カテゴリー別アーカイブ: M’s Eye

M’s Eyes ~ヨーロッパラウンドが再出発~ 【FORMULA 1 GRAND PRIX DE FRANCE 2008 Race】

 今回のGPから、再度ヨーロッパラウンドがスタートしましたね。フランスを含むイギリスと高速サーキットが続くレースの初戦、ここで優勝したドライバーが大体そのままイギリスGPのウィナーになる可能性がなぜか高いようです。これって結構不思議なことだと思いませんか? 素人的な見方だと、コースも違っているのにと思ってしまいますけど、何となくその傾向が強いようです。また、このフランスGPぐらいから、各チームが多少のマシンのモディファイをされてくることが多いので、ここからの数戦でチャンピオン争いの流れが一気に変わるくらい重要なレースのため、各チームこのGPには力を入れてくるケースが多いので、ここでの戦歴がそのまま影響がでやすいようです。

 さて、今回のレースですが、予選では、フェラーリの1・2でフェラーリが復活した感を受けました。特にライコネンの調子がいいようでしたね。それに伴いいい吃驚したのが、ルノーの地元アロンソ3位とトヨタのトゥルーリが4位と、スタートでの波乱がでそうなグリットでしたね。逆に、今回のマクラーレンは前回のGPなどで、ペナルティーによるグリット降格のため、このレースで上位に食い込んでこれるのかが課題だったかと思います。併せて、もっと吃驚したのが、前回GPのウィナーのクピカの調子の悪さが気になりました。特にBMWはここまで、そこそこのグリットからレースをスタートして上位でレースをまとめていたので、戦略が良かったら大丈夫かなぁと心配しておりました。

 今回のレースで、2点ほど。1つはライコネンのマシントラブルが出るまでの走り。マッサとは比較にならないくらい久々速い走りでした。マシンが壊れなかったら、間違いなくライコネンが優勝していたことでしょうね。序盤戦、多少レース戦略が違うにしても、速すぎたような気がします。それが祟ったのか、ライコネンのマシンにトラブルが出て、ペースダウンを余儀なくされても、ライコネンのマシンコントロールには見事だったですね。チームのマネージメントが優れていたのか、ただ単に運が良かったのかはわからないとこるですが。

 もう1点は、終盤のトゥルーリとコバライネンのバトル。特に今回のトヨタは、特別な思い出で臨んだレースだったので、トゥルーリもこのレースでは、結果を出したかったのでしょうね。こういうときのトゥルーリは結構やってくれます。100%に近い確率で。残り数週のコバライネンと並んだときも、一歩も引かずに何とかマシンを持たして、2年ぶりの表彰台を亡き恩人と、チームにプレゼントしたのはちょっと感動しましたね。ただ、トヨタも2002年からF1に参戦して、早6年目になろうとしていますが、未だ優勝がないこと。フェラーリ並に資金を投じてレースに参戦していることでしょうけれど、お金だけ投じてもなかなかうまくいかないこのF1。今後のトヨタの勢いに期待したいところです。それとは対照的にホンダは、このGPは散々な結果でしたね。ここに来てトヨタとはかなり溝をあけられたように感じます。ここでのギャップの取り戻しは相当大変でしょうから、ここ数戦のGPは気体が薄くなってしまいそうです。

 ということで、次戦のイギリスですが、このフランスでは力が発揮できなかったハミルトンやバトン、また多くのレースチームの本拠地となっているところも多く、いろんなところでしのぎを削ってくることでしょう。そうは言っても、フェラーリvsマクラーレンの図式が次回は結構白熱することと予想されます。そこに多少割ってきそうなのが、ウィリアムズ(?)かなぁと思っています。トヨタもフランの勢いのままなら可能性は十分にありそうですが、それよりもウィリアムズの方が、話題を持っていくかもしれませんね。ということで、次戦伝統のイギリスGPまで楽しみに待っていましょう。

M’s Eye ~大荒れのレースで~ 【FORMULA 1 GRAND PRIX DU CANADA 2008】

 今回のカナダGPは今年に入ってから最大級に荒れたレースでした。一番吃驚したのが、レースが行われる路面状況。毎年カナダGP見ていましたが、あんなに劣悪な路面状況は始めてみました。本番のレースになるまでにあんなにボロボロになる路面は、コンマ1秒を削って競っているドライバーのとっては、危険極まりない状況だったのです。これだけ、安全にレースが出来る仕組みが出来つつある昨今、2006年のアメリカGPでミシュランユーザーチームが本戦をボイコットした経緯もありました。もっと、安全に対してはシビヤに見る必要があるかと思います。これは、今後とも必ず付きまとってくることでしょうから、命に妥協はないことをつくづく見ていて感じるレースでした。

