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2007年7月 1日

スーパーアグリ フランスGP公式予選ニュースリリース

S・アグリ フランスGP公式予選ニュース
グラハム・テーラー:1秒差で2回目の走行を断念しなければならなかったアンソニーは残念だった。他のマシンとピットレーンを出るタイミングが重なってしまって、彼は割って入ることができず、その一団の後方につかなければならなかった。

 スーパーアグリは上のステージに上がるために大きな壁を乗り越えなければならない。今回のように、デビッドソンがピットを離れるタイミングを逸し予選アタックが出来ないということは、絶対に避けねばならないのだ。今回の件は、先日のモナコGPでの琢磨の件と同様なのだと思う。そこで、マシンが連なり渋滞することは想像できる範囲なのだ。また、状況を的確につかんでいれば判断できたはずなのだ。

 確かにスーパーアグリがそのような展開を想定するのが難しいことは理解できる。しかし、出来ないわけではないのだ。そのような壁が今後スーパーアグリにはいくつもあるのだ。その壁を一つ一つ乗り越えなければいけないことはチーム自身も十分理解しているはずだ。

 私がここでコメントするのは簡単であるが、敢えてきっちりとコメントしておきたい。チャンピオン争いを繰り広げるスーパーアグリを見たい、そのためには必ず乗り越えなければいけない壁であるからだ。

ホンダ フランスGP公式予選ニュースリリース

ホンダ フランスGP公式予選ニュース
ジャッキー・エッケラート:最新のアップデートを施したことで、目の前のライバルたちに近づいていて、先週のテストで見られた進歩がマニクールのトラックでも確認できて満足している。燃料を多く積んだときのレースペースは一貫して良く、明日のレースは期待できそうだ

 予選順位こそ12番手13番手と予選Q2止まりとなってしまう結果となったホンダチームだが、マシンのセットアップの面ではある程度自信を持てる結果だったようだ。バトン、バリチェロのコメントからも分かるように、予選セットより決勝セットに自信があるのは間違いない。

 もちろん、前回のテストの結果、これまでの不振が嘘のような結果となるアップデートを望みたいのは当然だが、現時点のホンダチームにとっては確実に着実にマシンをアップデートすることが重要だろう。予選で中段以降に沈んでしまったが、決勝レースでは思わぬ順位に上がってくるのは、このホンダチームの可能性も十分ありそうだ。

トヨタ フランスGP公式予選ニュースリリース

トヨタ フランスGP公式予選ニュース
トゥルーリ:予選第2セッションの最後に良いアタックができたことで、最終第3セッションに進めた。自分が成し遂げたパフォーマンスには満足している。また、最終第3セッションでも“TF107”の全てを引き出すべく全力を尽くし、最高ラップは、ライバル勢とも非常に接近したタイムとなった。6番手とコンマ1秒強の差でしかない。決勝レースを戦うのを楽しみにしている。
パスカル・バセロン:まず最初に言っておきたいのは、タイムが非常に接近していたということだ。僅かコンマ1秒の違いで、グリッド前方へ進むか、大きく後退するかが決まってしまった。また、2種類のタイヤの違いも明確になった。今日はソフトタイヤの方が良い性能を発揮していたが、もちろん明日も同様になるとは限らない。

 トゥルーリがQ3に進んだのに対して、シューマッハはQ2止まり。色々憶測を呼ぶような結果となってしまったトヨタチームだが、パスカル・バセロンが述べているとおり、予選でのタイムが非常に接近していた事に他ならない。

 しかし、結果としてトゥルーリとシューマッハは決勝グリッドにして、8番手-11番手と3つグリッドを隔てることとなった。予選タイムが近いからこそ、決勝グリッドが重要になってくる事は明らかだ。その、コンマ数秒を削ることができなかったことが、どのようなレース結果となるのか注目したい。

ブリヂストン フランスGP公式予選ニュースリリース

ブリヂストン フランスGP公式予選ニュース
キース・ファン・デ・グリント:全てのドライバーが、ソフトのブリヂストン・ポテンザタイヤで予選タイムを記録しています。タイヤのパフォーマンスは金曜日と同じように、ミディアムは優れた安定性を発揮し、ソフトはグリップが良く、より速いラップタイムを記録しています。トップ集団のタイヤコンパウンドの選択はそれほど難しくはないと思いますが、通常よりも後ろのポジションで予選通過しているドライバーは、異なる戦略を選択することになるかも知れません。天気予報の通りに雨が降った場合、再舗装されたコースのウェットのデータはなく、戦略が注目のポイントとなるでしょう。

 確かに予選でのタイヤ選択はこれまで通り難しくないが、決勝はウェットになった場合このタイヤ戦略によって結果が大きく変わる可能性はありそうだ。ただ、トップ3についてはそれらのタイヤ戦略で混乱する可能性は低いと言えるだろう。問題は中段以降の集団、序盤から雨ならそれほど問題は無いが、レースを通してウェットとドライを行き来するような展開となれば、中段以降の集団から驚くようなドライバーが上位に顔を出す可能性は十分あるだろう。

2007年6月30日

スーパーアグリ フランスGPフリー走行ニュースリリース

S・アグリ フランスGPフリー走行ニュース
アンソニー・デビッドソン:タイヤのオプションによってかなり大きな差があったので、今週末はどのチームにとってもタイヤが難しいポイントとなるだろう
佐藤琢磨:2種類のタイヤの反応が異なり、とても興味深い日だった。今日、集めることができた大量のデータを分析する必要がある。

 カナダGP、タイヤの選択で琢磨が6位入賞を果たしたのは記憶に新しいが、その快挙の要因となったタイヤ選択の妙がここフランスGPでも見ることができるかもしれない。デビッドソンと琢磨の両ドライバーはタイヤ選択に深い関心を持っており、重要なデータが収集できたようだ。琢磨については前戦アメリカGPでのペナルティのため、予選グリッドが10番手降格となる。そのこともあってか、午後はタイムを重視せずひたすら決勝セットアップに時間を費やしていたようだ。

 デビッドソンと琢磨で122周を周回し、ひたすらデータ収集に励んだスーパーアグリ。決勝では両ドライバーの戦略は分けてくると考えられる。特に琢磨については可能な限り燃料を積んでくる可能性が高いだろう。グリッド10番手降格がレースに及ぼす影響は甚大だが、それを逆手にとったレース連略を立ててもらいたいものだ。また、スピードを見せてくれたデビッドソンには予選を可能な限り上位でクリアし、決勝レースでは入賞を狙ってもらいたい。

ホンダ フランスGPフリー走行ニュースリリース

ホンダ フランスGPフリー走行ニュース
ジャッキー・エッケラート:ロングランでは良いペースだったが、ジェンソンもルーベンスも、明日の予選に向けて重要になる、新しいタイヤでのクリーンラップをとることができなかった。明日は、これまでの改良の成果を試すことができるだろう

 こちらも開幕戦の絶不調状態からは脱したとはいえ、以前トップ争い所かセカンド集団にもほど遠いホンダ陣営。ヘレスでのテスト結果が問われるレースとなるが、初日はデータ収集とセッテイングに多くの時間を費やし、またタイムアタック時にクリアラップが取れなかったこともあり順位としては中段以降に沈んでしまった。

 しかし、バトンとバリチェロの両ドライバーも話しているように、この日に得られたデータを解析し土曜日のフリー走行、そして予選に活かすセットアップが見つけられるかがカギになりそうだ。

[参考ニュース]
ホンダ、戦闘力見極めは土曜日に

トヨタ フランスGPフリー走行ニュースリリース

トヨタ フランスGPフリー走行ニュース
ディーター・ガス:一般的に、ここマニクールはラップタイムが非常に接近する傾向にあり、今日も上位15台が1秒以内に入っている。このため、今週末はわれわれの競争力に期待が持てると思っている。また、降雨に見舞われるかも知れないという想定をし、日曜日の天候にも気を配る必要がある

 理想とはほど遠いが、開幕直後のことを考えれば復調してきているトヨタチーム。今回のフランスGPでも順位的には中段に埋もれてしまっているが、ディーター・ガス(チーフエンジニア)のコメントにもあるように上位からのタイム差はそれほどでもなく、展開次第では十分上位入賞の可能性もあるといえるだろう。

 また、天候的に不安定であることもあり、それらの点もレースでは重要なファクターとなるだろう。

2007年4月24日

今のホンダの状況を理解しているのだろうか?

クリエン、テストドライバー生活に充足感
いいかい、アロンソはルノーでテストドライバーだったし、マッサもフェラーリでそれぞれテストドライバーとして経験と知識とを身につけたんだ。今年の新しいルールでは走行距離が制限されるけれど、だから僕は今のテストドライバーという生活に不満はないよ。

 楽観的といえばそれまでだが、さすがに現時点のホンダの状況は、アロンソとマッサがそれぞれテストドライバーを行っていたチームの状況とは違いすぎるだろう。レギュラードライバーが絶望的なコメントを出す中、このクリエンの発言はホンダの現状を楽観視しすぎていると言えるのでは無いだろうか。

2006年9月14日

クリエン、大きな賭けに出る

レッドブル、クリエン解雇 ドーンボス起用へ [FMortorsports.nifty]
11日(月)レッドブル・レーシングはクリスチャン・クリエン(23歳:オーストリア)を、今シーズン3戦を残した今の段階で解雇したことを発表した。中国、日本、そしてブラジルの3戦は現在第3ドライバーを務めているロバート・ドーンボス(24歳:オランダ)を起用する方針。

 来期レッドブル及びトロ・ロッソのシートを与えられずチャンプカーでのドライブを打診されていたレッドブルのクリエンだが、そのレッドブルからの申し出を断ったとのこと。その結果、レッドブルはすぐにクリエンのシーズン中の解雇を判断、残りの3戦を3rdドライバーのドーンボスを起用するとのことだ。

 今期のクリエンは不運もありなかなか結果を残すことが出来ず、来期のシートを得ることができなかったが、レッドブルとしてはまだ23歳と若く別カテゴリーでの修行させることを打診していたのだが、クリエンとしてはF1に残留することが最優先と考えていたようだ。この結果、クリエンはレッドブルからの支援を受けることも無くなってしまい、自身としても非常に大きな掛けであった事は間違いないだろう。

 クリエンの移籍先としてはスパイカーMF1やスーパーアグリなどが有力だが、どちらのチームのシートも得ることは容易ではなく、来期クリエンの見通しは極めて暗くなったといわざるを得ないだろう。来期はニューィのニューマシンを得てさらに活躍することは間違いない。ましてや、クルサードも引退時期はそう遠くは無く、ここはチームが打診したチャンプカーで目覚しい結果を出した上でF1復帰を目指すべきだったと思うのだが...。

クリエン、ミッドランドF1入りを窺う [FMortorsports.nifty]

2006年9月 9日

ライコネン、フェラーリ移籍へ

ライコネン、フェラーリと移籍合意 ルノー代表明かす [asahi.com]
自動車のF1世界選手権で、マクラーレンのキミ・ライコネン(フィンランド)が来季からフェラーリへ移籍することで合意したことが8日、分かった。英BBC放送(電子版)が伝えた。ライコネン獲得を目指していたルノーのブリアトーレ代表が、「ライコネンはフェラーリと仮契約することを選んだ」と明かしたもの。

 ライコネン獲得を目指していたルノーのフラビオ・ブリアトーレがライコネンとフェラーリとの仮契約についてコメントしたことにより、ライコネンのフェラーリ移籍がほぼ確実な情勢となった。現時点で詳細は明らかになっていないが、イタリアGP決勝後の記者会見でライコネンのフェラーリ移籍が発表されるのは確実といえそうだ。

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来期ルノーはフィジコとコバライネン

ルノーはコバライネンを抜擢 [FMortorsports.nifty]
フラビオ・ブリアトーレ氏が引き続きチーム代表として残留。また注目のドライバーには現テストドライバーのヘイキ・コバライネン(24歳)を抜擢。以前、ジャンカルロ・フィジケーラ(残留)が口にした通り、フィンランド人の起用ということになった。またテストドライバーには現トヨタのリカルド・ゾンタが移籍。さらに現在『GP2シリーズ』を戦うネルソン・アンジェロ・ピケ(21歳:ブラジル)も噂通り起用が決定、ブラジル人テスター・コンビが実現した。

 ルノーの体制が発表され、注目されていたセカンドドライバーには現在テストドライバーを務めるコバライネンが選ばれた。ミハエルの去就が定まらない中、ルノーはライコネンの獲得を最優先としてきたようだが、このタイミングでのコバライネンを選んだことから、どうやらルノーはライコネンを獲得する可能性は限りなくゼロに近かったのだろう。逆に、ミハエルの去就の確定を待つより、トップチームのラインナップ未定の中、早めに体制を確定し来期のチャンピオン争いだけに注目したいという考えがあったのかもしれない。

 どちらにしてもトップチームの中では最も早い体制発表を果たし、来期名実共にエースに昇格したフィジケラでチャンピオン獲得を目指すことになりそうだ。また、コバライネンにしてみればフィジケラを上回る結果を残すことになればいち早くエースの座に昇格する可能性もある。フィジケラもうかうかしてはいられないだろう。

 今回のレギュラー昇格に際しコバライネンは以下のようにコメントしている。

コバライネン、「ルノーの決定に大満足!」 [FMortorsports.nifty]
ヘイキ・コバライネン:モータースポーツの最高峰であるフォーミュラワンを、その最高のチームで戦えるんだもの、今からとても楽しみにしている。でもそのためにも今シーズンをきちんとした形で終える必要がある訳で、年内にあと2回予定されているテストが僕自身にとってもたいへん重要なものになるね。また世界チャンピオンの後釜として走るというのもかなりプレッシャーがあるものだと思うけれど、一つ一つのレースで冷静に結果を残していきたいと思っているよ

 極めて現実的なコメントだ。来期のこともそうだが、今期のチャンピオン争いを意識して今年自身が果たす役割についても冷静にコメントしている。また、自身はあくまでアロンソの代わりにルノーでステアリングを握るというスタンスを持ち、フィジケラのサポートをするといったようなコメントは見られない。来期のルノー内のポジション争いについても目が離せないだろう。

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2006年9月 4日

ジャン・トッドはフェラーリ残留

トッド監督、「シューマッハどうするか知らない」 [FMortorsports.nifty]
ジャン・トッド:私自身はこのチームに留まることを考えているよ。だからもし今結論を出さなければならないのだとしたら、残留する方を選択することだろう。

 ミハエルの去就と共に、チーム首脳陣の契約についても関心が寄せられてフェラーリだが、チーム監督であるジャン・トッドは自らの残留を宣言した。しかし、これは以前から既定路線と考えられていた選択であるともいえる。

 また、そのジャン・トッドがミハエルの去就について以下のように述べている。

ただ、果たしてシューマッハがどうするのかは聞いていないしわからない。それにキミ・ライコネンがすでに予備契約にサインしたとか伝えられているが、それについても私は聞いていないな。まだ誰も来年の契約書にサインはしていない筈だがね

今週末に開催されるイタリアGPにて来期の体制発表を予定しているフェラーリだが、ジャン・トッドともミハエルの去就を含めドライバーラインナップについては硬く口を閉ざしている。様々な憶測が飛び交っているが、まずはフェラーリチームの正式な発表を待つしかなさそうだ。

 一方、そのミハエルはドイツのニュルブルクリンクで開催されたフェラーリチームが主催するイベント『フェラーリ・レーシング・デーズ』でステアリングを握った。

シューマッハ、ニュルブルクリンクで魅せる [FMortorsports.nifty]
ミハエル・シューマッハ:熱烈な多くのフェラーリ・ファンと、直にこうして接触できるこの企画は僕にとっても最高に楽しいイベントだよ

このようなイベントがなぜこの時期にしかもドイツで開催されたか詳細は不明だが、チャンピオン争いの最中、ミハエルが自らステアリングを握るということだけに意味深なイベントであることは間違いないだろう。

2006年9月 1日

トルコGP問題、FIAから聴聞へ

トルコGP表彰式問題、9月19日パリで聴聞へ [FMortorsports.nifty]
聴聞は来たる9月19日(火)、トルコのASN(各国のスポーツ権能保持者:日本のJAFに相当)であるTOSFED(トルコ・ナショナル・スポーティング・オーソリティ)と、MSO(トルコGP主催者)の代表がそれぞれパリに召喚され、事情聴取されるということだ。

 トルコGPでの表彰式の問題がとんでもない事態に発展しつつあるようだ。FIAがトルコGPでの関係者を呼び、パリで聴聞にかけられるとのことだ。また、FIA側はこの聴聞次第では来年のトルコGPの開催を中止する可能性も示唆している。
 正直、我々日本のファンからしてみるとそこまでの大問題となるかどうか理解に苦しむところではあるのだが、こと政治的な問題についてはどのような些細なことであったとしても、見逃すわけにはいけないということだろう。

 そして、その影響は少なからず出ているようだ。

キプロス、トルコGPの代替開催を宣言 [FMortorsports.nifty]
先に行われたトルコGP決勝レース後の表彰式で、トルコが北キプロスのリーダーを政治的に利用したとしてFIAが強く反発しているが、これに乗じてキプロス(この場合は南キプロス)が、「トルコGPの代替開催はウチ」と、宣言している。

 キプロスにF1を開催できるサーキットを1年で作り上げることは不可能であり、実際に開催を目論んでいるとは考えにくいが、先のトルコGPでの表彰式での出来事によるアピールであることは間違いなく、我々からみれば些細な問題かもしれないが、地元及び関連諸国においては見逃すことができない事態だといえるだろう。

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ライコネン、テスト不参加の理由

ライコネン、背中の痛みでテスト回避 [FMortorsports.nifty]
これについて同チームのスポークスウーマンは、「先週のトルコGP決勝レースでクラッシュした際に背中を痛めたため」と、説明、「来週のイタリアGP出場にはまったく問題ない」としている。 しかしトルコGP後にそうした話はまったく伝えられておらず、口さがないパドック雀の中では、またしても泥酔してお騒がせ事件を起こしたライコネンに対し「規律を重んじるロン・デニス代表がお灸を据えたもの」という見方がもっぱらのようだ。

 ロン・デニスとはいえ、さすがにこの時期にそのようなくだらない理由でライコネンにテストをさせない訳は無いだろう。コンストラクターズランキングの3位の座は、4番手のホンダとの差が31ポイントありほぼ確実と思われるが、それでもポイントは稼ぎたいだろうしそれ以前に最低でも1勝は欲しいところだろう。ライコネンが自ら参加を回避するのならやむを得ないだろうが、チーム首脳がライコネンの素行に対してこのような形でペナルティを与えるとは到底思えないのだが、、、。

 それにしても、ライコネンにはこの酔っ払いのイメージが完全についてしまったようだ、、、。

ルノーはモンツァに新エンジンを投入

ルノー、タイトル確保へ新仕様エンジン投入へ [FMortorsports.nifty]
『マス・ダンパー・システム』禁止で戦闘力ダウンが心配されるルノー・チームだが、パット・シモンズ/エンジニアリング・ディレクターは次戦イタリアGPに『Dスペック』と呼ばれる新仕様のエンジンを投入することを明らかにした。

 今期のタイトル争いをより優位なものにすべく、ルノーは新スペックのエンジンを投入するようだ。新スペックのエンジン投入となれば、期待がかかる反面信頼性の面での問題が出ないとは限らない。ただ、このテストでは特に問題が起きている様子は無いようだ。

 ミハエルに12ポイント差と依然数字の上では優位を保っているルノー-アロンソだが、フェラーリのマシン性能向上は目を見張るものがあり、ルノーとしてもアロンソのドライビングだけを頼るわけにはいかないということだろう。テスト最終日にはアロンソがマッサに次ぐ2番手にタイムを出しており、ミハエルを若干ではあるが上回ることに成功した。モンツァでもこの二人の争いから目が離せないだろう。

 また、この時期の新スペックエンジンの投入については、エンジンホモロゲーションの関係で中国GPの仕様で来期以降3年間のエンジン仕様が決まってしまうため、それらを睨んでの投入という意味あいもあるだろう。

2006年8月30日

ハミルトンのデビューはまだ先か?

ハミルトン、今季F1登場はなし。デニス「ドライバー育成が仕事ではない」 [AUTO SPORT via Yahoo!Japan]
ロン・デニス:我々はF1ドライバーを育成するという仕事をしているわけではない。レースに勝つというビジネスを行っているのだ。マシンには常に、できる限りベストなドライバーを乗せるようにしている。若手ドライバーの育成は、F1レースのプレッシャーの下で行うものではない

 これまで、GP2シリーズ終了と共に2006年シーズンの終盤をレギュラードライバーとして参戦すると思われていたルイス・ハミルトンだが、マクラーレンの代表であるデニスが起用しない旨のコメントをしている。これまでの噂とは異なり、どうやら今期のF1レースデビューは無いものと考えてよいだろう。もちろん、このようなことになった背景にはデ・ラ・ロサの予想外の働きがあってのこととも言える。また、デニスはこのようなコメントもしている。

ルイスのようなドライバーたちには、何千kmというテストを経験してほしいと思っているし、我々としては、そのドライバーが全てのルールや流れを完全に理解しているという安心感を持ちたいのだ。そのドライバーに、その時頑張っていることから気持ちをそらしてほしくもないしね

 来シーズンまでにハミルトンが膨大な距離のテストを終え、真の意味で自信を持っていなければレギュラードライバーとしての起用は無いとでも言いたげなコメントだ。実際、来シーズンアロンソにチャンピオン獲得を目指させるのならば、十分な経験とスピードを併せ持つデ・ラ・ロサがチームメイトのほうが都合が良いといえるだろう。そのような展開を予想してか、デ・ラ・ロサはルノーへの移籍話について「考えていない」とコメントしている。この展開を見ている限り、来期のマクラーレンのラインナップはしばらく決まらないのではないと考えてもよさそうだ。

トルコでのGP開催が微妙な情勢に

トルコGP、来季FIAから開催不許可の危機 [FMortorsports.nifty]
この表彰式でマッサへのプレゼンテーターはキプロス系トルコ人のリーダーであるメフメト・アリ・タラート氏が務めたが、この際テレビのテロップには北キプロス・トルコ共和国首相と紹介されたという。同氏はキプロス再統一支持派として知られるが、これを承認しているのはトルコ政府だけで国際的にはかなり論争を呼ぶ部分であって、場合によってはテロリストの反発を招く可能性すらあるということだ。

 来年のF1のカレンダーが発表されたばかりではあるが、そのカレンダーにも掲載されているトルコGPの来期の開催が微妙な情勢にあるようだ。理由として、トルコGPでの表彰式でのプレゼンターの紹介のされ方が問題であるとのことだが、FIAの禁止するF1の舞台で政治的な行為を行ったということもあり、FIAでは来期のトルコGPの開催自体を取り消す可能性もあるとのことだ。

 来年のカレンダーが発表されたばかりでもあり、今後の展開が気になるところだといえるだろう。また、先に述べた来期消滅する予定となっているグランプリにも影響が及ぶ可能性も十分ありえるだろう。

2006年8月24日

マス・ダンパー使用禁止決定

国際控訴審、マス・ダンパーは違法判断 [FMortorsports.nifty]
控訴審には、他の全チーム関係者も出席し、技術部門の責任者らがそれぞれの意見を申し述べたという。その結果、このシステムはレギュレーションで禁止されたエアロダイナミックスに関与する動的装置と判断され、違法ということになった。

 予想されていたとはいえ、やはりマス・ダンパーの使用が出来ないとの判断が下されてしまった。ルノーとしてはそれを想定した開発を既に始めていたとは思うが、やはり序盤の勢いを維持できない可能性も高く、シーズン終盤のチャンピオン争いで予想外の足枷となってしまった。

 既に何度も触れているが、この問題はマス・ダンパー自体の違法性の点がポイントではなく、シーズン中盤のドイツGPのタイミングでFIAが突如マス・ダンパーの使用を禁じたことにある。もし、ルノー-アロンソがあそこまでシーズンをリードしていなければ、このような判断は下されなかったのかもしれない。シーズン中盤、アメリカGP・フランスGPとフェラーリが連勝を重ね勢いが着き始めたそのタイミングに、マス・ダンパーの使用禁止は突然告げられた。
 もし、フェラーリ-ミハエルがここまで復調していなければ、マス・ダンパー禁止も告げられなかったかもしれない。どちらにしても、禁止を告げたタイミングを考える限り、フェラーリに有利な状況を創り出したといわざるを得ないのだ。禁止とするのなら、なぜもっと早い段階で禁止を告げなかったのだろうか? いや、それ以前に昨シーズンにルノーがFIAに確認を取った段階で使用不可と通知しなかったのだろうか?

 どちらにしても、この裁定は覆ることはないだろう、そしてこの状況でルノーとアロンソは戦わなければならないのだ。そして、ミハエルを打ち負かしルノーとアロンソはチャンピオンを獲得しなくてはならないのだ。ミハエル引退の花道をルノーとアロンソがお膳立てする必要はないのだ。

2006年8月23日

アグリ、完全版SA06、3rdカーにモンタニー

スーパー・アグリ『SA06』完成に加えモンタニー第3カー [FMortorsports.nifty]
テストこそ禁止期間であったものの、ハンガリーGPから3週間の時間があったため、『スーパー・アグリ・F1』チームでは残されていたフロント部分も含め『SA06』をすべた完成させた模様だ。

 ドイツGPから投入されたSA06だったが、完成していなかったフロント部がここトルコGPから投入されることになり、これで完全なるニューマシンとしてレースを戦うことになった。ニューマシンの投入で、予選ではミッドランド勢と戦える状態となっていただけに、これでさらなる予選上位へ期待できそうだ。

 また、ニューマシンの完全パッケージの登場と共に、3rdカーも完成。トルコから再び、モンタニーがステアリングを握ることになった。

スーパー・アグリ トルコGP事前ニュース [FMortorsports.nifty]
チームは夏期休暇の間もサードカーのSA06 シャシーの完成と新しい空力パッケージの開発に力を注いできたが、その結果、フランク・モンタニーがカーナンバー43 のマシンで再び金曜日のフリー走行でのサードドライバーを務めることになった。

 琢磨、左近に加え、モンタニーのフィードバックが加わることにより、SA06の開発は一層進むことになるだろう。モンタニーにはぜひとも最終戦までアグリチームと共に戦ってもらいたいものだ。
 また、それに伴い、一時噂に上がっていた、チャンプカーで負傷したダ・マッタの代役をモンタニーが務める話は無くなった様だ。

モンタニー断念、ダ・マッタの代役はなし [FMortorsports.nifty]
前トヨタF1のクリスチャーノ・ダ・マッタをクラッシュ・入院で欠くチャンプカー・シリーズの『Ruスポーツ』チームについて、英『GrandPrix.com』などがフランク・モンタニー(現スーパー・アグリ)起用の可能性を報じたが、結局これは実現しないことが確定した。

 モンタニーからしてみれば、レギュラードライバーではないとしても同じF1のフィールド、しかもこれまでの走りにくいマシンから上を狙うことが出来るマシンに乗り換えての走行だけにアピールできる機会は幾らでもあるだろう。ましてや、3rdドライバーなら、エンジンのことなど深く考えずタイムを出すことだってできる。そう考えると、モンタニーにとってはこれまで以上に忙しくハードな金曜日を送ることになるだろう。来年へのアピールの為にも頑張ってもらいたいものだ。

2006年8月19日

ウィリス正式にホンダを離脱

ジェフリー・ウィリス離脱 ホンダ・リリース [FMortorsports.nifty]
ジェフリー・ウィリス:チャレンジと充実感に満ちた5年間でした。その間、チームも色々な波を乗り越えたし、新しいスタンダードを築き、F1の世界でトップレベルの技術を持つチームになるために、チームの改善を一緒に行ってきた同僚たちに対して、感謝しています。

 自身が現場から離れて数戦後のレースで指揮を取っていたチームが初優勝を遂げるのを、ウィリスはどのような感情で見ていたのだろうか? 特に、ウィリスの立場がテクニカルディレクター職だっただけに
、極めて複雑な感情だっただろう。また、その状況を見てもはやホンダでやるべきことはないということを判断したのかもしれない。今期一杯は休暇扱いとなっていた、ウィリスは次の自分のやるべき仕事の為に、ホンダを離れる決意をしたのだろう。

 ウィリスの移籍先は2008年からF1新規参入を果たす唯一のチームであるプロドライブだと噂されている。既に、伝えているようにすでに噂の生きを超え既定と考える時期に来ているだろう。ウィリスはリチャーズと共にBARからホンダにかけて、このチームで自分が出来なかったことを果たす目的が出来たといえる。ホンダは倒す相手となったのだ。倒す相手は強くなくてはならない。ウィリスの最後のコメントが印象的だ。

やる気に富み、そして有能な人たちと一緒に働くのが非常に楽しかったし、これからのさらなる成功を期待しています。

さらに成功したホンダを倒すのは自分達だ、もしかしたら、ウィリスはそう考えているのかもしれない。

関連情報:
ウィリスT/D、ホンダ・チーム正式離脱 [FMortorsports.nifty]

2006年8月11日

レッドブルはクリエン支援継続

レッドブル、クリエン離脱後も支援続ける [FMortorsports.nifty]
同グループのヘルムート・マルコ/レーシング・アドバイザーによれば、クリエンに与えられる可能性は2つ。その一つはアメリカのチャンプカー・シリーズへの転向。もう一つは独DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権:アウディ)への転向というもので、いずれもレッドブル自身がチームを持って参戦しているカテゴリーだ。

 既に来期のレッドブルのシートは確定してしまい、移籍を強いられているクリエンだが、レッドブルとしては引き続き他カテゴリーでクリエンをドライバーとして契約し支援を続けるとのことだ。ただ、クリエン自身はもちろんF1に来期も参戦したい意向は変わらず、その場合はレッドブルからの支援は打ち切られる可能性は十分ありえるだろう。

 そして、同アドバイザーはクリエンについてこのように述べている。

クリエンはまだ若い。これらのシリーズで順調にやれれば、近い将来にまたフォーミュラワンに復帰することも十分に可能だ

確かにクリエンはまだまだ若い。他カテゴリーでチャンピオンを獲得し、速さと経験を兼ね備えた上でF1に再び戻るというシナリオは十分実現可能だろう。また、それ以外にもレッドブルのテストドライバーとして残る線も十分可能性があるだろう。来期もエースを務めるであろうクルサードの引退は近い。再びレッドブルのシートを獲得できる可能性は十分あるのだ。

 レッドブルからの支援を終了し無理にでもF1の他チームのシートを確保するか、これまでどおりレッドブル傘下でレースに参戦し続けるか。クリエンにとっては重要な選択を迫られる形となってしまった。

2006年8月10日

BMW,3rdドライバーにベッテル

BMWザウバー、ベッテル第3ドライバー起用見通し [FMortorsports.nifty]
次戦トルコGPからは再び第3カーを走らせる予定で、どうやらそのドライバーには以前もテストに起用したことのあるセバスチャン・ベッテル(20歳:ドイツ)が指名される見通しだ。

 ヴィルヌーヴの解雇騒動により、ハンガリーでは3rdカーを走らせることが出来なかったBMWだが、次戦トルコGPでは以前にもテストを行っている、S・ベッテルを起用するようだ。ベッテルは現在ユーロF3ランク2位で20歳。レッドブルジュニアチームから参戦しているとのことだが、その点の問題は無かったのだろうか?

