ミハエルは本当に有利なのか?
チーム代表らのタイトル予想は「シューマッハ有利」 [FMortorsports.nifty]
シューマッハが8度目のタイトルを獲得するだろうと予想したのは、ホンダのニック・フライ、レッドブルのクリスチャン・ホーナー、BMWザウバーのマリオ・タイセン、ミッドランドのコリン・コルズ、トロ・ロッソのフランツ・トスト、スーパー・アグリの鈴木亜久里、そしてもちろんフェラーリのジャン・トッドの7氏らだったという。 一方、アロンソが2年連続のチャンピオンと予想したのはマクラーレンのロン・デニス、トヨタのジョン・ハウェット、そしてルノーのフラビオ・ブリアトーレの3氏で、唯一ウィリアムズのフランク・ウィリアムズ氏は回答を保留したとのことだ。
残り5戦で10ポイント差、この状況でミハエルがチャンピオンとなる可能性が50%以上になったのは非常に不思議な事実だ。もちろん、マスダンパーを巡る問題やここに来て不安定要素ともなっているミシュランタイヤなど(これは単にマッチングの問題ともいえるが)、アロンソ-ルノーはシーズン前半に比べれば死角が多い状況になっていることは確かだ。ただ、それでも10ポイントの差があることは事実なのだ。
アロンソがチャンピオンとなると考えているチームの中で、ルノーのブリアトーレは当然の反応であることに加え、マクラーレンのデニスも同様に考えるのはチャンピオンドライバーを迎え入れることができる場合とそうでない場合の差のことを考えれば、もちろんチャンピオンであって欲しいというデニスの願望もあるだろう。そう考えると、純粋な立場でアロンソがチャンピオンになると考えているのは、トヨタのハウェットのみということになる。
一方ミハエルチャンピオン獲得を予想しているチームとしては、フェラーリを除く6チームが純粋な立場でチャンピオンになると考えているようだ。ポイント下位のチームはともかく、ホンダとBMWがミハエル有利と考えている点は非常に興味深い。が、ホンダにとっては、ミハエルにチャンピオンを取ってもらいかつ引退してもらったほうが、自チームとバトンの将来にとって有用であると考えているのかもしれない。それは、ホンダのみならず多くのチームが同様に考えているのかもしれない。
正直、チャンピオン争いの支持について、私はこの3対7という数字でみること以上に、F1界に長く君臨し続け、数度のコンストラクターズチャンピオンを獲得しているウィリアムズのフランク・ウィリアムズが回答保留したという点に重きを置きたい。彼がなぜ、回答を留保したのか、理由はいくつも考えられると思うのだが、フランク・ウィリアムズからしても本当にどちらがチャンピオンになるのかわからないと考えているのではないだろうか。
シーズン終盤、チャンピオンの決定は最後の最後にもつれそうだ。ただ、ポイント差を考えると鈴鹿のあたりで決まる可能性はかなり高いだろう。我々日本のF1ファンはその決定的な瞬間に立ち会うことが出来るのだ。今後の1戦1戦、見逃すことが出来るレースは皆無だといえるだろう。