 また、今回のレースでは、何はともあれ、BMWの初優勝でしょう。途中でセーフティーカーが入ったことで、優勝争いを大きく狂わせる行為が発生したために、結果として、BMWの1・2フィニッシュ、クピサの初優勝という、BMWチームがここで結果を出したということに尽きますね。今回のBMWは、フリー走行から予選、本線のペースを見ていても、2人とも今年のレースの中では1番の仕上がりでなかったかと思いました。全体的に、レーススピードもそこそこでしたが、やっぱりクピサの方が、ハイドフェルドよりもタイムが良く、レースタイミングがよかったのが優勝と2位との大きな違いが出た感じがします。その代わり、セーフティーカーでのハミルトンとライコネンのクラッシュ(ニコも絡んでましたね。)あれは、ハミルトンのお粗末な行為によって、レースが不意になってしまったのが、残念です。あれがなかったら、もう少し過酷なレースになっていたかもしれませんね。ただ、ライコネンが優勝争いに絡んでくることはおそらくなかったような気がします。今回のフェラーリチームはBMWチームよりもマシンスピードが全体的に不足していたように感じます。よっぽどレースで混乱が起こりそれに生き残っていたら、勝てたかもしれない程度だったかもしれません。まだ、クピサと争うのはむしろハミルトンだったかもしれません。今回に関しては。もう少し、フェラーリは、次戦以降でいい結果が出るようなマシンを持ってこないと、BMWに持っていかれる可能性があるので、今回の件で、ちょっと危機感があるんじゃないかなぁと思います。

 他のチームに目を向けると、個人的には、アロンソ、一貴、ベッテルと3人が今回気になりましたね。アロンソは、フリー走行の段階では、今回のレースは入賞する怪しいかもと思わせる感じでしたが、予選ならびに本戦のリタイヤするまでのレース運びを見ると非力なマシンで、あの活躍には脱帽でした。つくづくアロンソの実力を見せ付けられた感じがします。次戦は、ルノーの地元だから、それなりにいいマシンを用意してくるでしょうから、ちょっと楽しみです。
 一貴は、あの、バトンとの接触がなかったら、今季初のいい順位での入賞は出来ていたと思います。いいレースペースで走っていたので、一貴の速さもそれなりにアピールできたのではないかと思います。
 最後にベッテル。やっぱりこの人は速い。今年の初めに個人的に注目していたドライバーだっただけに今回のレース終盤におけるマクラーレンのコパライネンとの接戦は、見ごたえありました。マシン差は明らかに大きく、どこでもオーバーテイクできるのに、ベッテルの手腕見事に発揮していましたね。あのドライビングならそりゃレットブルも早く欲しいに違いないと確信しましたね。

 ということで、こんなにひさしぶりに荒れたカナダでしたが、次戦のフランスでは、イギリスと続き、高速戦に突入します。このレースでは、注目はルノー。今年のマシンは中堅クラスでもどうかというぐらいのポテンシャルですが、さすがに地元GPでは、何かやらかしそうです。特にアロンソは。あと、2強と BMW、ここにウィリアムズが絡んできそうな予感です。2強がカナダのように崩れることがあれば、BMW2連勝の確率が濃厚かもしれませんね。ということでより混沌としてきた今年のGP。目が離せなくなってきましたね。

M’s Eye ~久々の大荒れのモナコ~ 【FORMULA 1 GRAND PRIX DE MONACO 2008】

 今回のモナコGPここ近年に見る限りでは、結構荒れたレース展開でした。誰が優勝するのか、レースが始まってから、次々起こるアクシデント。雨が上がってからの各ドライバーの限界ギリギリのドライビングで、次々と塗り替えられるレースファーステスト。その中に瞬間的にはなるが、難コースのモナコでは、日本人初めてであろう一貴の名前が刻まれた。これも、レース展開が招いたことかもしれない。