2006年8月 9日

エンジン凍結案はまだまとまっていなかった

GPMAスポークスマン、『完全合意』を否定 [FMortorsports.nifty]
サンダー・ヘイネン/GPMA・スポークスマン:FIAとの協議が正しい方向に向かっていることは事実であるが、しかしFIAが発表したような『最終合意』と言うにはだ時期尚早だ

 先日発表されたエンジン凍結案の合意はまだ未決定とのニュースが飛び込んできた。合意という言葉とは全く異なる展開となっているエンジン凍結案だが、GPMAとしてもぎりぎりのところまでエンジン開発の自由度を高めたいということだろう。

 2007年以降のエンジンが今年の6月時点から9月時点と動いた経緯があったが、GPMA側としてはそれをさらに来期の開幕戦まで伸ばしたいと考えているのではないだろうか?

伝えられるところでは、GPMAメンバーのうちBMWとホンダは同意しているものの、メルセデスとトヨタがまだ賛成していないというのだが、こうしたことがリークされること自体政治的な策略が感じられるものだ。

 ホンダが同意しているというのはちょっと予想外だともいえる。一方、メルセデスとトヨタ、この2社はそれこそ莫大な費用をつぎ込んで凍結寸前までにエンジン開発を突き進めるだろう。どちらにしても、FIA側が合意情報を先に流してしまった事実は、まだまだエンジン凍結について不確定要素が多いということを露呈してしまったようだ。

 ちなみに、合意したとされているエンジン開発凍結案は以下の通り。

課題の『エンジン凍結案』、FIAとGPMA側合意
・2006年シーズンの最終戦である中国GP(上海サーキット)での仕様のエンジンが、2007年以降2009年シーズンの開幕まで変更されることはない。 ・2008年シーズンには最大回転数が19,000回転までに制限される。 ・2009年シーズンには燃料消費効率についての新たなレギュレーションが導入される。 ・2009年シーズンのためのすべてのレギュレーションは、2006年12月31日までに策定される。

2006年8月 8日

ヴィルヌーヴ、シート喪失

BMWザウバー、ビルニューブの放出正式発表 [FMortorsports.nifty]
マリオ・タイセン/BMWディレクター:ビルニューブはわれわれの新しいチームでマシンと体制の発展に大きく寄与してくれた。しかし残りのシーズン、クビサをレース環境で評価する方針を決め、これに伴いビルニューブの不確実な状況から解放するため、契約を解除することにした。今後の彼の幸運を祈りたい

 予想されていたとはいえ、やはりチャンピオンまで獲得したヴィルヌーヴが再びシートを喪失してしまうという現実はショッキングだ。クビサのこれまでの3rdドライバーとしてのポテンシャルと前戦ハンガリーGPでの走りを見ていれば、確かにレギュラーシートを与えたいチームの気持ちもわからなくは無いが、チャンピオン獲得までしたドライバーを途中解雇するということは、やはりそれらのバッジの効果を打ち消すほどにヴィルヌーヴの評価が低かったということなのだろう。

 確かに、今期のヴィルヌーヴは地味な印象が否めない。ハイドフェルドを上回ることもあるが、結果として選手権ポイントはダブルスコアに近い状態。しかも年齢的にはピークを過ぎていることも事実であり、BMWとしては来期のレギュラードライバーをそうして少しでもクビカに経験を積ませたいと判断したのだろう。

 正直、来期以降ヴィルヌーヴがF1にシートを得る可能性は限りなく低いだろう。また、ヴィルヌーヴ本人としても無理にF1に残ったとしても結果を残すことが困難なチームへの移籍を強いられ、ギャラも大幅に削減されてしまうことはわかっており、F1以外のレースに活路を見出すと思われる。

 95年インディーカーでチャンピオンを獲得し、翌年の96年オーストラリアGPでウィリアムズから鮮烈なデビューを果たし翌年チャンピオン、99年にBARに移籍しゼロからチームを作り上げたが結果を残すことが出来ず最終戦で佐藤琢磨にシートを譲り、翌年はルノーから途中出走するも結果を残せず、05年にはザウバーに移籍、今期はザウバーを買収したBMWでレースを戦っていたがまたも途中でシートを喪失してしまう結果となってしまった。ただ、彼のF1に残した功績は少なくなく、ミハエルとの正面対決を演じたドライバーとして記憶に残り続けることだろう。

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来期レッドブルは、クルサードとウェバー

レッドブル、来季クルサード&ウェバー体制確認 [FMortorsports.nifty]
レッドブル・レーシングのスポークスマンは、来シーズンの同チームのドライバー・ラインナップが噂のようにデビッド・クルサード(35歳:イギリス)&マーク・ウェバー(29歳:オーストラリア)という体制になることを確認した。

 まさか、このような早い段階でウェバーのレッドブル移籍が決定するとは思っていなかった。ウェバーはあくまでルノーへの移籍を目指していると考えていたのだが、どうやらウェバーは想像以上にブリアトーレを信頼し、自分自身も現実的な路線を取ることを考えていたようだ。また、このことによって、来期のレッドブルはルノーエンジンを搭載する可能性も高まったといえるだろう。

 それにしても、レッドブルの判断は早いという事がわかった。クルサードとウェバーそしてルノーエンジンという組み合わせをこの段階で判断するとは思っても居なかった。レッドブルは多くのドライバーを抱えており、また売り込みを行うドライバーも多いはずだ。

 マクラーレンから移籍してきたニューイのマシンがデビューしルノーエンジンを搭載。ドライバーは超ベテランのクルサードと、一発の速さを持ち合わせた中堅のウェバー。時期としては一歩早い判断となったのだが、ドライバーラインナップから考えても来期のレッドブルはダークフォース的な存在となるだろう。

2006年8月 7日

V10エンジンの規制緩和がもたらすこと

FIAのV10エンジン制限緩和案に他チーム反発 [FMortorsports.nifty]
現在はリストリクターによる吸気制限と共にエンジンの回転数を最大16,700回転までとしているが、これを公式予選時に限り17,000回転まで引き上げるというもの。FIAの説明によれば、シーズンと共に各エンジンは次々と進化しているにもかかわらず、V10のそれは止まったままなので格差が広がりつつあるからだとか。

 確かに、FIAの見解は一見納得できるような内容だとも言える。ただ、この制限つきエンジンを導入にいたったそもそもの経緯を考えれば、そのようなV10エンジンの規制緩和は適当では無いといえるだろう。現時点と開幕時点でこのエンジンを使用するトロ・ロッソの成績が著しく悪化しているといった理由があるのならまだしも、そのような雰囲気は無くむしろ成績は向上しているかのようにも見える。FIAは何を持って格差が広がりつつあると判断したのか根拠を示したうえで、全チームの判断を仰ぐべきだろう。

 もし、ここでV10エンジンの規制緩和がなされるとすれば、アグリやミッドランドにとっては厳しい展開が予想されるだろう。いや、そのような下位のチームのみならず、中段チームにとってもその300回転の回転数アップがもたらすパワーは脅威となる可能性を秘めている。ただ、現状では多くのチームがこの案に反対をしているようであり、実現するかどうかはわからない状況のようだ。

2006年8月 6日

琢磨、ペナルティの恩恵に与る

佐藤琢磨、グリッド19番手にアップ [FMortorsports.nifty]
これはトロ・ロッソのスコット・スピードが、公式予選セッション『Q1』中に他車を故意にブロックしたとして最速タイム取り消しのペナルティを受けたため。

 初日のアロンソ、2日目のミハエルに続き、予選中にスピードが立て続けにペナルティを受けることになった。そのスピードのペナルティによって恩恵に与ることになったのが、予選20番手となっていたアグリの琢磨だ。コンディションのよい奇数列スタートとなり、琢磨得意のロケットスタートに期待できそうだ。

 それにしても、ここハンガロリンクでは番狂わせな事態が続いている。初日からこの時期のハンガリーっぽくない涼しい気候に加え、初日からペナルティ尽くし。チャンピオン争いの二人に課せられたペナルティがどのような影響を及ぼすのだろうか。決勝レースでも、何かが起きそうなハンガリーGPだ。

2006年8月 3日

BMW、ヴィルヌーヴの代わりにクビカを起用

ビルニューブ、ハンガリーGP クビカと交代! [FMortorsports.nifty]
『BMWザウバーF1』チームは、1日(火)今週行われるハンガリーGPで、ジャック・ビルニューブに代えて同チームの第3ドライバー&テストドライバーであるロバート・クビカ(21歳:ポーランド)を起用することを明らかにした。

 チームからのリリースでは、ドイツGPでのクラッシュの影響を考慮して、クビカに交代するとの内容だが、ヴィルヌーヴ本人へのダメージがそこまでとは考えづらく、額面通り受け取るわけにはいかなさそうだ。

しかしこのクラッシュは外目にはそれほど大きなアクシデントとは思えないもので、もしこれが事実上の更迭であれば、来季残留を目指すビルニューブにとって大きなダメージになりそうだ。

 もし、この時点で更迭されてしまったとすれば、もはや来期ヴィルヌーヴがBMWのシートに収まる可能性は無いに等しいだろう。クビカがこの後実績を残せなかったとしても、BMWのシートに納まりたいドライバーは数知れず、BMWからすれば選択肢はいくらでもあるのだ。

 また、ヴィルヌーヴの更迭を裏付けるかのように、マリオ・タイセンはこのようなコメントをしている。

BMW首脳、「残りシーズンのドライバー不明」 [FMortorsports.nifty]
いま決まっているのはハンガリーGPでクビカが走るということだけ。彼はこれまで金曜日のセッションでチームに傑出した印象を与えているから期待している。しかしシーズンの残り、そして来シーズンについてはまったく何も決まっていない

 これは、もはやヴィルヌーヴを更迭したと言っているのと同等だと考えてよいだろう。今シーズン7ポイントと、チームメイトのハイドフェルドに遅れを取っていることも事実であり、クラッシュをきっかけにBMWが決断を下したと考えてよさそうだ。

 一方のクビカはこのラッキーなデビュー劇に期待を膨らませているようだ。

クビカ、初のポーランド人F1ドライバーに [FMortorsports.nifty]
考えていたよりずっと早いF1デビューということになって驚いているけれど、ずっとそのために準備はしてきたから大丈夫。チームの期待を裏切らないよう、信頼に応える自信はあるよ

恥ずかしながら私は開幕前クビカのことを全く評価していなかっただけに、3rdドライバーとしての度重なるトップタイムマークには驚かされたが、現時点でなら十分レースドライバーとしてもやっていけると考えてよさそうだ。

 また、クビカが急遽レースドライバーに昇格するのに伴い、3rdカーは走らせないとのことだ。

『BMWザウバーF1』、金曜日第3カー走らせず [FMortorsports.nifty]
ジャック・ビルニューブに代えてロバート・クビカをハンガリーGPで起用するという衝撃発表を行った『BMWザウバーF1』だが、チームでは少なくとも今回のハンガロリンクでは第3カーを走らせる予定がないことを明らかにした。

 このことからも、それだけヴィルヌーヴを乗せない決断が急だったということもあるだろう。クビカに代わるレギュラードライバーが見つからなければ(困難だろう)、ハンガリー以降はさらに別の3rdドライバーを乗せることになると考えてよさそうだ。

2006年7月31日

エンジン開発凍結、決定へ

ホッケンハイムの騒動 [F1-LIVE.com]
エンジン問題解決を急ぐマックス・モズレーが、2008年からはエンジン開発凍結を凍結するという通達を出したことで、またしても論争が激化している。土曜日の午後、2007年から同案実施についての投票が行われたが、多くのチームが“ノー”と主張し、反対したとのこと。

 メーカー側の意見が揃わなかったことから、FIAが強行策に出ることは予想していたが、やはりエンジン開発の凍結は引っかかる部分があるといわざるを得ない。開発費の抑制のためであることは理解できる。ただ、それと引き換えにF1が失うものは少なくは無いだろう。

 世界最高峰のモータースポーツを標榜しているF1において、エンジンが開発出来ないという事実。F1以外にも多くのモータースポーツは存在しており、F1に代わる魅力的なシリーズへと変貌を遂げる可能性も否定できない。FIAもチーム・メーカーもそのことを十分念頭に入れた上で、F1の更なる魅力をアピールしてもらいたいと切に願いたい。

2006年7月29日

ヒューゴ・ボスはマクラーレンには欠かせないブランドだ

『ヒューゴ・ボス』、マクラーレンと銀婚式 [FMortorsports.nifty]
マクラーレン・チームのスポンサーである『ヒューゴ・ボス』が、このドイツGPでパートナーシップ結成25周年になるのを祝った。

 マクラーレンのスポンサーでありチームウェアの供給を行っている、ヒューゴ・ボスとマクラーレンのパートナーシップ25周年を迎えたとのこと。私がF1を見始めた以前からのパートナーであり、まさにマクラーレンには欠かせないパートナーのようだ。

 また、ヒューゴ・ボスは単なるスポンサーではなく、マクラーレンチームにチームウェアを提供しており、マクラーレンのスマートでスタイリッシュなイメージには欠かせないパートナーでもあるだろう。また、ヒューゴ・ボスにとってもマクラーレンは欠かせないパートナーのようだ。

ブルーノ・サルツェル/ヒューゴ・ボスCEO:フォーミュラワンは常に革新的で魅力的。そのイメージはわれわれと共通するものがある。この変革が激しいF1の世界で、われわれとの25年間というパートナーシップはまさに注目に値する業績だ

 F1ではスポンサーの入れ替わりも激しい世界だといえるだけに、25年間のパートナーシップは極めて貴重なものだといえるだろう。

2006年7月27日

ウィリアムズ、来期はトヨタエンジン

トヨタ、ウィリアムズ・エンジン供給リリース [FMortorsports.nifty]
トヨタモータースポーツ有限会社(以下TMG)とウィリアムズF1(以下ウィリアムズ)は、この度、3年間のエンジン供給に関し、契約を締結したことを発表した。この契約締結で、2007年シーズンから、ウィリアムズは、トヨタ製エンジンを搭載する

 予てから噂され、もはや発表は時間の問題とされていたウィリアムズのトヨタエンジン搭載が正式に発表された。エンジンはトヨタと同スペックのものを搭載するとのこと。また、契約期間は3年間とされている。このことにより、今期トヨタエンジンを搭載しているミッドランドはエンジン供給を終了されると思われる。

 これはトヨタからしてみれば賭けに近いともいえる。数度のチャンピオンを獲得しているウィリアムズへの供給により得られるものも多いが、本家トヨタチームを上回る好成績を残す可能性も否定できず、これまでのトヨタのF1戦略自体に影響を及ぼすかもしれない。

 ウィリアムズからしてみれば、今年コスワースエンジンで苦戦を強いられていただけに、来期からの巻き返しに期待がかかるだろう。

2006年7月26日

CA、マクラーレンからスポンサー撤退

マクラーレン、『CA』のスポンサード失う [FMortorsports.nifty]
コンピュータ・ソフトウェアを開発提供する同社によれば、F1はアメリカ市場でその影響力が弱く、当初期待したブランド効果が見込まれなかったという。

 アメリカ市場に向けてのコマーシャルとしてF1のスポンサーに期待するという時点で既に路線が違っているような気もするが、アメリカGPに加え北米のカナダGPと2開催しかないことを考えれば致し方ないことだろう。ましてや、アメリカGPは昨年のミシュランのボイコット騒ぎがあったこともあり、その影響も否定できない。

 F1にスポンサードをした場合の費用対効果というのは非常に算出が難しいところだろう。開催の中心はヨーロッパであるが、序盤と後半の数戦はヨーロッパ以外であり、加えて北米の2戦がある。特定地域をターゲットとしている企業ではなく、全世界的にグローバルな活動をしている企業以外では実質的な効果というのは難しいと考えることもできるだろう。
 もちろん、F1は全世界で全戦が中継されることから、開催国が全世界に広がっているからということだけを問題にするわけにはいかないだろうが、今後よりスポンサーがつきやすいスポーツとなるための何らかの努力は必要だろう。

BMWの垂直ウィングが禁止に

『BMWザウバーF1.06』の革新ウィングは禁止に [FMortorsports.nifty]
FIAのチャーリー・ホワイティング/レース・ディレクターによれば、ドライバーの視野を妨げる安全面の点からとしたが、レギュレーションの隙間を縫ってこうした想定外のウィングが広まることを憂慮したことは間違いないようだ。

 FIAとしては、F1参戦へのコスト削減に反するような流れは全て断ち切っておきたいと考えているのかもしれない。ただ、そのようなことは明確に宣言すべきだし、このような一旦許可してから禁止通達をされれば、無駄な開発費を要することにもなりかねないだろう。

 事実、

ウィリアムズ・チームのサム・マイケル/テクニカル・ディレクターなども「その効果について検証を始める」と語っていた

と、一度FIAが認めてしまったものは他チームもその導入を検討するのは当然だ。それだけに、チームがFIAに最初に確認を取った段階でFIAはきっちりとした判断を下さなければならないだろう。

2006年7月25日

メルセデスの20,000回転到達が意味するもの

メルセデス・エンジン、20,000回転突破! [FMortorsports.nifty]
これは『ユーロスポーツ・オートマガジン』誌に語ったもの。これが事実であれば、すでに20,000回転を超えたことが確認されているコスワース・エンジンに次ぐ、2番目のエンジン・メーカーということになる

 今年のルールでエンジンレギュレーションがV8-2.4lに制限されたことが関係していると思われるのだが、メルセデスエンジンが20,000回転の壁を越えたとのことだ。単純に、技術的な側面で見ればそのような高回転数を達成することができるエンジンを開発したメルセデスの技術力を評価したいが、必ずしも高回転=高性能というわけではなく、その恩恵をF1エンジンがどの程度受けられるからは実戦投入されてから出なければ判断できないだろう。

 また、このニュースはFIAのマックスモズレーからしてみれば、2008年以降(2007年に前倒しされる可能性が高まってきているが)に適用されるエンジンに関する開発凍結レギュレーション案をより一層強硬に推し進めることにもなりかねないだろう。2008年から開発凍結が確実なものとなるのなら、それまでに完全最強のエンジンを作り上げようというメルセデス側の思惑もあるのかもしれないが、信頼性の問題もあり結局のところ過激な開発をしていないメーカーのエンジンのほうがパフォーマンスを発揮する可能性も十分あるだろう。

2006年7月 6日

一方、タイヤはブリヂストンに決定

ブリヂストン、2008年からの単独タイヤサプライヤーに [FMortorsports.nifty]
一部に噂のあった韓国メーカーなどの応募はなく、ブリヂストンタイヤ1社だけだった模様

 2008年度以降の新コンコルド協定にてタイヤのワンメイク化が規定され、ミシュランが今期限りの撤退を宣言した時点でブリヂストンのワンメイクは確実視されていたが、それが正式に決定したようだ。入札に応じたのもブリヂストンだけということもあったが、たとえ他社が入札したとしても様々なファクターからブリヂストンが選ばれることになっただろう。唯一、ミシュランが入札した場合は、ミシュランが選ばれることもあったかもしれないが、ミシュランとしてはワンメイクタイヤで戦うF1に魅力を見出すことはできなかったようだ。

 今期、ここまでタイヤをめぐる戦いが激しさを増していることからも判るように、F1におけるタイヤの開発費用は増大している。FIAが推し進める開発費用の削減の為に、タイヤのワンメイク化は避けられないものだったのかもしれないのだが、世界最高峰のマシンを操るレースから一つ魅力的な看板を降ろしてしまった感は否めない。その為にも、ブリヂストンには今後も世界最高峰のレースに供給するタイヤとしてのプライドを持って、F1に挑んでもらいたい。

マイクロソフトにECUが造れるのか?

2008年からのF1エンジンECUはマイクロソフトに決定 [FMortorsports.nifty]
ただマイクロソフトはもちろんコンピュータの部門では超一流の会社だが、実際にレーシング・エンジンのエレクトロニクスに携わったという経験は少ないのではとみられる。

 正直、驚いた。2008年度以降のECU製作をマイクロソフトが行うことが決定した模様だ。マイクロソフトとレースというイメージがどうもかけ離れているせいか、マイクロソフトが入札していること自体に驚きを隠せないのだが、はたしてマイクロソフトがECUを製作できるかどうかにも疑問符がつく。

 そして、このようなビックネームが出てきてしまったことによって、またもやFIA-FOA/FOMに対して疑惑の視線を向けざるを得ない。各エンジンサプライヤーからのコメントが出ていない段階なのでなんとも言いようが無いのだが、ぜひとも本音のコメントが聞きたいところだ。

フランスGP、アロンソはニュースペックエンジンでレースに勝てるか?

ルノー、「地元フランスGPには最新型エンジン投入」 [FMortorsports.nifty]
ロブ・ホワイト/エンジニアリング・ディレクター:アロンソとフィジケーラではエンジン交換のサイクルがずれているため、今回はアロンソがこの最新仕様である『RS26-C』スペック・エンジン投入ということになる。フィジケーラはすでにインディアナポリスでセミCバージョンとも言うべき暫定型を使ったが、そのパフォーマンスは満足のいくものだった。

 アメリカGPでは散々な結果に終わったルノーだが、来週末に開催されるフランスGPではアロンソにニュースペックエンジンが投入され絶対に負けられない母国GPを走ることになった。フランスGPはルノーとミシュランの母国であり、ここでフェラーリ・ブリヂストンに負けることにでもなれば、一気にチャンピオンシップがミハエルに傾いてしまうといっても過言ではない。

 ただ、アメリカGPではフェラーリ・ブリヂストンの圧勝に終わったが、フランスでは逆にルノー・ミシュランが優位と考えられている。また、このタイミングで新スペックエンジンを投入できるのならさらにその優位性は高まるだろう。フェラーリとしてみれば、勝てれば御の字、ルノーとの差を測るグランプリと考えればよいだろう。

2006年7月 5日

エンジン開発凍結は自動車メーカーにとって極めて重大なファクターだ

FIA世界評議会、6日(木)にエンジン規定検討へ
FIAのマックス・モズレー会長が押し進めている2008年からのF1エンジン凍結案(2007年からの前倒しも含め)について、6日(木)に世界モータースポーツ評議会が開催されて検討される見込みだ

 予てから議論されていた、2008年度以降のエンジン開発凍結に関する話し合いが6日に開催されるようだ。FIAは前面凍結を主張しているのに対し、自動車メーカー側としてはある程度の開発ができるように要望を重ねていたのだが、メーカー同士でも意識のずれがあり積極的に開発を進めたいメーカとそうでないメーカーに分かれ、対立している状況だったがこれはまとまったようだ。

 そして6日に行われる評議会にて、FIAとメーカー側の話し合いがもたれるのだが、これまでのモズレーの主張を見る限り強硬な姿勢のまま対立が深まることも予想される。自動車メーカーとしては進化の幅が著しく狭まる完全なるエンジン開発凍結には反対であり、FIA側が強硬に決定をした場合は法廷に持ち込む可能性もあるとのことだ。

 元々、2008年度以降のコンコルド協定についてGPMAとFIAとの対立から始まった今回の話だが、既にGPMAチーム(メーカーチーム)は包囲網から抜けることは難しく、このままFIAに押し切られてしまう可能性もありそうだ。現時点ではないと考えられるが、話し合いの無い様次第ではメーカーが離脱する可能性もゼロとは言いがたく(ミシュランが2008年度以降のタイヤの入札に応じなかったこともある)、F1にとって大きな転換期に来ていることは事実だろう。

 我々ファンとしてもメーカーチームが離脱してしまったF1を観たいとは思わない。FIAとチーム側での妥協点を見出してもらうことを祈るばかりだ。

2006年7月 4日

F1新規開催に向け、続々と名乗りを上げる

2009年にはメキシコ、韓国、ロシアでF1グランプリ? [FMortorsports.nifty]
大きな事故はあったものの成功裏に終わった今年のアメリカGPだが、しかしIMS(インディアナポリス・モーター・スピードウェイ)とFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)との契約は今年限りで、いまちょうどバーニー・エクレストン氏との間で契約交渉が行われていると伝えられる。そんななか、同スピードウェイ関係者は「エクレストン氏は2009年シーズンからメキシコ、韓国、ロシアで新たにF1グランプリを開催する方向である」との話をリークした

 我々日本人からしてみれば、来期の鈴鹿でのF1開催ができるかどうかに関心が向けられるが、2009年からのF1開催にメキシコ・韓国・ロシアが名乗りを上げているとのことだ。その中でも韓国でのF1開催が決定した場合、やはり日本での2開催は難しいといえる。逆に、日本で2開催しているのにもかかわらず韓国でのF1開催ができない場合、新たな外交問題として発展する可能性も否定できない(すいません、ちょっと大げさです、、、)。

 F1開催を行いたい国は多くあるが、どこも大成功しているとは考えられずどちらかというと苦戦を強いられているイメージが強い。ホンダ、トヨタに加えブリヂストンや日本人ドライバー佐藤琢磨・山本左近を擁する日本での2開催のほうが、ここに挙げられた3カ国に比べて圧倒的に興行的には有利だと思うのだがどうだろうか。

ミハエルの逆襲なるか

イタリア国内紙、シューマッハの復活を激報! [FMortorsports.nifty]
伊『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙は「シューマッハはまさに『キング・オブ・インディアナポリス』。誰がこの男に引退などと言えようか。シューマッハの勝利で今シーズンのチャンピオンシップは再び開かれたものになった」と賞賛している。

 確かに、あのアメリカGPの結果で今シーズンのチャンピオンシップは再び魅力的なものになったのは間違いないし、ミハエルの逆転チャンピオンの可能性も一気に広がった。ただ、アメリカGPの大躍進にはブリヂストンのアドバンテージがあってのものであり、次戦フランスグランプリではチーム・タイヤ共に母国グランプリであるミシュランタイヤを装着するルノーにアドバンテージがあると考えられるだろう。

 フェラーリ&ブリヂストンがもしフランスGPでもアロンソを上回る結果を残すことができれば、完全にミハエルを勢いづかせることになるだろう。アメリカでは全く歯が立たなかったアロンソがフランスで本来の走りを見せることができるか、そこにかかっているだろう。

2006年7月 3日

ミシュランはアメリカで大きなものを失った

ブリヂストン、またもインディアナポリス制す [FMortorsports.nifty]
2000年から再開されたこのアメリカGPでブリヂストンタイヤは2001年のマクラーレンと合わせ実に7戦7勝となり、インディアナポリスでの圧倒的な強さを再びみせつけることとなった

 インディアナポリスでブリヂストンが200年以降7戦全勝を収める中、ミシュランはついにここで勝利を収めることができず撤退することとなり、アメリカ市場において大きなディスアドバンテージを追った状態でF1から撤退することとなってしまった。

 ここまでのアロンソの勢いに大きなブレーキがかかってしまったのは、タイヤファクターの影響が大きいだろう。ミシュランが悪かったというよりはブリヂストンタイヤがよかったという風に考えることもできる。どちらにしても、アロンソは到底トップには到達できないスピードしか見せることができなかった。

 ただし、次戦はミシュランのお膝元であり、ルノーの母国でもあるフランスグランプリ。フェラーリに勢いづかせないためにも、フランスは落とすことができない戦いとなるだろう。

2006年6月30日

SA06はドイツGP投入決定!

