹿でも、施設自体の老朽化などが、取り上げられていますが…。
ただ、今回の隔年開催の可能性について、今のところ、現実味が強い気もしますが、我々が期待している日本での2開催を何とか実現して、鈴鹿もそのまま存続して欲しいですね。
投稿者: M | 2006年8月12日 14:51