 そんな中、結局のところはハミルトンが優勝をさらっていった。予選の感じからすると、フェラーリとマクラーレンの2強による争いかと思われていたが、その2強それぞれトラブルには遭う。レース開始のフォーメーションラップに、コバライネンのトラブルから始まり、レースが始まっても、ライコネンの切れのない走り、(スピンや、追突など)、マッサもそこそこ頑張っていたものの、スピンやレース全体の組み立てがうまく噛み合わなかったこと(タイヤ交換のタイミング)、ハミルトンも雨の序盤でタイヤトラブルに見舞われたものの、最終的には、彼がレースを支配していった。これは、単なるレースタイミングだけがこの結果を生み出したのであろうか?これはひょっとしたら、今後のレース展開にも大きく影響してくる予感がしてくる気がするがどうだろうか?モナコの優勝は他の GPの3勝に匹敵するGPともいわれている。

 このレース結果で、ハミルトンがドライバーズランキングトップになり、ライコネンを3ポイント差で抜いた。ところが、このあとライコネンに1ポイント差でマッサ、その2ポイント差にクピサとかなりの混戦になっている。今年もフェラーリ圧勝の予想で進んでいたシーズンであったが、昨年に増しての超混戦のチャンピオン争いに変わってきている。

 次戦のカナダはいろんな意味で、ドライでも荒れるレースGP。昨年はクピサが大クラッシュを起こしましたが、それにも負けない走りで臨んでくることでしょうから、2強+クピサの動きが気になります。他にも、荒れるGPだけに伏兵が必ず潜んでいる気がします。それが誰なのかは今のところ不明ですが、よく確認していきたいですね。出来ればジャパンパワーのマシンか、一貴か何か期待しておきたいですね。それにしても、一貴のモナコ入賞には吃驚でした。心からおめでとうといいたい。

M’s Eye ~レースよりも気になること~ 【2008 FORMULA 1 PETROL OFISI TURKISH GRAND PRIX】

 トルコGPは、やっぱり得意としているマッサの優勝で幕を下ろしましたが、やっぱりフェラーリ、マクラーレンは少しずつではありますが、拮抗しつつあるように感じます。それよりも今回はレースを飛ばすぐらいの大きな出来事がありましたね。そうスーパーアグリF1(以下SAF1)の撤退ですね。資金難ということは開幕戦ぐらいから徐々にではありましたが伝えられており、今年のF1も無事に全戦参戦できるかどうか心配なところもありました。何とかスペイン GPまでは参戦してきましたが、トルコGPに入る前に突然の撤退。やはり、資金繰りの困難さは日本でモータースポーツを行う比ではないぐらいの資金が必要となるので、ホンダも、SAF1のメインスポンサーであったはずのマグマグループも手詰まりの状況になってしまったのが今回の状況をうんでしまったことと思われます。

 なぜ、これだけ、F1というカテゴリーにはお金がかかるのか?FIAもF1をもっとコストダウンをして運営すべきと話を切り出し、そのような方法を提案しているものの、年々と費用はかさんでいるのが現状。これも、メーカー台頭のF1の組織図の中、ウィリアムズやレッドブル、フォースインディアなどのいわゆるプライベーターのチームですら、F1サーカスの中でチーム運営していくのも「資金」があってのこと。資金力のあるチームがそれなりの運営が出来、それなりの結果を出している。また、チームにおけるモータースポーツに対する理解をしてくれるスポンサーに支えられていること。今回のSAF1の件も、多くのファンには支えられているものの、肝心のスポンサーには恵まれていなかったこと。特に日本
初のF1チームの誕生なのに、日本の企業の援助が乏しかったこと。まだ、日本におけるモータースポーツへの理解が、世界に比べてみても足元にも及ばないのが、はっきりとこのことでもわかってしまう。やっぱり日本の企業としては、F1というところでの、企業アピールはメリットがないことだろうか?80年代後半から、90年代前半にかけては、日本企業も多くのメインスポンサーを出して、F1というカテゴリーに多くの支援を行ってきた。ちょうどバブルの頃だ。バブルがはじけるとともに、タバコスポンサーは残るものの、以後タバコ広告が禁止になってしまうと撤退、それ以外の日本企業のスポンサーも、次々と撤退していく。やはり、景気動向で、各スポンサーは、支援することでの世界的なメリットがあるのかどうかの費用対効果など、昨今ではよりシビアに見ることで、二の足を踏んでいるところも多いのかもしれない。日本の企業も、世界的展開をしている企業が多い中、もっと、最先端のテクノロジーを投じているF1というカテゴリーにもうちょっとうまく乗じることが出来る環境づくりが必要になってきているのかもしれない。それがもっと早くに行われていたら、SAF1が撤退することも少しは緩
和されていたかもしれない。この点は、確かに資金が多くかかるモータースポーツがにとっては、永遠の課題かもしれない。もっと身近に、もっと支援しやすい環境作りを早く構築して欲しいそれが、今回特にレースより気なることでしたね。