スーパー・アグリ『SA06』ドイツGP投入正式決定 [FMortorsports.nifty]
待望のSA06が来月末にホッケンハイムで開催されるドイツGP でデビューすることになった。SUPERAGURI F1 TEAM のニューマシンは当初、フランスGP での発表を予定していたが、マシンの発表を1レース遅らせることとした。

 チームリリースによる公式発表により、アグリチームのSA06はドイツGPからの投入となった。遅れの原因はやはりギヤボックス周りであり、ホンダからの技術供与に於いて何らかの問題があったのかもしれない。また、それ以外にも風洞施設のトラブルにより、風洞が5日間使用できなかったという事実もあったようだ。

 既に、クラッシュテストも通過しており、よほどのことが無い限り7月28日から開催されるドイツGPホッケンハイムリンクにて、アグリチームのニューマシンSA06は実戦投入される。ただし、リリースではシェイクダウンなどのテスト情報については記されていないが、アメリカGPからドイツGPの間のテストにてSA06が披露されることになりそうだ。まずは、シェイクダウンテストでどの程度のタイムを出すことができるか、またどのようなトラブルに直面するかなどが試されるだろう。

 どちらにしても、アグリチーム期待のニューマシンの登場で、最下位集団脱却を図る。

ハミルトンが来期F1のシートを獲得するのは確実のようだ

デニス代表もハミルトンのF1ステップアップに言及 [FMortorsports.nifty]
ロン・デニス:来シーズン、ハミルトンがF1のコクピットに座っているというのはおそらく確実なことだろう。そしてもしそれがシルバーのクルマでないとしたら、彼は1年間他チームにいることになるのではないか
マーティン・ウィットマーシュ:われわれはまだライコネン残留に希望を持っているし、モントーヤについても同様だ。それ以外にもデ・ラ・ロサやゲイリー・パフェットだっているしね

 今期、GP2でチャンピオンを目指すハミルトンだが、来期F1のシートを得るのは確実のようだ。ロン・デニスのコメントからするとマクラーレンのマシンに乗ることもあるだろうし、マクラーレンのジュニアチームと目されるディレクシブに乗る可能性も十分あるとのことだ。

 ディレクシブが参戦できるかどうかについては非常に懐疑的ではあるが、可能性としてはゼロではないだろう。そして、マクラーレンのアロンソのパートナーがハミルトン以外で決まったとしても、ディレクシブが参戦することでハミルトンがF1に乗ることは可能だ。問題は、アロンソのパートナーがハミルトン以外になるかどうかということだろう。

 ウィットマーシュが述べている中で、ライコネン・モントーヤはありえない選択肢だ。そして、現テストドライバーのデ・ラ・ロサと同じくテストドライバーでDTM(ドイツツーリングカー選手権)チャンピオンのゲイリー・パフェットの名前が上がったが、アロンソを徹底的にアシストさせるのならデ・ラ・ロサだろうし、ハミルトンと同様アロンソの元でF1を学ばせるのならパフェットもありえるが、パフェットを乗せるのならむしろGP2を勝ち上がってきた(予測だが)ハミルトンをアロンソのチームメイトとして徹底的にアロンソのドライビングを学び取るほうがマクラーレンにとっても価値があるだろう。

 どちらにしても、来期のマクラーレンはドライバーラインナップ的にも参戦規模的にも大きく大勢が変更されることは間違いないだろう。来期はマクラーレンに注目だ。

SA06投入は、ドイツGPか?

スーパー・アグリの新車、デビュー遅れドイツGPか [FMortorsports.nifty]
7月16日決勝の第11戦フランスGPに投入が期待された『スーパー・アグリ・F1』の新型車『SA06』だが、完成が遅れているとイギリス国内で報じられている。『Grandprix.com』によれば、そのデビューは第12戦のドイツGPになるのでは、ということだ。

 チームとしても一刻も早くニューマシンを投入し、初ポイント獲得を目指したいところだが、流石に未完成のマシンを投入するわけにはいかない。マシンが完成しても、クラッシュテスト通過など関門はいくつもあり、また、全くのテスト無しの状態で実戦投入するのは無茶だろう。ドライバーとしても1日でも早くニューマシンに乗りたいのは当然のことだが、どうせここまで来たのなら万全の体制でニューマシンに乗りたいはずだろう。

 ニューマシン投入で完全なる最下位からの脱出が期待される。あわよくば、中段争い程度まで可能なマシンであればポイント獲得も夢ではないだろう。アグリチームとしては、ミッドランド・トロロッソの2チームを超えることが2番目の目標であり(1番目の目標は参戦すること)、ポイント獲得にまで至れば今期は大成功だと言えるだろう。

2006年6月28日

ミハエルは奇跡を起こすことができるか

アロンソ、「これで逆転されたら奇跡」 [FMortorsports.nifty]
少なくとももうライコネンという目はなくなってしまったし、残されたただ一人のライバル、シューマッハにしても厳しいんじゃないか。今回彼が何ポイント積み重ねたかは知らないけれど、これで僕が逆転されたとしたらそれはもうほとんど奇跡としか言えないよ

 アロンソが楽観的なコメントをするのは珍しい。ただ、今期のポイントシステムにおいて残り9レースで25ポイントを跳ね返すことは確かに困難だ。それもこれも、ルノーのマシンが壊れないという前提に於いての話ではあるが、昨年からのルノーマシンはほとんど壊れておらず、アロンソからしてみればコンスタントにポイントを取り続ければ、ミハエルに逆転される可能性は限りなく低いと考えているのだろう。

 ただ、このような状況ではアロンソが戦う相手は自分であり、ルノーチームとなるのだろう。既にチームメイトのフィジケラも現在の状況を楽観視する発言も出ており、ある意味隙がある状態だともいえるだろう。1-2のポイント差は2ポイントしかないが、ノーポイントと優勝とのポイント差は当然10ポイントであり、アロンソは1回でもリタイヤしてしまえば急激にミハエルに追撃を受けることにもなりかねない。慢心することなく、今できるドライビングをし続けること、それがアロンソに今最も必要なことだといえるだろう。

2006年6月22日

マクラーレン、来期のラインナップ決定か?

ハミルトン、2007年マクラーレンに決定との報 [FMortorsports.nifty]
22日(木)スペインの有力紙『AS』が、マクラーレン・チームが2007年のドライバーとしてルイス・ハミルトン(20歳:イギリス)と契約したと報じた。

 まだ、チームからの正式発表はなされていないとのことだが、マクラーレンとしてはライコネンの移籍を防ぐことができなかったと考えてよさそうだ。これで、ライコネンはフェラーリかルノーのどちらかのチームに移籍することになる。

 一方、ハミルトンは今期GP2でその速さを遺憾なく発揮しており、チャンピオンはほぼ確実な状況にある。これでGP2から2年連続でチャンピオンがF1にステップアップすることになり、GP2のステータスはさらに上がることになるだろう。

アグリチームはそろそろ上を見始めてもよいのでは?

鈴木亜久里代表、「F1参戦 後悔していない」 [FMortorsports.nifty]
鈴木亜久里代表:今年入ったことが重要なことだったんだ。なぜならこれでもうスーパー・アグリは今後に向けて安全なポジションを確保したんだからね

 亜久里代表のコメントは最もだが、もはやタイミングが云々や参戦することに意義があるといった類のコメントではなく、上を狙うコメントが欲しいところだ。もちろん、今季参戦を果たしたことで2008年以降の参戦も確約できたには違いないのだが、それはチームが存続できればということになる。実際、この成績のままで来期を迎えてしまうのなら、亜久里チーム自体の存続は難しいとも言えるだろう。

 新車がフランスGPで登場する。この車で、最低でもミッドランドとトロロッソは上回りたいところだ。予選もセカンドピリオドまで進出できなければポイントの獲得は極めて困難だろう。ニューマシンのポテンシャルがどの程度のものか全くわからないが、少なくとも最後尾集団から脱出しないことには、ドライバーのモチベーションや来期のスポンサーにも響くだろう。アグリチームはそろそろ上を見始めなければならないのだ。

2006年6月14日

モバイルキャストのアグリ撤退がもたらすこと

『モバイルキャスト』、静かにスーパー・アグリ去る…… [FMortorsports.nifty]
第4戦のサンマリノGPを最後に井出がドライバーから外れたあとも、第7戦のモナコGPまではドライバー・スーツの右胸部分に同社のロゴは見られた。しかし、今回のイギリスGPでは、井出当人は姿をみせていたもののその部分は空白に。残念ながら、これについて双方ともに公式リリースは出されていない。

 スポンサーとしては当然の判断なのかもしれないが、今後井出がレース復帰するようなことになればスポンサーとして復活する可能性も無いとは言えないが、確率的には不可能に近いものとなるだろう。そして、このことによって井出自体のアグリでのポジションは極めて難しいものになると考えられる。

 実際、アグリチームとして井出を使い続けるメリットはほとんど無い状態だ。テストに於いても走らせるマシンがあるのなら、琢磨・モンタニーのレギュラー勢に加え3rdドライバーの左近の3名でマシンを使うことになり、井出の出番は無いだろう。井出は、イギリスGPにも来ていたとのことだが、もはや井出がアグリチームのマシンをドライブする可能性は極めて低い状況となったと言えるだろう。

2006年6月11日

ミハエル、GPDA理事に残る

シューマッハ、GPDA理事のポジションは保持 [FMortorsports.nifty]
ただし、このミーティングにアロンソ、ライコネン、ウェバーら主要メンバーは出席しなかったということで、この問題の根の深さを感じさせることとなった。

 モナコGP予選でのミハエルへの嫌疑が未だに尾を引いているようだ。実際、その行為とGPDAは分けて考えるべきだと思うのだが、ドライバーからしてみればそう簡単に割り切れる問題ではないのだろう。ただ、アロンソやライコネンの世代からしてみれば、もはやミハエルは引退間近のドライバー。あまり、ミハエル問題で深入りする必要はないと考えているのかもしれないだろう。

2006年6月 9日

山本左近、アグリの3rdドライバー決定

山本左近をサードドライバーとして起用 [SAF1]
SUPER AGURI F1 TEAM(チーム代表:鈴木亜久里)は、イギリスGPとカナダGP、アメリカGPでSUPER GT及び全日本選手権フォーミュラ・ニッポンに参戦していた山本左近をサードドライバーとして起用することを決定した。
山本左近:SUPER AGURI F1 TEAMのサードドライバーとして、自分の与えられた役割を果たせるように全力を尽くしたいし、僕が走ることでチームにいいフィードバックを与えたいと思っている

 予てから話題に上がっていた、山本左近のアグリ入りが実現した。早速、本日のイギリスGPから3rdカードライバーとして、F1再デビューを果たすことが決定した。3rdカードライバーということもあり、またアグリチームのシャシーの余裕度からしてできることは限られてくると思うが、チームのためのフィードバックを明言しており、その働きに期待がかかるだろう。

ニスモ、「快く山本左近をF1に送り出す」 [FMortorsports.nifty]
日産自動車とニスモは「かねてF1を目指していた山本左近の才能を高く評価しており、今回世界に向けてステップアップするチャンスが来たと考え、快く送り出すことにした。 彼の今後の活躍に期待する」とのコメントを明らかにした。

 日産・ニスモからしてみれば、ホンダが支援するアグリチームへの左近移籍は流出に近いものがある、にもかかわらず快くF1に送り出した、日産・ニスモの対応には正直驚いたというべきだろう。また、今後の日本のモータースポーツの発展に確実に寄与する行為でもあり、歴史に残る決断だったといえるだろう。

山本左近、スーパー・アグリ第3ドライバー決定 [FMortorsports.nifty]

2006年6月 6日

ドイツ国内でF1開催合戦が勃発か?

今度はハンブルグ(ドイツ)でもF1計画 [FMortorsports.nifty]
しかしながらすでにドイツではホッケンハイムでドイツGP、またニュルブルクリンクでもヨーロッパGPとして開催、しかも運営状態はいずれも良好とは言えず、さらなる開催というのはあまり現実的ではないとみられる。

 メルセデス、BMW、そしてミハエル・ラルフのシューマッハ兄弟に、ハイドフェルド、ロズベルグ。ドイツとF1との係わり合いは十分深いものだと思うのだが、現時点でホッケンハイムとニュルブルクリンクでのF1開催は良好ではないようだ。

 そこに新たにハンブルグがF1開催を計画しているとのことなのだが、現時点で新たにハンブルグがF1開催を行うためにはどちらかのグランプリの代わりに開催することが妥当な案だろう。開催内容が、

モナコGPのように、エルベ川を望む特設市街地コースを設定するというもの

とあり、それ自体は非常に魅力的なプランであるとも言えるだろう。

 ただ、ミハエルは近々引退することが確実であり、ドイツ国内でのF1人気は下降トレンドを辿りそうな気配であり、2開催自体が困難になる可能性も無いとはいえないだろう。

2006年6月 2日

ロッシ、WGP残留決定

ロッシ、来季F1転向なし確定 [FMortorsports.nifty]
すでに本人は「2輪でやり残した仕事がある」として、F1転向断念の意向を示していたが、ヤマハ・チームでさらに1年戦うことがこのほど確定したもの。

 そもそも、本人が本気でF1を目指していたかも疑問だったのだが、来期もヤマハとの契約延長が決定し、正式にWGP残留が確定したようだ。今期の成績が伸び悩んでいただけに、まだまだWGPでもやるべきことがあるということだろう。来期からWGPも排気量が900ccから800ccに削減されることもあり、新たな環境でのチャレンジでチャンピオンを獲得してもらいたいものだ。

2006年6月 1日

売却金額を上げるためには、チームを魅力的なものにするのも手段の一つだ

ミッドランド、チーム売却話を否定 [FMortorsports.nifty]
われわれにチーム売却という予定はない。さらなる競争力アップのため、全員で努力を続けている。現にわれわれはスタッフ拡充のため、いま主要なポジションを公募しているところだ。売却するなら、そんなことはしないだろう

 ミッドランドの売却の噂に、チームのスポークスマンが否定しているようだが、F1チームのような巨額な金額が伴うモノの売却の際に、売却の事実を肯定して動くことは考えにくいだろう。もちろん、競売のようにその行為で値段を吊り上げた上で売却を行うのなら、情報をオープンにする可能性はあるが、相手が1社に限られているのなら売却という事実は伏せられたままことは進むだろう。

 また、チームのスポークスマンは売却を行うチームなら「スタッフ募集をするはずが無い」とコメントしているようだが、売却の際にはより良い状態で売却金額を吊り上げることは当たり前であり、その為に行っているスタッフ募集と考えれば、『スタッフ募集=チーム売却否定』という図式は成り立つともいえないだろう。

F1に新たな火種が勃発か?

F1委員会メンバーからマクラーレン&トヨタ外れる! [FMortorsports.nifty]
これは、これまで基本的にすべての参加チーム代表者が入っていたものを、国別に改めイタリア、イギリス、ドイツ、フランス、オーストリア、そして日本の6か国の代表としたもの。...同じ国の場合は参戦時期が早いほうを選択したようだ。...イギリスはウィリアムズでマクラーレンとミッドランド、プロドライブが脱落。(マクラーレンのほうが早い!)

 マクラーレンをはずしてしまったことから、明らかにFIAは2008年以降の主導権をチーム側に握らせない意図があると考えてよさそうだ。実際、マクラーレンのほうが参戦時期が早いのにも関わらず、ウィリアムズを選んだことからも、GPDAの主導的な立場に立っていたマクラーレンに対するFIAからのメッセージと受け止めざるを得ないだろう。

 マクラーレンはこの決定に、激しく反応している。

マクラーレン、F1委員会からの放逐に怒り! [FMortorsports.nifty]
過去40年に渡って参戦、通算148勝を記録した2番目に古い歴史を持つチームが委員会のチーム代表者として含まれなかったことには驚きを禁じ得ない

 マクラーレンとウィリアムズを比べれば、そのポジションとしては規模的にも歴史的にも、またメルセデスとの密接な関係を考えても、マクラーレンの方が適していると考えるべきだろう。このことが、マクラーレンのF1参戦計画にどのような影響が出るかわからないが、マクラーレンに不利な状況が生み出される可能性は否定できないだろう。

2006年5月31日

もはや、ライコネン移籍は決定なのか

ハミルトン、来季F1デビュー確実か [FMortorsports.nifty]
ロン・デニス:われわれはハミルトンを現在のGP2から来年はさらに高いシリーズへと導くことになるだろう。どのチームかって? それは知らないな

 確かに、モナコのマクラーレンのピットにはハミルトンが居た。本人としては、昨年のニコ・ロズベルグに次いでGP2からのステップアップを図ろうとしていることは事実だろう。受け入れ側のマクラーレンとしても、ライコネンを手放したとしてもアロンソでチャンピオン争いできることは確信しているだろうし、ライコネンを無理に引き止めるよりも、ハミルトンにアロンソのそばで経験を積ませるためにも、来期の加入を考えることは十分ありえるだろう。

 実際、デニスのコメントからはどのチームで走るかは特定していないが、彼が来期F1を走ることは確実とも取れる発言をしている。来期、マクラーレンのジュニアチーム的な立場であるディレクシブが参戦し、そのシートをハミルトンに託す可能性もあるが、肝心のマクラーレンのシートが空く事態になれば、確実にハミルトンはそのシートに収まることになるだろう。

 モナコでのライコネンは落胆すらしていなかった、もはやライコネンがマクラーレンに残る理由はどこにも無いかのように感じられた。今回のデニスの発言とあわせれば、もはやライコネンの移籍は決定だといえるだろう。

2006年5月30日

モナコでのフィジケラの活躍

ルノー首脳、「フィジケーラはモナコで最も攻撃的」 [FMortorsports.nifty]
レース中とりわけトンナネル先のヌーブル・シケインにおいて、ビルニューブやロズベルグ、さらには結果的に3位入賞を果たしたクルサードをも果敢にオーバーテイクしてみせた。

 全くもってしてフィジケラの活躍を見ていなかったのだが、ペナルティによって9番手スタートから何度もオーバーテイクを試み結果6番手に入ったとのこと。ただ、クルサードの3番手表彰台などのニュースがあっただけに、その活躍は全く取り上げられなかったが、ルノーチームはその活躍を絶賛している。

 今ラップチャートを見てみて気付いたのだが、フィジケラにとって最大のネックだったのは27周目に行った1回目のピットストップからコースに戻ってきた時点でのポジションだろう。ピットストップ後、15番手まで順位を落としてしまったフィジケラは、その後1ストップの遅いマシンに引っかかり、これを果敢にパスしてゆくのだが、時既に遅し。上位進出は難しい状況となってしまったのだ。

 モナコではフラストレーションのたまるレースとなってしまったが、最大限できることはやりきったフィジケラ。ぜひ、次戦イギリスGPでは快走に期待がかかる。

ミハエルを応援したい気持ちはわからなくない

ドイツの観客は大半が『シューマッハ擁護』 [FMortorsports.nifty]
このほどドイツのテレビ局が緊急に行った視聴者アンケートによれば、今回のシューマッハの行動を正しいとする人が74%と、否定する人の26%を大きく上回り、ドイツのファンは大半が今回のFIAの処分を不快に思っているという結果が出た。

 井出のスーパーライセンスが剥奪された際に、同様のアンケートを日本で行えば全く同様の結果が出たのではないか。ナショナリズムを全面的に出すわけではないが、やはり母国のヒーローをかばう心情は理解できる。ただ、テレビ局のアンケートであることから、アンケートをとる時点からミハエルよりの展開を目論んでいることもあるだろうから、本当にドイツのファンの74%が肯定しているとは限らないのだが、、、。

2006年5月27日

ミシュランは勝ち逃げなければならなくなった

ミシュラン社長、突然の事故死 [FMortorsports.nifty]
ミシュラン・グループの総帥であるエドワール・ミシュラン社長(フランス)が、海で事故死したことが24日(金)わかった。享年42歳。

 ミシュラングループ総帥の突然の事故死、ご冥福をお祈り申し上げます。

 モナコGPというF1の中でも極めて意味のあるグランプリ開催中の事故だけに、何か運命的なものを感じざるを得ないだろう。今年限りで撤退を決定しているミシュランは、今年なんとしてでもブリヂストンを上回る通算勝利数を上げ、有終の美を飾りたい。ましてや、ミシュラングループ総帥の事故死があったのだ。勝利を重ねることは、ミシュランタイヤという素晴らしいタイヤを供給してくれたことに報いることにもなるだろう。
 

2006年5月25日

フェラーリの新スポンサー

フェラーリに新スポンサー [FMortorsports.nifty]
テレコム・イタリアはイタリアでインフォメーション関連のメディア事業を手掛ける会社で、その革新的なイメージがF1をリードするフェラーリに合致するとしている。

 ボーダフォンの代わりということになるのか、フェラーリにテレコムイタリアが新スポンサーとして登場した。テレコムイタリアはイタリアにおけるNTTのような企業であり、企業規模的には十分大きな企業だといえる。

フェラーリ新スポンサーは年額28億円!? [FMortorsports.nifty]
従前の噂通り、『テレコム・イタリア』との間でスポンサー契約を結んだフェラーリ・チームだが、伝えられるところではその金額は年2,500万ドル(約28億円)とのこと。一般的にはかなり高額だが、『ボーダフォン』の金額が推定4,000万ドル(約45億円)と言われていたことを考えると、さしもの金満チームも台所事情は少々苦しいものになりそうだ。

 確かにボーダフォンの代わりとしてテレコムイタリアが入ったとすれば、金額的に十分とはいえないが、金額の差からボーダフォンと同等の規模とはいいがたいだろう。また、このテレコムイタリア以外のスポンサーももちろん探していると思われ、直接資金的に困難になるわけでもないだろう。

カンガルーとは?

エクレストン氏、『カンガルー』と提携 [FMortorsports.nifty]
バーニー・エクレストン氏率いるFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)が、モータースポーツのメディア・サービスに実績を持つ『カンガルー・メディア』社と提携した模様だ。

 見出しに「『カンガルー』と提携」と出ていたので何のことかさっぱりだったのだが、モータースポーツ向けのメディアサービスを行っている会社のようだ。

これまでFIAが厳しく禁じてきたF1レースの映像や音声、画像が、同社の持つ最新テクノロジーにより、携帯端末(テレビ)などで容易に観られるようになるとみられる

 F1の映像については国際映像で全世界同一の映像が流されていたのだが、視聴者からしてみると物足りなさを感じることは多かった。もちろんFOMが手抜きをしているといいたいわけではないのだが、やはり視聴者重視の編集方針ともいえないだろう。そこに、メディアサービスを手がけるカンガルー・メディア社との提携によって、よりF1シーンをリアルな映像を放送することができるかもしれない。

2006年5月18日

ミッドランドもうかうかしてはいられない

ミッドランド、ウィリアムズから空力専門家獲得 [FMortorsports.nifty]
ミッドランドではブラックリーのファクトリーにある風洞設備のスケールアップを行うなどエアロダイナミックス部門の拡充に力を入れていて、今回の同氏の復帰はこのためのようだ。

 レースでは前にも後ろにも敵がいない状態のミッドランド。アグリチームとの比較でミッドランドのマシンも進歩しているのは確かだが、アグリチームのSA06が投入されたときに今のポジションにいることができるかどうかはわからない。今の時点で空力エンジニアを獲得しても、今年のマシンへの大きなモディファイのきっかけにはなりにくいかもしれないが、時々F1に参戦している姿勢を問われる立場のミッドランドとしてはやる気をアピールできるきっかけになるかもしれない。

 それにしても、ウィリアムズから人材の流出が絶えないが、私としてはそちらのほうが心配だ。

2006年5月17日

アロンソのテストはモナコ用タイヤテスト

アロンソのテストはモナコ用タイヤに焦点 [FMortorsports.nifty]
アロンソ:モナコのコースは事前にテストができないからね。だから今回モンテカルロを想定したこのコース設定で、モナコGP用のタイヤをテストしたんだ

 アロンソはモナコGPも優勝し一気にフェラーリを追いやりたいのだろう。モナコGP向けのタイヤテストのために、今回のポールリカールのテストに参加しているとのこと。ポールリカールで、モナコ用タイヤのテストができるか疑問だが、完全にモナコのためだけにタイヤテストをしているというアロンソの姿勢に驚いた。フェラーリの復活を封じるためにも、モナコでミハエルを上回ることは重要だろう。

ヴィルヌーヴのエンジン問題、不可解な状況だ

ビルニューブ、「エンジン落とされた訳じゃない」 [FMortorsports.nifty]
ビルニューブにすれば、FIAを責めることも、またチームスタッフを責めることも自身にとって得策ではないということだろう。報道陣は決してこの釈明に納得してはいないようだ。

 ヴィルヌーヴが真実を聞かされているかどうかは不明だが、どうにも不可解なコメントだ。チームを攻める必要はないのだが、事実としてチーム側の問題かどうかだけが知りたいのだが、そこがはっきりとしない。チームとしてチーム側に問題があったのなら、それを表明することは確かに抵抗が全くないわけではないが、今のこの思惑が交錯する状態を考えれば鎮めるためにも正式に発表をすればよいと思うのだがどうだろうか。

 ここまでの展開を考えると、この問題はこのまま真相は闇の中となってしまうのだろう。

フェラーリは本当にそれでよいのか?

フェラーリ、『エンジン開発凍結案』を支持 [FMortorsports.nifty]
ジャン・トッド:どんなチームであれ、2008年からもチャンピオンシップに参加するというのなら、すでに明示されている規定は受け入れる。これは当然のことじゃないのかね。規則は規則。参加するというのなら受け入れなければならないのさ

 昨日のGPMA案に対するモズレーの反応に対応する動きなのだが、トッドは真剣にF1の未来を考えているといえるのだろうか? たぶん、F1という秩序が崩れない、崩さないという前提でトッドはこのような発言をしているのだろう。ただ、今回のエンジン開発凍結についてはルールであるない以前に、そのことによってF1の魅力が大きく削がれる危険性に対するリスクを軽く見積もりすぎていると思われる。ルールだからと一蹴するのではなく、深く議論すべき内容であるにもかかわらず「ルールだから」の一言で片付けてしまうにはあまりに大きな問題だと思うのだが。そして、F1の魅力が削がれることによって、フェラーリブランド自体にも影響が出ないとも限らないのだが、フェラーリは本当にそれでよいのだろうか?

2006年5月15日

SA06にはシームレスシフト搭載

SUPER AGURI、フランスGPで新車投入なるか!? [F1-LIVE.com]
マーク・プレストン/チーフテクニカルオフィサー:SA06は最先端のシームレスシフトのギアボックスを搭載している。われわれがライバルに追いつくためには、あと2、3秒、速くなることが必要だが、実現可能だと思っている

 スペインGPでは琢磨が無事決勝レースを完走、予選でのミッドランドのタイム差も縮まりあと一歩で追い抜くことが可能な状況となっている。しかし、SA05での走行の困難さは、オンボードカメラから見る映像からもわかるとおり、想像をはるかに上回っているようだ。チームは、一刻も早くSA06の投入をするべく、ニューマシンの開発を進めている。

 そして、フランスGPから投入予定とされているSA06だが、なんとシームレスシフトを搭載しているとのこと。未だ、シームレスシフト自体の有効性ははっきりとしていないが、SA05に比べれはある程度強力なマシンとなることが予想されるだろう。フランスGPが今から待ち遠しい。

ルノーはフィンランド人コンビもあり得る

ルノー トップドライバーへの支払い準備はできている [F1RACING.NET]
フェルナンド アロンソが離脱するルノーは、トップドライバーを確保するために資金を費やす準備ができているとルノーF1プレシデントのアラン ダッサは語っている。ルノーは2008年以降もF1参戦を続けていくことを明らかにしている。

 ルノーは公然とライコネンの獲得を表明しているようだ。その条件として、ギャラを前面に出しているのは少々あざとい気もするが、とにかくルノーもアロンソの穴を埋めることで必至なのだろう。ただ、ライコネンがルノーに移籍することが決定したとき、そのチームメイトが誰になるかはさらに難しい問題になるだろう。順当にいけば、フィジケラを継続させるはずだが、ブリアトーレ子飼いのドライバー、コバライネンがフィジケラを押しのけ、ルノーのシートにおさまる可能性も否定できない。

 本来、フィジケラがアロンソと堂々とチャンピオン争いをできるパフォーマンスがあれば、そもそもライコネン獲得といったことを避けることもできたが、やはりルノーとしてはフィジケラでは心許ないということだろう。そして、ライコネンが移籍してきたのなら、フィジケラはライコネンノサポート役に回る可能性が高く、フィジケラのチャンピオン獲得の流れは考えにくい。となると、そもそもフィジケラにサポートさせなくとも、コバライネンに経験を積ませる意味でも、レギュラーシートを与える可能性は十分にある。

 F1初の、フィンランド人コンビの成立すらありうるかもしれない。

ライコネンはマクラーレンに残留するのか

マクラーレン監督、「今月中にも来季体制決定」 [FMortorsports.nifty]
これはバルセロナのパドックでマクラーレン・チームのロン・デニス代表が「来季の体制は今月中に決定される」との見通しを明らかにしたことによるものだ

 ミハエルの去就発表がシーズン後半にずれてしまったことにより、ライコネンのシートの発表も遅れることになると思われたのだが、マクラーレンとしては今月中に来期のシートを確定してしまうとのこと。これは、ライコネンに対する最大のゆさぶりともなるのだが、やはり現時点でのマクラーレンの状況と、アロンソと組むという二つの理由から、やはりライコネンはマクラーレン離脱が確実だと思われる。

 もちろん、マクラーレンとしてはライコネンの継続がナンバーワンの選択肢だろうが、既にライコネンの後釜は確定しているのではないだろうか。そして、ライコネンのマクラーレンへの回答期限が、今月末ということなのだと思われる。さて、ライコネンノ決断やいかに。

GPMAチームは最終的に新コンコルド協定にサインせざるを得ないだろう

GPMA、CVCとの覚え書きに調印 [FMortorsports.nifty]
今回の覚え書きが新しいコンコルド協定の基礎となるもので、FIAとの競技面、技術面、管理面における討議の進展に役立てるべきものであるとしている

 『覚書』というだけで内容はわからないが、新コンコルド協定にからむ内容であることは確実であり、2008年以降のF1の流れを決定付ける内容なのだろう。ただ、既に多くのチームは新コンコルド協定にサインをしており、GPMAチームであったルノーもGPMAからの離脱を示唆、ルノーを除くGPMAチームは最終的に新コンコルド協定に際せざるを得ないと考えてよさそうだ。

2006年5月14日

アグリ新スポンサーはもちろん歓迎だ

スーパー・アグリに新スポンサー『アデランス』 [FMortorsports.nifty]
チームから公式発表はないものの、今週のスペインGPから『スーパー・アグリ・F1』のマシン・サイドに新しいスポンサー・ロゴが描かれている。しかもなんとその表記は日本語のカタカナで『アデランス』。

 アデランスがどのようなメリットを感じでアグリにスポンサードを行ったのかわからないが、極めてインパクトの高い結果となっている模様だ。カタカナであるがゆえ、より目立っているだろうしカメラにも良く映る部分なので、実際の費用対効果も良いのかもしれない。
 現時点(2006/5/14 11:10)でチームからもアデランス側からも一切公式リリースが出ていない状態だが、どちらにしても、今のアグリチームに新スポンサーは良いニュースであるといえる。

 ちなみに、

『アデランス』といえばもちろん男性用カツラが有名。このチームで一番関連が深そうとしたら……それはやっぱり新加入のフランク・モンタニーか。

邪推過ぎるが、ドライバーの容姿はスポンサー的には全く無関係ともいえないので、無関係とは言い切れない気もする.....。

2006年5月12日

ルノーが来年以降もF1に留まると捉えることもできる

ルノー、GPMAから離脱の可能性も [FMotorsports.nifty]
ルノー・スポールのアラン・ダサス社長は、2008年からの新コンコルド協定へのサイン、そしてGPMAからの離脱の意志を表明したとされている。

 もはや本来の機能は果たさなくなりつつあるGPMAだが、ルノーが離脱の意思を表明したとのこと。ルノーのGPMAからの離脱自体はもはや時間の問題だと思われていたが、2008年からのコンコルド協定へのサインをしたという情報から、ルノーは来年以降もF1に留まると捉えることもできそうだ。

 ルノーのゴーン社長からF1に対してもコストパフォーマンスを重視する旨のコメントが出ており、撤退すらありうるのではと思われていたルノーチームだっただけに、GPMA構成チームにとってすれば腹立たしいニュースとなるが、我々ファンからしてみればルノーがF1に残るという事実はうれしいニュースだといえるだろう。

ヴィルヌーヴのエンジン交換はチームが原因か?

ヴィルヌーヴ、チームのミスでエンジン交換 [F1通信]
BMWのボス、マリオ・タイセンは "autosport.com" に「7日のニュルブルクリンクで、エンジンの輸送準備をしている最中の出来事だった」と語っている。「おそらく破損したのだろうが、正確なことはわからない」

 先に報じたヴィルヌーヴのエンジン交換問題だが、タイセンが話しているのでこちらが真実だと考えるべきなのだが、どうもタイセンのコメントは歯切れが悪い。

「詳細は話したくない。居合わせた特定のチームメンバーに影響するかもしれないからね」

疑問だ。特定チームのメンバーに影響するとはいったいどういう意味なのだろうか? もし、他チームが原因であるのなら、それは他チームに対して抗議すべきなのだが。そして、FIAへの検査の要求が退けられたことも微妙に話がかみ合わない。

 やはり、何かが隠されている気がしてならない情報だ。

ヴィルヌーヴのエンジンに何があったのか

ビルニューブ、エンジン交換でペナルティ [FMotorsports.nifty]
ビルニューブは前戦からフレッシュ・エンジンを搭載しており、今回は2戦目ということで本来であれば同じエンジンで戦う予定だったが、ヨーロッパGP決勝レース後に異常が確認されたという。

 このニュースだけなら、何のことは無いいわゆるエンジントラブルで片付く話だったのだ。しかし、続けざまに下記のニュースが飛び込んできた。

ビルニューブのエンジン損傷はFIAに責任? [FMotorsports.nifty]
それによれば、前戦ヨーロッパGPからスペインへの輸送中にビルニューブのエンジンが落とされたために損傷したのではないかという見方がもっぱらだからだ。

 これが真実だとすれば、FIAは一刻も早く原因を究明すべきだろう。しかし、FIAはBMWからの原因究明要求を拒否しているとのことだ。ただ、BMWのスタッフが客観的に検証を行えば、その損傷の原因が何かを見つけ出すことは十分可能だろう。是非ともBMWはFIAに臆することなく原因を解明し、FIAに問題があると考えられるのならFIA側に訴えを出して欲しいものだ。

 FIAがなぜこのような重大な問題を見逃そうとしているのか理解に苦しむ。もちろん、本当に何も起こしていないのならよいのだが、検査を拒否しているあたりがどうしても気になる。自分達の作ったルールによって引き起こされた問題なのだ、自分達で解決しなくてはいけない問題にもかかわらず、自分達では責任を取らない上にチーム側に責任を押し付けるとは無責任も甚だしい。なんとしてでもはっきりさせ、責任の所在を明らかにすべきだろう。

 と、ここまで書いて思い出したが、あくまで噂なので、そのあたりは差し引いて考えてもらいたい...。

2006年5月11日

ホンダは大規模な風洞施設を使いこなすことができるだろうか

ホンダ、風洞責任者にアルペリン氏を指名
今年40歳になるマリアーノ・アルペリン氏は1998年のB.A.R・ホンダ・チーム設立時からの空力担当メンバーで、今回の起用によりホンダ・チームのエアロダイナミックス部門で最も重要な任務を担うことになった。

 ホンダが大規模な風洞施設を作っており、それがついに稼動を始めるとのことだが、それによってホンダのマシンは飛躍的に発展を遂げるだろうか?
 今年のマシンに即その結果を反映することは難しいだろうが、部分的なパーツ開発にはある程度使えるかもしれない。ただ、今年のマシンより来年のマシン開発を優先させてしまう場合、フル稼働で来年のマシン開発に使われることになると思われる。

 タイヤの発熱問題を抱える今年のホンダのマシン。タイヤの発熱と空力的なエレメントが直接関わるわけではないが、F1マシンの構造は極めて複雑であり無関係とはいえない(いや、大いに関係があるかもしれない)。どちらにしても、いまホンダが抱えている問題を解決する手段となれば、今年の展開も大きく変わるのかもしれない。

2006年5月10日

FIA、井出のスーパーライセンス取り消し決定

井出のライセンス取り消し 国際自動車連盟が決定
国際自動車連盟(FIA)がF1シリーズに今季から参戦しているスーパーアグリ・ホンダの井出有治(31)のスーパーライセンスを取り消すことを決め、日本自動車連盟(JAF)を通じ、本人側に通達したことが10日、分かった。これで井出は同シリーズへの出場が不可能となった
井出のF1ライセンス取り消し
日本国内で積み重ねた実力を発揮する前に“退場宣告”を受けた井出。「和製」を看板に掲げたチームにとっても大打撃となった。
井出有治、スーパーライセンス喪失
ただし今回の異例とも言うべきFIAの処分には、他チームからの働きかけがあったとされていて、2008年シーズンに向け、F1界の裏の政治的な動きも感じられるもの。
スーパー・アグリ、井出有治についてのリリース
SUPER AGURI F1 TEAMはオールジャパンを旗印に立ち上げたチームです。その方針を覆すつもりはありません。しかし、思わぬFIAからの通告にとまどっていることも事実です。

 ついに井出のスーパーライセンス剥奪が決定となってしまった。これで、井出はF1への参戦が事実上不可能となってしまった。現時点で決定していないが、今週末に開催されるスペインGPではヨーロッパGPでも井出の代役でシートに収まった、フランク・モンターニが乗ると思われる。また、こちらも現時点では決定していないが、スペインGP以降の代役として複数ドライバーと交渉をしているとのことだが、事実上スーパーライセンス発給を受けられる日本人ドライバーがシートに収まるのは難しそうだ。

ルノーでさえドライバーへの高額なフィーを出さざるを得ないのか

ルノー、ライコネン獲得に札束攻撃 4年契約で158億円
記事によると、ルノーのチーム代表は、ライコネン(現在はマクラーレンと契約しているが、フェラーリと前契約を結んでいる可能性が高い)に、4年間で1億4,300万ドル、年間ほぼ3,600万ドルという信じられないようなオファーをしたという。

 アロンソがマクラーレンに移籍し、ミハエルはフェラーリに居座る。こうなると、ライコネンとしてはルノー移籍以外選択肢が無いと思うのだが、ルノーはそれを確実にするべく凄まじい契約金を提示しているようだ。ライコネンの居場所としてルノーへの移籍は賛成できるのだが、チーム運営のためのコストを厳しく引き締めているルノー本体が首を縦に振るのだろうか? また、ルノーとしてはそのような高額なフィーを出すドライバーでなくとも、ルノーのマシンならチャンピオンを取ることが十分可能だと考えていたと思っていたのだが、やはり最終的にはドライバーの質が重要だと考えているのだろうか。

 様々な疑問が飛び交うニュースだといえる。

モントーヤ離脱は避けられないと思うが

マクラーレン首脳「モントーヤの去就 ライコネン次第」
マーティン・ウィットマーシュCEO:われわれの考えるベスト・ラインナップは、アロンヒ&ライコネンというものだよ。だからモントーヤについては、ライコネンの判断次第ということになる

 モントーヤ自身はマクラーレンを離れたがっていたはずだが、シートの確保すら難しい状況になりつつありマクラーレン残留がベストな選択肢といえるだろう。ただ、マクラーレンからライコネンが離脱したとしても、アロンソのパートナーがすんなりモントーヤになるとは思えない。マクラーレンとしては、アロンソに並ぶドライバーが欲しいだろうしその座にモントーヤを据えるのは、これまでのライコネンとの結果比較からも難しいと考えざるを得ない。また、モントーヤがチーム批判を繰り返していたことから、チームとしてもモントーヤを置いておきたいとは思わないがどうだろうか。

P.ザウバーよ、引退はまだ早い

BMW、P.ザウバー氏にグランプリ出席要請
ペーター・ザウバー:私が完全にF1からリタイヤするにはまだまだ道は遠いようだね。さりとて、私はデビッド・リチャーズのようにF1に完全復帰するようなつもりはまったくないんだがね

 BMWとして常に先頭に立たなければならない立場にあるのはマリオ・タイセンになるのだが、やはりチームマネージメントと同時シャシーやエンジンなどエンジニアリングディレクター的な立場に立つのはつらいだろう。BMWとしても元ザウバーのスタッフが中心であり、ペーター・ザウバーがチームをまとめる主導的な立場に立ってくれれば非常に助かるということだろう。BMWがチーム名から『ザウバー』の名前をはずさなかったことには十分意味があったということだろう。

2006年5月 9日

F1予選にもスーパーラップを導入か?

予選方式変更、モナコGPまではない
しかしこの変更についてF1に大きな力を持つバーニー・エクレストン氏は、最終ピリオドだけ従前の1台ずつのアタックに戻すという案を支持しているものの、モナコGPについては「1台ずつのアタックより10台がひしめくほうが超面白いだろう」と期待を口にしているためだ。

 モナコGP以降まで予選方式を変えない理由が、バーニーのこの考えだというのも可笑しいが(もちろんもっともだと思うが)最終ピリオドが一台ずつのアタックになるというのは意外だった。よくよく考えれば、以前の予選は一台ごとのタイムアタックだったのだが、ファースト・セカンドと二つのピリオドで上位10台を選出した上でのスーパーラップ方式になるのは以前と異なる点だ。

 個人的には最終ピリオドはこれまでどおりで燃料規定を無くしてしまう方が面白いと思うのだが、どうだろうか? スーパーラップ方式にした場合、決勝スタート時の燃料を搭載する方式をとるのなら、セカンドピリオドよりスーパーラップのほうがタイムが遅くなってしまい、いまいちスペクタクルに欠ける展開になるだろう。また、燃料規定を排除してスーパーラップを行うのなら、結局スーパーラップ方式より従来の予選ルールのほうがアタック数が増え、よりスペクタクルな展開になると思うのだが、どうだろうか?

スティールのF1での走りを見たかった気がするが

ミッドランド、スペインでは再びモンディーニ起用
同チームでは開幕のバーレーンGPと第3戦オーストラリアGPではヴィンケルホック、先週末の第5戦には新人のスーティル、第2戦マレーシアGPと第4戦サンマリノGPにはモンディーニが起用されていた

 ミッドランドの3rdドライバーは開幕以来3人が担当したが、今週末は第2戦・第4戦で3rdドライバーを務めたモンディーニが再起用されることになった。個人的には先週のニュルブルクリンクで光る走りを見せ、現在全日本F3に参戦、ランキング2位に位置しているスティールに走ってもらいたかったところだが、そこはチームなりの考えがあるのだろう。

 ただ、ミッドランドのこの3rdドライバー戦略には非常に好感が持てる、若手にF1での経験を積ませる上でも重要だといえるし、もちろんチームにとってもそれ相応のスポンサーが入ることを考えれば一石二鳥といえるだろう。これまでも持参金目当てでレギュラードライバーの座を与えることはあったが、やはりいきなりレースを走らせるというのは無理があるということだろう。そう考えると、この3rdドライバーを金曜日に走らせることができる現在のレギュレーションの良い点とも言えるだろう。

2006年5月 8日

エクレストン殿、これでは示しがつかないのでは

予選時の計時トラブル、お咎めなし@nifty
普通こうしたミスがあった場合には、かなりの額の罰金など主催者に処分が下されるのが常なのだが、しかしFIAはこのトラブルについて何もお咎めがないことを明らかにしている。なぜなら、これはニュルブルクリンク側のミスではなく、バーニー・エクレストン氏率いるFOM(フォーミュラ・ワン・マネージメント)自身のミスであることがわかったからだ。
予選中の赤旗ミス掲示は許されるものではない

 馬鹿げた話だ、実際にこのミスで下位チームは上位進出もしくはより良いタイムを出すチャンスを失ってしまったにも関わらず、それがF1を主催する団体のミスだったためにお咎めが無いとは、本当に自分勝手極まりない。自身の団体自体にペナルティを出すことは難しいとしても(規定などは無いだろうから)、正式に謝罪をするのは最低限必要だと思うがどうだろうか。

F1でのスピード違反罰金金額

スコット・スピード、ピットで「スピード違反」
それによればスピードへの罰金額は2,750ドル(約31万円)と、かなり高額のもの

 正直、高額なサラリーをもらっている(と、思われる)ドライバーに対して30万円程度の罰金が好学と写るかどうかわからないが、我々一般ドライバーからしてみれば10km程度でこの金額はすさまじい金額だろう。しかし、リミッターがついているにもかかわらずなぜここまでスピード違反が出るのか疑問といえば疑問だ。

井出スーパーライセンス剥奪

FIA、井出有治のスーパーライセンス取り消しへ
FIAは当初、再びテストで経験を積めば復帰できるとの見通しを示唆していたが、突然処分が重くなった模様だ。全チームの同意があれば、また井出のスーパーライセンス復活の可能性はあるというが、現実には厳しいものとみられる。

 井出のスーパーライセンス剥奪、このニュースが先で井出がレースに出場することができなければ、今回の件はずいぶんわかりやすかった。しかし、FIAからの警告に次いで、FIAからレースに出さないようチームへの勧告、そしてスーパーライセンス剥奪となぜ自体がどんどん重くなっていってしまったのか、現時点では多くの謎に包まれている。

 アグリチームとして全チームに井出のライセンス復活同意を求めることは無いとのことで、これで完全に井出のF1復活の目は無くなった。既にチームは他のドライバーに接触を開始しているようだが、さすがに今週末のスペインGPはモンターニがドライブすることになるだろう。

2006年5月 6日

モンターニュは明らかに逸材だった

佐藤琢磨のマシンはステップアップ
それは、引き続きさらに改良が図られたエアロ・パッケージ。そしてこれまで他車に比べてアシスト量が少なく著しく重いと指摘されていたステアリングだ。
モンタニー「スーパー・アグリのマシン思ったほど遅くない」
「マシンは僕が事前に思っていたほど遅くはなかったよ。これは正直、うれしい驚きだったね。

 井出のシャシーはお蔵入り、その代わり今回から加入したモンターニュにはこれまで琢磨が使っていたシャシー、そして琢磨には様々な改善を施したニューシャシーが与えられたとのこと。どちらにしても、モンターニュが始めた走らせたマシンで琢磨の0.4sec差で初日を終えることができたのは驚きだ。一刻も早く、モンターニュと琢磨にニューマシンを与えてもらい、ミッドランドを上回る成績を残して欲しいものだ。

 そして、琢磨はこのモンターニュのスピードを見て気を引き締めなおさなくてはいけないだろう。あくまで、今回も琢磨はチームメイトよりも改良型のシャシーを使っているのだ。実質的なシェイクダウンもかねているが、予選そして決勝でモンターニュより下位に沈むことは許されない。

2006年5月 3日

ルノーのBスペックエンジンの真価は発揮されるのか?

アロンソは今週末『Bスペック』エンジン
いち早く前戦サンマリノGPでこれを味わっているチームメイトのジャンカルロ・フィジケーラによれば「改良されたというから、もっと速いかと思っていたんだけれど、別に……ね」と、その感想は冷淡なものだ。

 前戦サンマリノグランプリでフィジケラは予選最終セッションまで残ることができなかった、結局最終的にBスペックエンジンの能力を十分発揮できる状況ではなかったと言える。それだけに、フィジケラのこの感想は正確なものとは言えないだろう。

 そのBスペックエンジンをこのニュルブルクリンクからアロンソが搭載することになる。サンマリノではミハエルと接戦を演じた結果一歩及ばなかったが、このBスペックエンジンを搭載することによって再びミハエルを突き放すことに成功するのだろうか? 今週末のニュルブルクリンクで、そのルノーBスペックエンジンの真価を我々は確認することになるだろう。

2006年5月 2日

ニュルブルクリンクの天候

雪だってある!? 週末のニュルブルクリンク
トヨタ・チームでマイク・ガスコイン氏のあとを継ぐパスカル・バセロン氏も「晴れか曇りか雨なのか、それとも雪かも知れないな。ま、ここではなんでもありだから」と、ほとんどお手上げ状態だ

 今週末開催されるヨーロッパGPが開催されるニュルブルクリンクの天候が不安だ。雨が降るという予報があるようだが、時期が時期だけなので雪が降る可能性も指摘されている(ほんとうか?)。天候と戦略次第では、ルノーやフェラーリ以外のチームが優勝する可能性も十分ありえると思ったが、逆にそのような混乱した状況に対応できるのはルノーやフェラーリに限られてしまうかもしれない。

2006年5月 1日

コスワースエンジンが抱えている問題とは

ウィリアムズ、ヨーロッパGPではエンジン交換か
アレックス・ヒッチンガー/コスワース・エンジニアリング、チーフ・エンジニア:現在われわれはこの問題について鋭意解決策を作業中であるが、残念ながら解決されるのはモナコGP(第7戦:5月28日決勝)あたりになる見通しだ

 先日のシルバーストンテストでコスワースエンジンに重大な問題が発見されたとのこと。しかも、その問題を解決できるのはモナコGP頃とのことで、このあおりを受けウィリアムズのマシンは2台ともエンジン交換作業を検討中。
 エンジン交換による10番手降格ペナルティの影響は少なくないが、そこでエンジン交換を行わずに決勝レースに臨んだところでトラブルでレースをフィニッシュできなければ元も子もない。ましてや、エンジンの担当エンジニアが指摘しているような大きなトラブルならなおさらのことだろう。

 ここまで、ウィリアムズの快調さの源となっていたコスワースエンジンだが、ここに来て来期からのトヨタエンジンの供給などの話題も出てきており、気が気ではない状況だ。ある程度のパフォーマンスを残さない限り来期のエンジン供給は難しい状況であり、なんとしても結果が欲しいところなのだろう。

あえて、新スペックと名乗る必要は無い

ホンダ首脳、「ウチは『Bスペック』導入ない」
ジェフリー・ウィリス/テクニカル・ディレクター:しかしそれは漸次改良が図られたもので、いわゆる『Bスペック』の投入というものはない筈だ

それが、ホンダのスタンスなのかどうかわからないが、彼らは改良パーツを順次実践に投入してゆくことでのマシン熟成を行い、いわゆるBスペックと呼ばれているような改良型マシンとしての導入は行わないとのこと。実質、あえてニューマシンと触れるかどうかの違いでもあり、実質上と言うよりはイメージ的な効果面が一番なのだろう。

わざわざ、このようなことに触れているのは、トヨタが、早い段階からBスペック導入を触れ始めたことに対するスタンスの違いを明確にしたかっただけなのかもしれないが...。

F1のヴィジュアルが大きく変わるかもしれない

FIA、ノーズ・デザインの変更も探る
FIAは、F1マシンどうしのアクシデントの際、とりわけホイールの上にホイールが乗った場合にマシンが大きく飛ぶ現象についての防止策を探るため、専門チームによる一連のテストを予定していることを明らかにした

 F1は速さを競う競技ではあるだけに、最高の安全性を持つべきなのは当然のことだ。そして、その原因としてオープンホイールが問題であるとすれば、それをレギュレーションで制御する必要が出てくることは理にかなっているだろう。
 ただ、もしオープンホイールを禁止にするとなると、F1のヴィジュアルは大きく変わることになるだろう。そして、その安全性と引き換えにするものが出てくる可能性も低くは無いはずだ。FIAには是非ともそのあたりも含めて、熟慮を願いたい。その為にも、単にマシンの安全性を考えるのみならず、興行面なども考えるためにもチームやバーニーなどの関係者も含めて考えるべきだろう。

韓国のヒュンダイがF1参戦?

プロドライブは『ヒュンダイ』を巻き込む狙い?
実質エンジンはコスワース『V8-2.4リッター』を使うものの、その費用を賄うためこのエンジンにヒュンダイのバッジを付ける計画という

 実際、そのような形でヒュンダイにとってメリットがあるかどうか疑問だが。韓国の自動車メーカーとしてどのような形であってもF1に関わると言うことは十分意味があることなのかもしれない。実際、当初はコスワースエンジンのバッチを変えるだけだが、これをきっかけにヒュンダイ自体が積極的にF1に関わってくる展開は十分に考えられるだろう。

 韓国においてモータースポーツがどのような位置を占めているか詳しく知らないのだが、これをきっかけに韓国でもモータースポーツ文化が深まることは日本にとって少なからず利益があると考えられる。中国との3国間&東南アジアも含めて独自カテゴリーの創設などができれば、魅力的なシリーズになるのではなかろうか?

2006年4月29日

2008年度参戦枠の拡大は可能だ

チーム数、さらに増える可能性も
FIAのマックス・モズレー会長は、今回の記者会見でこれまでの説明通りF1参戦チームの総数を12までとしたが、その主な理由はサーキットのピットなど施設の問題にあると説明した。これは逆に言えば、施設面の拡充が図られた場合には総枠が拡げられる可能性があるということのようだ。

 今回、ディレクシブのF1新規参入が確定し、その他の多くの申請チームが落胆する結果となった。しかし、今回のディレクシブ確定に当たって記者会見をしたモズレーは新規参入が1チームに限られた理由は、サーキットの施設の問題にあると説明している。確かに、現時点で見る限り、サーキットによっては12チームが限界だと言うのもわからなくは無い。F1開催サーキット全てでそれらの施設の拡充を望むことは難しいかもしれないが、実現できないと言い切ることもできないだろう。モズレーやバーニーの動き次第では、さらなる新規参入も十分可能と考えてよさそうだ。

2006年4月28日

テスト情報・ポールリカール[4/27]

ポールリカールはシューマッハ登場・最速!!(4/27)
トヨタ ポールリカールテスト・ニュース(4/27)
ディーター・ガス/チーフ・エンジニア:“TF106B”は大きな問題もなく順調に走行をこなし、非常に良い感触を得ている。
シューマッハはブリヂストンのタイヤ開発
フェラーリ・チームは前日のルカ・バドエルに代わり、エースのミハエル・シューマッハを登場させた。

 ポールリカールでのテスト2日目、フェラーリはミハエルがタイヤテストに登場した。ミハエルをタイヤテストにまわしていることからも、いかに今年はタイヤの開発が重要なポイントになっているかが伺える。ただ、トヨタ勢を抑えてのトップタイムを出したが、その差はそれほど開いていないことからも、タイムを出すためのテストと言うよりは、じっくりとタイヤの開発を行うテストとなっているようだ。

プロドライブF1参戦決定!

2008年新規F1参戦チームは「プロドライブ」(FIA公式プレスリリース)
2008 FIA FORMULA ONE WORLD CHAMPIONSHIP ENTRY LIST
2008 FIA FORMULA ONE WORLD CHAMPIONSHIP ENTRY LIST Q & A WITH FIA PRESIDENT MAX MOSLEY
2008年、12番目のチームは『プロドライブ』に
「プロドライブの選択、問題ない」と、FIA会長
D.リチャーズ氏、「エントリーは最初の一歩」

 2008年からの新規F1参入チームがプロドライブに決定した。11チームが新規参入を目論んでいたが、参戦枠を増やすことも無くプロドライブ1チームの参入が発表された。また、ディレクシブが来年度からの参戦により、新規参入を目論んでいるがそちらの参戦確定は発表されていない。

2007年鈴鹿F1開催決定か?

来春鈴鹿F1「パシフィックGP」開催へ
鈴鹿サーキットのF1開催が来年4月に「パシフィックGP」として再スタートを切る可能性が27日、強まった

 まだ、確定ではないようだが、ニュースとして出てきたことからほぼ決定なのだろう。どちらにしても、日本で2戦F1観戦できるということ自体、ファンにとって歓迎すべきニュースだろう。鈴鹿は春の時期になってしまうようだが、それはそれでドライバーや海外のF1スタッフにすばらしい日本の桜風景を体験してもらえより深く日本が印象付けられるかもしれない。

フィリップモリスのメリットはあるのか?