 それにしても、琢磨の今後が気になりますが、F1での復帰を期待しながら、気長に待ちましょう。いい便りがくるのを。

 次回のモナコGPは、マシンの性能より、ドライバーの技量が試されるサーキット。誰が勝ってもおかしくないかもしれませんが、果たして誰がこの栄冠をつかむのでしょうね。楽しみです。

M’s Eye ~ヨーロッパラウンド開幕~ 【FORMULA 1 GRAN PREMIO DE ESPANA TELEFONICA 2008】

 いよいよ、スペインGPから、ヨーロッパラウンドが始まりました。これまでの3戦は、各チームそれぞれニューマシンを少しずつ熟成させながら、結果を出していくいつものスタイルをとっていましたね。それで、コンストラクターズでBMWが1位というおおよその予想を覆す結果を招いていました。ちょっと個人的にも吃驚な結果で驚いています。開幕から3戦はどのチームもある程度の混乱はあるものの、それが、どの程度に抑えきれるかというのが、どのチームでも課題だったのでしょうね。

 3週間程度各チームニューマシンの熟成や新技術の搭載に関するテストを行い、今回のスペインGPに臨んでいるチームがほとんどでしてね。特に、フェラーリチームは新しいフロンとノーズを実践投入してきましたし、ルノーもアロンソの地元でもあるために、レッドブルと同様なエンジンカバーの仕上げを施したマシンを投入してきましたね。それが功を奏したのかどうかはわかりませんが、ライコネンがPP、アロンソが2位という内容で、レースは開始されましたが、結局のところ、フェラーリの1・2で終了しました。レース展開をみていても、他チームは、アロンソなど、エンジントラブルをはじめとするミスなどで、リタイヤするドライバーも多少見受けられたものの、フェラーリについては、レース全般を通して、圧倒的な安定感を出していましたね。ここに来て冬のテストの成果が発揮されてきてるのかなぁと感じているところです。あと、ライコネンとマッサですが、やっぱりライコネンの方が、このマシンには現在の状況では乗れているような気がします。マッサも速いドライバーですが、「はまらない」と速さを発揮しないドライバーですから、それが続くようなら、今年も速い段階でライコネンがチャンピオンを採ってしまう可能性はあるんじゃないかなぁと思います。ここ3戦までコンストラクターズ1位のBMWや、マクラーレンも少しずつフェラーリ包囲網を作っているものの、昨年のような脅威を感じさせないと、このままフェラーリに持っていかれる可能性は大きいかなぁとこのレースで感じてしまいましたね。

 次回のレースがトルコGP。魔の第8コーナーを有するサーキット。ここでは、フェラーリのマッサが2連勝していますね。相性がいいのでしょう。ここで、マッサも優勝が欲しいところ。もうちょっと混戦になるGPになると面白いかもしれませんね。

 あとは日本人ドライバーにも頑張って欲しいところですが、琢磨は果たしてトルコでは、ちゃんと走ることが出来るのでしょうか?相当心配ですね。一貴のほうは、徐々に速さを見せてきていますから、いい結果を出してつなげて欲しいところです。

M’s Eye ~今年のクピサは昔の誰かを思い出させる~ 【2008 FORMULA 1 GULF AIR BAHRAIN GRAND PRIX】

 今回のバーレーンGPはどうでしたか? 今までのバーレーンGPに比べても、一番コース状況が酷く、砂によるダスティーなコースなのがかなりリアルに映像からも伝っていましたね。

 レースはマッサの独走で優勝しましたが、今回クローズアップしたいのはR.クピサ。今回のGPだけでなく、今年に入っての彼のパフォーマンスは、予想を遥かに越えるものを見せてくれていますね。今回もフェラーリを抑え、自身初PPを獲得し、レースでも序盤はフェラーリ2台に交わされたものの、最終的には3位表彰台を獲得し、フェラーリに対して、マクラーレンよりもBMWのほうが対抗チームだということを見せ付けている感じを受けましたね。それにしても、今年のクピサの勢いって、昔、どこかで見たことのある風景に似ているなと私なりに感じました。それは、2004年BARホンダのドライバーだった佐藤琢磨と何となく似ている気がします。琢磨は今でこそスーパーアグリF1(以後SAF1)に所属していますが、予選一発の速さや、レースにおける前を狙っていく勢いなんかはかぶりますね。SAF1のマシンがよければ、今でも非力ながらもその切れ味は所々では見せてくれていますが、あの頃の琢磨と今のクピサ。時代背景やマシン内容は違うにしても、「勢い」という観点からは2人共通の何かを感じ取ることができますね。

 そのクピサ、次回からはヨーロッパラウンドに入っていきますが、クピサがこの勢いが続くと、どこかのサーキットで初優勝なんか見せてくれるかもしれません。本人も当然のことながら狙っていることでしょうし、今のマシンなら優勝も可能かもと心のどこかでは、思っていることでしょうね。ただ、フェラーリ優勢の今年のGP。マクラーレンもフェラーリに対してはそこそこ対抗してくるかもしれませんが、フェラーリはマクラーレンよりもBMWを警戒しているような発言も見受けられます。個人的にもマシンの性能差は、マクラーレンとBMWであれば、今のところは互角もしくはBMWの方がちょっと優位なのかもしれません。ただ、F1の技術革新は日進月歩。いつ牙城が大きく変化するかはわかりません。当然チーム戦略もレースには大きく影響しています。

 この次代のワールドチャンピオン候補が本当のワールドチャンピオンになることもチーム一丸となれば、そう遠い話じゃないかもしれませんね。

M’s Eye ~タイヤとブレーキと電子制御無しのマッチング~ 【2008 FORMULA 1 PETRONAS MALAYSIAN GRAND PRIX】

 今回のマレーシアGPは、開幕戦とは違って、フェラーリ、マクラーレンの2強の強さの中に、BMWのクピサが健闘していましたね。今年はBMWテストでは、大丈夫なのかと心配する部分が多く見られていましたが、ある意味、いい裏切りがなされていて、これからのGPでひょっとしたら、初優勝なんか見られるかもしれませんね。やっぱり勢いとしては、ハイドフェルドよりもクピサのほうが勢いがあるようには感じてしますのですが、どうでしょうか?
 また、トヨタのトゥルーリが今回のGPでは、中盤までは久しぶりにいい走りを展開していて、マクラーレンのハミルトンを抑える走りを展開していましたね。ひょっとしたら表彰台もと期待してしまいました。

 さて、今回レースを見ていて皆さんも気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、2回目のタイヤ交換をしてからのトゥルーリとハミルトンの走りが変わったのはわかりましたか?大きなところとして、「ソフトタイヤ」と「ハードタイヤ」とマシンのマッチング。各チームで、ソフトの時にタイムが上がるマシン。ハードでタイムが上がるマシン。今回のレース戦略で大きく作用していましたね。ハミルトンもコバライネンと同じタイヤの使い方をしていたら、もう少しいい順位でレースを終えていたことでしょうね。反対にライコネンは、終始タイヤの使い方がうまく機能し、レースをまとめていましたね。マシンとタイヤの特性をタイムリーにつかむことが、今後のレース展開に大きく作用しそうですね。
 それと併せて、ブレーキと電子制御無しの影響。ハミルトンがいい例で、ハードブレーキがたたり、タイヤのフラットスポットが発生させていましたね。また、タイヤ交換時になかなかホイールがナットからうまくはずれず、タイムロスしていましたね。これも、ブレーキの影響が多少あったかと思われます。
 電子制御無しでのマシンの挙動も、前回に比べては、ドライバーそれぞれが、コントロールにも慣れてきてはいるものの、ちょっとでも気を抜くと、挙動を乱してタイムロスしたり、コースアウトするマシンもまだ少なくないようです。

 次回のバーレーンGPは、ヨーロッパラウンドに向うため最後のGP。特に「砂」と名物の「第8コーナー」を制するものが、このGPを制するだろうと思います。今年のレギュレーションで電子制御のないマシンでコーナーをどのように攻略していくのか非常に楽しみです。次戦まで楽しみにしてみましょう。