マルボロ、シューマッハ&ライコネンなら資金出す
マルボロの母体であるフィリップモリス社は、ライコネンの加入を同社の世界的販売促進の面から歓迎するものの、シューマッハが残留した場合には契約金が大幅にアップすることから、現行のものよりもさらにスポンサー・フィーを増額する用意があることをチームに示したという。

 ヨーロッパではタバコ広告を出すことが一切禁じられているのだが、それでも追加フィーを払うメリットはあるのだろうか? ただ、ブランド名を出すことはできないが、既にフェラーリの赤とマールボロの赤は一体化していることもあり、それだけで十分なメリットがあると考えているのかもしれない。既に、多くのタバコマネーはF1から流出してしまったこともあり、F1=マールボロ(フィリップ・モリス)というイメージ付けることが最終目標なのだろうか? また、ミハエルとライコネンと言うスタードライバーをCMなどに使うことができれば、十分と考えている可能性もあるだろう。

2006年4月27日

テスト情報・フィオラノ[4/26]

フェラーリはフィオラノでもテスト(4/26)
こちらはフェリッペ・マッサが担当、非公式ながらいきなり今季のテスト最速タイムを記録するパフォーマンスをみせた。
マッサ(フェラーリ)、フィオラノでレコードタイム
これはシーズン前にミハエル・シューマッハが同じ『248F1』で記録したベストタイム0'57.602を上廻るもので、非公式ながらここのコースレコードとなるもの。マシンの熟成ぶりを窺わせた。

 ポールリカールでのテストがタイヤ中心のテストなら、レギュラードライバーのマッサが参加しているフェラーリの地元フィオラノでのテストは純粋にマシン熟成に関するテストなのだろう。今季ミハエルが記録していた最速タイムを上回るタイムを叩きだしていることもあり、ニュルブルクリンクでもルノーとの接戦を演じることが出来そうだ。

テスト情報・ポールリカール[4/26]

フェラーリ&トヨタはポールリカールでテスト(4/26)
シルバーストーンでの合同テストに不参加のフェラーリ&トヨタの両ブリヂストン・ユーザー・チームは、26日(水)そろってフランスのポールリカール・サーキットでテストをスタートさせた
トヨタ ポールリカールテスト・ニュース(4/26)
ディーター・ガス/チーフ・エンジニア:新パッケージは、フロントサスペンションが明らかに異なっている。この新たな変更により、空力特性とフロントサスペンションの機能をより活かすことが可能になっている。

 フェラーリ・トヨタのブリヂストン勢がわざわざシルバーストンではなくポールリカールでテストを行っていることから、どうやらブリヂストン勢はミシュランに見られたくない何かをテストしているのだろう。それ以前に、フェラーリとしてもルノーに見られたくないパーツのテストをしているのかもしれない。ただ、ミハエル自体が参加していないことからも、単純にブリヂストンのタイヤテストに集中していると考えるべきなのだろう。その、フェラーリはフィオラノでも同時にテストを実施している。
 また、トヨタはニューマシンを導入していることもあり、これも他チームが居ない環境でのテストを望んでいたのだろう。まだ、走り始めて一日目ということもありパフォーマンス云々を語るのは早いが、フロン祖サスペンション周りを改良しているとのことで、よりいっそうブリヂストンタイヤとのマッチングによる効果が期待される。

ミハエルの移籍問題は終結か?

ウェバー氏、「シューマッハ フェラーリ以外で走らない」
これは独『DPA』通信に語ったもので、その中でこの60歳のドイツ人は「シューマッハがもし今季を超えて現役を続けるのであれば、それはこのフェラーリ以外にはあり得ないということだ」と、この話題に収れんを図っている。

ミハエルのマネージャーを長年務めていたウェバーの発言だけに、ほぼ確実な情報でミハエルの移籍問題は終結を迎えたと考えてもよさそうだ。もし、ミハエルがフェラーリ以外に移籍したとしたら、それはマネージャーでさえ関与していなかったと言うことになるはずだが、ミハエルがこの段階でウェバーとのマネージメント契約を破棄するとは考えにくく、総合的に考えてもミハエルはフェラーリで決まりということを意味しているだろう。

もちろん、ウェバーもぐるになって移籍問題を煙に巻くためにこのような発言を行っているというのなら話は別のなのだが...。

テスト情報・シルバーストン[4/26]

シルバーストーン2日目はルノー勢が席巻!(4/26)
トップタイムを記録したのは大本命のアロンソ、そして2番手にも同僚のフィジケーラが僅差で続き、結局この2台だけが1分18秒台に入れるなど、ルノーの速さが際だつ1日となった。
ホンダ・チーム、バリチェッロがテストに参加
ホンダ・チームによるシルバーストーン・テストは、第2日目の26日(水)、前日のデビッドソンに代わりバリチェッロが参加、バトンと共に『RA106』を走らせた。

 8チーム15台が参加するシルバーストンテスト2日目、晴れの天候となりトップに躍り出たのはルノー勢。ホンダのバトンやマクラーレン勢を0.7sec近く離すタイムを見る限り、ルノーのアドバンテージは全く失われていないと考えるべきだろう。いや、それどころか差を広げているのではないかと思われるようなタイム差だ。

モンターニュは賢明な選択だろう

スーパー・アグリ、再び第3ドライバーにモンターニュ
26日(水)『スーパー・アグリ・F1チーム』は再び前ルノー・チームのテストドライバー、フランク・モンターニュを第3ドライバー&リザーブ・ドライバーとして契約したことを明らかにした。

 次戦ニュルブルクリンクからアグリチームが3rdカーを走らせるとのニュースが合ったが、大方の予想通りそのマシンを走らせるのは、開幕戦でリザーブドライバーを務めていた、フランク・モンターニュとなった。既にチームとのコミュニケーションは十分可能だろうし、マシンについてもある程度は把握しているだろうから最善の選択肢だと言えよう。また、モンターニュはルノーのテストドライバーを務めており、その開発能力はフィジケラも認めるほど(モンターニュ、フィジケーラGP2チームのテストへ)だけにアグリチームとしては心強いドライバーを得たと言えるだろう。

トヨタ改良型シャシー投入

トヨタ、改良型シャシー『TF106B』をテスト
トヨタ・チームは、同じブリヂストンタイヤを使うフェラーリと共に26日(水)からホームコースであるフランスのポールリカール・サーキットでテストを開始させたが、ここで早くも改良型の『B』シャシーをテストしている模様だ。

 まだ、開幕して4戦しかしていないのにもかかわらずトヨタは改良型シャシーをテストにて導入したとのこと。開幕から上位進出を期待されていたのに対し結果が散々であったこともあり、惜しみなく改良パーツなどを導入してくるとは考えていたが、この段階でニューシャシーを出してくるとは思っていなかった。この改良型シャシーにガスコインがどれだけ関わっていたかわからないが、早々にブリヂストンタイヤとのマッチングを進め、フェラーリと同様レースでの上位進出をしてもらいたいものだ。

ハイドフェルトが痛みでテストをキャンセル

ハイドフェルド(BMW)、体調不良でダウン
シルバーストーン合同テストに参加していた『BMWザウバーF1』のニック・ハイドフェルド(28歳:ドイツ)は、26日(水)午前のセッションでセットアップに取り組んでいた際中、背中の痛みを訴えて走行を取り止めた。

 気分的な問題なのかもしれないが、今年に入ってこの手のドライバーの体の痛みが多発しているように感じられる。病気やドライバーの不注意による負傷などではなく、体の痛みと言う表現からもしかしたら今年のF1マシンに特有の不具合があるのかもしれない。マシン自体は安全になった引き換えに、ドライバーの身体に負担がかかるようなことがあれば、それはそれで問題だろうから解決する必要があるだろう。

 今回のハイドフェルドの件のみでそれを断定することは出来ないが、そのようなドライバーに身体的な負担がかかっていないことを祈る。

リウッツィがシルバーストン合同テストでクラッシュ!

トロ・ロッソのリウッツィ、ヘビークラッシュ
リウッツィは高速のベケッツ・コーナーを約270キロの速度で通過中、突然マシンコントロールを失ってコースアウト。バリアにクラッシュしたとのこと。

ドライバーは大事に至っていないとのことで一安心だが、原因は不明ということもあり。原因の究明が急がれる。現在のマシンは非常に頑強なモノコックによってドライバーは守られているとはいえ、270kmでのコースアウトから、バリアへのクラッシュは全くイメージできない。

2006年4月26日

アグリ、SA06及び3rdカーの話題

スーパーアグリ、フランスで新車投入か? ヨーロッパではサードカー走行計画も
ウエイン・ハンフリー/ファイナンシャルディレクター:現在はいくつかのギヤボックスコンポーネントの入手可能性についてホンダの確認を待っている段階で、私たちの目標に間に合わせられるかどうかは、これらの部品の到着時期にかかっている。クルマのその他の部分は、すべてスケジュールどおりに進んでいる。そっちは十分に間に合うはずだ
スーパー・アグリ、『SA06』の投入はフランスGP

 なぜ、ファイナンシャルディレクターが発言しているのかわからないが、ホンダのギヤボックス+αの到着次第でSA06はフランスGPのデビューに間に合うとのこと。ホンダ頼りになってしまっているのは致し方ないが、これくらいは援助してもらっても問題ないだろう。

 そして、3rdカーについてだが、

チームが5月7日のヨーロッパGPのプラクティスでサードカーを走らせる計画を進めていると付け加えた。これによってテスト不足をコスト効率のいい形で補えると、彼らは考えているのだ。そのクルマを誰がドライブするかについては、まだ明らかにされていないが、今週中のどこかの時点で発表されるものとみられる。

マシンとドライバーのどちらも未定のようだが、メディアに語っていると言うことからニュルで3台目のアグリをみることはほぼ確実だろう。そうなると、ドライバーが誰になるかが問題なのだが、現時点で決まっていないことから既にシーズンインしてしまっているカテゴリーに参戦している日本人ドライバーの可能性は低いだろう。そうなると、シーズン開幕直後に3rdドライバーとして名前が上がった(マシンが無く走らせるチャンスは無かったが)モンターニュの可能性が高いだろう。

 とは言ったものの、個人的には日本人ドライバーで確実に開発が出来そうなドライバーの参戦を望みたい。フォーミュラニッポンの本山か虎之助が適任だと思うのだが、どうだろうか?

ミハエル、引退の美学

ミハエルの新契約は“タイトルを取ればやめられる”早期終了オプション付き?
ドイツのビルト紙によると、ミハエルに提示されたサラリーは現状と同レベルの年間およそ3500万ユーロ(約50億円)ながら、彼が再びタイトルを勝ち取った場合には、契約を早期終了できるオプションが与えられているという。

 ミハエルの来年の去就問題は昨年から引き続き騒がれているが、サンマリノでのフェラーリの復活優勝を見る限りやはり来年も引退は無いのではと考えられる。唯一、ミハエルが今年フェラーリでチャンピオンを獲得した場合は、今年限りでの引退も十分考えられるだろうが、今年チャンピオンを獲得できずかつ最後までアロンソとチャンピオン争いをしたとすれば、ミハエルがフェラーリに残る可能性は一気に高まることになるだろう。

 その理由として、この記事では契約の中に“ワールドチャンピオン条項”なるものが含まれており、ワールドチャンピオンを獲得することで、その翌日にでもチームを離脱できる条項とのこと。しかも、これは今年チャンピオンを獲得した場合にも効力があるため、今年チャンピオンを獲得した場合にも有効になる。結局のところ、ミハエルはチャンピオンを獲得し引退と言う道を選ぶのだと、思わされる内容だといえよう。そして、それがミハエルなりの引退の美学なのだろう。

SA06もアロウズベース、そして井出は

東奔西走するSUPER AGURI
しかし、マシンの基礎は類似しているものの、「アロウズとは認識できないほどの仕上がりになっている」とも述べている。

 このあたりが最近噂になっているホンダの関わり方の問題のことにつながるのだろう。結局のところ、SA06は完全なるニューマシンではなくA23ベースのマシンとなってしまうようだ。ただ、もちろんニューマシーンとしてリリースするからにはSA05とは異なるマシンになるのだろう。ただ、SA05よりは速くなることは確実だろうから、十分ミッドランドとは戦うことが出来ると期待される。

 そして、もうひとつ気になる話題の井出のシートの件だが、

ニュルブルクリンクではおそらく出走のチャンスを与えられると思われる31歳の井出だが、GP2参戦中の吉本大樹(ひろき)と交代するのではないかといううわさもある。

とのこと。ただ、次戦より3rdカーを走らせることもあり、最悪でも3rdドライバーと比較の上で2番目のシートを誰にすべきかを議論すべきだろう。

テスト情報・シルバーストン [4/25]

シルバーストーン合同テストがスタート(4/25)
参加したのはルノー、マクラーレン、ウィリアムズ、レッドブル、BMW、ミッドランド、そしてトロ・ロッソの7チーム。残念ながら朝がた強風と雨に見舞われて、スリッピーな難しいコンディションからのスタートとなった。

メルセデス、新エンジン効果かテストでトップタイム
このエンジンはさっそく今週始められたシルバーストーン・サーキットでの合同テストに投入、その効果がさっそく現れたかファン・モントーヤが初日トップタイムをマークしている

 2週間の短いインターバルでも、イギリスのシルバーストンでテストが行われている。アグリチームも当初は参加する予定だったが、ニューマシンSA06の開発を先行させるため直前でキャンセルしたとのこと。

 初日トップタイムはマクラーレンのモントーヤで、2番手にはバトン、3・4番手にはコバライネン・アロンソのルノー勢が入り、この4台の差はわずか0.3秒とのこと。マクラーレンはニューエンジンの効果絶大ということだろうか? また、ホンダもバトンのチームを奮い立たせた効果の一貫か、相変わらず決勝レース以外では光っているようだ。

ウィリアムズからデザイナーが離脱

ウィリアムズのチーフ・デザイナー、BMWへ
テクニカル・ディレクターのサム・マイケル氏と共に『FW28』の開発にも関わったとされるが、このところ不穏な噂が伝えられていて、ウィリアムズ離脱は必至とみられていた。

 チームはこれまでに比べ上昇ムードにある中、チーフ・デザイナーの離脱はあまりうれしくない知らせだ。ただ、その移籍先がBMWと言うことを考えると、やはりBMWとウィリアムズの関係は良好だったとはいえないのかもしれない。

V10エンジンとフェラーリ可変ウィングがシロ判定

トロ・ロッソのV10エンジン問題は確定へ
独『モータースポーツ・アクチュエル』誌によれば、『スクーデリア・トロ・ロッソ』が使用する『V10-3.0リッター』エンジンの問題、そしてフェラーリ・チームが使用する『可変ウィング』について、FIAの見解はいずれももう問題にしないということで確定したという。

 まずはトロロッソが使用するV10エンジンの話題。ミッドランドとアグリから出されていた異議は却下された模様。どう考えても、規制V10エンジンのメリットは大きいのだが、このまま今年度は使用に対して講義は出来ないようだ。そもそも、シーズン前にFIAがOKを出したエンジンだけに、今更NGになる可能性は限りなく低かったのだが、それでも直近で順位を争う2チームからしてみれば、わずかな可能性にかけたということだろう。しかし、ミッドランドはトヨタ、アグリはホンダエンジンを搭載しているだけに、いかにこのV10エンジンが有利に働いているか思い知らされる。いやいや、それ以前に2チームのシャーシがいかに問題を抱えているのかと言うことだろうか...。

 そして、フェラーリの可変ウィングだが、これは意外な結果なのかもしれない。そもそも、これで可変ウィングに対するグレーラインが限りなく広がってしまったことにもなるのだ。ただ、フェラーリが明確な空力要素としてこれを導入したのかどうかがわからないので、今回の判断となったのかもしれないが、空力要素として可変パーツの導入は明確にレギュレーションで禁止されているので、その部分の矛盾がどのように解釈されているのかが知りたいところだ。

現時点でトヨタの判断の評価は難しい

トヨタ、ガスコイン氏の後任置かず
ジョン・ハウェットTMG社長:全体的には、パスカル・バセロンがガスコインの仕事を引き継ぐことになるが、彼がその後任のポジションという訳ではない。すでにわがチームはそうした『顕著な名前』なしに、組織全体で作業が進むようなシステムになっているからね。

 ガスコインを解雇し最初のサンマリノグランプリも大きなトラブル無く(ポイント獲得も無かったが)終えたトヨタチーム。最初トヨタが、ガスコインを採用したときに、トヨタのようなチームでもエースエンジニアが必要なのか、と思ったわけだが結果としてそのような形でのカンフル剤には頼らない決断をした。

 ただ、このハウェット氏の発言のなかで、『顕著な名前』なしに組織全体で作業が...というくだりがあるのだが、今回のガスコインの件は『顕著な名前』であったガスコインだったが為におきた問題なのだろう。これに懲りて、トヨタは二度とこのようなエンジニアの獲得など行わず、自社の力で頂点を目指すことになるだろう。

2006年4月25日

困難なのは亜久里代表のほうかもしれない

井出有治、再び困難な状況に
鈴木亜久里代表:井出は開幕前にほとんどテストをすることができず、F1のシステムそのものに慣れる機会がなかったのが事実。僕は今後も井出を使い続けたいと思っているが、しかし決定は自分だけで下されるものではない

【スーパーアグリF1】井出に戒告処分、ニュルブルクリンクは欠場か?

 チームを現場で指揮するオーデットは井出の更迭を求めているようだ、それは現場で戦うチームからしてみれば当然のこと。亜久里としてみれば井出をかばい続けるのも限界があるし、現場が試しに他のドライバーを乗せて比べさせてくれ、といわれれば拒むのも難しいだろう。ただ、この状況の中でチームとして井出をバックアップして行くのは難しいだろう。

 アグリは未だ3rdカーを走らせていない、次戦から走らせるという噂もあるのだが、3rdカーが登場すればそれをドライブするドライバーと井出を比べてしまえば結果は容易にわかる。ただ、その余裕さえなければ、井出の努力(能力)不足なのか、チームの努力(能力)不足なのか、それらの判断はチーム首脳陣がなすべきであって、我々ファンはそれを見守るしか出来ない。

2006年4月21日

タイヤ競争はあってしかるべきだ

【ADVAN航空機タイヤ】F1参入を意図か
桜林秀明事業部長:もちろんF1をやってみたいという気持ちはつねにあります。技術的には、F1用タイヤを開発するために何をやっていくべきかというロードマップはすでに見えています

 ミシュランが今年限りで撤退することに伴い、来年からF1は再びブリヂストンのワンメイクとなる。2008年以降はレギュレーションによってシングルサプライヤーの状態となる。そうなってしまえば、今回のADVANのF1参入の話は夢のまた夢の話となってしまうのだが、このレギュレーションが確定するとは限らない。ワンメイクになったために、レースに及ぼす影響などが明らかになってくれば、再びタイヤによる競争が復活するだろう。個人的には3メーカー以上のマルチサプライヤーで、タイヤがF1にとってより重要な状況を望むのだが...。

ゴーン氏の要求は厳しい

ルノーF1、将来については6月に決断
アラン・ダサス/ルノー・スポール代表:カルロス・ゴーン(ルノー社長)はただF1が受容できる範囲の資金でもって成功を収めることを望んでいる。われわれはどの程度経費の削減が見込まれるのか、あるいはどのような利益でチームが売却できるのか、あらゆる可能性を検討しなければならない。

 ルノーチームがどの程度の予算でF1を戦っているのかわからないのだが、フェラーリやトヨタなどに比べれば限られた予算であるイメージが強い。そして、ゴーン氏はその予算をさらに抑えてF1に参戦できなければ撤退を選ぶとの要求が出ているようだ。ゴーン氏からしてみれば、ルノーにとってのF1参戦は宣伝・マーケティング的な効果のためだと言い切れるのだろう。そう考えれば、費用対効果を最大のポイントに置くのは企業としては当然の考えだ。そして、ルノーブランドでチャンピオンを1度ないしは2度獲得してしまえば、もはやF1に参戦する役割は終わったと判断するのだろう。

アロンソのことをもう忘れたのか?

メルセデス首脳、「今週ライコネンの発表ない」
ノルベルト・ハウグ/メルセデス・モータースポーツ・ディレクター:今週のサンマリノGP時にもフェラーリ移籍が発表されるとか言われているが、そんなことはないだろう。なぜなら、われわれに何の話もないからね。そのような決定が、まるですべて陰で行われるとは想像できないよ。したがって今週は何もない筈だ。

 アロンソのマクラーレン移籍発表の際、本当に限られた関係者にしかその情報はいきわたっていなかったことを私達は忘れていない。ライコネンからしてみれば、移籍してしまうのなら手の内を明らかにする必要は無いだろう。ただ、このハウグの発言を真に受けるとするのなら、ライコネンの移籍は確実だと考えざるを得ないだろう。

2006年4月20日

もはや、ミハエルの引退はありえないだろう

シューマッハ、ヨーロッパGP時に残留発表か
ヨーロッパGPはシューマッハのホームグランプリの一つであるドイツ・ニュルブルクリンクでの開催になる。またこれは上司であるロス・ブラウン/テクニカル・ディレクターが先に語った「遅くとも6月、おそらくは5月中に発表」という見込みとも符合するものだ。
シューマッハ、やはりフェラーリ残留濃厚
このところ来季の行方にまつわる噂が一気にヒートアップしているミハエル・シューマッハ。英『タイムズ』紙のインタビューに答え、フェラーリとの契約更新の可能性が高いことを認めた。

 レッドブルが獲得に名乗りを上げたことが影響しているのか、ミハエルのフェラーリ残留交渉が大詰めになっているようだ。これまでのニュースソースと異なり、こちらはドイツの通信社スポーツ・インフォメーション・サービスによる報道であり、ある程度信憑性が高い情報と考えられる。

 すでに、ミハエルが引退するということを口にする人はいなくなってしまったようだ。今週末のサンマリノでフェラーリが戦闘力を発揮することがあれば、それは確信と替わるだろう。

レッドブルは、モントヤとミハエルになるのか?

「モントーヤ、レッドブル移籍の可能性」地元紙報じる
ディートリッヒ・マテシス:以前から言っているように、われわれは勝利のために2人のトップドライバーを必要としているんだ。そのためわれわれの候補者リストには、あらゆるドライバーがノミネートされているよ。とはいえ、シューマッハやライコネン、アロンソらは難しそうだがね。ま少なくともモントーヤはそのリストの筆頭に挙げられるだろう

 今レッドブルとトロロッソのステアリングを握っている4人にとっては衝撃的な発言だ。少なくとも、現時点で満足しているようなドライバーには無用だと宣言しているようなものであり、開幕3戦のままの状況の場合、ドライバー総入れ替えすら無いとはいえない状況だろう。こうなってくると、モントーヤの加入はほぼ確実なのかもしれない。自分自身のブランドがメインスポンサーだけに、持ち込みドライバーや、ドライバーの国籍なども一切問わないだろう。これまでのF1チームでの慣例のようなものは一切無視した展開だけに、実力のあるドライバーにとってみればチャンスなのかもしれない。

来期はボーダフォン・マクラーレンか

『エミレーツ航空』、視線はサッカーに
現在マクラーレン・チームのスポンサーを務める中東の雄『エミレーツ航空』(アラブ首長国連邦ドバイ)が、FIFA(国際サッカー連盟)に対し巨額契約を結んだことがわかった。

 マクラーレンは来期のボーダフォンとの契約の狭間で、今年のメインスポンサーがぽっかりと穴が開いてしまった形となっていた。そこに、入ってきたエミレーツ航空がメインに次ぐスポンサーに定着するのかと思われていたが、どうやらその方向には進まないようだ。

 今年、このエミレーツ航空のスポンサードのため、シルバーに赤が入ったカラーリングとなったが、ボーダフォンも赤を基調とするカラーなので、来期のマクラーレンは今年と同様もしくはより赤に近いマシンカラーになることが予想される。

レッドブルはミハエルまで得ようとしているのか?

レッドブル、「シューマッハとコンタクト取る」
ディートリッヒ・マテシス/オーナー:私がシューマッハと話したことがあるかって?あるさ、『ハロー』って言っただけだがね。しかし6月か7月には彼と連絡を取るつもりだ

 とどまるところを知らないレッドブルの勢いは、ついこの前モントーヤの話題が上がったのにもかかわらず、今度はミハエル獲得のニュースが飛び交った。ただ、フェラーリでもう一度チャンピオンを取らない限り、他チームへの流出は確実にチャンピオンを狙えるチームでしか考えられないと思うのだが...。

これが実現すればシューマッハ&クルサードという、F1界の『長老コンビ』が実現する!

ミハエルと得たのなら、クルサードの必要性は限りなく低くなると思うのだが...。

2006年4月19日

井出は限られた条件下で結果を出さねばならない

井出有治、またぶっつけ本番
逆に結果的に、当面これで佐藤琢磨&井出有治という体制でいくことは動かないとみられるものの、いまだに専用シートでなく4年前にフレンツェンが使ったものでの走行を余儀なくされていると伝えられる井出。早くチーム体制が整うことを心から期待している

 琢磨が予想以上の働きをしているだけに、井出との差が際立ってしまっている。もちろん、チームは井出に十分なテストをさせるべきだし、専用シートだって準備するべきだ。それが、井出に対する仕打ちとして与えられないものなら考え直すべきだが、もちろんそんな馬鹿げた事をしているわけではなく単純に現在のチーム状況では与えることが出来ないのだろう。チームにしても、つらい状況には変わりないのだ。

 ただ、井出は今与えられている条件下で結果を出さねばならないのだ。このようなつらい状況になることは十分予想していただろうし、また、この状況でやるしかないのだ。

 井出や琢磨のドライバーは当然のことながら、現場のエンジニア陣はそれこそ不眠不休の頑張りでチームを作り上げようとしている。亜久里代表にしてももちろん頑張り続けているのだろうが、チームに出来ることはとにかく大口のスポンサーを見つけ資金的安定を用意することだ。資金があれば何でも出来るわけではないが、今のアグリチームにとって出来ることの幅は広がるだろう。アグリチームにより多くのスポンサーを、せっかく出来た日本のチームなのだ、日本の多くの企業が彼らをバックアップして欲しいものだ。我々、F1ファンとしても出来ることは何でもしたいところなのだが...。

ミハエルは現役を続行するだろう

ミハエル・シューマッハ、フェラーリ残留を示唆
F1以外にもたくさんの趣味を持っているけれど、でもこのスポーツから去ることを決断させるほどの熱情を持つものではない。

イギリスのThe Times誌での記事『Schumacher turns off indicators that signalled road to retirement』がニュースソースだ。まだ、何も公式的に決定していないのだが、ミハエルは確実に現役続行に気持ちが傾いていると思われる。フェラーリの復調が確実になったわけではないが、ミハエルはF1でまだ自分がやらなければならないことがあると考えているのだろう。

リタイヤの唯一のメリットが明確になった

ウィリアムズはいずれもフレッシュ・エンジンで
コスワースのF1レース・エンジニアリング責任者であるサイモン・コービン氏は「ウェバーもロズベルグも共にリタイヤ扱いとなっているので、エンジン交換によるペナルティを受けることはない筈だ。」

 チェッカーフラッグを受けるか受けないかで、エンジン交換に対するペナルティの違いが明確になり、リタイヤした際の唯一のメリットとしてエンジン交換を行うことが出来るようになった。今年、ウィリアムズの得たコスワースエンジンの活躍は目覚しく、フレッシュエンジンで望むことが出来るのはこれ以上無いメリットだろう。イモラでもウィリアムズの活躍を見ることが出来そうだ。

2006年4月18日

IRLのトップドライバーにテストドライバー契約しか用意できなかったのか?

D.ウェルドン、「BMWのオファー断った」
僕は始めからまずF1のテストドライバーになるつもりでいたんだ。で、そこで十分にいい仕事を成し遂げたなら、レギュラー・ドライバーへのステップアップを約束して欲しかった。でもBMWはレースシートの保証はできないということだったから……。

 IRLの2005年のチャンピオンに対して、テストドライバー契約しか提示できなかったと言うのは驚くべき内容だ。いくらなんでも、レギュラードライバー契約を提示すべきだろう。それにしても、ウェルドンのコメントの中で「はじめからテストドライバーになるつもりでいた」という発言は驚きだ。今年も開幕戦で優勝して、イケイケ状態のトップドライバーなのにテストドライバーからとは、極めて謙虚な姿勢に驚きを隠すことは出来ない。

 それにしても、IRLでトップドライバーとして走る方が圧倒的にギャラの面で有利だと思うのだが、それを引き換えにしてでもF1に来たがるドライバーがいると言うことは、F1にとって非常に名誉なことだ。2008年からの新規参入枠を増やし、多くのトップドライバーが参戦できるチャンスを作ってもらいたいものだ。

デル・モンテ?

ミッドランドF1、デル・モンテとテストドライバー契約
フォーミュラ・ルノーで優勝経験を持つデル・モンテは2004年のユーロ・シリーズでランキング2位。昨年はアメリカのチャンプカー・シリーズに参戦、12月にもミッドランドでテストをした。なお2003年にもジャンカルロ・ミナルディ氏に認められて当時のミナルディ・チームでF1テストをした経験がある。

 全く耳にしたことが無かったドライバー、デル・モンテがミッドランドのテストドライバー(金曜日の3rdドライバーとは違う?)契約を結んだとのこと。昨年はアメリカのチャンプカーに参戦していたようだが、目だった実績は無いようだ。というより、チャンプカー自体がシリーズとしては微妙なものになりつつあるのだが...。

 このところ、GP2チームからの買収騒ぎなどで揺れているミッドランドだが、この時期に実績の薄いテストドライバーを乗せていることから、スポンサー的ドライバーと考えてよさそうだろう。

2006年4月17日

来期のフェラーリはライコネン-ミハエルのラインナップとなるのか?

フェラーリ、サンマリノGPでライコネン加入発表か
これはオーストリアの『クローネン・ツァイトゥング』紙が報じたもので、それによれば今週イモラ・サーキットで行われる地元サンマリノGPの会場で、フェラーリ・チームが正式に2007年シーズンからのライコネン加入を発表するだろうというもの。

 先ほどのミハエルの話題に続き、今度はライコネンのフェラーリ入りが決定したとの報が入ってきた。が、こちらの『クローネン・ツァイトゥング』もタブロイド誌の模様。こちらもWebサイトでは特に触れられていない情報のようだ(2006/04/17 17:56、というかドイツ語はnot understand)。フィンランドのタブロイド紙というのならわかるのだが、なぜかオーストリアのタブロイド紙の報道と言うこともあり、信憑性には疑問符をつけざるを得ないだろう。

ミハエル、フェラーリと延長契約か?

シューマッハ、フェラーリと2年契約と英紙報道
これは英『ニュース・オブ・ザ・ワールド』紙が伝えたもので、それによればシューマッハは2007-8年の2年間、総額6千万ドル(約70億8千万円)もの契約金で合意したというもの。ただしまだチームからの正式発表はなく、タブロイド紙のことゆえ契約金額などもあまり信憑性があるとは認められないのが実情だ。

 ミハエルのフェラーリ延長契約ニュースが出てきたが、タブロイド紙が情報の出元であるので信憑性は低いと言わざるを得ない。ただ、具体的な金額が出ている点など気になる点がなくも無い。ちなみに、情報元のNEWS of THE WORLDのサイトには特に情報は掲載されていないようだ(2006/04/17 12:02現在)。

 今年のミハエルの活躍を見る限り、まだまだ引退は早い気もするだけに、来年もサーキットに残りアロンソをはじめとする若手とトップ争いをして欲しいものだ。

ニューエイは今でも謙虚だ

A.ニューイ氏、「RB3はマクラーレンのクローンじゃない」
私がレッドブルに来て、ここのデザイン・チームがすでに特定の問題についてこれを解決していることを確認できた。それを採らないのは愚かというものだろう。

もちろん、これまでのマクラーレンの流れを汲んだデザインになることは致し方ないだろう。致し方ないというよりは、当然なのだが、このニューエイのコメントには驚かされた。レッドブルにはもちろんデザインチームが居るわけで、そのチームのアイデアもよいものならば当然取り込むとのコメントだ。チャンピオンマシンを何台も世に出しているデザイナー(厳密にはデザイナーではなくエアロダイナミスト)なのだから、これまでのデザイン陣営は無視してしまうのかと思いきや、いいものは取り入れるという姿勢なのだ。我が強いF1の世界の中では極めて異例のキャラクターだと言うことを、ここに来て知ることになった気がした。

そんなニューエイのマシンの本格投入は来年からだが、今年も細かい部分のモディファイはニューエイが行っている模様。シーズンが進むにつれ、レッドブルのマシンが上位に進出してくる可能性は十分あるだろう。

2006年4月16日

本当に2008年からの新規参入枠は1チームのみなのか?

プロドライブ社のF1進出計画に難題発生か
同社はすでにイギリスのグリーベルトと呼ばれる地域に大規模な新ファクトリーの建設を明らかにしていたが、これが地元の反対にあって建築計画が宙に浮いていると『バーミンガム・ポスト』紙が報じたもの。
...
2008年に新規参入が認められるチームの枠はただ一つともみられ、FIAが査定する際にはその資金力や運営力、そして実際のファクトリーも大きな要素とみられているだけに、これはリチャーズ氏にとって大きな誤算となりかねない。

 参入が決定する前からファクトリー建設でもめるとはどういうことかと思っていたのだが、このような要因があったということか。しかし、実際のファクトリーまで審査要素となると言うことは、すでにレースに参加しているレーシングチーム・コンストラクターで無ければ難しいと言うことでもあろう。FIAがどのようなポリシーをもって審査しているのかわからないのだが、新規参入に対する障壁は相変わらずある程度あるということなのだろう。ただ、この障壁については本気でF1に参戦をするという意思を明確にするためには必要なものであり、F1参戦にファクトリーは当然必要なものであると言うごく当たり前の基準だと考えることも出来るだろう。

 リチャーズにとってはとんだ計算違いになってしまったようだが、やはりファクトリー建設を地元から反対されているようなチームはF1に参戦できないと言うことになりそうだ。

確かに、スペインでのF1熱は高まっていると思うのだが

「GP2チーム、ミッドランド買収図る」とスペイン紙
そしてこのチームの強みはオルレアンズ代表がスペイン国王の親戚であるということで、スペイン政府の支援が見込まれることか。

この手のスポンサー見込みというのは、多くの場合期待通りに行かないことが多いのだが...。ただ、スペインはアロンソのチャンピオン獲得もあり、空前のF1ブーム。スペインチームの誕生は、そのブームをさらに加速させることになるだけに、あながち無いと言い切れないのだがどうだろうか。

しかし、ミッドランドはシーズン中にこのような話が出ているようでは本当に危機的状況なのかもしれない...。

2006年4月15日

テスト情報・バルセロナ[4/14]

バルセロナ合同テスト最終日 再びコバライネン(4/14)
注目された井出有治(スーパー・アグリ)の『テスト』だったが、マシンはこの日もハイドロ系のトラブルでわずか13周しか走れず。
ウェバー、アクシデントに見舞われる
原因は不明だが、ウェバーはこの日早々にコースアウトしてクラッシュ。ドライバーの身体に問題はなかったが、マシンはダメージを負ってしまったため、ブルツのものに乗り換えることとなった。
コスワース、改良型エンジンをテスト
ウィリアムズ・チームにエンジンを供給するコスワースでは、今回のテストに改良された新型エンジンをテストしたことを明らかにした。

バルセロナでの合同テストが最終日を迎えた。トップタイムはテストでは必ず上位に名を連ねるルノーのコバライネン。二番手にもルノーのフィジケラが入り、ルノーの好調は持続しているようだ。3番手から7番手には一秒前後に多くのチームがひしめいた。トヨタのトゥルーリは久々の上位タイムで3番手、続いてホンダのバトン、フェラーリのミハエル、マクラーレンのライコネンにモントーヤが続いた。

一方、シートについての噂が絶えないアグリチームの井出はマシントラブルでほとんど走行できなかったようだ。

コスワースエンジンの活躍は今年のF1を面白くしてくれるファクターだ

コスワース、改良型エンジンをテスト
サイモン・コービン:今回のテストではレース仕様の『シリーズ2』だけでなく、より改良された開発バージョンである『シリーズ3』と呼ばれる進化型のテストも行った。

 コスワースエンジンの活躍は、ウィリアムズやロズベルグが注目されている大きな要因でもあり、もはやウィリアムズチームの来年のエンジンについて議論する余地は無くなってきただろう。それだけに、コスワース単体のみならず、ウィリアムズも積極的にこのエンジンの開発に取り組んで欲しいものだ。

 限られた予算にも関わらず、どんどん新エンジンの開発を進めてゆく状態は非常に心強い。是非ともメーカーチーム勢を引っ掻き回して、今年のF1をより面白いものにして欲しいもだ。

2006年4月14日

テスト情報・シルバーストーン[4/12-13]

ミッドランドはシルバーストーンで単独テスト
今回のテストを総括したチーフ・レース・エンジニアのドミニク・ハーロウ氏は、「いくら優れたコントロール・システムを持っていても、天気まではコントロールできん」と、空を見上げて語った。

多くのチームがバルセロナでテストをする中、ミッドランドはシルバーストーンでテストをした上に結局雨にたたられテストプログラムを終えることが出来なかったとのこと。ミッドランドのファクトリーがイギリスにあるため、コスト削減的な観点でシルバーストーンでテストを行ったのかもしれないが、イギリスの転向を考えれば、コントロール以前にこうなることは十分予測可能だった思うのだが...。

BMWは積極的開発で上位を狙う

ハイドフェルド、次戦大幅ステップアップを予言
今度の『F1.06』には新しいフロントウィング、それに修正されたリヤ・サスペンションが装着されている。前回のオーストラリアGPで投入された新しいエアロダイナミックスもすぐにその効果を発揮したし、今回の改良もきっとパフォーマンスのアップにつながることだろう。

BMWチームの前進であったザウバーは、開幕直後はある程度の成績を残すのにシーズン中盤に差し掛かるにつれ、他チームの追撃を許していたが、今年BMWにチームが買収されこれまでとは異なりシーズン中にも積極的に開発を進めることが出来そうだ。そのことにより、シーズン中盤に向けて更なる速さを発揮することは間違いないだろう。BMWやウィリアムズ、トヨタなどの中堅チームは本当に狭い範囲でひしめき合い、どのチームも一歩抜け出すことを目標としているだけに、彼らの争いというのも面白くなりそうだ。

テストでトラブルが出きって欲しい

スーパー・アグリのテストはマシントラブル
佐藤は『SA05-01』号車を駆ってコースに出たが、マシンはハイドロリック系のトラブルに見舞われ、この日わずか23ラップを周回するに留まり、もちろん予定したブリヂストンのタイヤ・プログラムにも支障をきたすこととなった。

決勝レースで琢磨が3戦連続完走していることはある意味驚きなのであり、テストでこの手のトラブルが出ると言うことは、やはりまだまだマシン的な信頼性が高いとはいえない証拠なのだろう(それだけに決勝レースで完走していることは驚きなのだが)。テストでトラブルが出るのは決勝で出なかっただけましなのだが、アグリのようにそもそものテスト日数が少ないことを考えると、開発熟成を進めることが出来ず問題だ。最低限のテストを行うことが出来るように、体制を整えてもらいたいものだ。その為には、大口のスポンサーの獲得が必至であろう。亜久里代表には是非ともフィールドの外でも頑張ってもらいたいものだ。

ミッドランドはもっとアピールするべきだ

ミッドランドF1、資金難の噂を全面否定
われわれのチームが資金難だなんて、根も葉もない悪質なデマだ。活動する資金は十分に手当てできているし、マシンの開発も予定通りに進められている。

資金難ではないのにもかかわらず、AGURIチームを除けば最下位争いを続けるミッドランド。もちろん、資金があれば上位を狙えると言うわけでないことは事実だが、ミッドランドが積極的に上位を狙っているとはやはり感じられない。その大きな要因として、このチームは積極的な広報活動があるわけでもなければ、メインスポンサーとして誰もが知っている企業がついているわけでもない。本人達は真剣にF1を戦っているのだろうが、ファンの多くがその頑張りを知ることが出来ないのが一番の問題点だろう。

ジョーダンを買収して出来たチームとはいえ、実質上の参戦初年度なのだから、ルーキーチームらしく積極的に広報活動をしてもらいたいものだ。

2006年4月13日

オーストラリアGP開催ピンチに

『フォスター』撤退、オーストラリアGPに打撃
これについてオーストラリアのビクトリア州では、「フォスターの撤退はオーストラリアGPの運営に深刻な影響を及ぼす」と、衝撃を隠しきれないでいる。
豪GP主催者、『フォスター』からの支援諦めず
ただし、体制が大きく変わったフォスター社首脳は「すでにF1での成功は終わった」とし、依然厳しい姿勢に変わりはないようだ。

 F1界で最も有名なビールブランドとして全世界に認知されていたFOSTERSが撤退するようだ。かなり前から噂は出ていたのだが、それが決定的になりオーストラリアGPに重大な影響が出そうだ。オーストラリアと言えば、ウィリアムズのウェバーや元ミナルディのオーナーで2008年からのF1参戦を表明しているポール・ストッタード等が思い浮かぶのだが、どうやら今回はオーストラリア国内云々と言う話ではなく、FOSTERSのヨーロッパ向け戦略の転換(と言うよりブランド売却による、撤退)によるもののようだ。そういえば、オーストラリアGPのみならず各国のGPでFOSTERSの看板を見ていたが、それがなくなってしまうということになりそうだ。

 ただ、オーストラリア国内に目を向けても、状況は悪化するだけなのかもしれない。

オーストラリアGPの地元視聴者数、最低だった
オーストラリアの調査会社『ロイ・モーガン・スポーツ・モニター』社がこのほど発表した数字によれば、今年のオーストラリアGPの視聴者数は最低のものだったことが判明したということだ。

もはや、スポンサー問題のみならずオーストラリアGPの開催に暗雲が立ち込めているようだ。もちろん、来年はこのような大きなイベントに当たらず開幕戦に復帰すれば、元の状況に戻る可能性は十分あるのだが。

2006年4月12日

テスト情報・ポールリカール [4/6]

ポールリカール合同テストではドーンボス光る(4/06)
トップタイムをマークしたのはマクラーレンのデ・ラ・ロサだったが、なんといっても光ったのはこれにわずか0.031秒差に迫ったレッドブルのロバート・ドーンボスだった

 レースでも光った走りを見せるリウッツィをも上回るタイムを叩きだしたドーンボス。今年、テストドライバーに落ち着いたドーンボスだったが、テストドライバーとして他の3rdドライバーと比べても十分な活躍を見せている。昨年のミナルディでは全く活躍することが出来なかっただけに、テストドライバーとしての活躍は彼を再評価させるきっかけとしては十分だろう。

 テストでのタイムはマクラーレン、レッドブル、ルノーの3チームが0.1秒以内にひしめき、ヨーロッパラウンドでルノーの速さへのストップをかける展開が期待される。

テスト情報・ポールリカール [4/7]

ポールリカール合同テスト最終日はトヨタ!(4/07)
この日トップタイムをマークしたのはテクニカル・ディレクター離脱に揺れるトヨタ・チームのリカルド・ゾンタだった。トヨタ ポールリカールテスト・ニュース(4/07)
パスカル・バセロン/車両デザイン及び開発ゼネラル・マネージャー:この先、われわれがどのレベルにいるのかを予測するのは難しいが、今回のテストにおける進歩は、前回のテストと比較しても非常に有意義なものとなった。

 ポールリカールで開催されていたテスト最終日、ルノーのフィジケラやマクラーレンのデラロサ、BMWのクビカなどを抑えて、トヨタのゾンタがトップタイムをマークした。同じテストドライバーのパニスは最下位に終わったものの、マシン開発が進んでいることは確実だろう。ガスコイン離脱直後のテストではあったが、その影響は全く感じられないようだ。

ロズベルグに賞賛の声が集まる

バトン、「ロズベルグのデビュー、自分より上」
バトン:同じ20歳でのF1デビューとはいえ、彼は僕の時よりもずっと経験豊富でレベルが上だよ。残念ながらマシントラブルとアクシデントによってこの2レースを失っているけれど、彼に類い希なスピードがあることはもうここまでで証明されているからね。僕は彼の将来を大いに買っているよ

 ロズベルグを賞賛する声は至るところから聞こえてくるが、ホンダのバトンまでロズベルグを賞賛するコメントを出している。思えば、バトンも同じウィリアムズから20歳でデビューしているだけに、自分の過去とオーバーラップしているのかもしれない。

 ただ、今のバトンにとってはロズベルグは賞賛する対象ではなく、争うべきライバルに十分なりうるだろう。トップを目指す立場ではあるが、ロズベルグのウィリアムズや復調してきたトヨタなど、バトンは上だけを見ればよいわけでは無くなってきている。一刻も早く、ルノーと並ぶべくチームと共にマシン熟成や戦略面での進歩が必須だろう。

ミッドランドの環境で、ガスコインが活躍できるとは思えないのだが...

トヨタ離脱のガスコイン氏にミッドランドが触手?
トヨタで得たような高収入は望むべくもないが、まだ高いモチベーションを保持しているならば新鮮なチャレンジにはなるだろう。

 それこそ有り余るほどの予算を使うことが出来たトヨタに在籍していただけに、自身のギャラの問題以前に現在のミッドランドのF1運営に対する姿勢において、ガスコインが活躍できるとは到底考えられないのだが。レッドブルなら可能性としては十分ありえるが、それこそ勤務地の問題やすでに加入しているニューウェイとの関係を考えると、これも難しい選択肢となるだろう。

亜久里の選択は間違っていたのか?

スーパー・アグリに本山哲の名前が浮上!?
ダニエル・オーデット:「マシンにいろいろと問題があることも事実だが、われわれは井出有治が佐藤琢磨のペースより1周で2秒も遅いということに関心を持たざるを得ない」

確かに、井出のペースの遅さをみていれば、チェンジを考えざるを得ないことも理解できる。ただ、オーデットがなんと言おうと、亜久里代表の決断で全ては決まるはずだ。そもそも、亜久里が井出を選んだ理由はなんだったのだろう? 今更、本山にチェンジすると言うのなら、なぜ最初から本山を選ばなかったのだろうか? マシン開発にしても速さにしても、井出には劣らないと十分考えられたのだが...。どちらにしても、亜久里代表は厳しい決断を下さなければならないのかもしれない。

2006年4月10日

ホンダもタイヤ問題で苦しむのか

ホンダ・チーム、「タイヤの問題解決する」
マーク・エリス/チーフ・テスト・エンジニア:先週のバレルンガのテストでも多くのポジティブなデータが得られた。いまチームではこれらを分析した上で、今週行われるバルセロナ・テストでさらに進歩させたいと思っている。

 オーストラリアでのバトンのアロンソによる抜かれ様は、本当に惨めな姿だった。バトン自身に問題が全く無かったわけではないが(ライン取り、ペースコントロール等できることはあったはずだが、我々はバトンのそのような動作を確認できない)、やはり主要な問題はタイヤの発熱問題のようだ。同じミシュランを使うルノーやマクラーレンの結果を見る限り、ホンダのマシン固有の問題なのだろう。これまでも、ピットアウト時のペースの伸び悩みのため、ピットインごとに順位を落とすことが何度と無くあった。ヨーロッパラウンドで改善されることを望むばかりだ。

ガスコインを飛ばしたけじめはつけねばならない

トヨタ、「モナコまでは現行の『TF106』で戦う」
鳴り物入りで迎え入れたマイク・ガスコイン氏をシーズン早々に更迭した以上、結果を出さなければチーム首脳陣もその責を問われることになりかねない状況だ。

 もはや、一刻の猶予も無い。ガスコインを飛ばしたけじめは自分達でつけなければならないだろう。ニューマシンの投入で劣勢を挽回できればよいのだが、より状況が悪化しないことを祈るばかりだ。すでに、ところどころでトヨタのF1撤退の噂が出ているが、それが現実にならないためにもチームには頑張ってほしいものだ。今、F1がトヨタを失うわけにはいかないのだ。

2006年4月 8日

FIAが12チーム枠を再考していることは事実だろう

FIA、4月10日の2008年参戦チーム会議をキャンセル
表向きは、この日の招集に対して不都合(チームの休暇予定)を示したチームがあったためということだが、FIAの真意は明らかでない。

今回の会議のキャンセルとは直接関係があるわけではないのだが、22チームものエントリーに対し頑なに12チームが上限と主張続ける可能性は低そうだ。当然のことながら、チーム数が多いほどF1は盛り上がる。しかし、現在のセッションを考えると、22チームが同時にフリー走行を走り、予選を行い44台のマシンが決勝を戦うことは現実的ではないだろう。かつての予備予選や予選落ちなどは必須となるだろう。

このことについて、FIAがどう判断をするのか現時点では明らかではないのだが、今後のF1人気を盛り上げるためにも、魅力的な提案がなされることに期待する。

オーデット、大いに吼える

スーパー・アグリ首脳、トロ・ロッソのエンジン非難
トロ・ロッソが今季使用するコスワース・エンジンは、回転数を16,700rpmに制限、インテークにはリストリクターが取り付けられ吸気量も制限されているが、V8よりトルクフルとされ、オーストラリアGPではシューマッハのフェラーリをオーバーテイクしてしまうという衝撃的なシーンを演じた。

これまでミッドランドが声高に批判を繰り広げていた、トロロッソの制限付きコスワースV10エンジン。当然のことながらアグリにとってもこのトロロッソは抜くべき対象であり、またこの制限付きコスワースV10エンジンに対する批判を強めている。実際、FIAの制限が弱かったと言うことがわかったのはシーズンに入ってから。ただ、フェラーリのミハエルを抜いたシーンはあまりに衝撃的であり、このような抗議を行うのは当然だろう。

エンジンの使用自体を辞めさせることは現実問題難しい。今回、オーデットが提案しているコンストラクターズポイントの剥奪はそれ自体はインパクトが大きいのだが、現実問題トロロッソが得ている利益を考えてみればあながち無茶な条件ではないかもしれない。どちらにしても、今のままの条件で戦い続けるのはアグリにとってもミッドランドにとっても不利益この上ない。FIAが何らかの対処に動くことを望むばかりだが...。

テスト情報・ポールリカール [4/5]

ポールリカールでも合同テストがスタート(4/05)
トヨタ ポールリカールテスト・ニュース(4/05)

ポールリカールではルノー・マクラーレン・BMW・トヨタの4チームがテストを実施。トップタイムは相変わらず、ルノーのコバライネン。まるで、アロンソが抜けてもノープロブレムと言いたいかのごとく、コバライネンは好タイムを記録し続けている。

また、BMWはレギュラードライバーのヴィルヌーヴも参加。タイムは伸び悩んでいるが、93周を走行し積極的にマシン熟成に勤めているようだ。

さらに、ガスコイン離脱が発表されたトヨタも何事も無かったの様にテストを行っている。

テスト情報・バレルンガ [4/5]

バレルンガ合同テスト、シューマッハ最速!(4/05)
ホンダのバレルンガ・テストにはバトン初登場
シューマッハは改良エンジンでバレルンガ最速タイム

三週間のインターバルの間、多くのチームがテストを実施しているが、フェラーリはなんとミハエルがテストを行っているようだ。また、フェラーリと同じくバレルンガでテストを実施しているホンダはバトンが登場。三週間のインターバルとはいえ、ドライバーはシーズン中はゆっくりと休む余裕も無いようだ。

トヨタはこの後どうするつもりだ?

独紙は「ガスコインT/Dのトヨタ離脱を歓迎」
その中で、いつもながら辛辣な論調のこの新聞は「余りに高額なこのデザイナーの獲得はトヨタにとって大きな失敗だった。しかし今回彼が離脱することにより、やっとラルフにとって勝利への道が拓けた」と書き立てている。

 高額かどうかが問題なのではない、結果が出たか出ないかが問題だ。これまで、ガスコインのみを批判する内容の記事ばかりを目にするのだが、トヨタチームはガスコインひとりが動かしていたのか? 答えはNOだろう。確かに、ガスコインのギャラが高すぎたり、気難しさは問題のうちのひとつかもしれない。ただ、それだけ、そう【ガスコイン】だけを理由にトヨタの不振を片付けてしまうのはあまりに短絡的ではないか? 実際、今後のチームの結果を見ればわかることなのだが、ガスコイン無きトヨタが突然好成績を挙げ始めるとは到底思えない。そして、ガスコインは盛大にトヨタ批判を始めるだろう、トヨタが正しいかガスコインが正しかったか近々わかるはずだ。どちらにしても、ガスコインの首を飛ばしただけで、ラルフの勝利の道が開けたと言うのは、あまりに無責任な見解だろう。

バドエルのキャリアは終わりに向かっている

フェラーリ、ブリヂストン&バドエルの進言を無視?
チームに従順なルカ・バドエルが公然とチームとのこうした行き違いについて主張したことは、跳ね馬チームにとって新たな動きか。

 フェラーリのテストドライバーとして何年も開発を行っていたバドエル、彼がフェラーリ批判をした事実はこれまで聞いた事が無い。バドエルはかつてはレースにも出ていたドライバーだったが、ここ数年はフェラーリの裏方に徹している。これまでブリヂストンに対する辛辣なコメントは何度と無く聞いていたのだが、フェラーリに対して批判をするといったことは驚きに値する。かつて、フェラーリを批判したフェラーリドライバーは切られ続けている。

 Niftyの指摘の通り、これはフェラーリにとって新たな動きなのかもしれない。フェラーリチームの現体制は終焉に向かっているのだろうか? どちらにしても、バドエルのキャリアは終わりに向かうことは確実だろう。

2006年4月 5日

フェラーリテスト情報 [4/4]

ホンダ&フェラーリ、バレルンガでテスト開始(4/04)
フェラーリ、イモラでの挽回に向けてテスト開始
チームでは「課題となっているエンジン、タイヤ双方を改良し、サンマリノGPでは再びトップに君臨する」と息巻いている。

この手のテストではタイムだけではなんとも言えないのだが、エンジン・タイヤ共に問題があることはわかった。旧マシンを出してきてまでタイヤテストを行っているのだが、それほど(タイヤの評価に影響が出るほど)今年のマシンに問題が多いと言うことなのだろうか? ルノーの独走を止めるためにもフェラーリには頑張ってほしいものだ。

ロズベルグの移籍の可能性は高い

F.ウィリアムズ代表、ロズベルグの契約売却を否定
とはいえ、同じように20歳で同チームからF1デビューをさせたジェンソン・バトンについて、昨年結局はホンダに同選手との契約を売却して多額の資金を手にしたというのも事実。

 昨年のバトンと今年のロズベルグとでは全く状況が違うが、ウィリアムズがロズベルグを移籍させる可能性は十分あるだろう。どちらにしても、シーズン終了後のロズベルグの結果次第だろう。ウェバーを差し置いて、久々の勝利をウィリアムズにもたらす様なことがあれば手放さないだろうが、そこまでずば抜けていなければ手放す可能性は十分にありえるかもしれない。どちらにしても、ドライバーにあまり執着しないフランク・ウィリアムズだけに、高額な移籍金が伴うのなら移籍の可能性は高いだろう。

ホンダテスト情報 [4/4]

ホンダ&フェラーリ、バレルンガでテスト開始(4/04)
イタリアのバレルンガ・サーキットを舞台に、フェラーリ(ブリヂストン)とホンダ(ミシュラン)2チームによる合同テストが開始された。
ホンダ、バレルンガでテスト開始(4/04)
ホンダがここでテストをするのは先月に続くものだが、前回とは異なり気温もかなり上昇しているため、次戦サンマリノGPを想定したプログラムが有効に行えるものと期待されている。

このところホンダはバレルンガでのテストを続けているが、今回もデビッドソンとロシターがテストを担当している。しかも、明日はレギュラードライバーのバトンも参加するとのことで、レースの合間も休むこと無くマシン開発は続行されているようだ。バレルンガはサンマリノにも近く、次戦のサンマリノGPと同様の気候でテストできることから、サンマリノGPでの戦略を練ることも出来そうだ。今年はブリヂストン・ミシュラン問わず、レース中でのタイヤの使い方に焦点が当てられているだけに(前戦でのバトンの抜かれざまを繰り返すわけにはいけない)、ぜひとも有効なデータを取ってもらいたいものだ。

2006年4月 4日

金曜セッションを無くさない方法を考えるべきだ

ルノー首脳、「金曜セッションは不要」
エンジンを走らせたい距離を制限されるのだから、誰もコンディションの悪い金曜日になんか走りたくない。もしも第3ドライバーというものがなければ、相当悲惨な状況になっているよ。いまわれわれはこの金曜日のセッションがほんとうに必要なのか考えなければならない時に来ている。

 パット・シモンズの言っていることはもっともだ。彼のみならず多くのチームやドライバーが同様の考えを持っていることも事実だろう。実際、3rdカーを走らせないチームにとっては、無意味に近いセッションと考えられても仕方が無い。ただ、3rdカーを走らせているチーム、つまりトップ4以外のにとってみれば、これは貴重なセッションだとも言える。エンジン耐久性のことを考えると、レギュラードライバーが走ることが出来る距離は限られてしまうのだが、エンジンの耐久性を考える必要が無い3rdカーについてその走行がチームにとって貴重な情報源となるだろう。そして、それはトップチームへのチャレンジのために必要な情報なのではないだろうか。

 もちろん、トップチームも含めた全チームが走行するセッションのほうがいいに決まってる。ただ、トップチームが走らないからといってセッションがいらないと言う意見について、下位チームはもちろん観客全てが同意するとは思えないのだがどうだろうか?

そんなことでは、チャンピオンを取ることは出来ないぞフィジケラ

フィジケーラ、エンジニアの鼓舞に釈明
最初テレメトリーがトラブっていて、マシンの状況がつかめなかったんだ。さらに途中、クラッチにもトラブルが出たしね。チームからはもっとプッシュしろって言われ続けたけれど、あの時の状況ではあれが限界だったよ。でもバトンがブローしたのだって、僕が後方からあおり続けた結果なんだけどね

もちろん、ピットスタートからのレースなのだから、5位入賞は価値があるかもしれない。ただ、開幕戦でライコネンが3位に食い込んだことに比べると、どうしても見劣りせざるを得ない。あれだけ混乱したレースなのだから、戦略でもっと上位に出ることは可能だっただろう。バトンの件にしてもコース上で抜けなかったことを悔しむ気持ちが必要だ。フィジケラにはもっとアグレッシブなレース運びを期待したいものだ。

さすがと言うべきか、A.ニューエイ

A.ニューイ氏、すでに『RB2』改良で実績
シーズン前のテストでは『RB2』の冷却系に問題があることが露呈。一時はその流麗なカウリングに無様な冷却口を開けるという応急措置がみられたが、この解決に今季マクラーレン・チームから移籍したばかりのエイドリアン・ニューイ氏がさっそく尽力したことが明かされた。

 ウィリアムズ、マクラーレンとF1界のトップクラスのチームを渡り歩いた後にレッドブルに加入したニューエイ。レッドブルでの仕事は来年のマシンからと思われていたが、今年のマシンでもその手腕を遺憾なく発揮しているようだ。

 シーズン前はある程度の評価を得ていたRB2だったが、レースではなかなか結果が残せず、Jrチームのトロロッソにも迫られてしまう始末。今回は緊急対応となったニューエイだが、RB2の本格的改良に着手する日は近いかもしれない。

2006年3月14日

ミハエルはいつまでドライビングだけに関心を持ち続けられるだろう?