M’s Eye ~ドライバーそれぞれの戦い~ 【2008 FORMULA 1 ING AUSTRALIAN GRAND PRIX】

 2008年のF1開幕戦オーストラリアGPが終わってしまいましたが、久々こんなに荒れたレースになるとは予想もしませんでした。最終的には、ハミルトンが優勝し、ハイドフェルド、ロズベルグという順位で終わりましたが、それよりも、レースが終わるまでいろいろとコース内で、いろんな発見をすることが出来ました。ちょっと気になったことを箇条書きですけど、羅列してみました。

1.ライコネンとマッサの焦り
 今回の開幕戦も優勝しそうなドライバーNO.1だっただろうと思われるライコネンが、ミス連発のGPでしたね。何だか一人で焦っている感じ。マッサも同様に普通に走っていたら、表彰台は間違いないはずなのに期待はずれ。2人とも見えないプレッシャーを感じていたのかなぁ?チームも何だか拍子抜けした開幕戦府だったに違いないと思います。次戦に向けて仕切りなおしでしょうね。

2.アロンソVSクピサ、アロンソVSコバライネンの走り
 アロンソの走りを見ていて、今のルノーのマシンの限界を感じてしまいましたね。TCSのない非力なマシンで、特にクピサとのバトルや終盤のコバライネンとのバトルを見ていても、アロンソの腕で、クピサやコバライネンに立ち向かっていたように思われます。昔、フェラーリに移籍したてのシューマッハを思い出させる走り方でしたね。TCS無しの影響か、コースを結構はみ出すシーンが多く見られましたが、それでも、ちゃんと入賞するところはさすが。

3.TCS無しでのレース運び
 今年大きくレギュレーションが変わったところとして、TCSの禁止がありました。レースを見ていても、スタートならびにピットアウト時のホイールスピンや、トラクションがうまくかからなく、コーナー立ち上がりでもドライバーによっては苦戦しているところも見受けられました。しばらくしたら、どのドライバーも慣れてくるでしょうね。本当、ドライバーの腕が如実に出ますね。

4.“セバスチャン”違いの活躍
 個人的には、ベッテルがいいところを走るのではないかと予想していましたが、ところがどっこい、初参戦のブルデーが、レース終盤までアロンソやクピサを、自分が乗っているマシンよりも遥かに性能がいいマシンを抑えて走ったことは立派。今年のトロロッソ、急に注目大です。ひょっとしたら今回だけ良かった?といわれないとは思いますが・・・

5.やっぱり琢磨の切れ味は最高!!
 あれだけ準備不足の中、本番のレースでは、琢磨らしい頑張りで、リタイヤするまで見せてくれましたね。スタートのジャンプアップやマッサをある程度までブロックしたところなど、本当いいマシンに乗っていたらと妄想してしまいます。ホンダに復帰しないかなぁ?

6.ニコの走りを見ていたら、今年のウィリアムズはそろそろ名門復活か?
 今回は、終始いい順位で走行できていたので、次回のマレーシアGPを見ておおよその判断は出来るかもしれません。今回初表彰台の本人は、これからこの勢いを持って、快進撃を続けられるでしょうか?そろそろ名門復活しそうな兆候?特に今年は記念の年ですからね。

 他、いろいろと話題が多いのですが、今回は特に見ていて以上の内容が記憶に残りましたね。次回マレーシアは、今回のオーストラリアと気温はあまり変わらないかもしれませんが、もっと湿度の高い環境で、体力を消耗するGPになるかと思います。よって、よりサバイバル色が強いGPになりそうですね。今回の GPから、次回もハミルトンがそのまま優勝を持っていちゃうかもしれませんね。それにしても、今年のF1は中段グループが近年まれに見る混戦になっている気がします。レースが荒れたら、本当に予想していないことが次々起こる楽しいレースになることは、これからも、数戦はあるでしょうから、その時にヒーローが誕生するかもしれませんね。

 もう来週は、マレーシアGP。この開幕戦を含む3戦でハミルトンが3連勝なんかしたら、フェラーリが形成不利になるかもしれませんから、ちょっと心配ですが、いいレースを期待しながら、来週を楽しみに待ちましょう。それでは。