シューマッハ、あらためてF1チーム設立を否定
「僕が関心を持つのはドライビングであって、マネージメントではないんだ。それにジャン・トッドを見てみたまえ。彼は少なくとも週に6日、毎日12時間から14時間はデスクの前に座って仕事をしているよ。僕にはとてもそんなことは耐えられないからね」

マネージメント自体をミハエルがする必要は無いんじゃないだろうか。史上最多勝利やチャンピオンなど記録という記録を全て総なめにしたミハエルがチームを作るのなら、トッドがやっているようなマネージメントを彼がやる必要が無いチームを作ることは容易だと思うのだが、どうだろう? F1遅報的には、ミハエルは今年チャンピオンを取れば引退し、自身のチーム設立に動くと予想している。ただ、参戦は早くても2008年になるだろうが、参戦する際はドイツ企業のみならずミハエルに魅了された多くの企業がスポンサードすることだろう。

バーレンのマッサ、確かに不可解なスピンだった

フェラーリ、マッサのスピン原因を調査
同チームのロス・ブラウン/テクニカル・ディレクターは「われわれはこれが単なるドライバー・エラーではないと考えている。したがって、スピンを起こした原因について、早急にこれを見出す必要がある」と語っている。

 あれには驚かされた、マッサ本人も「軽くブレーキを踏んだ瞬間に、突然リヤのコントロールがなくなってしまったんだ」と言っているだけに、やってしまったと思ったのではなく逆に驚いたんだろう。それ以上に驚いたのは前を走行していたアロンソに間違いないだろうが...。特定条件におけるタイヤの挙動の乱れや、マシン自体の挙動の乱れ、原因はいろいろ考えることができ、それだけに究明は難しいかもしれない。ただ、レースが台無しになるだけでなく、ドライバー自信をも危機に陥れるような事態になりかねないだけに、一刻も早い原因究明が望まれる。

F1に、戻っておいで、ストッタード

P.ストゥダート氏(前ミナルディ)の再出発つまづく
前ミナルディ・チーム代表であるポール・ストゥダート氏(51歳:オーストラリアGP)は、母国で自身が設立した『オージー・ジェット航空』で11月からシドニーとメルボルンの間に定期便を就航させていたが、このほど不採算からこれを休止することを明らかにした。

ストッタードって本当の職業って何なんだろうか? もしかして、単なる金持ちだったのか? F1で成功できない、これは理解できる。が、本来のビジネスに戻っても失敗するというのはどういうことなんだろう? なんだかんだ言ってF1に関わる人たち(チーム側)って、コアビジネスを持っててそこでは死ぬほど成功してる人たちがほとんどで、それでもF1ではなかなかうまくいかないってパターンなんだけど、ストッタードはほんとにダメダメだったのか? でも、そんなダメダメ親父があんなすげーF1コレクション(アグリチームの元となったマシンとか)を持ってるってのもなぁ、親の資産か?

と、ストッタードが何者なのかが全くわからない状況ですが、F1では名物キャラクターだったことも事実。彼が世に送り出したスタードライバーは少なくないです(前代のG.ミナルディ氏も加えればこのチームがF1に果たした役割は計り知れない)。2008年からF1に戻ってきてくれることを祈るばかりだ。

2006年3月13日

ブリヂストンは手放しで喜んでよいのか

ブリヂストン、パフォーマンスに自信
同モータースポーツの菅沼寿夫/テクニカル・マネージャーは「優勝したのはブリヂストン・ユーザーではなかったし、タイヤには常に改善の余地はあるものだが、それでも今回のレースは大いに励みになるものだった。

 そうだ、その通りだ。確かにミハエルはポールを獲得し、決勝レースでも2番手に入った。しかも、レース中のファーステストラップはブリヂストンを装着したウィリアムズのロズベルグだった。ただ、これでミシュランとの相対評価でミシュランを上回ったとは全く思えない。予選は燃料次第だし、決勝でも燃料が少なくなった時点でのアタックであり、純粋にタイヤの性能を評価する指標としては疑問が残る。

 ただ、昨年ほどの差があるかと問われればそれは否であろう。今後もブリヂストンユーザが満足するタイヤを供給し続けること、いまブリヂストンができることはそれに尽きるであろう。

鈴鹿の観客動員がいかにすごいかがわかる

バーレーンGP、決勝レース日の観客は40,000人
2004年の初開催から3年目、今年はシーズン開幕戦の栄誉を担ったバーレーンGPだが、決勝レース当日の観客数は約40,000人だったことが主催者から発表された。バーレーン国際サーキットのマーティン・ウィテカー/ゼネラル・マネージャーによれば、金・土・日3日間の合計は約77,000人で、これは昨年よりも6,000人以上多いものという。

 一番最初に思ったのは、たったこれだけの入場者数でサーキットとしてはペイしているのかということだ。もしかしたら、入場料が異様に高いとか、実は観戦券は売れてるけど来て無いだけ、とかだろうか? Niftyの記事でも指摘しているが、鈴鹿の決勝日は15万人を超え3日間で30万人を超えるということが如何にすごいことか再認識させられた。

アグリの参戦は1年早かったのだ

鈴木亜久里代表、「レースがテストの代わり」
この週末経験したすべてのものは、本来冬のテストでやっておくべきものだったんだ。そういう意味で言えば、今日はわがチームにとってとても良いレッスンだったと言えるんじゃないかな。

本来、11月に参戦発表をするのなら、次の年は開発とテストの繰り返しのはずでレースに出る余裕など無いはずだ。しかし、アグリはどうしても今年レースに参戦させなければならなかった。もちろん、お金に余裕があれば1年間きっちりとマシンの開発やチーム組織自体を作り上げていくべきだ。ただ、プライベートチームにはそんな余裕は全く無い。F1のレースを走るからこそ出るスポンサーマネーがほとんどだろうし、レースを走っているからこそスポンサーへの説明もしやすい。

亜久里が言っているように、今年の参戦自体がテストのようなものなのだ。いいじゃないか、開発熟成を進めていくアグリチームの成長をつぶさに観察することができるのだから。

もう少し、ロズベルグのことに触れるべきだろう

ウィリアムズ首脳、「最速なのはわれわれだった」
最初のピットストップを遅らせるという、ちょっと保守的な作戦を採ったためあまり反映されなかったが、今日コース上で一番速かったのはわれわれのマシンだよ。

バーレーンGPの決勝を見ていてロズベルグの速さに関心したものは多いだろうが、ウィリアムズのマシンが速いと感じた人間はそれより少ないだろう。もちろん、マシンの力は大きいだろう。ただ、もう少しロズベルグのことを触れるべきではないか? 彼は決勝で最下位まで落ちてしまったのにもかかわらず、百戦錬磨で抜きにくいクルサードとクリエンを抜いた上に7位に入賞、さらにはファーステストラップまでチームにプレゼントしたのだから。それに、多くのチームはロズベルグの獲得に動いているはずだろうから。

今年のトヨタは絶望的なのか

トヨタ バーレーンGP決勝レースニュース
ヤルノ・トゥルーリ:パッケージは競争力が低く、レース全体を通して全力を尽くして戦ったが、ハードに攻めれば攻めるほど遅く感じた。われわれは明らかにこの週末、競争力が足りなかった。
冨田 務:“TF106”の基本的なバランスには、問題は無いが、週末を通じて、タイヤのグリップに苦しんだ。昨年中盤戦以降のパフォーマンスを考えると、かなり戦闘力を失っているようにも思えるので、その原因を早急に究明せねばならない。

 バーレーンGPの結果そして上記の二人のコメントを読む限り、マレーシアでトヨタがポールシッターになることも表彰台に上ることも難しそうだ。ラルフの結果もひどいものに終わり、マシンが何らかの問題を抱えていることは確実だ。今年は初勝利を目標としていただけに、開幕戦からいつでも優勝を狙える位置にいなくてはならなかったのだが根本的なマシンのパフォーマンス不足という結果になってしまったようだ。

 今週末のマレーシアGPで劇的にパフォーマンスが改善することは無いだろうが、シーズンは始まったばかり。まだまだ開発熟成を続けるチャンスはある。ヨーロッパラウンドに入る頃には本来のパフォーマンスを取り戻してほしいものだ。

フェラーリの株を買ってどうするつもりだ、エクレストン

エクレストン氏、今度はフェラーリ株の買収にも関心
それによれば、交渉の対象となっているのはイタリアの銀行『メディオバンカ』が保有するフェラーリ社の株式で、全体の約15%に相当する額という。同銀行の関係者によれば、この先1か月か1か月半以内にまとまるとの見通しを示したが、エクレストン氏自身は「金額次第さ」と、涼しい顔だ。

フェラーリのかぶって公開してるのかなぁ? 日本だと微妙に関係者になっちゃいそうな気配のエクレストンだけど、彼がフェラーリの株を持つ意味が微妙にわからない。明確なメリットがあるのかなぁ? それとも、純粋投資なんだろうか? 純粋投資であるのなら、彼の今の立場が株価もしくは株の価値事態に影響を及ぼさないことを祈るばかりだ。

ミハエルでチャンピオンを取ることの意思表示だ

フェラーリ、「ロッシに構っている暇はない」
これは、バーレーンで同チームのロス・ブラウン/テクニカル・ディレクターが語ったもので、フェラーリが今年は全チーム間で合意される「年間テスト制限案」に同調することになったことが原因。

シーズンが始まってしまえば、チャンピオンを取るためにできることをするだけだ。開幕戦の結果からミハエルで十分戦えることが認識され、かつテスト制限に合意した関係上、ロッシをF1マシンに慣れさせる用があるのならバドエルやマッサ、そしてミハエル自身の手によってマシン開発を継続することが必然となるためだ。

ミハエルは今年チャンピオンを取れば引退するしないに関わらずフェラーリを去ることは必須だろう。同時にロス・ブラウンの離脱(引退)も同様に考えられ、もはや来年のフェラーリのことを考えはしないということの意思表示かもしれない。とにかく、今は今年のチャンピオン目指して頑張るのみなのだろう。

いろいろな意味でF1が開幕した感じだ

ルノー首脳、フェラーリのウィングを批判
ルノーはバーレーンでフェラーリ『248F1』のリヤウィングが不正なものであるとしてFIAに抗議。
インスペクターが再検査を行ったが最終的に不正とは判断されなかったという。

毎年のことながら勃発するレギュレーションの解釈合戦。今回はフェラーリのリアウィングについて、ルノーが指摘した形だ。具体的にリアウィングのたわみ具合がどの程度空力的に有利に働くのかわからないのだが、FIAが不正と判断していない段階では「白」と考えるべきなのだろう。ただ、「白」と決まり他チームもその技術を評価しているのなら真似ればいいだけだ、ルノーは評価しているからこそFIAに抗議したのだろうから。ただ、この手のレギュレーション解釈問題がこじれ、昨年のBARホンダのような失格騒ぎにならないことを祈るばかりだ。

2006年3月11日

富士、鈴鹿のダブル開催確定か?

F1、日本で2大会開催へ FIA副会長が方針
国際自動車連盟(FIA)のバーニー・エクレストン副会長は11日、自動車のF1シリーズを日本で1シーズンに2大会開催する方針を当地で明らかにした。日本グランプリ(GP)は三重県鈴鹿サーキットで行われており、新たに静岡県の富士スピードウェイで新GPを行うという。

 バーニーのコメントならかなり確度が高いものだろう。バーニーだって馬鹿じゃない、トヨタ、ホンダ、アグリ、これらの日本に縁のある3チームが参戦しており、また日本のF1熱も知っている。以前に英田で開催したパシフィックグランプリは微妙な結果となったが、トヨタがバックアップする富士での開催なら十分にビジネスとしても成功するだろう。ましてや、鈴鹿に比べて東京に近い富士だ。新たなF1ファンを作り出すきっかけにもなるだろう。

 ただでさえ、欧州はタバコ広告規制などでレースが開催しにくくなってきている。それだけに、日本を挙げてF1を盛り上げていくべきなのだ。もはや、トヨタvsホンダ等と言ってる場合ではない。どちらのメーカーも日本国内での話をしている場合ではなく、F1に参戦しているということは世界に通用するメーカーとしてのチャレンジなのだ。国内でF1が2回開催されることによって、確かにこれまで鈴鹿サーキットで日本グランプリを開催していたホンダ(鈴鹿サーキットはホンダの子会社でもあり、縁も深い)にとっては、これまで持っていたパイが狭まるかもしれない。ただ、いまここで国内でF1熱に火をつけることができれば、2メーカーがF1に参戦するメリットは増えるはずだ。今年、両メーカーは公式として国内最高のカテゴリー、フォーミュラニッポンにエンジンサプライヤーとして参戦を表明している。F1についても、サーキットではライバルであるが、盛り上げていく戦友としては共同戦線を張るべきであることは十分理解しているはずだ。

 F1ビジネスを牛耳るバーニーの発言だけに、十分期待できるだろう。来年からは1年に2回F1を見ることができる。我々ファンにとってはこれ以上のいいニュースは無いだろう。

鈴鹿でのF1開催は今年までなのか?

トヨタ、F1誘致正式に申請 07年開催へ@asahi.com
F1は1国1開催が原則だが、ドイツなど例外もある。今後は現在日本グランプリを開催している鈴鹿サーキットでの開催がどうなるかに注目が集まる。

 たぶん2007年からの富士でのF1開催は確定的だろう。現時点では申請をしただけで、そのことが実際のF1開催の確約なのかはわからないが、鈴鹿が何もコメントしていない時点なのでなんともわからない。ただ、トヨタはF1を開催するために富士を買収したわけで、この流れは当然なのかもしれない。
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 もう10年以上鈴鹿に通い続けており、正直、鈴鹿に相当愛着を持っています。10月になると鈴鹿に行く準備をして5日間程度サーキットの駐車場で過ごすのが毎年のイベントでした。どのような形でも構わないので鈴鹿でF1開催を望みます。どちらかといえば、春は富士で、秋に鈴鹿といった流れになれば最高なのですが。

フェラーリがテスト制限に合意する意義とは?

フェラーリ『年間テスト制限』合意を認める
昨年、唯一フェラーリ・チームだけが離反して成立しなかったシーズン中の『テスト制限案』について、今年は同チームも合意する意向であることがあらためて確認された。

 正直、去年のテスト制限に完全無視を決め込んだことについて、このチームは「ほんとに勝利のためには何でもやる」という感じを受けた。いわゆる紳士協定の類なんだが、昨年はそれどころじゃなかったということなのだろう。ただ、制限日数の30日を大きく上回る80日のテストを実施しても結果は散々だったのだが...。
 今年のテスト制限についてはいろいろな形で制限が緩やかになっている。テスト日数が30日から36日に伸びたことは言うまでも無いが、ホームサーキットを決めた上で2箇所のサーキットで同時テストが可能なものになるかもしれない。それらの点を評価してフェラーリはこの制限に同意したのだろうか? どちらにしても、フェラーリといった歴史あるチームがどうどうと紳士協定を破っていた姿勢は同意できなかっただけに、ぜひとも全チームに同意してもらいたいものだ。

今年もH2Oを飲みまくることになりそうだ

『アサヒ飲料』、スーパー・アグリとパートナーシップ契約
アサヒ飲料は、昨年「アサヒ SUPER H2O」において、日本人トップアスリートによる水分補給の実戦評価プロジェクト『Team SUPER H2O』を開始、 その共同開発者には当時B.A.R・ホンダ・チームの佐藤琢磨があたった。

 今年もインタビュー中にこのH2Oをよく見かけるなぁと思ったら、アグリにアサヒ飲料がスポンサードとのこと。またひとつアグリのスポンサーが増えてほっとしています。実際、冗談抜きにドライバーにとって適した飲料を開発するってのは重要なことなので、その面でも期待しています。

 H2Oと言えば昨年もいろいろなおまけ狙いで飲みまくったなぁ。今年は、昨年よりいろいろな面で組みやすいと思うので、強烈なおまけを期待しております。鈴鹿で特別イベントとか、とにかく今年の鈴鹿は盛り上がりそうだ。

騒音問題はモンツァ住民にとっては死活問題だ

イタリアGP、騒音問題で中止の危機も!
これについてサーキット側の弁護士は「この訴えはすでに本来の『健康問題』ではなくなった。担当裁判官であるマルコ・マヌンタ判事の単なる感情論になってしまっている」と、伊『アウトスプリント』誌で指摘している。

いきなり、結論から言ってしまうような引用で恐縮だが、もしそのような裁判が行われているとしたら恐ろしい。ただ、この騒音問題については確かに住民にとっては死活問題になりかねない。健康被害を訴えている面から考えると十分裁判を起こされても仕方が無い内容なのかもしれないが、レースは365日開催しているわけではない。裁判という形を取るのではなく、住民に納得してもらえる説明をサーキット側は真摯にすべきだろう。もちろん、真摯にしていたが結果として訴えられてしまったのかもしれないが...。

F3000の中止が命じられたとのことだが、それならばF1はもちろん開催中止になるのだろうか? いちF1ファンとしては、もうこれ以上サーキットを変えないでもらいたいと願うばかりだ。

2006年3月10日

マシンが無事なら上出来だ

スーパー・アグリ、まずは順調な滑り出し
砂漠に中にあるバーレーン・サーキットのことゆえまだ路面状況が優れないことから、上位チームの多くはまったくコースに出ないところも多く、タイムを記録したのは全28台中17台。残念ながらスーパー・アグリの2台はこのうちの16-17番手に留まったものの、2人は共に15ラップを周回した。

正直、この最初のセッションからマシンやエンジンが壊れたり、コースアウトしてマシンを壊してしまうのではとハラハラしていたが、二人とも積極的に走りこみをすることができたようだ。やはり、事前テストが全然できていないことから、実戦テストのつもりでとにかく積極的に走りこんでほしいものだ。琢磨がミッドランドの一台を食うことが出れば上出来だといえるだろう。

大きく変わった今年のF1レギュレーション

主な2006年F1レギュレーション主な変更点
【エンジン】【タイヤ】【エアロダイナミックス】【公式予選】【燃料】

ほとんどの領域で何らかのレギュレーション変更が加えられた今年のF1レギュレーション。この中でも一番大きい改革は【エンジン】でしょう。

・2005年同様、1基のエンジンで2つのグランプリ(距離にして約1,500km)をまかなう。
・やむを得ずエンジン交換した場合はグリッド10番降格
・最低重量95kg、型式はバンク角90度のV8エンジン、総排気量は2,400CCまで

2グランプリで1基のルールは継続。そして、最低重量・バンク角・気筒数・排気量の4つの厳しい条件の範囲内でエンジンは作られる。昨年の耐久性敵制約に加え、今年はエンジンパワーの制約が厳しい。多くのドライバーが、パワー不足というよりはF3並のエンジンだと発言しているが、それも無理は無いだろう。しかし、当初FIAが目論んでいたタイム増加の目標はいきなり破られそうだ。昨年のポールタイムは1'29.848(F.アロンソ/ルノー)だがFriday Practice 1でBMWザウバーのクビカが出したタイムは1'32.170。2.5secのタイム短縮は十分にありえると思うのだが、どうだろうか?

ライコネン、なぜ、そこまで控えめな発言なんだ?

ライコネン、「速いけど良いポジションとは思わない」
「テストでは、実際しばしばわれわれはスピードは見せたと思う。でもほんとうのポジションはどうなのだか。ルノーやホンダは明らかにわれわれよりも前を行っているんじゃないかな。」

慎重といわれればそれまでだが、どちらかというとチームへの牽制、もしくは諦めから出たコメントなのかもしれない。どちらにしても、ライコネンは今年も全力でチャンピオンを取りに来るだろう。来年離れなくてはならないチームではあるが、来年移籍するチームが確実にチャンピオンを取れるチームとは限らない。それだけにこの発言はライコネン流の戦略なのかもしれない。Friday Practice 1 では2回のタイムアタックで3番手を取ったが、他のトップチームが本格的に走っていないだけに判断は難しい。

バトンよなぜモナコではなくバーレーンなんだ?

バトン、バーレーンで大邸宅を購入
また伝えられるところでは、ここバーレーンはモナコ同様に『税金回避地』で、F1ドライバーが手にする高額の税金を免れることができるようだ。

多くのF1ドライバーがモナコに住む理由は、この税金回避的な側面が強くさらにヨーロッパの中心にありアクセスがしやすいという面もあるだろう。ただ、バーレーンの位置を考えると、チームや母国のイギリスからはさすがにちょっと遠い気がするのだが...。謎は深まるばかりだ。

アレジの2008年F1参戦は確実か?

マクラーレン、第2チーム稼働に前向き
「現在のコンコルド協定では、F1チームはそれぞれ独自のコンストラクターズでなければならないことになっていて、これは大きな負担だね。もし2008年からのレギュレーションでこの部分がクリアになるのであれば、われわれマクラーレンにも大いにその可能性はあると言っておくよ」

いろんな意味でFIA側との神経戦になってますが、もはやGPMA側としては自分達に少しでも有利になる条件をFIA側から引き出すことが重要な状態になっているようですね。

で、マクラーレンの2ndチームですが、アレジ&ディレクシブの件もあり2008年からの参入でもっとも確実視されるチームとなりそうですね。個人的には、12チーム24台という制限を一気に撤廃してもらいたいと思うのですがどうでしょう? 2リーグ制で最大24チームとか...いろいろ制限は出てきちゃいそうですが。

さらば、ホッケンハイム・リンク、、、

ホッケンハイム、2008年限りでドイツGP撤退
「F1はあまりにもお金を喰いすぎる。われわれには現在すでに負債が3,500万ドル(約41億3千万円)もあるんだ。2008年のイベントのあと、われわれはバーニー・エクレストン氏に新しい契約は求めないだろう」

サーキットがF1開催をするためにどのような金銭的負担があるのか詳しくは知りませんが、FOMだかFOA側に多額の契約金を払う関係でこのような多額な負債になってしまったのでしょうか? ドイツのエンジンサプライヤーやシューマッハ兄弟のようなドライバーがいるのにもかかわらず、このような事態になってしまうとはちょっと不思議な気もします。

ホッケンハイムというと、94年に片山右京がティレル・ヤマハで2位を快走していたシーンが蘇ってきます。超高速サーキットで木々に囲まれた森の中を走るF1マシンたちは、本当にかっこよかったと記憶しています。コースレイアウトを変えたりしていろいろ努力していただけに、非常に残念な結果だといわざるを得ませんね。また、F1から名物サーキットが姿を消すことになりそうです。

それでも、アグリチームのスタッフはホンダの半分近くはいるんだ

スーパー・アグリのスタッフ、ホンダの半分以下
いよいよ開幕戦の地・バーレーン国際サーキットへと乗り込んだルーキー・チームの『スーパー・アグリ・F1』だが、チームによればスタッフ全員を合わせた人数は43人であるという。

これってファクトリーのスタッフも合わせてのかずかなぁ? もし、そうだとしたらさすがに少なすぎるかも。もちろん、サーキットに来てるレースチームの数だとしても少ない。ただ、人数がいればいいってわけじゃないし、それこそ少数精鋭でアグリ氏の意思に付いて行こう、自分達でチームを作り上げていこうと考えてくれるスタッフじゃなかったらいらないからね。もちろん、お金的にもきついだろうし。

破れかぶれだな、ラルフは

ラルフ、「ライコネンは無口なだけ」
彼がアイスマンと呼ばれるのは、別に沈着冷静だからという訳じゃないだろう。彼が何も喋らないから、だから人々が「クール」だと思うだけのことなんだよ。もしも僕が彼と同じように振る舞ったなら、きっと僕はただ『傲慢な愚か者』と言われるに違いないだろうね

なんでそんなことを指摘するのかがよくわからないのだが、ラルフ的にはライコネンが許せない部分でもあるのかなぁ? 当のライコネンは全く相手にしなさそうですが...。さらにラルフですが、

さらに偉大な兄についても、「兄の存在はこれまで『助け』というよりはむしろ『障害』だった」と、切って捨てた。

兄貴がいなかったら、君はF1までステップアップできなかったでしょうな、確実に。

ラルフが何でこんな無駄口を叩いているのかわか

2006年3月 9日

ニュルブルクリンクも改修

ニュルブルクリンクに大規模な改修計画
なお、コース改修についてはこちらも例によりヘルマン・ティルケ氏の事務所が設計・監修することになるという。

またもやティルケ氏が関わるサーキットが増えそうだ。もはや、世界にはティルケ氏以外にサーキットを設計できる人材がいないとしか思えなくなってきた。しかし、ヨーロッパGPを冠したニュルブルクリンクだが、ニュルでのF1開催はいつまで続くのだろうか? 先日のスペインでの2回開催や、日本でも2回開催の声が聞こえてきそうなのだが...。

GPMA崩壊か?

エクレストン氏、「F1戦争もうすぐ終結」と自信
F1は全12チームとされているため、もし噂になっているプライベート・チームが多く参加してしまえば、上記5チームといえども2008年からは弾き出されかねない状況にある。

ここのところのプライベート系チームの2008年からのF1参入の話は、バーニー側がプライベーターたちを炊きつけた結果のことかもしれない。どちらにしても、GPMA側としてはなし崩しになるかもしれない。どこか1チームでも、FIA側に流れれば決着は付くだろう。

マクラーレンの恵みのスポンサーが

マクラーレン、『エミレーツ航空』と正式契約発表
契約年数、金額は不明。これにより今後『エミレーツ航空』のロゴが『MP4-21』のボディと両ドライバーのウェアに表記されることになる。

なんとか、開幕戦に間に合わせたということだろうか。どちらにしてもメインスポンサー未定のままで開幕を迎えることなく、マクラーレン陣もほっとしているところだろう。これで、昨年以上に積極的に開発ができるであろう。

バトンの初勝利なるか?

ホンダ バーレーンGP事前ニュース
ジェンソン・バトン:
ここがライバルたちとの実力差を計る、初めての機会になる。とはいえわれわれのパッケージは、十分に強力なはずだ。最初から優勝を狙えたら、最高だね。

バトンからしてみれば、昨年勝ちまくるはずだっただけに本当に待ち遠しい開幕戦だっただろう。今年のホンダはライバルからも最も注目される存在であり、ホンダワークス化&バリチェロの加入により、より強力な体制で戦うことができる。ここ、バーレーンでいきなり勝つことができなくとも、トップのすぐ後ろにつけることが何よりも重要になるだろう。

パワーダウンが引き起こすもの

クルサード、「今年のF1はまるでF3並み」
「『V10-3.0リッター』から『V8-2.4リッター』になって、明らかにF1はパワーダウンしたね。一方でタイヤのグリップ力のほうが増したので、今年のF1はパワーよりもグリップのほうが勝ってしまっているんだ。これじゃまるでF3カーだよ。」

クルサードが言うのだからそうなのだろう、F1独特の強烈なパワーから引き起こされる加速にF1にステップアップしてきたドライバーは必ず驚くのだが、そういったシーンは減ってくるのかもしれない。F1の特殊性が損なわれてしまったとしたら、F1は特別なものではなくなってしまうかもしれない。

そして、一ファンとしてはF1のあのエンジン音が損なわれてしまうと思うと残念でならないし、今から不安でもある。

タイヤ交換のタイヤへの影響

ニキ・ラウダ氏、「まだブリヂストン追い付いてない」
昨年は全19レース中、ブリヂストンが優勝したのは唯一ミシュラン勢が欠場したアメリカGPに留まった。ただし、今年は再びレース中のタイヤ交換が復活することで、実際のレースにおける双方のパフォーマンス図はまだ不明だ。

確かにブリヂストンのパフォーマンスはミシュランに劣るのかもしれない、現時点では。ただ、タイヤ交換が復活しレース戦略が変わる今年、タイヤパフォーマンスを単にレコードだけで測るのは無理だろう。すでに何度も述べているとおりで、ブリヂストンは今年チャンピオンを取ることができなければ、ミシュランに勝ち逃げされてしまう、それだけはなんとしてでも避けたい。そしてフェラーリからの圧力まがいの要望を押さえつけるためにも説得力あるパフォーマンスを示す、そんなタイヤを供給しなくてはならないのだ。

2006年3月 8日

エンジンよりは何とでもなる部分ではあるが

ルノー、新設計ノーズをバーレーンGP投入
これは同チームのボブ・ベル/テクニカル・ディレクターが明らかにしたもので、それによればエアロダイナミックスを見直したことにより、なんとフロアから一新、フロントウィング、ノーズ、サスペンション、そしてウィングレットに至るまですべてが新設計のものという。

ルノーも開幕戦から新パーツを導入ですな。ノーズだけの導入かと思いきや、フロントウィングやサスペンションまで新設計のものだとか。そりゃ、ノーズを替えただけじゃ逆にバランスが悪くなる可能性もあるし、そうなるとそれらに関わる部分はすべて替えなくてはいけなくなることも不思議じゃない。

で、Niftyのエントリでも指摘されているように、この時期のこのタイミングでテスト無しで導入するというのは賭けな気がする。

「これで1周あたりコンマ1秒稼げる」と豪語するが

逆に、コンマ5秒遅くなってしまう可能性は本当に無いのだろうか? それとも、何か秘策があるのか? どちらにしても、今年の開幕戦の勝者はますます予想が難しい状況になってきていることは間違いないだろう。

今度は航空会社のスポンサー

マクラーレン『エミレーツ航空』とスポンサー契約か
契約は年間2,000-2,500万ドル(約23億6千万円-29億5千万円)にも及ぶ巨額のものということで、事実であれば『ウエスト』を失ったあと2007年『ボーダフォン』待ちの同チームにとってまさに救世主ということになりそうだ。

これまでに無いほどの資金難になっていたマクラーレンにとってみれば、ありがたい存在になるかもしれない。来年になればボーダフォンがメインスポンサーに付くと思われるが、今年はとにかくメインスポンサーが無い状態で厳しかったはずだ(現にモーターホームのスタッフへの待遇が悪くなったという話もある)。

先ほど、スポンサーについて書いたばかりだったが、航空会社ならF1のスポンサーに適していると言える。全世界を飛び回るF1GPのイメージにも合致するし、早さを競う点でもイメージが合致している。今後、多くの航空会社がF1スポンサーとして参入してくれることを願う。

井出よまずは完走を目指せ

井出有治、「デビュー戦バーレーンでは暑さを警戒」
それと警戒しているのはみんなから聞く暑さだね。暑さの中でのレース自体は、フォーミュラ・ニッポンでマレーシアのセパンを走ったことがあるので経験があるんだけれど、東南アジアの湿った暑さと中東のとはまた違うものだろうから、水分補給なんかに気をつけるつもり。

日本の暑さとも、マレーシアの暑さとも違う中東の乾燥した暑さ。そういったフィジカル的な面でレースを台無しにしないよう、十分対策をしたうえでレースに挑んでほしい。そして、井出にはまず完走する事を第一要件と考えてもらいたい。初めて走るF1レース、完走したからこそ見えてくることもあるはずだ。そもそも3ヶ月でまともにレースできるマシンは用意できない。この時期に完走してデータを集めることは、今後のチームの開発にも十分好影響を与えることだろう。頑張れ、井出!

レッドブルには最低一人くらいベテランが必要だ

クルサード、レッドブルとの契約延長を希望
昨シーズンのベテランらしい走りでチームに貢献したデビッド・クルサード(34歳:イギリス)は、さらに今季もレッドブル・レーシングへの残留を果たしたが、本人はさらに来年以降の契約を希望している。

レッドブルは2チーム4人のドライバーを抱える大所帯となっている。ただ、これらのチームを引っ張っているキーマンのうちの一人がクルサードであることは疑いようの無い事実だ。実際、クルサードをドライバーとしてでなく、マネージメント陣として向かえる準備もあるだろうが、本人が「走りたい」と言えば走らせ続けるべきだろう。もちろん、自分自身で走りフィードバックを行うことがもっとも容易な開発手段だろうから。

いや、クルサードはもっと野心的な考えを持っているのかもしれない。ウィリアムズでデビューした頃はチャンピオン候補とまで謳われたドライバーだ。現時点で、そのモチベーションを失ってしまっているという確たる証拠は見当たらない。彼がマクラーレンから引き寄せたニューイ、彼はまだ一ドライバーとして成し得なくてはならないことがある。今年の結果次第では、再びクルサードがトップドライバーとして復活する可能性も十分あるだろう。

F1からさらにスポンサーマネーが撤退

『フォスター』のF1支援、今季限りか
イギリスGPやオーストラリアGPへの支援など、F1へのスポンサー活動に熱心だったオーストラリアの大手アルコール会社『フォスター』だが、どうやら今季限りで終了する見通しだ。

タバコにアルコール、またF1の世界からスポンサーが消えることになるのかもしれない。日本ではなじみが薄いフォスターだが、F1の舞台には多くのフォスターの広告を見ることができる。実際、マレーシアGPのサーキットで販売されているのはフォスターだ。英語で「Beer」というよりも、「FOSTER'S please」と言ったほうが通じるくらいだ(それは私の発音の悪さゆえかもしれないが)。

ただでさえタバコ広告規制でF1界からスポンサーマネーが消えてしまっているだけに、フォスターのようなF1にゆかりの深いスポンサーが消えてしまうことは残念でならない。全世界的に通用する商品としてアルコールはもっともF1のスポンサーとして適しているかもしれない。現にマクラーレンのスポンサーとなったジョニーウォーカーは日本でもなじみの深いウィスキーとして有名だ。今後、アルコールメーカーはタバコメーカーに置き換わる広告の主力と見られていただけに、その流れを止めてしまうことにならないか不安でならない。

コスワース、開幕から新エンジン

コスワース、今週最新鋭エンジンを投入
2006年シーズン、ウィリアムズ・チームへのエンジン供給を行うコスワース・エンジニアリングが、今週の開幕戦バーレーンGPに『シリーズ2スペック』と呼ばれる最新仕様のエンジンを投入することがわかった。

昨年までほとんど出る幕が無かったコスワース エンジン。今年はエンジンはV8 2.4L規制となりこれまでもV8エンジンで数々の実績を残してきたコスワースにとっては復活のいいチャンスだといえる。また、かつてのトップチーム(そう呼ぶこと自体残念だが)のウィリアムズへのエンジン提供で、モチベーションは高まっていることだろう。ただ、この時期に新スペックの投入を行って本当に大丈夫か、不安は募る。テストでのシミュレーションやダイナモでの実験など、実戦投入を行わずしてエンジンの開発はもちろん可能だが、やはりレースでは何がおきるのかわからない。特に開幕数戦は各エンジンサプライヤーやチームにとって混戦が予想される。スピードでは劣るが壊れないエンジンが開幕緒戦は重要なことだと思うのだが、、、。果たして、コスワースの目論見や如何に。

シューマッハは長い休暇を取るだけだ、そして必ずF1に戻ってくる

シューマッハ、「F1辞めてもやることある」
「みんな、僕がF1を引退したらやることがなくなるなんて言うけれど、そんなことはないよ。僕は十分忙しくいられるだけの趣味を持っているんだ。例えば乗馬とか…… 新しいスポーツはいくらでもあるさ」

シューマッハがF1を続けるモチベーションは記録に残り、記憶に残ること。もちろん、純粋に一ドライバーとして走れる限りは知り続けるということもあるのかもしれない。ただ、もう十分にシューマッハはF1を走ったはずだ。

シューマッハは一度サーキットから姿を消すかもしれない。ただ、それは長い休暇を取るだけだろう。必ず、彼はサーキットに戻ってくるはずだ。最強のチーム、文字通り記録に残るチームを作るために。

フェラーリは昏迷期に入ってしまうのか

バレンティーノ・ロッシ、「6月までに去就明らかに」
昨年の推定年収が33億円とも言われるバレンティーノ・ロッシは次のモチベーションをF1グランプリに求めているとされるが、先にミハエル・シューマッハが「ロッシのF1への転向はない」との見通しを語って注目されている。

フェラーリがすべきことは勝つこと、勝つためのドライバーと契約すること。決して話題づくりをすることがすべきことではない。確かに、ロッシには可能性があるかもしれない。ただ、その可能性と現在F1界にいるドライバーの可能性を天秤にかければ、ロッシにドライブさせるリスクは容易にわかるのでは。フェラーリは、シューマッハの手により絶頂期を迎えたが、彼を失うこと(存在では無く、絶頂期のシューマッハを)によって再び長い昏迷期に入ってしまうのだろうか?

2006年3月 7日

なぜ、コメンテーターがホンダで復帰?

マレー・ウォーカー氏、ホンダでF1復帰
イギリス国内におけるF1放送の名物コメンテーターだったマレー・ウォーカー氏が、4年のブランクを置いて今季なんとホンダ・チームから復帰(!?)を果たした。
ホンダにおいては、チームの親善大使を務めるということだ。

F1界には、ドライバーやチームオーナーのみならず、多くの人たちが関わっている。特にジャーナリストの類は名物的な人が多く、このマレー・ウォーカーもそのうちの一人だった(ジャーナリストではなくコメンテーターですが)。彼の引退はいろいろな意味で残念だったようですが(F1に関わる人たちの残念がるコメントを多く見た)、衝撃的な復活を遂げたということですな。

メディアからチーム側に行く人って結構多いのかなぁ? その逆もまた多そうだけど。日本だったら川井ちゃんなんかどのチームもほしがりそうですが(驚異的な情報分析等)、川井ちゃん的には「どっかのチームに所属したら、他のチームのことが見れないじゃないか!」とか言って断っちゃうんだろうなぁ。

今年、F1は再ブレイクする、いやフジテレビがさせるだろう

フジテレビのF1中継、20年目に
1987年、中嶋悟氏のF1参戦と共にスタートしたフジテレビによるF1放送は、今年20年の節目を迎えることになる。

去年は去年で話題が多かったけど、日本のF1ファンにとっては今年はより話題盛りだくさん。フジテレビも20年目という記念すべき年だけにこれまで以上にF1に力を入れてくるだろう。

また同局は、ひさしぶりにスーパー・アグリ・チームのガレージ内に国際映像とは別の独自カメラを設置し、より臨場感ある画面を提供することも明らかにしている。

こういった流れは本当にありがたい。地上波はともかく、CSでもぜひとも取り入れてほしい映像だ。願わくば、タイミングモニターなどをフジのWebサイトから閲覧できる仕組みになればよりベストなのだが。

旧ミナルディの2シーターに乗れる!

ポール・ストッダートのF1ツー・シーター、スペイン・ポルトガルで体験できます@F1通信
我々のユニークな8台のツー・シーターが提供するF1パフォーマンスのスリルを乗客に紹介するのが楽しみだ

むー、ぜひとも乗ってみたい。フツーのF1じゃ、自分で運転しなきゃいけないし、だいたいギアつなげられないってねぇ、素人じゃ。いったいいくらくらいかかるんだろうなぁ。気分的にはミナルディのマシンだから、いまいちな気もするのですが、トップチームと90秒(コース1周)で5秒程度の遅れなんだからそれはそれでやっぱれっきとしたF1なんだよなぁ。

なんだかブランドルが勢いずいてるなぁ

バーニー・エクレストンとマーティン・ブランドル、アロンソを批判@F1通信
元F1レーサー、マーティン・ブランドルは、フェルナンド・アロンソが冬中「姿を見せなかった」ことを非難している。

なんだか批判してるのかどうなのかわからないニュースだなぁ。個人的にはオフは表に出ずにきっちり休んだ上で、トレーニングに励めばいいと思います。もちろん、プライベートも重要。シーズンインしちゃったらそれこそ、プライベートなんてゼロの状態になっちゃいますから。

# F1通信さんの「しょうがないよねぇ、忙しいんですから!」に一票!

ハウグの言うことは一理ある

メルセデス首脳、「エンジン信頼性ある」と強調
確かにテスト序盤にはいくつかの不具合があったことは認める。
しかし、そうした問題点を洗い出し、修正していくのがオフテストの目的ではないのかね。

確かにそのとおり。もちろんテストで何のトラブルも起きないことがベストだけど、テストで出ずにレースで出ちゃったらそれこそしゃれになってないからね。ただ、パフォーマンスの面でやっぱ不安はあるよなぁ、メルセデスは。

昨年も開幕数戦はかなりビミョーだったマクラーレン、今年もテストの流れを見てるとヤバイかと思われていますが、さすがに今年もチャンピオンが取れないとマズイでしょ。それに速いけど壊れるって、自動車メーカーとしては最悪のイメージですしね。とにもかくにも、開幕はすぐそこ。バーレーンでの快走を期待します。今年のF1が楽しくなるかどうかがかかってますぜ。

どっちに転んでも、シューマッハは引退するのでは?

シューマッハ、「自分の去就は数レースでわかる」
2006年一杯でフェラーリとの契約が切れるとされるミハエル・シューマッハについてその去就に注目が集まっているが、本人はこれについて数レースでわかるとの見通しを独『ビルド』紙で明らかにした。

戦闘力がありチャンピオン争いをしたとしても、全く戦闘力が無く数戦でチャンピオン争いができないということがわかっても、どちらでもシューマッハは引退するのではないだろうか。チャンピオン争いができるマシンを得ることができれば、セナの持つポールポジション記録を抜くこともできるだろうし、それこそ現役として得ることができる記録は全て持つことになるだろう。そのとき、シューマッハは果たして現役を続けることに意味を見出せるのだろうか?

ただ、確実にいえることはチャンピオン争いできないマシンが確定的になったとき、シューマッハは確実にフェラーリを離れることになるということだ。

本当にブリヂストンのせいにできるのか?

ロス・ブラウンT/D「勝てるかどうかはタイヤ次第」
「われわれはいいクルマ、『248F1』を準備した。
これが勝てるかどうかは、いちにタイヤに懸かっているよ。
昨シーズン、われわれは全グランプリの95%でライバルに後れを取っていて、これが決定的な敗因になったんだからね」

ブリヂストンとしてみれば、昨年までとは異なりフェラーリで勝たなくてもいいということでもある。このNiftyの記事でも指摘しているけど、ウィリアムズとトヨタがフェラーリを上回ることがあれば、今年もフェラーリの不振は続くということなのだろう。

ただ、ブリヂストンはミシュランの勝ち逃げだけは防がなくてはならない。すでに来年撤退を宣言しているミシュランが勝ったまま撤退した場合、ブリヂストンがF1に参戦し続ける意義は極めて薄いものになってしまう。タイヤ最終戦争をなんとしてでも制してほしいものだ。

最後に、かなり説得力のあるエントリを紹介します。

ブリヂストンにかかる重圧・・・@MATRIX-7
ブリヂストンが孤立したのは、フェラーリ優遇政策にあった。

むー、本当にそのとおりだよなぁ。タイヤのせいにしちゃうのは簡単なんだけど、どんなタイヤを履いてもだめだったのかもしれない。ただ、ブリヂストンとしてはフェラーリで勝ちたいところだよなぁ。

パーマネント・スチュワード?

F1グランプリにパーマネント・スチュワード導入
FIAのF1委員会は、シーズンを通して一貫したレース判定を維持するため、2006年からレース・スチュワード(審査委員)を固定する方針を明らかにした。
(これまではレースによりスチュワードが入れ替わっていた)

レースの失格だとかの協議ってFIAのスタッフがやってるわけじゃなかったのか。どちらにしても、同じスチュワードが判定するということは良いことでもあり、悪いことでもある気がする。最低でも複数人数で見てもらいたいのだけどなぁ。

ちなみに、この弁護士先生ってモータースポーツ専門?

レッドブルの大盤振る舞いが垣間見られる

レッドブル、「フェラーリからは常に最新スペック」
ウチがフェラーリに対して支払った金額は、ただ現在の『V8-2.4リッター』エンジンを受け取るだけのものではない。
彼らがシーズン中に果たすすべてのバージョンアップの供給を含むものになっている。

それだけの金額を払っているということですね、レッドブルは。でも、フェラーリとしてはエンジンの開発コストがそれだけかけられるわけだし、かなりの好条件だよなぁ。が、それもフェラーリブランドがある間の話。昨年に続いていまいちな状態が続けば、躊躇することなくレッドブルは他のエンジンに乗り換えちゃう。今だったら、ホンダとかか?

2006年3月 6日

夜のポルシェカップ

バーレーンGP、金曜・ナイト・フィーバーも
ヨーロッパ・ラウンドのF1ではその多くがサポートレースとして『ポルシェ・スーパーカップ・レース』を行っているが、今回、開幕戦の中東バーレーンGPでは、これをなんと金曜の夜にエキジビションレースとして行うことを明らかにした。

先ほどの大学生に無料でレース観戦と同様なアラブの○○的な状態になってきたなぁ。中東のモナコを目指すのだろうか? しかし、昼間にやってる車両を夜走らせちゃって大丈夫なのか? ライトとかちゃんと機能してるのか? って、実はオールナイターだったりして...。

バーレーンGP、大学生無料!!

バーレーンGP、『学生無料』の大盤振る舞い
いよいよ今週末に迫ったF1開幕戦バーレーンGPだが、5日(日)主催者がなんとバーレーン大学の学生を無料でグランプリ観戦に招待することを明らかにした。

ほんとですか、、、さすがお金になる黒い水が出る国だけのことはありますな。鈴鹿でこんなことしたら、それこそ自由席は学生さんだらけに。でも、モータースポーツを根付かせるためにやるんだったら、もっと小さい子供を対象にやったほうが効果的だと思うんだけどねー。って、ドライバーを目指させるのと、モータースポーツに興味を持たせるのでは意味が全く違いますな。バーレーンって、そんなにモータースポーツへの興味が薄いのかなぁ? いつかは行ってみたいけど、どうにも暑そうで、っていうか金も時間も無いです、はいゴメンナサイ。

『2MB』ってM・ブランドル&M・ブランデルってことだったのか!!!

G.パフェット、ブランドル&ブランデルの管理下に
『2MB』は2メガバイトではなく、2人のMB、つまりマーティン・ブランドルとマーク・ブランデルという、現役時代でもややこしかった2人の元マクラーレン・ドライバーが共同で運営するマネージメント会社の名前だ。

ひえー、『2MB』ってM・ブランドル&M・ブランデルってことだったのねー、なつかしぃ。なんか、アレジやらアグリやらアーバインやら、90年代後半のドライバー達でにぎやかになってきたなぁ。しかし、二人でマネージメントとしてるってのも不思議な感覚。確か、リジェかなんかで二人で渋い走行を繰り広げていたよねぇ、なつかしい。

マーティン・ブランドル、けっこー好きでした、若きシューマッハの引き立て役にしかなってなかったけど、、、。同様に、マーク・ブランデルは右京のティレル・ヤマハ全盛期のチームメートだっけ。こちらも、地味なんだけど渋い走りがナイスでした。

はぁー、こうなるとプロストやマンセル、ピケのあたりにも戻ってきてもらいたいなぁ。はぁ~、本当にセナが今ここにいないことが残念です、、、。

琢磨モデル、欲しかったのに、、、

『セイコー』ホンダ・チームとのスポンサー契約延長
なお、同社は佐藤琢磨についても引き続き関係継続の可能性を探っているとしている。

ニュースというより個人的な希望でもありますが、なんとかセイコーが琢磨の個人スポンサードとなってバックアップしていって欲しいものです。時計メーカーからすると、直接的にドライバーが身に着けているだけで十分な宣伝効果もありますし、なんと言っても日本人ドライバーが身に着けていればその宣伝効果は絶大ですからね。

と、実は昨年の限定モデルを買いそびれて、今年のモデルが出たら買おうというのが正直なところだったりしますが、、、。

ホンダ最終テストはコースレコード!

バレンシアテスト4日目、ホンダがレコード!!(3/02)
2日(木)第4日目を迎えたバレンシア最終テストは、ホンダのアンソニー・デビッドソンが1'08.540という仰天タイムを記録してトップに。
非公式ながらついに『V8-2.4リッター』で『V10-3.0リッター』時代のマクラーレンの記録を大きく破る堂々のコースレコードを打ち立てた。

軽く一発食らわした感じですな、ライバルチームに対して。ただ、この時期はどのチームも手の内は明かしたくないはずなのでトップタイムを出したこと自体はそれほどの驚きではないのですが、このタイム差は驚きといえますね。

そして、

さらにブリヂストンのトヨタ勢とは1.3秒もの大差があり、危惧する関係者も。

と、ありますが、これまたテストコースのタイムですから、それほど危惧しなくてもよいと思います。

シームレス・シフトの投入はギャンブルだ

ウィリアムズ、『シームレス・シフト』開幕戦投入へ
新型車『FW28』の発表会で、コスワースとの共同開発になる『シームレス・シフト』と言われる最新ギヤボックスについてこれを誇示したウィリアムズ・チームだったが、冬のテストではマーク・ウェバー、ニコ・ロズベルグ共にそのトラブルに遭遇したと伝えられる。

ハイテク全盛期に猛威を振るっただけのことはあり、この手の開発はウィリアムズの専売特許ともいえますね。しかし、現時点での投入決定は確実にギャンブルだといえますね。技術的な考え方や実装が優れていることは確実ですが、壊れてしまったら意味が無い。もしかしたら、今年一年は開発の都市にする気なのか、ウィリアムズは? 

この手の補助的な仕組みはどこまでが白で、どこからが黒なんだろう。現時点で『シームレス・シフト』は白ですが、猛威を振るい始めるとどうなるかわかりませんな。

トロ・ロッソのポイント獲得は一理あるが

レッドブル・オーナー、「ポイント獲得はトロ・ロッソ」
その意味で制限付きのV10-3.0リッターを使うトロ・ロッソのほうは、少なくとも信頼性については実績があるのでそうした心配がない訳だ。
だから私は、シーズン最初のポイントはレッドブルよりむしろトロ・ロッソのほうが可能性が高いと思っているね。

むー、レッドブルのエンジニアにもフェラーリエンジンにも無礼な発言だ、もちろん一理あるにはあるのだが...。確かに開幕戦は初となるバーレーンで一回目のレースを行うことになり、混戦が予想されるがそうなった場合エンジンのことを考えるよりドライバーのことを先に考えるべきではないのかなぁ。それとも、どんどんリタイアするドライバーが増えていって、結果としてコースを走っていたトロ・ロッソがポイントを取るという考え方なのだろうか? 残念ながら、トロ・ロッソのドライバーが全滅するほうに私は賭けるだろう。さて、結果や如何に?

クビカを選択したBMWっていったい、、、

クビカ(BMW)、バーレーン初走行が楽しみ
今年グランプリが行われるサーキットのうち、ヨーロッパでの10か所と、それからブラジルのサンパウロだけは走ったことがあるんだけど、でもバーレーンは初めて。
いま一生懸命プレイステーションでコースを覚えているところなんだよ

プレステでコースを覚えているんですか、はぁ。まー、もちろんゲームで初コースを習熟することはあながち間違いではないんだけど、BMWの3rdドライバーとしてこのクビカを選択した理由が本気で知りたいです。本気でF1で勝つつもりなら、参戦初年度からガンガン開発できるドライバー(ヴルツとか)を選択すべきだったと思うのだが...。

発表はあった、ということじゃないのだろうか

アレジ&ディレクシブ、F1活動に期待もたせる
マクラーレン・チームとの密接な関係のもと共同プロジェクトを立ち上げる『ディレクシブ』のシニア・ディレクターに就任したジャン・アレジが来日、F1チーム立ち上げについて何らかの発表も、と期待されたが明確な発表は行われなかった。

明確な発表は無かったのかもしれない。ただ、アレジがディレクシブのシニア・ディレクター職に就き日本に来た、それだけでも十分期待を持たせる結果になったに違いない。アグリのときもそうだったが、「F1に参戦する」といったことを軽々と公言する訳にはいかない。アグリの件は本当に奇跡的に参戦することができたが、通常は数ヵ年かけて準備をすることなのだ。昨日は、その第一段階というよりは準備段階の一幕だったと考えるべきだろう。アレジがサーキットに戻ってくることを心待ちにしよう。

アロンソとライコネンを揃えて、デニスは何をするつもりだったのだ?

「アロンソとライコネン同チームにならない」と元マネージャー
その中でカンポス氏は「2007年、ライコネンがフェラーリに行くのかどうか、私は知らない。
しかしアロンソは決してライコネンのチームメイトにはならない、これは確実なことだよ」と、語った。

アロンソとライコネン、一昔前というよりすでにかなり前の話になってしまうが、それはセナとプロストがマクラーレンでチームメイトになった状態に極めて近い。アロンソもライコネンももちろんそんなことは望んでいない。同じチーム内でドライバーをジョイントナンバーワンとすることは極めて困難であり、これまでうまく言った事例を聞いたことが無い。もちろん、最初はジョイントナンバーワンを掲げるかもしれないが、ドライバー同士のパワーバランスを均等に保つことはできず、徐々にどちらかに偏らざるを得ないのだ。

アロンソのマクラーレン入りを聞いたとき、すぐに考えたのはライコネンの移籍先だ。ほとんどのF1ファンは同様の考えに至っただろう。むしろ、これでモントーヤはマクラーレンに残留するだろうと思ったくらいだ。ライコネンの来年のチームはいまだ発表されていない。ただ、現時点では、来年のストーブリーグの話をしている場合じゃない。今年の結果次第ではまだまだ来年のシートは揺れ動くはずなのだから。とりあえずは、今年の頂点を目指して各ドライバーは頑張ってほしいものだ。

アーバインもサーキットに戻ってくる!

E.アーバイン氏、新F1チーム計画を明らかに
元F1ドライバー、エディ・アーバイン氏(40歳:イギリス)が、かねて噂の通りロシア人実業家とのパートナーシップによる新F1チーム計画を明らかにした。

アグリ、ベルガー、アレジ、そしてアーバイン。数年前のF1ファンにとってなじみの深いドライバー達がサーキットに戻ってきます。それだけでも十分興味があるニュースだが、2008年という年に極めて重要な意味がある。FIAとGPMAの戦いはすでに終結を迎えていると考えてよさそうだ。

2006年3月 5日

何の資質のこと?

ルノー代表、「質素こそがF1で成功の鍵」
われわれについて言えば、少ないとはいえスポンサーからの良好な投資を効率的に発揮していると自負しているよ。
そして現実にわれわれは勝っているんだからね、質素こそがF1で成功の鍵なんだよ

ここでブリアトーレが指摘している資質というのは、どういう意味の資質なんだろうか? 予算的な面を述べているからには、チームとしての資質を指しているかもしれないし、それは辿っていけばそれに関わるスタッフやドライバーの資質なのかもしれない。ただ、昨年に関して言えば確実にアロンソという資質が合ったというだけの事実だと思うのだが...。そして、ブリアトーレはベネトン時代と全く同じ状況に来年なる。シューマッハという資質を手放してしまったことの二の舞に。

しかし、ブリアトーレはそのことを含めて資質を口にしているのかもしれない。今度はアロンソを手放しても、そう高額サラリー化したトップドライバーではなくても、十分チャンピオンを取ることができるという自信があるのかもしれない。来年のルノーのドライバーラインアップが今から楽しみだ。もちろん、今年もアロンソもしくはフィジケラがチャンピオンを取ることが前提条件だが。

純粋にフェラーリの現状を考えてということだと思うが

シューマッハはロッシのF1転向に懐疑的
ロッシとヤマハとの契約は2006年限りということで、2007年フェラーリ入りが根強くささやかれているものだが、ここに来てキミ・ライコネン(マクラーレン)のフェラーリ移籍説が急速に高まってきていて、もしシューマッハ自身が残留するとなればそもそもロッシの加入自体あり得ないことになる。

シューマッハが残留云々では無く、単純に今フェラーリがおかれた状況を考えると、いくら2輪でチャンピオンを取っているロッシとはいえ、確実にドライバーとしてチャンピオンを狙えるトップクラスドライバー以外には手を出しがたいのでは。単純テストでどれだけいいタイムを出したとしても、F1フル参戦となるとリスクは高いと思う。それこそ、すべてが違う世界だろうから。

2006年3月 3日

ライコネンのフェラーリ入り確定!?

フィンランド紙「ライコネン フェラーリと契約」と報じる
本人の否定にもかかわらず、なお根強くささやかれ続けるキミ・ライコネン(26歳:マクラーレン)の2007年フェラーリ移籍説だが、地元フィンランド紙が「すでに契約を完了」と報じて注目されている。

むー、この時期にこのような話題が漏れてきてしまったとは...。アロンソのマクラーレン入り以降、完全に神経戦になりつつありますが、この時期の発表はさらに難しい動きかも。ライコネンにはとにかく今年のチャンピオンシップのことだけを考えていてもらいたかったのだが...。

アグリの3rdドライバーにモンターニュ

モンターニュ、スーパー・アグリ第3ドライバーの報
スーパー・アグリ、モンターニュの起用確定

やはり3人目は日本人にはできなかったな。ただ、モンターニュの契約が開幕2戦というのが気になる。まだまだ、このチームは揺れるということか。

トヨタの現時点の位置は?

ラルフ、「F1初勝利はトヨタのゴ